2013年8月12日月曜日

桜庭一樹 GOSICK -ゴシック-

これも自分の関心外の本だったけどたまたまそこにあったので読み出した。4時間ほどで読み終わる。人気作家、桜庭一樹の2004年に発表された「GOSICK」。友人の部屋にあったものを拝借。桜庭一樹を初めて読む。

ま、マンガやアニメみたいな内容。ホームズとワトソン、TRICKの山田と上田みたいなコメディタッチのミステリー。テレ朝の深夜ドラマみたいなノリ。

設定が新しいと思った。1920年代、ヨーロッパにある架空の小国が舞台。名門の子弟が学ぶ学園の図書館の一室で過ごす謎の天才美少女、極東の島国からやってきた留学生で帝国軍人の三男の冒険……。

キャストを考えながら読むけど、15歳の小柄な白人美少女が思い当たらない。適当なロケ地もないだろうから実写化も難しい。アニメじゃないと無理。

(読み終わってからアニメになっていたことを知った。絵を見てみて自分のイメージとあまりに違っていたと思った)

当時の国際情勢を盛り込んだ壮大で残酷な物語。「カリオストロの城」レベルだがリアリティーは感じない。中学生であれば楽しく読めるだろう。続編もあるみたいだけど、そこにあれば読むかも…やっぱ、読まないかも。

4 件のコメント:

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    もし、私が学生だったらこちらで書かれているたくさんの小説の中で1つに絞って読書感想文を書いていたかもしれません。
    私が学生の頃に流行った小説といえば、湊かなえの「告白」や東野圭吾ガリレオシリーズ、山田悠介の「リアル鬼ごっこ」や「親指さがし」なんかも流行りました。
    漫画は読書?雑誌は?なんて考えていたりと思っていましたが、今となれば小説をちゃんと読んでおけばよかったと後悔しています、文章能力が低い…。
    最近だと、ライトノベルズで感想文を書く学生がいるらしく、高校時代の現国教師が「人や情景じゃなくてキャラが描かれているから感想文には適さない」なんて言っていたのが印象的でした。まぁ、ほとんど漫画の延長上ですから。

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    桜庭一樹は「不良少女」小説家ですから、「GOSICK」は例外ですね。私が読んだころは直木賞受賞前の無名時代。ライトノベルのレーベルから人気コミック「ローゼンメイデン」をパクッた?表紙で統一されていました。
    ライトノベル時代にも「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」みたいな絶望的で孤独な少女達が不思議と美しい作品がいくつもあるます。
    世間的な出世作である日本推理作家協会賞受賞作「赤朽葉家の伝説」からのスピンオフ「製鉄天使」(創元文庫)が面白い。これは過激な暴走族版「あまちゃん」です。
    舞台は日本の地の果て鳥取県の田舎町。ヒロインの「中学一年生」赤緑豆小豆はバイクに跨り、鉄パイプを振り回して数倍の敵を相手に大暴れ。レディース「製鉄天使」を率いて仲間の少女達と中国地方全土の制圧に乗り出す。
    かっこいいフレーズがあります。
    「ハイウェイって書いて、自由って読むんだぜ」

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    読書は素晴らしい…って人は言うけど、そんなに人に薦めたいような本に出会うことってそんなにない。自分の場合、好きな作家とかいなくて、そこにある本を読み始めることが多い。
    桜庭一樹に詳しい!

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    そう詳しくはありませんよ。でもダラダラ押し付けがましく書いて申し訳ありません。
    コメントは最高5行までが目標なのですが。未熟なものでほとんどオーバーしてますね。
    でもブロガーさんだってYUI様を「HELLO」だけで語られたら辛いでしょう?
    失礼しました。

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