ラベル 小松菜奈 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 小松菜奈 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023年9月15日金曜日

小松菜奈「ムーンライト・シャドウ」(2021)

2021年9月公開の映画「ムーンライト・シャドウ Moonlight Shadow」を見る。
原作は吉本ばなな。監督はエドモンド・ヨウ。脚本は高橋知由。音楽はトン・タット・アン。メ〜テレとスターダスト、MAM FILMの制作。エレファントハウスの配給。
今作が小松菜奈の初単独主演長編映画らしい。

これはいけない。冒頭最初の独白台詞カットから小松菜奈がかわいくないw 中年アジア人女性感がする。やはり外国人監督にまかせるとこういうことになる。

さつき(小松菜奈)は冬枯れの草原を飼い猫?を探して歩いていて日没、そこにひとし(宮沢氷魚)。

ひとしの弟・柊(似てない)とゆみこ(アフリカ系ハーフ?)のカップルをさつきを引き合わせる。手作り料理をふるまうパーティー。さらに大がかりな「ピタゴラスイッチ」遊び。(こんなの流行ってんの?)
ずっとどうでもいいような会話劇。

まさかそこで寝てた男が起きだして踊り始めるんじゃないだろうな…と思ってたら、やっぱり踊るんかい!なんだか台湾とか東南アジアの映画っぽい。

死者と出会える「月影現象」について会話する恋人たち。
小松と宮沢の別れる場所が東京羽村堰のあの橋の上だ!多摩川土手をランニングする小松菜奈が細い。
恋人を喪失した悲しみ映画?日本人死生観しみじみ盆踊り映画?!黄泉がえり系映画?
臼田あさ美は一体何?多摩川が三途の川なの?恐山なの?

商業映画ぽくない。静かなアート系文芸映画。途中で寝てしまうこと必至。退屈の極み。

2022年11月8日火曜日

小松菜奈「恋する寄生虫」(2021)

「恋する寄生虫」(2021 松竹)を見る。
三秋縋「恋する寄生虫」(メディアワークス文庫)を原作でなく原案とする映画。監督は柿本ケンサク。脚本は山室有紀子。主演は林遣都と小松菜奈。配給はKADOKAWA。
なんだかビジュアルが暗い。寄生虫というキモワードと対比するためにポップな感じがほしい。けど見てみたら内容はポップじゃなかった。

主人公高坂賢吾(林遣都)は部屋でひとり世界が終わる妄想をしてたりする。スマホに感染してこの世界のカップルの関係を壊すウィルスを開発してる。
幼少時に両親が自殺。以来ずっと孤独。極度の潔癖症。周囲がすべて汚く見える。人と関わることが苦手どころか接するだけでパニックになる青年。それはまるで泉鏡花。
なにもウィルス感染して周囲も菌だらけという幻影をCGで見せることないがな。
そんな生きずらい主人公がバス停でゲロ吐いてるのを嫌悪の表情で通りかかるのがヒロイン佐薙ひじり(小松菜奈)。ヘッドフォン女子高生。なぜか公園の芝の上で寝転がって寄生虫の本を読んでる。視線恐怖症という不登校女子高校生。
またまた独白開始。その幻影内容をいちいち映像で見せてくる。
このJKの父(石橋凌)が医者。父じゃなくて祖父?!

高坂の部屋に和泉(井浦新)という謎の男が突如現れる。高坂を脅迫し取引。公園に呼び出されるとそこに佐薙。この子と友だちにならないといけない。目的はなんだ?アンタと女子高生が友だちになるにはお金が必要だと要求してくる。
しかしこのJKが強引に潔癖症男の部屋に上がり込みいろんなものをさわる。それは男がパニック。JK佐薙は不機嫌になって出て行く。すぐにシャワーして着替えて部屋を掃除。

和泉の目的はなんだ?高坂に振り込んだ金25万円が佐薙に渡る。
それにしても小松菜奈に白ヘッドフォン制服ブレザー気が強いJKを演じさせるとか、映画業界の人は自分が見たいモノを作ってる。小松菜奈は人妻だぞ。

JKカバンとヘッドフォンをひったくる犯人なんなの。佐薙はパニックを起こし高坂に助けを求める。「私、他人と目を合わせられないの。視線が怖いの。」

高坂は佐薙の秘密を和泉に報告。引続き何事もないかのように高坂と佐薙はリハビリのために一緒にデートのようなことを続ける。ロケ地がすでに閉鎖取り壊しが始まってるお台場ビーナスフォート。

え、高坂は佐薙の主治医か何かだったの?佐薙の脳には自殺に至る寄生虫が成長してる?寄生虫が宿主の心を支配していく?だからたまに鼻血を出すのか。
和泉は瓜実(石橋凌)と一緒にふたりを経過観察?そういえば主人公ふたりの両親も自殺。

和泉が高坂と佐薙を出会わせた目的とは…一体?!
これってサスペンス医療SFラブファンタジーだったのか。寄生虫が媒介しとりなす恋愛?!なんか期待してたより内容が深い。
色合いとか音楽の雰囲気とか90年代の日本映画のように感じた。

この映画を見ていて女優小松菜奈の特異な存在感を改めて感じた。この子が人妻とか惜しいし悔しい。可愛さがえぐい。もっと人気が出て日本映画界で大きな存在になるはずだった。

寄生虫の生存戦略のために偽の恋愛感情を植え付けられた宿主男女という説明しずらいテーマ。だからなのかそれほど話題になってない。もっと見られていい佳作。

主題歌はAwich「Parasite in Love」(ユニバーサル ミュージック)
そういえば目黒の寄生虫館には20年ぐらい昔に一度行ったきり。そろそろまた行きたいと思ってる。

2022年3月25日金曜日

沈黙 サイレンス(2016)

