2013年8月31日土曜日

家入レオ LEO (2012)

Leo
ようやく今更ながらやっとこさ買ったさ~。家入レオの1st アルバム「LEO」。このジャケットが好きなので通常盤にした。山崎編集長が言っていた「燃えてる目」。初回の充実したDVDも捨てがたかった。やっぱりいつか手に入れてしまうかもしれない。

先にライブDVD買ったのでどうかな~って思ってたけど、もっと早く買えばよかった~ってぐらい楽しく聴けたし感動したし良かった。何度も聴いてる。

アルバムは1曲目からストレートで味わいたい。Last Stage という曲は去年のRIJF2012 Seaside Stageで聴いたのをハッキリと思い出させてくれた。これは「叫び」で「悲鳴」だ。

いい曲が多いけど、やはり声と歌唱が魅力的。音楽道一本でやっていくという強すぎる決意を感じさせる。声が強い。聴いていて感心しっぱなし。

もっと多くの人の心に響くべき1枚。もっと大きなステージに立つべきシンガー。

2013年8月30日金曜日

カラスの親指(2012)

極私的第1回能年玲奈映画祭 最終回 「カラスの親指」

これ、ジャケット見て「阿部 寛が刑事のヤツの続編か?」ってスルーしていた。能年玲奈が出ているという理由で今回初めて手に取った。驚いた。能年玲奈は準主役

能年は「あまちゃん」でポッと出てきた新人じゃなかった!これだけ重要な役でキャリアを積んだ期待の星だったのだ。能年ファンは絶対に見なくてはいけない1本。

なんと2時間40分!長い!けど、長く感じなかった。よく出来た話には壮大な裏があった。すべてお見通しの誰かに完璧に仕組まれていたって話。これ、一緒に見ていた友人は「海外の作品」のリメークじゃないかと疑った。人気作家・道尾秀介の小説を20世紀FOXが映画化したもの。

闇金にすべてを奪われ、小さ~い詐欺師に成り果てていた男(阿部 寛)の復讐を兼ねた大勝負。

自分はなんの知識もなく見たけれど、ラストで明かされる真実はまったく予想外。ひょえ~、それ、壮大すぎるだろ!。もう一度頭から見て確認してみないといけない。
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「(名前は)河合、可愛くないけど」 いやいや能年、可愛い過ぎるだろう!
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今現在、能年の可愛さを堪能する目的においてベストの1本。参った。能年、本当にヤバい。自分が想像していた以上に早い段階からスーパースター。「あまちゃん」だけ見て満足していてはいけない。日本映画界の新星。

自分は今まで石原さとみを可愛いと思っていなかった。この映画での石原は能年の姉役。自分が使う「ゴム」を妹能年にコンビニに買いに行かせる非常識ドイヒーギャル。だが、一時期の上戸彩っぽくて可愛く感じた。これからは石原が出ていてスルーしていたものも見てみよう。
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人生をリセットするにはこれぐらいの大勝負に出ないといけないってゆう話。愛のある詐欺師映画。さすが道尾秀介だが、映画では一部改変されてしまっているらしい。

2013年8月29日木曜日

グッモーエビアン!(2012)

極私的第1回能年玲奈映画祭 その2 「グッモーエビアン!」を見る。名古屋を舞台に家族の絆を描いた笑いと感動のドラマ…っていうジャンル。

母(麻生久美子)とその娘(三吉彩花)、昔から一緒に住んでいる自由人パンクロッカー(大泉洋)の3人による家族ドラマ。能年玲奈は娘の親友という役どころ。能年が出てなければ手にもとってなかっただろう1本。

麻生久美子って自分は一度も美人だと思ったことないけど、なぜか一部の男の間で異様に人気がある。大泉洋の出演作を見たのは初めて。大泉はちょっと声的にも画的にもうるさい感じがするので好き嫌いが分かれるかもしれない。でも、人は本来これぐらい自由に生きたいものだ。この人は歌も歌っている人?ヒロトっぽい歌唱を聴かせていた。

能年はどうせちょい役なんだろうなと思って期待してなかったけど、わりと出番が多い。能年ファンはいちおう見ておくべきだろう。

麻生の中学生の娘役の三吉彩花が、画面に映るたびに「何、この美人!」って思う。立ち姿も顔のアップもまったくスキのない驚愕の美人!声も台詞回しも演技の質も素晴らしい。好きかもしれない。もう新たな恋はしたくないのに…。
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いつも明るく笑顔のともだち、能年。
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家族モノはほとんど見ないけど、意外に面白くて楽しめた。

2013年8月28日水曜日

SPECIAL OTHERS / Have a Nice Day (2012)

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まだこのアルバムを聴いてなかった。SPECIAL OTHERS 5枚目のアルバム「Have a Nice Day」(2012 ビクターエンタテインメント)

今年のRIJFのGRASS STAGE に登場したスペアザ。自分は2曲目の「ROOT」という曲を知らなかった。聴きながら「ROOT」という曲じゃないかなと推測はしていた。

今まで聴いたきたスペアザのアルバムのなかで、これが一番スペアザ上級者向けじゃないかなと感じた。新機軸を打ち出した1枚。

スペアザはロックバンドでもある。もっと進行と構成がシンプルなものの方が好まれる。熱狂できて踊れる。

夜、自宅でヘッドフォンでじっくり聴きたいアルバムという感じ。これをドライブしながら聴きたいとは思わない。「ROOT」は好き。「Hawaiian Secret Beat」は刺激的な新しいタイプの曲。このバンドの音楽的素養の高さは尊敬。

PS. まだ水上Acoustic Camp のチケット買ってない。そろそろ決めないといけない。フラフラとスペアザの出演日が分かれたのが残念。

2013年8月27日火曜日

MARQUEE Vol.92 Superfly

Superfly_marqueeこれを買っていたのを忘れていた。MARQUEE Vol.92 Superfly 表紙&特集14ページ。数ヶ月前ぐらいだと思っていたらもう1年経っていた。怖い。

シングル「輝く月のように/The Bird Without Wings」のジャケットを撮ったときの別カットを使用したグラビアと、アルバム「Force」の本人による詳しい楽曲解説が読めるファン必携の1冊。「Force」のセルフライナーノーツがこの雑誌以外にあったのかよく覚えていない。自分はこれしか持っていない。
「なんか、28歳になった途端に、急に将来のことを意識し始めるようになったり(笑)、今のことも、仕事のことも前よりもっと真剣に考えるようになって。なんか、考えることや選択肢とかがすごく増えるなと思って。」
越智志帆、現在29歳。長い付き合いの友人から「結婚」の相談をされたそうだ。そういう相談は初めてで、
「30歳の手前でみんな何かしらそういうことを考えるのかなって」
もっと中堅のようなイメージもある。デビューした頃からそのぐらいの年齢だったようなイメージもある。自分にはずっとオトナの女性に見えている。いつその日が来てもおかしくない…。

PS. この号ですでにMARQUEEはアイドルに全面的に肩入れしていたことを確認した。音楽が多様すぎてもうついていけない…。

2013年8月26日月曜日

non-no 2013年1月号 YUIの軌跡

2012年の年末、ベスト盤リリースと活動休止発表時期のYUI雑誌出版ラッシュの中でも注目の1冊、non-no 2013年1月号における3ページのインタビュー記事。8年間の音楽活動でYUIがnon-noで取り上げられたことはあまりなかった。なのにこの特集ページはちょっと意外だった。