マーティン・スコセッシ監督の「沈黙 -サイレンス-」(2016 パラマウント)を見る。脚本はジェイ・コックス。日本での公開は2017年1月。配給はKADOKAWA。原作はもちろん遠藤周作の「沈黙」。遠藤は欧米でもその名を知られる日本の大作家という扱い。

この映画、制作されていたときから気にしてた。でも、切支丹弾圧という地獄を描いてるのでそれほど見たくもなかった。その後、原作も読んだ。ようやく見る決心。

冒頭から雲仙の熱湯をかけるという拷問シーン。日本にかぎらず昔からお役人というものは「なぜにそこまでその仕事を頑張れる?」というぐらいにこういうことにシャカリキになる。すごく威張ってる役人がいる。
それは今の日本の警察も同じ。交通違反が起きやすい場所で待機していて不運なドライバーを呼び止めるだけの簡単なお仕事みたいな。一般市民よりも自分たちが上にいるということを確認できるみたいな。

江戸時代初期、イエズス会宣教師ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)とガルペ(アダム・ドライヴァー)のもとに、日本で潜伏布教中のフェレイラ(リーアム・ニーソン)が棄教したと知らされる。あのフェレイラ師が?信じられん。
2人は恩師と救いを求める信徒のために、ヴァリニャーノ神父を説得し危険な日本へ渡ることを決意。このへんは原作のイメージそのまま。

マカオでただ一人の日本人キチジロー(窪塚洋介)と出会う。この人は漂流者?本人は否定するけど切支丹?そしてキチジローを案内役に徒手空拳で日本潜入。これは心許ない。

トモギ村の老人(笈田ヨシ)がふたりの前にやってくる。もう長崎は危険すぎる。決死の潜入。村のじいさまは神父不在のため代わって村人を洗礼していた。ロドリゴとガルペが来たことでやっと村人に布教できる。

ロドリゴとガルペのふたりはフェレイラの消息を探るのだがこの村人たちはよその村の事はわからない。村のばあさんがこれ以上ないぐらいに不気味に描かれてる。やたら虫の鳴声が強調されてる。
コヒサン(告悔)にやってくる村の女が片桐はいり。言葉がほとんど通じなくて神父は戸惑う。ちょっと面白いシーン。虱だらけの汚い小屋で一日中過ごすしかない。ふたりはイラついて口論。

ふたりの神父が潜伏していることは五島にも伝わる。どうやってここの居場所を知った?キチジローから聴いた。でもやつは切支丹じゃないのでは?キチジローは8年前に踏み絵により棄教したが家族は処刑された悲しい過去。そうだったのか。小舟で五島に渡るシーンがすごく幻想的。
キチジローは出身地の村に二人を連れて行き布教活動を支援。切支丹の村人はみんな信仰に必死。信仰の証を求める。そしてフェレイラの消息と居場所をつかむ。

だが長崎奉行・井上筑後守(イッセー尾形)がやってくる。霧の向こう側から微笑みながらやって来る。宣教師の身柄引き渡しを要求。モキチ(塚本晋也)ら4人が人質。
踏み絵はクリアするものの、キリスト像に唾を吐くのは無理。キチジロー以外の3人は棄教できずに磔にされ荒波にもまれて絶命。なぜそこまで頑なに信仰を守ろうとする?

一部始終を見てるしかないロドリゴの苦悩「なぜ神はこれほどまでに苦しい試練を与えながら沈黙を?」

ロドリゴはキチジローに売られる。キチジローは銀貨を投げ与えられる。
ここで初めて小松菜奈と加瀬亮が登場。みんな囚われの切支丹。もれなくみんな汚い身なり。小松はわりと長い英語セリフがある。
そしてロドリゴと井上筑後守と問答で直接対決。お前が信仰を否定すれば村人は助かる。

さらに通辞(浅野忠信)とも問答。必死に表面上だけでも棄教を勧める。だがロドリゴは頑な。イッセーと浅野がほぼ日本全権代表。表面上にこやかで穏やか。

お白洲での一部始終(かなりショッキング)を見せられる。加瀬亮は殺されるためだけの役。
簀巻きにされた百姓が海に沈められる様子を見せられる。ここで小松菜奈も殉教。同僚ガルペも溺死。もうやってることがヤクザ以下で邪知暴虐。この世の地獄。
どうしてこういう仕事を粛々とこなせる役人と手下たちがいるのか?頑張る必要のない仕事を執拗に頑張るのか?暇なのか?
だがそれはスペインにおける異端審問の末の火あぶり処刑だって同じだろ。
そしてロドリゴはフェレイラ元神父と対面。最後の問答。フェレイラも信仰を棄てることを勧める。「もうこの国での布教はあきらめた。」
さらにロドリゴ牢のそばで切支丹村人たちの「穴吊りの刑」が始まる。殉教者たちの苦しみの声を聴かされる。もう発狂するしかない。
ここでようやくロドリゴはイエスの声を聞く。「私を踏みなさい」

日本をまるで収容所列島のように描く。日本は世界で稀なキリスト教が広まらなかった国。国民は祖霊崇拝と日本の神々を棄てられなかった。人々は貧しく教育もないのに妙に理屈っぽい。キリスト教をどんどん独自解釈で曲げていく。それによってザビエルも悩んだ。この国だけは布教は無理なんじゃないか。

もし幕府が禁教政策をとらなければ島原の乱は日本中で起こっていた?太平天国の乱のようなことが起こっていた?井上筑後守の言う通りキリスト教は危険?
心の問題に対して、同じ人間をあそこまで残虐に殺せるのか?日本の官憲は明治昭和になっても社会主義者を同じように扱う。

2021年11月30日火曜日

小松菜奈「ディストラクション・ベイビーズ」(2016)

「ディストラクション・ベイビーズ」(2016 東京テアトル)を見る。監督は真利子哲也。脚本は真利子と喜安浩平。主演は柳楽優弥。これも小松菜奈が出てるので最後のつもりで見ておく。菅田将暉も出演している。そして音楽担当が向井秀徳

愛媛県松山市。入江にギュッと漁船が密集した風景。主人公芦原泰良(柳楽優弥)は造船所の作業員?だが喧嘩に明け暮れる。親代わりのでんでんさんはあきれ顔。泰良はどこかへいなくなる。弟将太(村上虹郎)は心配する。「兄ちゃん、どこ行ったんやろ」

繁華街を汚い作業服でうろつき回り、通行人に喧嘩を仕掛けるヤバいやつになる。ほぼヤケクソになった通り魔。
ベースを背負って歩いてるミュージシャン風の若い男に殴りかかるも逆にボコボコにされる。素手で顔面殴り合うことに喜びを感じるサイコパス。
ベース男は甘い。自分なら目鼻がつぶれるまでコンクリブロックで殴りたい。必ず再起不能にしないといけない。ライブハウスまで追いかけてこられて仲間もボコボコにされる。

泰良は不良高校生に絡まれるもボコボコにする。自転車を奪い繁華街へ。さらに半グレチンピラ風男ふたりに絡む。こいつら短刀や拳銃持ってなくてよかった。もうひとりが背後からチョークスリーパーで仕留めらえるはず。やっぱり相手が甘い。
コンクリート路上では柔道が最強と聞いたことがある。地面にたたきつけられたら終わる。

とにかくゾンビのように立ち上がり喰らいついていく。目と鼻、指の腱、骨、内臓はずっと大丈夫なままってありえない。衣服ももっとずたぼろになるはず。そこ、リアリティー的にどうなの。

さらに街の路上で連戦ストリートファイト。狂ってる。通行人はみんな怪訝な顔で見るだけ。まじかよ…とか言ってるだけ。街を暴力怪物が自由に動いてるのに警察はなにをやってる?なんて治安の悪い街なんだ。
見た目がヤクザの男(三浦誠己)をも顔面パンチの殴り合い。みんな甘い。ヤクザなら脚の腱を斬っておくぐらいやる。ロープで縛って海に沈める。

スケボー少年弟は街で兄を探す。そんなことをしてると他の友人(北村匠海)たちから見放される。
高校生が夏休みにキャバクラ遊び?なぜ店に入れた?しかもケンカ?そんなことしたらどうなるか知らないとか若さと無知は偉大。キャバクラ経営者?池松壮亮はあまり目立たない脇役。

小松菜奈がケバい。万引き常習者。だがそこに堂々と未会計商品をむさぼり食ってる泰良。
この小松が顔がずっと獅子舞のようであんまり可愛くない。菅田はこの映画で小松に恋をしたらしい。愛って偉大だなと思った。

三浦誠己も夜の路上でクロスカウンターKO。こいつは間合いの取り方はそれらしくて強そうに見えたのだが。
狂ったケンカぶりの傍観者だった高校生(菅田将暉)は泰良に魅せられ「あんたすごいわ」と追従。「もっと派手にやろうや!」と街を歩き回る。菅田は自分も強いと勘違いし通り魔化。
まるで巨熊を連れたサーカス興行主のよう。ケンカして相手を倒して金を奪う。通りかかっただけの女も殴る狼藉のし放題。少年を退屈させて放置してはいけないという教訓。

動画を撮られてSNS拡散。逃げようと運転手を殴りつけ車を盗む。その車の後部座席にキャバクラ嬢小松菜奈。成り行きで一緒に連れて行く。菅田が小松に乱暴のかぎりをつくす。おっ〇いも揉む。

泰良は狂ってる怪物だが、菅田は人間性が酷い。ずっと錯乱し喚きっぱなし。なりゆきで農家も殺す。みんなナメきってる。警察無能すぎ。
小松は怒鳴られ脅され車を運転するよう命令される。だが、こいつはたいしたタマだった。アクセル踏んで事故を起こす。小松無傷w だが、泰良は事故に遭った相手の運転手も殺す。

そろそろ終わりか…と思って見ててもぜんぜん終わらない。暴力につぐ暴力。警官殺害。そして港町は神輿がぶつかるケンカ祭。この映画は何を風刺してる?

DQNが路上で喧嘩してるのを野次馬として見るのが好きな人向けの暴力地獄映画。ほぼモンスターパニックホラー。
小松菜奈出演映画を立て続けに6本見た。これでとりあえず小松菜奈さよなら映画祭をひとまず終了。
小松菜奈の「渇き。」以降の日本映画における活躍ぶりはすごかった。まだ未視聴の映画がある。しばらく時間をおいてから見たい。

2021年11月29日月曜日

小松菜奈「ジョジョの奇妙な冒険」(2017)

小松菜奈は「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」(2017 ワーナー)にも出演しているので、最初で最後のつもりで見る。監督は三池崇史。脚本は江良至。制作はTBSで配給は東宝。

原作はもちろん荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない」による。
自分、ジョジョ世界にまったく疎い。ほぼ予備知識皆無。だからこそこの実写映画を見るのに好都合かもしれない。という期待感で見る。それにしてもこんな無茶な役を受けた山﨑賢人に感心しかない。

まさかのスペイン・シッチェスでロケ撮影。だが、出てくるのは日本の警察。全員日本人。
弓矢で山田孝之が殺される。だが蘇る。山田が魔力か超能力のようなものをつかう。たぶんこいつは邪悪な存在。
学生服高校生神木隆之介が自転車通学。リーゼントにうすらヒゲチンピラがカツアゲ。これが杜王町か。

で、80年代ツッパリ不良山﨑賢人が不良をぶちのめす。血まみれ。だが、何もなかったかのように元に戻る。このヘンテコリーゼントが東方仗助
神木と山﨑、なんらジョジョを見てる感じがしない。