この時期、短い期間にギュッとスケジュールを詰め込んで連日の取材だったと想像される。内容として他誌をそれほどの違いはないが、20歳前後の女性をターゲットにしたファッション誌で最大部数のnon-noで取り上げられたことはYUI史において特筆すべきこと。これは買って手元に置いておきたい1冊といっていい。

YUIが25歳の今を語る
もともと私には頑固な九州気質があったんですが、最近はさらに我慢しなくなった気がします。まるで第二反抗期(笑)?譲れないと思ったら、相手の意見も受け止めた上で「やっぱりイヤ」って言う。アーティストである以上、反骨精神は必要だと思うから、必要な場面では“本気の顔”をしちゃいます。それでも通らなければ、決まった形に寄り添いながら自分の思いも入れるように工夫する。そうすれば、すべてがポジティブなものになるんじゃないかな。今はこうして、無理せずいつも笑って音楽をやっていきたいと思ってます
恋愛観、結婚観について語っている箇所が注目か
20歳になった時、“背負ってたリュックを1つ下ろして身軽になった”感じがしたんです。自分の考えが整理されてシンプルになってきた時期だったのかもしれませんね。対人面に変化が出てきたのは、23歳くらいの時。海外に行った影響もあるのか、それまでは人見知りだったのに、パカっとオープンになれて。最近は、音楽に限らずいろんな“もの作り”をしてる仲間が増えたので、みんなに刺激をもらってます。女子トークも大好き!

鍋やバーベキューをしながら、片思い中の人には「どんな人!?」、結婚してる人には「仲良しの秘訣は!?」なんて、どんどん突っ込んじゃいます(笑)

最近すごく思うのが、「人として魅力を感じる相手と一緒にいたい」っていうこと。人間くさく衝突やケンカをして成長しながら、お互いのことを自分のことのように思い合える関係を築くのが理想です。そんな風に愛せる相手との結婚は、素晴らしいものなんでしょうね。私の周りの結婚されてる先輩方も、女性としてもアーティストとしても充実して過ごしていらっしゃって、本当に素敵。いつか私もそんな大人になれたらって憧れます
というように、今のYUIはもう以前のYUIではない。かつて人見知りだった少女はここまで積極的になっていた!恋愛に関する質問にもここまで答えるようになっていた!ま、これはこれでいいことなんだろうけど、なんかちょっと寂しい。YUIは変わってしまった。フラフラのライブに行くと「第二反抗期」「遅い不良」のYUIに会える。

あと、YUIによるベスト盤プレビュー。non-no読者へのオススメ曲としてベスト盤から「I remember you」「GLORIA」をセレクトしている。
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2013年8月25日日曜日

家入レオ LEO ~ 1st Live Tour ~ DVD

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JOIN会場内にあったタワレコで、ポスターにつられて衝動買いした家入レオのライブDVDをやっと見た。2013年1月19日梅田クラブクアトロで収録されたもの。大阪公演がDVD化ってちょっとめずらしいなって思ってた。映像からも会場の狭さと天井の低さが伝わってくる。当日の雰囲気をよく伝えてくれていると思う。

自分はまだフェスだけでしか家入を見たことがない。この公演も行くことをちょっとは考えていたのだが行けなかった。この日の聴衆も初めての人が多かったのかもしれない。双方に緊張感と戸惑いと距離を感じた。声援も控えめ。じっくり固唾を呑んで見守る。

あの独特の振り付けと、台詞っぽい丁寧すぎるMCは聞いていてちょっと気恥ずかしさを感じてしまう。独特の風貌と声、一昔前の少年マンガ的。「Hello」とか「ミスター」、なんとラブリーな。「一緒に歌って!わん・ちゅー・すぃー!」w

腕まくりしたマイクを持つ腕が真っ白でツルツルで美しい。「Second dream」とか「Last Stage」とか、真剣な表情がかっこいいねぇ。「Linda」でのタオル回しはこの時点ではまだ定着してなかったのか。この夏のフェスではみんな当然のようにやっていたのだが。

まだ10代にしては歌唱がとても安定している。予想以上にいい。もっと大きな場所でできるようになるといいねぇ。

30分超のツアードキュメンタリーとインタビュー映像も収録。満足度は高い。楽屋ではiPhoneアプリで音程を確認していた!白いシャツと黒いぴったりパンツ。後姿がなんだかエレカシ宮本っぽかった。膝を抱えてうずくまる独特の集中方法が面白い。
リハーサルでのライブ演出の指示が細かい。どうりで動きがギクシャクするわけだ。初めてのツアーなので仕方ないとは思うけど、もっとテキトーでグダグダでもいいのになって思った。自分なら、あの指示を忠実に守ろうとするとイッパイイッパイになってしまう。

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DVDと同時に手に入れたポスター。パネルに入れて部屋に飾っている。ブルーレイのジャケットはこの写真らしい。

発売中のJAPAN誌の「君に届け」レビューで、家入は「永井真理子」に例えられていた。それってどうなん?

2013年8月24日土曜日

有村架純「リトル・マエストラ」(2012)

第1回「あまちゃん」映画祭。今度は、有村架純主演「リトル・マエストラ」
有村架純と蟹江敬三 in 漁村!完全に春子と忠兵衛さんにしか見えない!

こっちの企画のほうが先だったか?「あまちゃん」でこの二人が顔を合わせたとき、「また北の漁港?」「また漁師?」って思ったに違いない。

石川県志賀町福浦の漁師町にはなぜかアマチュアオーケストラがあるという設定。だが…、この編成でやれる曲があるのだろうか?打楽器はティンパニ2台だけ。「威風堂々」のサビのメロディーだけをなんとなく繰り返し演奏するしかない。それでオーケストラって言える?

クラシック音楽をやっていた人がこの映画を楽しめるかどうかわからない。監督もスタッフも誰もクラシックに精通していなかった?音楽に特別な情熱を持っていて、あんな程度の技量?こんなこと言っていいかわからないが、今から練習始めて1週間後の自分のほうが、たぶん上手いw。
クライマックスで流れる「威風堂々」がまったく別の団体の演奏を流してる。そこに見られないスネアやシンバルが派手に鳴って聴こえる。

同時にバスケをやってる体の弱い少年とか、東京へ出て行こうとする娘のいる母(フルート)とか、そんなエピソードって必要?予想通り話が進んでくれなくて、しかも退屈。
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有村架純が天才指揮者?って意外性で突き進んでほしかった。けど、「のだめ」ぐらいリアルにやっちゃうと窮屈になるだけか…。かといってドラマ自体もたいして感動的でもない。

こんな子に音楽を教わりたい。

2013年8月23日金曜日

能年玲奈 「動物の狩り方」(2011)

で、今度は第1回能年玲奈映画祭@自宅。

橋本愛主演の「Give and Go」DVDの余白に、なぜか特典映像として能年玲奈主演の短編映画「動物の狩り方」が収録されている。ジャケットにも能年の顔写真すらない。

このDVDが発売された2012年3月当時、まだ能年への注目度は今ほど高くなかったということなんだろう。今となってはこのジャケットデザインと売り方は間違っていたということになる。こんなに早く「潮騒のメモリーズ」が!
ロングヘア時代の、2011年の能年玲奈が見れる貴重な1本。短編小説を読んでいるような、かなり独特な短編映画。

トラウマを抱えて家にも学校にも居場所のない少女が、山で出会った世捨て人中年男に狩りを学ぶ……。ちょいグロ映像つき。

まさかこの少女が後に日本の朝を変えてしまう存在になろうとは!髪型は人生を変える。
まったくの別人というわけでもないが、笑顔のまったくないダークな能年。後の「あまちゃん」ブレイクを誰が予想できた?!

国際興行バスが出てくるので、たぶん自分がよく行く飯能方面の山の中じゃないかと思って見ていた。エンドロールを見ているとやはり飯能名栗や秩父で撮影されたらしい。でも探す手がかりはあまりないなあ。

PS. 橋本愛&能年玲奈映画祭は実在した!
おら、この美少女を大スクリーンで観でぇんだ!!スペシャルオールナイト上映決定!

2013年8月22日木曜日

橋本愛「Give and Go」 (2009)

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橋本愛映画祭@自宅 その3「Give and Go」を観る。

これ、今まで何回か目に入っていたけど今回見てみた。これが橋本愛のデビュー作。香川県を舞台にしたバスケ小学生映画。

とてもDVDでの発売が見込めないような地方映画祭の作品。家庭用ビデオで製作したような、商業的じゃない70分の映画。
橋本愛がスターになったから2012年に発売。DVDで見れることが奇跡。

当時13歳の橋本愛が耳が不自由な小学生役で全編手話演技。登場するキャラとか画とか間合いとか台詞とか藤子不二夫F的だと感じた。親子で安心して見れる内容。
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子ども!細い!可憐!眉がつりあがってる!目ぢから演技。橋本が注目を浴びるきっかけは「告白」だったわけだが、監督スタッフはこの橋本を見たのかな。
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香川が舞台。実家は当然のようにさぬきうどん屋
「チーム名どうする?」「俺、ホワイトヌードルズがいい」「ダサっ……」
ラーメンズに対抗して「うどんズ」がよかったと思う。

2013年8月21日水曜日

橋本愛「アナザー」(2012)

第1回橋本愛映画祭その2 「アナザー」(2012 角川映画)

これも、橋本愛が出てる!ってだけで選んだ。なんの予備知識もなく見たのだが、なかなか物語のルールを理解できなかった。夜見山中学3年3組では、一人の生徒がいないことにされている。1998年が舞台。

ま、中学生が好きそうな、「リング」「着信アリ」型謎解きホラー。教室に「死者」がまぎれこんでいる!早く謎を解かないとクラスメートがどんどん死んでいく…。中学生の中学生による中学生のためのホラー。

クラス全員参加の合宿に出かけてからはB級C級ホラーの定番のような展開。「それは無理があるだろう」って死がたくさん。劇場では失笑が漏れたかもしれない。

だが、やはり橋本愛が圧倒的に美しい!「何、この美少女!」ってシーンだらけ。ヒロインの義眼だけが「死者」の色を見分けることができる。眼帯エロス…。

山崎賢人とのペアは「管制塔」と同じ。二人とも教室で「いないことにされている」ので授業中も自由に…ってこれ、校内デートじゃん!楽しいだろうな。

橋本愛はすでに映画女優として恐るべき存在になっていた。「あまちゃん」を見ていても演技力がすごいなぁ…とタメ息。それに圧倒的に可愛い。
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ミステリアスなヒロインやらせたら日本一のアイドル女優
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この子には降参するわ~。もっともっと見たいぞ橋本愛。

2013年8月20日火曜日

橋本愛「さよならドビュッシー」 (2013)

第1回橋本愛映画祭を極私的に開催。って部屋でDVD見るだけだけど。

「あまちゃん」でお茶の間にもその名前がとどろく10代映画女優No.1、熊本出身の16歳(撮影当時)橋本愛主演の「さよならドビュッシー」(2013 東京テアトル)を見た。

ビジュアルを見るとなにやらミステリーっぽいけど、謎自体は大したことない。大豪邸だったり遺産相続だったり命を狙われたりするけど、悲劇を乗り越えるヒロインの青春映画。

全身大火傷から生還、リハビリ、奇跡の復活…だが、指が3分ほどしか動かないピアノ少女。自分なんか何年楽器練習しても上手くならないのに、きっかけ見つけるとあっという間に上手くなる子っているんだよなぁ…。

橋本愛が画面に映るたびに、「何この美少女!」って叫ばずにいられない。アイドル青春映画として完璧!美少女とピアノ、クラシックの名曲が同時に楽しめる!

目ぢからがすごい。演技に圧倒された。まだ17歳だというのに、すでに映画女優としてのキャリアがものすごい。

あっと驚く真実……って、まあこれもすでに古典的なんだけど、そこに悲劇がある。天才形成外科医なら気が付くと思うんだが。

ピアノ家庭教師が素晴らしい人格をもった教師。髪型は好きじゃないが。

ヒロインが「月の光」を弾ききるシーンは、見ている側も指の腱にチカラが入る。よくがんばった!って声をかけたくなる。橋本愛のファンでもそうでなくても楽しめる佳作だと思う。
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2013年8月19日月曜日

CUTiE 2007年5月号 CAN'T BUY MY LOVE

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CAN'T BUY MY LOVE が大ヒットしていたころのCUTiE 2007年5月号での半ページのみのインタビュー記事。特筆するような内容はないが紹介しておく。それにしてもこの時期のYUIのポートレートは笑っていない。このころYUIは、「冷蔵庫持ってるんですか?」「はしゃいだりすることあるんですか?」って訊かれたりするのが「不思議だ」とか言ってたけど、いやいやいや、こんな写真撮ってたらしょうがない。女子たちも惚れるカッコ良さ。生活感が感じられないとしても仕方がない。コンビニで肉まん買い食いしているとはとても思えない。

ではまた一部引用。テキストは大橋美貴子。写真はアルバムの別カットの可能性がある。スタイリスト&メークはクレジットがない。
「簡単に言うと、私の愛するものは簡単には譲れないという意味なんですよ。これからも愛せるものと関わっていきたいという思いがこもっていますね」

「改めてタイトルをつけたときに、このタイトルの意味がもっと作品の中にこもったんですけど、でもきっと、こういう気持ちって、少なからずともいつも持ってたものだなぁって、曲作りはデビューしてから作り貯めたもので、作った時期はバラバラなんですよ。1年前に書いた曲とかもあるので、アルバムに向けて〝こういうのを作ろう!〟って作ったわけではなく、いろんな時期のものが入ってますね。だから作った頃を振り返りつつ、レコーディングをした感じなんですよ。すごく楽しめました」

「聴いた人も、いろんな自分に置き換えて聞いてもらえたらいいなあと思います。歌詞に関しては、私は言葉を大切にしたいなあと思っていて。私の曲を3歳の子が口ずさんでくれたりするんですよ。例えば〝CHE.R.RY〟とか、〝♪恋しちやったんだ~〟って3歳の子が唄ってるのを聞いたらすごくかわいくて。そういうのはすごく嬉しい。『スタイリストさんの娘さんも〝YUIちゃんの歌が大好き〟って、『Rolling star』を唄ってくれるんですよ。そういう風に小さい子も唄ってくれるって気づいてから、より言葉を大切にしようって思いが強くなりましたね」
ここで語っているスタイリストってだてっち?だとしたらいったい子ども何人いるんだ?「to Mother」のとき出産してなかったか?最近ドクツボ音源聞いて、だてっちの声が「異常にかわいい!」って気がついた…。おかんなのに。