小松菜奈が初登場から黒髪ロング美少女。転校生神木くんの指導係。「私が守ってアゲル」
神木くんはいつも神木くん。まるでauのCM。

あとはもうひたすらスタンドとかいうものを使う何かと何かが戦う少年漫画の展開。少年が好みそうなセリフ。
それをどうこう言うつもりはない。これがジョジョという人気シリーズの一場面。歌舞伎みたいなもの。セリフで説明してくれて初心者にとってガイダンス的存在。

岡田将生新田真剣佑はヒール側なのかよ。最初しばらく真剣佑わからなかった。
スタンド能力って最初は本人にもわからないのか。神木のスタンドが何だったのかわからないままでモヤモヤ。岡田を殺したスタンドも何?この戦いが長くて飽きた。子どもは楽しいだろうけど。
小松菜奈の活躍がほとんど何もなくて失望。
スペインでロケしたおかげで、見慣れたいつもの日本映画の風景になってない。なのにキャストが見慣れた人々という、違和感のある異種風味。この手は今後もいろいろ試したい。あれだけの日本人キャストとスタッフを欧州まで送るにはそれだけで莫大な費用だが。

2021年11月28日日曜日

小松菜奈「ヒーローマニア」(2016)

「ヒーローマニア」(2016 ジャンゴフィルム)を見る。原作は福満しげゆき「生活」。監督は豊島圭介、主演は東出昌大。配給は東映と日活。

東京から新幹線で2時間ぐらいの場所にある人口30万の架空の地方都市の30歳フリーター(元サラリーマン)東出のナレーション状況説明で始まる。(東出はナレーションが上手くない)
いきなりアクションシーン。この街はかなり民度が低く荒れている。コンビニ客チンピラに金を巻き上げられる。主人公でなくとも金属バットで殴って回りたくなるクズだらけ。

悪人たちに正義の鉄槌という私的制裁を加える話。それは爽快にきまってる。
コンビニで立ち読みしてた赤ニット帽の下着泥棒(窪田正孝)が有能。ヒュッとワイヤーを飛ばして中を跳ぶ。(窪田は挙動不審野郎を演じたら一流)

初老の殴り魔(片岡鶴太郎)が強い。片岡さんのコメディアン俳優的役回りは久しぶりに見た。そういえば片岡さんはプロボクサーだった。そりゃ強い。金槌で殴ったら相手は死ぬがな。

片岡はこの街の生態系が乱れていることを説明する。強くて怖い大人がいないから若者が乱れている。
東出は窪田、片岡と組んで悪人をボコボコにして「吊るす」ようになる。(これはやりたいw)

三つ編みメガネ女子高生が小松菜奈。これはさすがにブス。(自分は好きだが)
3人が吊るすところを動画撮影。「わたしも仲間にいれろ」と押しかけてくる。次のターゲット選定に口を出す。手帳を見ながら。
ぐだぐだしたやりとりをしつつ、4人は珍走団を襲撃し吊るす必殺仕事人。
小松は制服か緑ジャージ姿だが、たまにショートパンツでふとももサービス。
マスコミによって「吊るし魔」と命名。話題騒然になるのだが、4人はそれほど身バレに用心してない。そもそも荒れた若者を取り締まってない警察なんだから吊るし魔を追わないだろ。

そして黄色のレインコート姿の本物のガチ通り魔が出現。東出「本当の人殺しを罰するのは俺たちの役目じゃない」

元人材派遣業経営のホームレス船越英一郎が「吊るし魔」の法人化を提案してくる。
そしてピンクのウィンドブレーカー姿で街を見回る「ともしび綜合警備」。こいつらほぼチンピラだが、「吊るし魔」の下部組織?
小松は船越の秘書になってる。印象がまるで変わってきた。ミニスカ姿カワイイ。

この綜合警備が容疑者を脅迫してお金を得ている?新たな街の支配者?ともしび綜合警備の裏の顔を暴こうとするジャーナリストにも制裁。
なんか展開が読めなくなってきた。東出「会社にしてよかったんでしょうか?」

そして新たなる戦い。片岡は黄色いレインコート通り魔に殺害(?)。超能力使いまで登場。
通り魔が目撃情報の姿のままナイフ持って白昼堂々歩いていて誰も通報しない。まるで警察が機能してない街。ナイフ持ってるやつに素手で立ち向かうな。この通り魔が展開が読めな過ぎてイライラした。
世界観がマンガでむしろ清々しい。細かいことは説明しないところも良い。考えなくていい。トンカチで思いっきり頭を殴ったらどうなるか?そこもまったく考えていない。メチャクチャ。
東出がヘタレすぎて最後までイライラした。小松菜奈がなかなか登場しないのもイライラした。
ぶつぶつ独り言をいうおばさんは危ないみたいな決めつけはどうなの。いじめてたチンピラたちが結局正しかったってことになってしまう。

2021年11月27日土曜日

小松菜奈「来る」(2018)

小松菜奈が出てるので「来る」(東宝)を見る。原作は澤村伊智「ぼぎわんが、来る」。企画制作に川村元気らが名を連ねる。山内章弘が制作総指揮。監督脚本は中島哲也。主演は岡田准一

ビジュアルを見てもどんな映画なのかまったく想像がつかない。開始数秒でジャンル的にジャパニーズホラーだとわかる。そして中島監督らしいやたらテンポのいいPOPさがどぎつい映像と音楽。

妻夫木聡(軽薄バカ)は田舎に法事で黒木華を連れ帰る。黒い服の年よりたちは気味の悪い話をする。走り回るこどもたち。みんなぺらぺらお喋りバカ笑いウザい。黒木は居心地悪い。こんな口うるさい親戚の多いやつと結婚するのが悪い。
そもそも結婚式に出席してる家族も友人たちもみんな品がない。みんな醜怪。てか、バカみたいな結婚式シーンとその後(軽薄な現代日本の縮図)が長すぎる。こんなやたらカラ元気ポジティブCMみたいなシーンはカットすればもっと短く予算も圧縮できるだろ。テンポがよくても飽きる。

妻夫木には何か悪いものが憑いてるようなのだが、同僚太賀(バカ)に怪異現象。会社で血みどろ。何かの噛み傷が?何の呪いだ?!
娘の知紗は可愛く成長するのだが、妻の黒木華も何も家事ができずにノイローゼ。大学の先生青木崇高(民俗学)に相談してみる。さらに自宅に怪奇現象。何かが来た?知紗をさらっていこうとする?