「〝高校時代、YUIのあの曲聴いてたよ〟っていう存在になりたい」って書いてある。YUIはデビュー時に「とりあえず1年2年がんばろう」「よくて2,3年できるかな」って考えていたという。それが8年になり、現在形で多くの若者の心にYUIの音楽は響いている。9年目も活発な音楽活動をしている。

2013年8月18日日曜日

群ようこ「かもめ食堂」2006

群ようこの本も初めて読んでみた。2006年に刊行された「かもめ食堂」(幻冬舎文庫)だ。これも友人の部屋にあったもの。

フィンランドでおにぎりを出す食堂を開店した主人公の、とくに内容もないドラマ。フィンランドが舞台だがフィンランドを理解するためにはまったく役に立たないと思われる。

いろんな事情があってたまたまフィンランドで出会った3人の中年日本人女性とフィンランド人オタク青年と地元の無愛想なおばさんによる、大したことが何も起こらないゆる~い小説。2時間もあれば読める。

自分は大学受験で現代文に大きなトラウマを抱えた。何か受験に役に立ちそうな本ばかり選んで読んでいたために、本を読みながら出題されそうな箇所を探すクセを長年持ち続けてしまっている。この本はそんなストレスがまったくない。
中学生でも小学生でもスラスラ読めるだろう。社会の現実を描いているようでなんとかなるさ的な感じ。誰もギスギスしていない。

この小説は映画にもなっている。読み終わってから調べてみた。キャスト見た瞬間、誰が誰ってパッと一致した。片桐はいりともたいまさこはまさにイメージの通り。主人公は小林聡美が演じているが自分は読んでいる最中は原田知世をイメージしていた。何を考えているのかわからない感じは小林がピッタリかもしれない。そのうちDVDで見てみよう。

2013年8月17日土曜日

TITLE 2006年3月号および2005年5月号 長澤まさみ

TITLEという雑誌はお金持ったオトナのためのカルチャー雑誌っぽいが、昔はCMアイドル特集をやっていた。これは2006年3月号長澤まさみの表紙号なので即カゴに入れてレジへ。105円。

この号はあまり見かけたことがなかったので数が少ないのかなとも思ったけど、Amazonとか見ると1円で出品されている…。

パラパラとめくってみたけど、まあ俺はまさみ以外関心ないわ。やはりまさみが圧倒的にかわいい。高校卒業、NHK大河「功名が辻」への出演するころ。

いろいろ嫌なことがあってもまさみオタ継続中。毎日まさみ。つらいわ~

それほどの内容はない1冊だった。グラビア6ページもそれほど評価できるものでもない。何度も眺めたくなるレベルにない。まあ、こんな感じ。
そして、もう1冊同時にゲット。TITLE 2005年5月号、これも105円。こっちは高校3年生になったばかりのショートまさみが5ページ。グラビアとしてなんだか色合いが薄い。
グラビアメーキングDVDが付いている。会社近くの公園と道路で、天気悪いけど撮影しました感が強いグラビアだった。
今はずいぶんとハキハキテキパキしてて自信に溢れた大人のいい女感を出しているけど、このころはずいぶんとおっとりふわふわした少女だった。
何度でも云う。まさみが一番かわいい。
まさみにはローティーン美少女アイドル時代から「天然エピソード」的なものがない。そういうイメージもまったくない。ちゃんと「計算」のできる少女だった。面白いことも言うけど、基本はつっこみ静岡ちびまるこ。

この秋、ふたたび舞台に挑戦する。舞台監督から対談で「長澤まさみは美人で意地悪そうに見えるところがいい」と言われて、「自分のイメージがわからなくなるときがある…」と答えていた。明らかにまさみが動揺しているように感じ取った…。

そして、2009年に放送された、水川あさみとの「ハワイ女自転車ふたり旅」が再放送。これ、アナログで録画したものしかなかったのでラッキー。きっと多くの再放送リクエストがあったに違いない。まさみが異常に色白。美しい。DVD買わなくてよかった。

NHKディズニー特番も早送りで見た。どんだけ仕事してんだよ、と。「サマヌー」も早送り&まさみシーンのみ編集保存。どんな話のドラマなのかまったく知らない。フジは一体いつまでこんなドラマを作っているのかと。

2013年8月16日金曜日

佐々木希/清川あさみ PRISM(2010)

これは2010年3月に幻冬舎より出版された、刺繍をほどこした写真で知られる清川あさみによる佐々木希の写真集「PRISM」。
やはり古本屋チェーン店のタレント本棚から105円で拾ってきた。この価格は一生懸命に本を創った人たちの苦労を台無しにする…。

活字部分がまったくないのでこれは完全に写真集。20分は過ごせるかと期待したけど、パラパラとめくって数分で見終わる。水着ページもあるものの、この手のアートを志向した本はどこにも需要がないのかもしれない。Amazonでも1円で多数出品されている。ひどい人気のなさだ。

巻末に清川による佐々木希の印象が語られている。
すごく「今」な感じもするし、素朴さ、派手さ、儚さ、可愛さ、格好良さ、全てが見える女の子。そして、なんといっても素直な希ちゃん。
この評価は本当か?世間の佐々木希への評価とギャップがあるように感じた。素朴?だとしたら世間の男性からの支持も高いはず。素直?

ちょっと前に友人の家でドラマ「お天気お姉さん」を見ていて、なぜ女優佐々木希はパッとしないのか?という話題になった。友人曰く「華がない」。「は?佐々木希はそれ自体が華だぞ!そこに最新のファッションで現れただけで会場が華やぐぞ!」と言っておいた。だが、ひとりでも「華がない」と思っている視聴者がいたことは問題だと思った。
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佐々木は史上最高の秋田美人。すらりとしたやや胴長なスタイルが好きな男は多いはず。モデルとしての活動だけでしか佐々木を見れないとすれば日本の損失。伊〇美咲みたいになったら痛恨。

2013年8月15日木曜日

「天皇の玉音放送」を読む

「天皇の玉音放送」小森陽一(2003 五月書房)をぱらぱらとめくって読み始めた。これも友人の本棚から借りてきた1冊。一時期話題になった本らしい。

玉音放送全文掲載、そしてCDが付いていることが重要なのだが、CDがどこかへ逝ってしまい紛失中。

玉音放送を録音した玉音盤には劇的なドラマがあるので、てっきりそんな内容だと思っていたらまったく違った。この本のテーマは昭和天皇ヒロヒトが戦争責任を回避していくプロセス。著者は「終戦の詔書」のレトリックを執念深く底意地悪く追求していく。この著者は国文学者で生まれたときから日本共産党員。読み終わってから著者の経歴を知った。

あの毎年夏にテレビから流れる「堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ万世ノ為ニ太平ヲ開カムト欲ス」の全文はもちろんもっともっと長い。だが、なぜこの箇所しか流れないのか?

自分は長年、終戦記念日の「玉音放送」は、国民に「戦争負けたから。」「戦争終わるから。」「ポツダム宣言受け入れるから」って教えるための放送だとばっかり思ってた。ドラマでもそんな使われ方をしていたし。

だが、内容は内外への「天皇制継続宣言」。「国体護持宣言」だったって?ええっ?!

しかも対英米戦争の4年間のみにしか触れていない。天皇の「開戦の詔書」と「満州問題」の責任をあいまいにするためだと著者は言う。

自分は学生のとき読んだ本で、ポツダム宣言受け入れが遅れた理由は、伊勢空襲で昭和天皇が国体護持と「三種の神器」を心配したから…ってなんとなく聞いたことあった。天皇制廃止論者サイドの主張なので本当かどうかわからないって思ってた。この本ではそこを厳しく追求してる。

終戦という「聖断」の箇所、後の回想録などで居合わせた大臣たちはみんな泣いていたことが何度も強調されている。聖断がいかに重いものであるかを強調するために「すすり泣き」だの「号泣」だの……「源平合戦か?!」「太平記か?!」と著者は容赦ない突っ込み。まるで「中世」な側近たちのレベルが低い!と一蹴。

戦艦ミズーリ艦上での降伏文書調印から4日後に組閣された東久邇稔彦内閣のとき「一億総懺悔」という言葉が生まれた。自分は長年てっきりこの言葉の意味を「無謀な侵略戦争起こして犠牲になった人たち、アジアの人たちにごめんね」っていう意味だと思ってた。だが本当は「ベストを尽くしたけど負けてしまいました。陛下、ごめん。」「聖断で天子である陛下の心を悩ましてごめんね」という意味だった!?ええぇっ?!

東久邇宮はポツダム宣言を忠実に実行することで国体護持…とか意味不明な論理でポツダム宣言をまったく理解してなかったことにも言及。治安維持法もそのまま存続していくつもりだった。昭和20年10月10日に徳田久一ら政治犯がいっせいに釈放になってるが、東久邇内閣は9日に総辞職。日本人は思想と信条の自由を自分たちの手で手に入れることはなかった。9月に三木清が獄死したことにショックを受けたGHQからの命令。

敗戦を終戦と呼んだりしてたように、多くの人が「戦況が好転しないから戦争やめるだけ」って強弁。ある意味すごい発想。「負けを絶対認めない人」って強いなって思う。今の時代、自ら死を選んでしまう人が少なくないが、実際は少し勝っているのに負けてる…って弱気になるよりはいい。

この本の著者によると、戦後日本の屈辱的対米追従も日本全土が基地化したのも、絶望的に押し付けがましい安保も天皇の自己保身のせい。有名なマッカーサーとのツーショット写真が撮られたのは第1回会談。なんと第10回まであって、新憲法に違反して、元首としての外交介入があったということを初めて知った。「全責任発言」もその後の情報公開資料からなかったことが確定しているという。発言はあったとする学者を厳しく批判している。
希望的観測としての欲望を語っている者らと、同じ土俵で議論することはできないし、してはならないのである。なぜなら、単なる欲望でしかないことがらを、あたかも事実をめぐる推測や憶測として語る言説こそが、なにが事実として確立できるのか、ということについての判断停止を組織するからである。
ここ読んで「日〇歴史共同研究」のことを思い出した(笑)。

「自衛隊合憲の論拠」であったかのように語られる憲法9条「芦田修正」も「芦田日記」の刊行によって、修正目的がまったく異なっていたことが半世紀をへて判明。
その論拠自体がウソに塗り込められているというところに、この国の戦後史における、言葉の真実性と事実性が存在しないという危機の深刻さがあるのだ。
うーん、考えさせらる。ちょっと話はズレたけど、天皇制が戦後も存続していく過程を詳しく知るのにとてもいい本だと感じた。だが著者が活発な市民活動家であることは念頭に置いて読んでいく必要はありそうだ。

2013年8月14日水曜日

凛として時雨 i'mperfect

Shigure_perfectもう長いこと凛として時雨のライブへ出かけていない。調べてみたら2010年11月のZepp Tokyo以来行ってない。震災は自分を変えてしまった。まだもとに戻ってないし、もう戻らないと思う。今年6月の武道館はかなり前から標準を定めていたのだが…やはり行けなかった。各自の活動は伝わってきても、時雨の最近どうなってる?

というわけで、4月に出た2年半ぶりのアルバム「i'mperfect」(2013 SMAR) 

TKが信頼し尊敬する3人のエンジニアにミックスを依頼、最終的にTKがミックスというこだわり。ま、自分にはわかんないけど。

久しぶりの時雨のアルバムだったが全然変わってないなって思った。TKと345のボーカル、ピエールの破壊的ドラム、豊富なアイデアとフレーズ、この3人でしかできないことがある。トータルで38分、あっという間に聴き終わる。

シングル「abnormalize」は買わなくても良かったかなと…。アルバムに2曲とも収録されてるし。

「Sitai miss me」「Missing ling」あたりが強く印象に残った。

2013年8月13日火曜日

HOW CRAZY YOUR LOVE 期 最大の名言

Yui_7piaこれは2011年の秋ごろに全国のセブンイレブン店頭に置いてあったチケット情報的なフリーペーパー。いまさら?って思われるかもしれないが、日本にはセブンイレブンがない地域がたくさんあるし、最近ファンになった子は知らない可能性もあるので、この冊子に掲載されたYUIからの重要な言葉を1文のみ掲載したい。この一文にガツッとやられた。

「Green a.live」から〈深夜のバーガーショップ 朝を待つ少女がひとり…アタシが無くしたものは何?〉の箇所について
「どこにいてもしっくりこないような子を見ると、ふと、あの子の感情を私はもうなくしちゃったかなって思ったりするんです。今はいろんな人に出会って、恵まれた環境にいて。そのときの感情を忘れてないかなって思ったり……。大人になるって、素敵なことだなって思うんです。譲れない部分が確立されていくんだなとも感じたし、逆にそれを壊したいっていう感情も増えていったりとか。それがおもしろい。どんどん、感情が変わっていってる時期なのかな」
YUIはライブ会場で、自分を見つめるキラキラした少女たちの瞳と目があったときも、かつての自身の感情を思い出しているだろうか。

かつての「どこにいてもしっくりこないような子」が東京に居場所を見つけていく様子はドクツボを読み解くことで得られることを数日前にコメントで教えてもらって改めて知った。

まいまいが近藤に語るYUIとの出会い、数日後には500円握り締めて家に遊びに来た話に感動。

スタイリストだてっち、ヘアメークようじが語る初期YUIのこどもっぽさ……。自分はずっとYUIをすごく大人に思っていたからちょっと感動した。海を見てはしゃいで駆け出すYUIとか、衣装を合わせても何も喋らないとことか。ファッションになにも知識がないのに何か意見を求められても困っただろうと思う。

大人にはなりたくない……そう考えるようになっている段階でもうすでに大人になってるって話をどこかで聞いた。自分はずっと大人にはなりたくないって、もうずいぶん長いこと考えている。

Yui_7pia_1

2013年8月12日月曜日

桜庭一樹 GOSICK -ゴシック-

これも自分の関心外の本だったけどたまたまそこにあったので読み出した。4時間ほどで読み終わる。人気作家、桜庭一樹の2004年に発表された「GOSICK」。友人の部屋にあったものを拝借。桜庭一樹を初めて読む。

ま、マンガやアニメみたいな内容。ホームズとワトソン、TRICKの山田と上田みたいなコメディタッチのミステリー。テレ朝の深夜ドラマみたいなノリ。

設定が新しいと思った。1920年代、ヨーロッパにある架空の小国が舞台。名門の子弟が学ぶ学園の図書館の一室で過ごす謎の天才美少女、極東の島国からやってきた留学生で帝国軍人の三男の冒険……。