オカルトライター野崎(岡田准一)に事態の解明と除霊を依頼。野崎は霊媒師キャバ嬢比嘉真琴(小松菜奈)登場。
この小松菜奈が一見小松菜奈だとわからないw ピンク頭にタトゥー。ぼそぼそ喋る。聞き取れない。こういうキャバ嬢も需要あるのか。
やっぱり下着姿で寝ている。小松はお尻から太ももに自信を持ってるようだ。白くてすべすべ。
妻夫木の家に小松菜奈はやってくる。そこで正体不明の凶悪な何かと対峙。
そして小松の姉松たか子からアドバイス。松さんが低い声で冷徹。
さらに霊媒師柴田理恵が登場。ケータイに混線したようないろんな声。柴田理恵さんまでも中華料理店で腕を引きちぎられ血まみれ。柴田さんの雰囲気が他では見たことない感じですごい。

妻夫木の落ち着きのなさと騒々しさが酷いw まるでコント。子どものころにとんでもない呪いを受けたようだ。
え、映画の中間で妻夫木聡死亡!?黒木華は夫を亡くしてパートタイム。すぐ熱を出す娘に振り回される黒木。最初やさしかったスーパー店長(伊集院)もだんだん邪険。ここが見ていてすごく嫌。

夫妻夫木は育児ブログを書き込むのに夢中なわりに育児を手伝ってなかったw しかも性格悪い。そのへんの黒木さんの回想とやさぐれ。見てて地獄。しかも母が毒親。なにこれ。人間の闇。つぎつぎと嫌な人が出てきて不快。社会と人間のほうが怖いんですけど。

松さんは警察トップを動かすほどの霊能力者だったの?!頼りがいあるー。
マンション前で国家規模で壮大な除霊儀式をするとかすごいなと思った。ロケを目撃した人はすごく驚いたに違いない。

終盤つぎつぎと人が死ぬ。そういう悪魔祓いホラー。祭壇が破壊され霊能力者全滅?!どんだけ質の悪い悪霊なんだよ。もうなにがなんだか。

サスペリアよりは面白かったかもしれない。でも中島監督にはつきあいきれん。あんまり子役をびーびー泣かすな。
あと、音楽にBONNIE PINK「evil and flowers」が唐突に使われていて強烈に懐かしかった。

2021年11月26日金曜日

小松菜奈「さくら」(2020)

西加奈子の小説を映画化した「さくら」(2020 松竹)を見る。監督は矢崎仁司。脚本は朝西真砂。自分はまだ一冊も西加奈子を読んだことがない。小松菜奈も出てるし、櫻坂の小林由依も出てることだし映画で見てしまおう。

家族を描くので子役たちの演技から始まる。犬をもらい受けてきて「さくら」と命名。
そして大人になった北村匠海が坂の上にある住宅街の長谷川家に帰ってくる。家出してた父(永瀬正敏)も帰ってくる。さくらに会うために。母(寺島しのぶ)「お父さんには何も言わんでええよ」
妹美貴(小松菜奈)はショートパンツ(ミニすぎ)にTシャツにどてら姿。この映画の小松は家ではずっと薄着ショートパンツ。細くて色白ムチムチというエロス。

この映画は現在と過去を行き来する。時系列がバラバラ。ほぼ回想シーン。
少女美貴に関西弁で性教育という箇所が不快で見てられない。父と母の出会いから長谷川家を北村が説明する。そんな家族の歴史ドラマ。
兄一(吉沢亮)は野球部のエースでヒーロー。モテ男。彼女を家に連れてくる。今のテーブルにはフルーツが盛られる。セーラー服小松不機嫌。
彼女役が水谷果穂。ケバイが愛想も何もないヤンキー女。この子もなぜかミニすぎショートパンツ。
北村と吉沢の家風呂でふたり思春期の性について話ながらの入浴シーンは女子たち熱視線かもしれない。
渋沢栄一の吉沢亮を見た後だと、吉沢がすごく子どもに見える。

父同級生がオカマバー勤務。父との関係を疑った母と息子娘(制服姿)がオカマ加藤雅也の店に会いにいくシーンとか狙ってる。

北村には山谷花純が接近してくる。北村を家に連れ込む。北村を前に服を脱ぎだしてベッドに。なんだこいつ。
以後、この女とのシーンはすべてベッドの上。みんな行動がストレート。
55分ほど経過してやっと、小松のバスケ部ともだちとして櫻坂の小林由依が登場。小林(埼玉出身)が関西弁を話してる。セーラー服で寝転がって見つめ合ってるふたりに百合を感じる。スケバンに絡まれるも返り討ちの埼玉の狂犬。マジスカ学園みたい。

兄吉沢は引っ越していった矢嶋さんから何も返事が来なくなっていて落ち込む。時計の電池を買いにいくと言って出かけて車に轢かれて大怪我。ハンサム顔が焼けただれて麻痺(この特殊メークが怖すぎる)。もうちょっとマシな形成外科技術はないのか。
脚の自由も失う。さめざめと泣く。なのに妹はにやにや笑う。

小林由依が卒業式でマイクパフォーマンス演説で未成年の主張。「長谷川美貴が好き!♥」式典が騒然w 
「女子高生の無駄遣い」と同じようなキャラ。女の子しか愛せないという美少女アイドルって実際にどこかにいないものか。男が嫌いと宣言をするアイドルはいないものか。
美貴は卒業後も家にいて兄につきそう。車椅子の兄を公園へ散歩に連れて行く。
美貴は矢嶋さんからの手紙をすべて隠していた。この妹は兄の恋路の邪魔をしてた。最悪。北村激怒。妹をぶちのめす。
そして兄は夜中の公園で自死を選ぶという最悪バッドエンド。妹痴呆。葬式で失禁。家庭崩壊。なにもここまで残酷に描かなくても。
妹は「お兄ちゃん…」と心の叫び声をあげながら、火照ったカラダを持て余す。

そして愛犬さくらが病気。家族は犬を抱いてどうぶつ病院を探して深夜さ迷う。父の運転する車は赤信号も無視してる。
悲壮感から絶望感。大阪府警パトカーが現れたときはさらなる不快感。こいつら一般市民に対する口の利き方がなってない。ヤクザや不良と話すような口をきくな。監督も警官を明らかに不快な存在として描いてる。懐中電灯で顔を不躾に照らしてくるときの嫌そうな顔。

ラストが犬のう〇こエピソード。楽しいようで哀しい家族。北村君の淡々としたナレーションで死んだような目で見る映画。正直、面白いことはない。むしろ責め苦。

障がい者がわが身の不幸を嘆いて自ら命を絶つような小説は書くなと言いたい。そんな映画を作るなといいたい。それを見た身体にハンデがある人やその家族はどう感じる?

主題歌は東京事変「青のID」

2021年11月25日木曜日

小松菜奈「サムライマラソン」(2019)

「サムライマラソン」(2019)を見る。小松菜奈が結婚してしまったので急きょ見る。
原作は土橋章宏「幕末まらそん侍」。この作者の本は1冊積んであるのだがまだ未読。

幕末、安中藩であったマラソン大会「安政遠足」という史実を元に、黒船来航と公儀の陰謀を絡めた、よくあるエンタテインメント娯楽時代劇。たぶん「超高速参勤交代」のようなノリの映画だと想像。

ジェレミー・トーマスの企画制作で、監督脚本はバーナード・ローズ。
なんと音楽がフィリップ・グラス。日本の時代劇にグラスの音楽が合うのか?
そして衣装がワダエミというワールドクラスな日本時代劇映画。
制作はセディックでほとんどの出演者スタッフは日本人。日本での配給はギャガ。

黒船来航とペリー上陸のシーンがあまり映像で見たことのないパターンだった。浦賀の浜辺で幕府大老とバーボンウィスキー?ペリーが軽い。面白おかしく創作したものだろうと推測。アメリカ側からのイメージなの?

キャストが豪華。日本人が見て違和感を感じないどころか、日本人が見ることを想定したキャスト。日本人スタッフが作ってるのだから普通に日本の時代劇。

ビジュアルから小松菜奈はてっきり花魁か何かだと思ってたら安中藩主板倉の姫か。絵師を目指してるが父に認めてもらえないという設定。
小松はあんまり日本髪が似合わない。顔がお武家の娘らしくない。憤怒の表情がほぼ獅子舞。

主人公唐沢甚内は佐藤健。この俳優が時代劇をやるとそのまま「るろうに剣心」。公儀のために密かに安中藩を監視する隠密の家柄。目立たないように武士として日々過ごしてる。妻子もいるがその役目を知らない。

藩主の板倉が長谷川博己。城下は緊急の登城。なんだなんだ?と集まってみたら、攘夷のための士気向上「遠足」開催の下知。
一着の者には望みをかなえる。森山未來は殺気立ってる。染谷将太はだらしなそうだが本命候補?一着にならないように賄賂?
唐沢は考える。単なる「遠足」ではないな…。こいつの報告のせいで重大な事態が起こるのか。
一方そのころ雪姫(小松)は城内を抜け出す。川原にいるところを卑賤な者に襲われる。だがこの姫は武士道の心得が?脇差で制圧するのだが、なぜ息の根を止めない?

姫の着物を持参した男を平九郎(森山)はスパッと一刀両断首をはねる。
姫はいったいどうなった?男装して下級武士の身なり?いや、バレるだろ。江戸を目指すにしても手形もないし関所を通過できない。この姫も遠足に参加。

このマラソン大会参加者がみんな刀を提げたお侍。ほとんどの参加者がべつに一着を目指してない。わりと平和な雰囲気で始まるのだが、武士たるもの最下位になったら大変な事態になるのでは?コースもアバウトだしレフリーもいない。

唐沢が江戸に送った書状を見て五百鬼(豊川悦司)はさらに隠密を派遣。拳銃を持ってる。不穏な雰囲気。

登場人物たちがあまり声を張って喋らない。お侍らしくない。みんなバテバテ。やたらゲロ吐くやつもいて汚い。
それぞれに思惑があるらしいのだが、レースの状況がよくわからない。コメディなのかシリアスなのか。

誰が一着になるのか?少年から初老の者までチキチキレース?という楽しい展開を予想してたらまったく違った。市を挙げてのマラソン大会開催中にテロ戦争?

サムライらしくない男がリボルバー拳銃を訓練もしないですぐ使いこなせるのか?拳銃の弾を何発無駄に撃つんだ。
熊が出たり、裏切りとか、谷底に転落とか、演出がよくわからなくてストレスがたまる。
あんな少人数で藩を襲撃する側も命知らずすぎだし憐れだろ。
あの殿様は一体何なんだ?こいつのきまぐれが大迷惑。なにが新しい時代だ。

キャストは豪華。良いカットが撮れていた。だが、正直面白くない。結果、見てよかったことはない。タイトルが合ってない。期待したものが出てこない。珍味すぎた。
格キャラの膨らませ方はいかにもハリウッド。脚本がダメだと感じたが、それはつまるところ原作もつまらないのか?雰囲気黒澤映画みたいなものを作りたかっただけなのか?