キャストを考えながら読むけど、15歳の小柄な白人美少女が思い当たらない。適当なロケ地もないだろうから実写化も難しい。アニメじゃないと無理。

(読み終わってからアニメになっていたことを知った。絵を見てみて自分のイメージとあまりに違っていたと思った)

当時の国際情勢を盛り込んだ壮大で残酷な物語。「カリオストロの城」レベルだがリアリティーは感じない。中学生であれば楽しく読めるだろう。続編もあるみたいだけど、そこにあれば読むかも…やっぱ、読まないかも。

2013年8月11日日曜日

B.L.T.2011年12月号 HOW CRAZY YOUR LOVE

Yui_blt201112a 女性アイドルに特化したテレビ情報誌「B.L.T.」にもYUIは登場した。B.L.T.2011年12月号 これは出た当時、ちょっとびっくり。「HOW CRAZY YOUR LOVE」のプロモーションとしてYUI自身の解説がわずかに掲載。
「〝HOW CRAZY〟という言葉が響きもニュアンスも含めて好きで、これまでも曲の中にたくさん書いてきたんですけど、〝LOVE〟は愛情だけでなく、夢への道標だったり支えだったりいろんな感情を意味していて、〝私はこういうこと思っているけど、あなたはどんな風に思っているの?〟っていう問いかけになったらといいなと思って付けました」。
以下YUIによる解説があるのだが、音楽誌で何度も同じことが書かれているので省略し「Green a.live」についての箇所だけ引用
「いつも私のアルバムは一番最後の曲完結というよりは次につなげたくて、問いかけるような感じで終わっているんですけれども、どういう意味なんだろうなって思って聴いてもらえたら嬉しいです」
そして、5thツアー
「今回のツアーはまだ行ったことがない場所にも行けるので、新しい出会いを楽しみにしています。おいしいものもたくさんあるから食べ過ぎないか心配ですけど(笑)。あと、前回のツアーのときしゃべりすぎて途中でMCの時間を削ったことがあるので、今度はキユッと締めていきたいですね(笑)。結構無計画なので」
最近ハマったことについて
「ちょっとマニアックですけど、レコーディングスタジオに置いてあった知恵の輪にハマりました。難易度は3~4くらいがベストですね。6までいくとひたすら解けずに黙々とやる、みたいな(笑)」

Yui_blt201112b

YUI の知恵の輪にハマってしまうようなところが好きだ。「Music Lovers」での、解けないことが悔しくてネットで調べてしまうところは面白かった。レコーディングスタジオになぜ知恵の輪が置いてあったのかは謎だが。

5thツアーのMCがとてもサクサク早く進行していた気がしたのはこういうことだったのか。この時期のYUIのスタイリングはかつてを知るファンからすればちょっと意外な秋ファッション。

2013年8月10日土曜日

MARQUEE Vol.96 でんぱ組.inc 表紙巻頭大特集

Marquee_vol96

MARQUEEまでもが一体どうしてしまったというのか?最近やたらとアイドルを取り上げている。MARQUEEに限ったことではないけど、やはり時代はアイドルなのか?時雨の記事が見たくてMARQUEE Vol.96 を古本屋で300円で見つけたので拾ってきた。

MARQUEEの各ライター、各方面関係者たちが熱くでんぱ組.incを推しまくる31ページの大特集!

ひたちなかで気まぐれででんぱ組.incを見た。事前にまったく知識がないままに。

退いた……

アニメ声を出す女の子が苦手だ。まるで声優アイドルだった。

だけど、あの蒸し風呂のように暑いDJブースで本当に一生懸命に全力を出し切っていることは感じた。客側のオタ芸のあまりの剣幕にもちょっと感心した。ロッキンはどの出演者とそのファンにとっても一期一会の晴れ舞台。音楽としては何ら惹かれる部分はなかったが、敬意をもって見守った。突き抜けてた。あのダンスパフォーマンスを完璧にこなすには尋常じゃない努力が必要はなずだ。RIJFプロデューサー山崎編集長、これもROCKなんだよね?こんなアイドルは世界で日本にしかいないと思う。

参考までに、でんぱ組ってこんな感じ。全然好きじゃないけど紹介しておく。「あまちゃん」をみてしまったら、こんなアイドルたちを無視できない。少女たちに幸あれって思う。最近、金髪ショートボブの女の子を見ると「おっ!」って思う。。


2013年8月9日金曜日

エドガー・ヴァレーズ

かつてエラートから出ていたケント・ナガノフランス国立管を振ったヴァレーズ管弦楽曲集2枚組みが500円でそこにあったので連れ帰った。

普通に買っても安いWea Apex Classics UKの廉価版だが。ブーレーズの2種類の録音も持っているのでこれで3組目。ヴァレーズ大好き。

エドガー・ヴァレーズ(1883-1965)はパリ出身でアメリカで活躍した20世紀の奇人。作品のほとんどを破棄してしまったので現存する全作品が少ない。早くから電子音を取り入れ、「音響」を重視した作品を発表した。フランク・ザッパはこの人の音楽を敬愛する。

「アメリカ」という作品は1920年につくられた曲。サイレンが鳴り響く。「アルカナ」という曲も好き。ちょっとストラヴィンスキーの「春の祭典」っぽい。こういう曲に慣れていない人は「うるさい!」と耳を押さえてしまうかもしれない。

このCDで指揮をしているケント・ナガノはロン毛でちょっと岩城滉一似の日系アメリカ人4世でかっこいい。この人は現代曲だろうがロマン主義オペラだろうが何でも指揮ができる。最近の動向はよくわからないがモントリオールやミュンヘンで活躍中らしい。

ブーレーズがシカゴを振ったCDもオススメしたいが、安価で多くの作品を網羅したナガノ盤もオススメできる。YOUTUBEに自分がまだ聴いたことのなかったジャン・マルティノンがシカゴSOを振って1966年に録音した音源があがっているので紹介したい。テキパキ速くいい演奏だと思う。

2013年8月8日木曜日

BABYMETAL が完全にキテいる

Babymetal_megitsune
「あまちゃん」を見てもわかるように、2013年現在、時代はまさにアイドル百花繚乱、空前のアイドルブーム。
だが、自分はどんなに「音楽と人」が、「ミュージックマガジン」が「ももクロ」を推そうとも全然ハマらなかった。ってか今でも全然関心持てない。AKBですらほとんど名前もわからない。アイドルにほとんど関心がない。

だがこの夏、すでにBABYMETALだけは2回も見てしまった。1回目は北海道岩見沢JOIN ALIVE、2回目はひたちなかRIJFでだ。

実は、JOINでたまたま観て以来、ちょっとネットで動画見たりしてチェックしていた。Music on TVで放送されたMETROCKでのステージとか繰りかえし観てしまった。ちょっと楽しみにしてBABYMETALのステージに足を運んだ感はある。

ロッキンに出かける前にHMVでBABYMETALのシングル「メギツネ」キ盤をつい買ってしまった。初回のほうがジャケットがいいし、なによりライブDVDがついている。初回盤がもう他に売ってなかったから焦ってしまった。ようやく昨日手元に来た。行き違いで郵便の人に何度も再配達させてしまった。アイドルのCDならではのことだが、初回盤にバリエーションがいくつかある。把握していない。とりあえずこれがいいかなと思ったのでポチった。1,890円、高っ!

BABYMETALをテレビか何かでちょこっと見たとき、「右も左もわからない小さな女の子に、いい大人が何をやらせとん?!」と憤った。そこまでニッチをねらわないとアイドルとしてやっていけないのか?って。

だが、5月のMETROCKですでにBABYMETALオタは一大勢力だと思った。入場規制だったし。映像で観ても客がすごい剣幕でオタ芸してる。いい大人がすごいテンションで暴れまくってる姿をステージ上から少女たちは何を思って眺めるのか?

3人の真ん中の背の高い、このジャケットの少女はSU-METAL(中元すず香)という。1997年12月20日広島生まれ……って最近過ぎるだろう!なんと広島アクターズスクールの出身だからPerfumeの後輩だ。Perfumeが音楽シーンを席巻していたころ、パフュオタの間で「可憐Girl's」というグループが話題になったことがある。Perfumeを意識した個性的なダンス(MIKIKO先生振り付け!)で自分もちょっとPVなんかを熱心に観てしまったことがあった。あの小さかった女の子かぁ~。

今のBABYMETALの状況はPerfumeブレイク前夜を思わせる。ライブの盛り上がりがハンパない。現在夏フェスツアー中ということだが、状況のよくわかってないと思われるロックキッズが「とりあえず飛んどく?」とばかりにダイブしたりしてる。これはPerfumeがブレイクした2007年にも見られた現象だ。

自分は昔一度だけデスメタルのライブイベントに行ったことがある。職場にデスメタルバンドをやっていた人がいて「一度見に来て」と誘われたのだ。その人の風貌も怖かったけど、来ている客の容姿もすべて怖かったさ~。狂ってるって思った。だが、あたりまえかもしれないがBABYMETALのフロントエリアにいるファンのほとんどはアイドル方面からやってきた若者がほとんどのようだ。それはそれで怖いが。

今手元にMARQUEE Vol.97がある。この雑誌も最近はすっかりアイドル勢が席巻している。BABYMETALの「メギツネ」リリースのインタビューと5月のZepp DiverCityでのライブレポが載っているのだが、SU-METALのインタビューからちょっと引用。「SU-METALさんの好きな音楽は?」
元々、Perfume、YUIさん、Superflyさんとか女性のシンガーソングライターが好きで、BABYMETALを始めた中1のとき、お姉ちゃんの影響で、SCANDAL、ステレオポニーとかガールズバンドを聴き始めたんです。洋楽も聴くようになたのも中1からで、スティーヴィー・ワンダーさんが好きです。最近メタルのCDをもらう機会が増えて、全部聴くんですけど、正直まだよく分からなくて。あと、歌が無い音楽、オルゴール的なのをゆったりしているときに聴くのが好きですね(笑)。どんどんいろんな音楽を聴きたいですね。
なんだと?!Perfumeは事務所の先輩だから置いとくとして、YUIだと!?Superflyだと?!ステレオポニーだと?!ええ子や~。

この夏ロックインジャパンでアイドルだったはずのPerfumeが大トリの大役を果たした。初登場から6年目の快挙だった。BABYMETALもひょっとするとひょっとするかもしれない。

最近「ド・キ・ド・キ☆モーニング」という曲が頭から離れなくなっている。「Ring Ring Ring おはようWake Up! お・ね・が・い ちょ待って!ちょ待ってぇ~!♪」 非常に良質のポップだ。YUIでいうなら「OH YEAH」に相当する爽やかモーニングソング。メタルとアイドルの融合とはいっても、双方我関せずといった感じ。別に融合していない。まあ、アイドル歌謡だ。いちおう参考までにあげておく。

2013年8月7日水曜日

エヴァンゲリオン化する「あまちゃん」


今年のROCK IN JAPAN でただの1枚もTシャツもタオルも、アーティストグッズも買わなかった。もうそんなに欲しいものもないし。
だが、ro69ブースのロッキングオン出版物販売でこれを買った。Cut 8月号「『あまちゃん』が日本の朝を変えてしまった」「あまちゃん好きすぎ全34ページ大特集」

古河晋はアイドル女優にもインタビューするのか!?兵庫、井上らロッキングオンの重鎮ライターたちも熱い文章を寄稿。

これ、買おうと思ってたけど油断していた。もうどこにもなくて諦めていたら、フェス会場に在庫があった!ロッキングオンのウェブ通販にすらなかったのに。2日目の午前中に買ったけど、午後行ったらもうなかった。

特集名が大袈裟すぎると感じている人はまだ「あまちゃん」を見たことがない人に違いない。今だかつてこんなドラマはなかったのではないかと思う。とてつもないドラマでハマる人が続出。膨大な登場人物と、巧妙な仕掛けが張り巡らされた脚本と、わかる人にしかわからない小ネタの数々。まるで「エヴァンゲリオン」のように観られている。

そして何よりもヒロイン天野アキを演じる能年玲奈の魅力!演技のすばらしさ!グラビアページをみると、さすがモデル!って思う。顔が小さい。

このドラマのもう一人のヒロインは小泉今日子。とてつもない存在感だ。脇役たちの演技にも感心しっぱなし。水口役の松田龍平もこんないい役者だったんだと気が付いた。東京編になって能年と同世代の若手アイドル女優が総出演。見逃せない!

能年玲奈は上京して、周囲の子たちが何かを感じたときに素直に「可愛い」とか「美味しい」って言ってることに衝撃を受けたという。「わたしの田舎の土地柄もあるのかもしれないんですけど、不器用なところがあったんです(笑)。」 ええっ?能年の田舎では思ったことは素直に言わないってこと?

ちなみに能年の音楽趣味は「パスピエ」だったり「神聖かまってちゃん」だったり「相対性理論」だったり「つしまみれ」だったり「avengers in sci-fi」だったりする。やはりちょっと人と違うギター少女。今の自分にとって能年は、まさみ、ガッキー、ばっさーに次いで好き♥

2013年8月6日火曜日

rockin'on JAPAN 女性ソロアーティストの単独表紙登場回数

Img_7850RIJFの会場には毎回ロッキング・オン出版物を販売するブースがあって、JAPAN誌の表紙が壁一面に張られていた。

創刊号1986年10月号の佐野元春から最新号のマキシマムザホルモンまで数多くのアーティストが表紙を飾っているが、女性アーティストはどうなんだろうか?これを機に長年の疑問を調査してきた。

驚いたことに創刊からずっと表紙は男性が続いている。最初のブレイクは1994年11月号のCHARAだった。以後コンスタントに女性アーティストも表紙を飾るようになった。では女性アーティスト単独表紙登場ランキング
  • 第1位  椎名林檎    7回
  • 第2位  YUI         5回
  • 第3位  CHARA      4回 
  • 第4位  YUKI        3回
  • 第4位  Cocco         3回
  • 第6位  宇多田ヒカル  2回
  • 第6位  木村カエラ   2回
    以下 UA 、浜崎あゆみ、鬼束ちひろ、aiko 、中島美嘉、Superfly が1回ずつ
東京事変であっても椎名のみで表紙のものは回数に含めた。2011年のフェス増刊号でのYUKI単独表紙も含めた。