2021年9月18日土曜日

小松菜奈「糸」(2020)

中島みゆきの名曲をベースとした映画「糸」(2020 東宝 TBS)を見る。企画プロデュース平野隆。脚本は林民夫。監督は瀬々敬。主演は菅田将暉小松菜奈

北海道に生れた男女の出会いとそれぞれの人生。男女の前を通り過ぎていく多くの登場人物たち。北海道、東京、沖縄、シンガポール。平成ニッポン30年史を描く男女の壮大なソープオペラ。
この映画の後に菅田と小松はリアルにラブラブなので、それぞれのファンは見るのがつらいかもしれない映画。(こういうの、女優は若い男性ファンを失うだけなのに)

おそらく、ガッキー主演の「ハナミズキ」と同じようなノリで作られたに違いない映画。こういうダラダラ長い映画を作るのはTBSじゃないかな…と思ってたら、やっぱりか!
これがもう予想したとおりの幼い男女が出会って、人生いろいろあったよね…っていう映画。
北海道美瑛の風景がやっぱり壮大。どっちを向いても広い草原がある。北海道は土地が有り余ってるのになぜに人が移り住まない?農業はもっとなんとかならないのか。

少年が花火大会で知り合った心優しいヒロイン少女がなんか暗い。将来の夢を描けない。
そして失踪?家庭がなんかおかしかったという証言。暴力をふるう若い男?ごはんは別の家で食べさせてもらってる?
そして7年後、チーズ工場で働く菅田将暉。職場の同僚が榮倉奈々

その1年後、友人(成田凌と馬場ふみか)の結婚式に参加するために東京。ああ、このカップルは13歳のときのあの子たちか。渋谷で13歳のとき美瑛から失踪した園田葵の目撃情報。

物語は数年スケールで前後する。再び中学時代の回想シーン。
目に眼帯した少女とか見てらんない。これは児相案件。子どもが粗暴な父から乱暴されても近所が通報でもしないかぎり露見しない。平成はそんな問題も解決できなかった。
少年は少女を連れて逃げる。雪の中を軽装で。青森のリンゴ農園で働こう!
だがそこに無能警察登場。状況把握能力が著しく欠如してる。なぜに子どもたちが逃げるのかわからないのか?目の周りが赤く腫れて眼帯してるのに?少年に暴行を振るうのに?即父親逮捕だろ。なぜに子どもの方を押さえつける?大人なら優しい言葉で諭せ。この警察官は全員処分しろ。
中島みゆき「糸」をバックに警察官がこどもたちを取り押さえるスロー映像。いまだに金八先生みたいな演出。

美男美女に成長して再会した菅田将暉と小松菜奈。思い出話。園田(小松)は経営学を学ぶ大学生になっていた。「漣くんに会えてよかった。じゃあね。」金を持ってそうな斎藤工社長のクルマで去っていく。
その1年前に園田はキャバ嬢。そのとき斎藤工社長の御指名で出会う。高層マンションで同棲中。だが、社長は資金繰りに詰まって失踪。この映画、ひたすら映像で説明していく。

そして沖縄。社長は髭面の釣り人になっていた。押しかけ女房。地元の古老たちとカチャーシー。
菅田と榮倉は一緒に住むことになった。成田は1年で離婚し美瑛に戻って二階堂ふみという新しい女。この映画、ちょっとした脇役も豪華。
役場で菅田は小松と再会。何年も会ってない母の生活保護の件で来てるとか…、顔を合わせるのも気まずい。
園田母を探して函館へ。漁村の兄を訪ねると母(山口紗弥加)はすでに死んでいた…。

9年間いろいろあった園田に対してずっと美瑛から動かなかった漣は「これからも美瑛で暮らしてく」と小松を見送る。沖縄に戻ると斎藤工は消えていた。この男はやはり金。
小松はキャバ嬢時代の友人山本美月を頼ってシンガポール。金持ち中国人相手のネイルサロン?まさに流浪。
山本は客とのトラブルで仕事をクビ。日本に帰ろう。しかし園田は経営学を勉強してたおかげで起業を決意。資金を稼ぐためにホテル客室清掃、観光ガイド、厨房、バイトの毎日。

榮倉は妊娠中なのに悪性腫瘍?産むか手術か?ギリギリの選択…かと思いきや、もう次のシーンでは子どもが生まれてる。
榮倉はガリガリになって死んでしまった。幼い子どもを残して。とにかく駆け足。

園田はシンガポールで成功。マリーナベイサンズをバックにセレブパーティー。なのにやっぱりまた山本が会社の金を不動産投資で溶かして逃げるという暗転。そんなことばっかりやってるw 
園田は斎藤工社長から受け取った金で乗り切る。高杉真宙に退職金を渡す。そこで中国語版中島みゆき「時代」が流れる。なんで?
園田はひとりカツ丼で涙。スピーカーから「糸」が流れてる。なんで?