特筆すべきことはYUIが2007年5月号を最初に2013年1月号まで5回表紙になっていること。椎名林檎の次ってすごい!後世の歴史家がこの時代を代表するアーティストとみなすに違いない。

写真に関心がある自分には、どの表紙もポートレートとして、とても刺激的だった。

2013年8月5日月曜日

ROCK IN JAPAN FES. 2013 DAY3 ロックの意味を拡大するJAPAN

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3日目、ふたたび涼しい1日。夏の曇りってすばらしい。今日もテントを張ってからゴロゴロしてLAKE開演5分前に待機。3日間ともLAKEでスタートしてしまった。3日とも山崎編集長の前説を聞いたのだが、今年のタイムテーブルは最後までお客さんが残る可能性が高いんだそうだ。つまり例年は順々にお客が帰っていくように時間割を設計していることが明らかになった。なるほど、今年のヘッドライナーはサカナ、バンプ、Perfumeと超強力だった。

DOESでスタート。ま、自分がDOESを聴くのは3,4年ぶりじゃないかな。最近の曲はわからない。バクチダンサーはわかる。新曲を2曲持ってきたそうなのであまり条件はかわらないか。なかなかの盛況ぶりだった。

ちょっと関心のあるバンドがなかったのでテントでまた休憩。今年はメシをほとんどコンビニのおにぎりとサンドイッチとお菓子とお茶とコーヒーで済ませる徹底した節約に頑張った(笑)。屋台メシは3日間で2食だけだった。

大橋トリオへ。RIJF初登場。この音楽をキッズたちはどう聴くのかなと思っていた。緩くてもの足りなく感じないか?ま、大人のための音楽を聴かせた。このとき強い揺れを感じた。地震だ。津波警報はどうなってる?運営は肝を冷やしたことだろう。無事でよかった。途中でLAKEへ移動。

The Birthdayは北海道で見たので、miwa を見てみることにした。昨年フォレストで見て以来。YUIが好きならmiwaも好きなんでしょう?って思われるかもしれないが、自分はぜんぜんmiwaを聴いていない。もちろん嫌いじゃない。だが、1曲たりともしらない状態でライブに臨む。やはり前のほうは野郎率がかなり高いが、後方までびっしりと人で埋まった。「来てくれるか不安だった」そうだが、大人気じゃないか。フライングVでの速弾きとか、YUIはいろいろとmiwaに負けてるな…などと考えながら聴いていた。今の若者はこういった分かりやすくて爽やかでポップで恋愛テーマの曲を歌うアーティストを求めているのか?しっかりノリノリでロックなサウンドだった。
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DJブースにピエール中野を見にいく。凛として時雨のピエールしか知らないのでDJピエールがどんなDJをするのかよく知らなかった。サウンドチェックと称してぱふゅ~むの「アキハバラブ」をかける。場内即ノリノリ。モー娘やももクロやAKBやアイドルソングの合間にロッキンの鉄板盛り上げ曲(マンウィズやらホルモンやらサカナやら)を流す。みんな汗びっしょりで激しく暴れている。次のBABYMETAL待ちのオタたちを困惑させていた。友人が蒸し暑さに参ってしまい離脱。

そして次のBABYMETAL 
このライブのために自分はBABYMETALを何曲か予習してきた。しかしオタ芸をする気は起こらないので片隅の見やすい場所で大人として落ち着いてながめる。いや~、楽しかった!曲を知ってると楽しさ倍増。最近「ドキドキモーニング」という曲が頭から離れない。つい口ずさんでしまう。PAの辺りで聴いていた友人がとんでもないことを教えてくれた。コスプレバックバンドがアテ弾き、後方のスピーカーもカキワリなのは誰でもわかるが、音源がiPodでスイッチ押したら見守ってるだけ(笑)。曲間すら正確な秒間で進む1TRACKのプログラム……。
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今年復活したパークステージでキノコホテルを数曲チェック。演出がわけわかんなかった。このステージは今年は自分とは無縁だったな。

そして今年のラインナップが発表されたとき自分を驚かせたバンドのひとつが初出演のSCANDALだった。自分にとって初めてのSCANDALだった。フォレストは上手側に地面が低くて見にくい。自分はまみたす推しだったのだが隠れてよく見えなかった。ボーカルが全員声が高いのが自分としては「……。」 ミニスカでドラムを叩くかわいい子が前に出てきてシンセを弾き出したのにびっくり!SCANDALはいつからエレクトロニカになったんだ?ぶいぶいいわせてた。

ここでテントを撤収。荷物を全てGRASSへ移動。キャンプ場駐車場へのシャトルバスに備える。今年のロッキンは終演後の混雑に備えるようにアナウンスがあった。

10-FEET はロッキンの常連。夕暮れ時のいい時間。いつもとちょっと違う感じで鉄板曲を演奏。「みんな靴脱げ!ダイブは禁止でも靴ならいいやろ?」と靴を投げあう。何だこれ?投げたのはいいけどその後めんどくさい事態になっただろうなぁ。

すっかり日も落ちて大トリはPerfume 自分は2008年からロッキンでのPerfumeのステージは全て前の方で見ている。この日は後方で見るつもりだったのだが、なんの苦労もなく前の方まで来れてしまった。過去の阿鼻叫喚圧縮地獄はなんだったんだ?というぐらいに快適に見れた。見たことのない風景がそこにあった。Magic of LoveやらSpending all my time やら予想通りの最新曲に加えて「だいじょばない」を持ってきた!うれしい!「心のスポーツ」が久しぶりで「ぐるぐるトントン」を忘れていた。「MY COLOR」のとき自分の周囲半径5メートルが誰もパフュオタじゃなかったことが発覚。誰一人振り付けができていない。まったくできてない。前の方に来ていてもみんなファンとはかぎらないんだよなあ。自分の近くに激しく痙攣したように横揺れしてる迷惑な野郎がひとりいて、ささーっと避けるようにスペースができていた。こいつさえいなければなにもかも最高なライブだったのだが。

セットリストが明らかになっている。全11曲、圧巻のステージだった。
1.Magic of Love
2.Spending all my time
3.ポリリズム
4.マカロニ
5.SEVENTH HEAVEN
6.心のスポーツ
PTAのコーナー(渚のシンドバッドなど)
7.だいじょばない
8.エレクトロ・ワールド
9. チョコレイト・ディスコ
10.MY COLOR
アンコール
11.Dream Fighter

あ~ちゃんの口から「渋谷さん、山崎さん、小松さん……」とJAPANへの感謝の弁が述べられた。「JAPANさんはいつもロックとは何かを考えている」 妹のちゃあぽん所属の9nineもロッキンに初登場。今年多くのアイドルが出演したが、全ての始まりは2008年のPerfumeからだった。ロックだけでは人が呼べないというのもあるかもしれないが、ロックという言葉の意味を大きく拡大してしまったのが2013年だったことは間違いない。来年は一体どうなってしまっているのか、それは誰にもわからない。
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3時間かけて帰ってきた。毎年このフェスの空前のスケールと、運営にたずさわる膨大な数の人の努力と情熱、この場所にやってくる尋常じゃない数の音楽を愛する人々、出演するアーティストたちの類稀な才能、なにもかもがすごい。

毎年ヘトヘトになったり、もう今年で最後にしよう…とか考えたりもしたけど、今年はなにもかも快適にうまくいってしまったために、早くも来年もぜったいに行こうと考え始めている。ドツボにはまっている……。