そのころ漣は美瑛から世界へ出せるチーズ作りに試行錯誤。死んだ妻の両親にチーズをふるまうのだが、もう十分だからどこへでも行け!と言われる。成田の妻二階堂も躁鬱症?
そんなお通夜みたいな状態で中島みゆき「ファイト」を成田は熱唱。今それ聴きたくないw
いろいろあった末に、園田はかつて暮らした嫌な思い出のあの家に戻る。泣いてるところを漣の娘に慰められる。
時は平成の終わりのカウントダウン。平成の走馬灯。そしてフェリー乗り場での園田と漣のすれ違いの末の再会。

130分で見る「北の国から」みたいな、いろいろあっていっぱい泣いて…という人間ドラマ。いろいろ展開は早いのだが長くて飽きた。正直、2回目は見たくない。
漣の両親家族がまったく登場しないし触れもしないのは違和感。

はあ、モッチリ色白で小松菜奈かわいい。こんな映画いっしょに撮ったらお互い好きになっちゃうでしょという映画。

2021年3月20日土曜日

長澤まさみ「第44回日本アカデミー賞」最優秀主演女優賞を受賞

毎年恒例の日本映画のお祭り「第44回日本アカデミー賞」授賞式が今年もグランドプリンスホテル新高輪国際館パミールより中継放送された。

去年はコロナの影響により無観客でのやや寂しい授賞式だった。今年の授賞式も東京は多くの新規感染者が出てる緊急事態宣言下。
だが、去年と違ってコロナと闘う経験を蓄積した状態で観客も入れての開催。希望を持って前を向いて歩く。

2020年度は映画の劇場公開が困難だった年として後年まで記憶されるに違いない。洋画は軒並み公開延期。そんな中で多くの邦画が記憶に残った年。(「スパイの妻」が選考基準から外れた件には自分も言いたいことはある)
日本アカデミー賞にケチをつける人が多い。だが、毎日映画だろうがキネマ旬報ベストテンだろうが、誰しも納得の結果になる映画賞は存在しない。大規模な話題作に向けた賞、小規模で批評家に評価されるような映画のための賞、いろんな規模の賞があってかまわない。多様性とすそ野が必要。日本アカデミー賞ほど授賞式を華やかに開催してテレビ中継してくれる賞は他にない。
長澤まさみは2020年も馬車馬のごとく日本映画のために働いた。フジテレビのつくる娯楽作映画と、重たい社会派の映画。映画女優長澤まさみは人気と実力の両方で評価されるように出演作を選んでる。
今年の長澤まさみは「MOTHER」「コンフィデンスマンJPプリンセス編」の2作品で主演女優賞ノミネート。2年連続でのアカデミー。すごい。
まさみと同世代の人気女優でも映画賞とはぜんぜん縁のない人も多い。話題作に出演し評論家筋から評価されないとこの賞には呼ばれない。映画ファンに評価される作品を引き当てる運も必要。それら条件をクリアして毎年のように登壇してるまさみはすごい。平成令和を代表する女優と言って間違いない。
昨年、最優秀助演女優賞を受賞したことで、まさみはプレゼンターとしても登壇。最優秀助演男優賞として渡辺謙さんの名前を読み上げ、トロフィーを贈呈。
今年のドレスはまあまあ期待に沿うものだった。今のヘアスタイルは自分はあんまり好きじゃない。かなり小泉今日子さんっぽい。
小松菜奈、広瀬すずも主演女優賞を受賞。まさみと一緒にステージへ。小松菜奈は顔が個性的。すらっとしててスタイルがよい。
今回の広瀬すずはこのヘアスタイル。うーん、あんまり可愛くない。
今回のすず主演映画は自分としてはまったく笑えないクソコメディー映画だった。
長澤まさみが最優秀主演女優賞を「MOTHER」での受賞した。

だいたい予想はしていたものの、やっぱりまた今年も最優秀賞という結果には震えた。またまさみが遠くへ行ってしまったようで、嬉しくもあり悲しくもある。
まさみはスピーチを始めようというとき感情が高ぶって言葉につまった。涙が頬を伝った。そして語り始めた。
本当にたくさんの方に支えられなければ映画作りはできないんだなということを、去年身に染みて感じました。きっと、本当は作りたかった映画を去年作れなかった人たちもたくさんいると思います。そして映画も公開できず先延ばしになっている人たちもたくさんいると思います。その中で映画を公開してたくさんの方に観に行っていただけたことが本当にうれしいですし、これからも誠実に映画作りに向き合ってがんばっていきたいなというふうに思います。本日は誠にありがとうございました。
美しい涙だった。まさみは自分の事よりも、昨年映画が公開できなくなったりした映画関係者たちのつらい気持ちを代弁した。
まさみは日本映画を代表してスピーチしたような感じ。おそらく事前にこういう話をしようと準備していたのかもしれない。まさみはどっぷり日本映画と一体化してる。映画人はまさみの同志。
この賞を受賞したことで来年度の授賞式MCをまさみが務めることになった。まさみはまだ一度も司会をしたことはない。これは楽しみ。来年まで生きなければならない理由がひとつできた。

2020年11月12日木曜日

小松菜奈「夢を与える」(2015)

小松菜奈菊地凛子が主演した2015年のWOWOWドラマ「夢を与える」をようやく見た。監督は犬童一心。

綿矢りさの原作は2007年に出た直後に読んだ。自分は綿矢の本は「インストール」「蹴りたい背中」から「勝手に震えてろ」まですべて読んでいたw 史上最年少芥川賞の才能に震えていた。だが、もう読んでないな。
この本が出たときの綿矢は早大を卒業しプロ作家になったころ。わりとショッキングな内容。

このドラマも本放送のときにいちおう全話録画しておいた。いつか見るだろうと。だが、一度も見ないままにHDDが逝ってしまって見れなくなっていたのだが、今は配信で気軽に見れる。

原作ではラストに書かれている恐怖展開を、このドラマはいきなり性行盗撮動画流出で大騒動…という始まり。(綿矢原作は結合する局部などの描写もあって過激。)

両親と3人協力しながら美少女子役からスターモデル女優へと歩んでいく成功物語なのだが、人気絶頂に到達したときに、背中にタトゥーのある性悪半グレ男に引っかかる。リベンジポルノどころか最初からそれ目的の盗撮で転落するというホラー展開。

子役がだんだんとスターになっていく過程と転落を交互に描く。親子が得たものと失ったもの。人気絶頂のころと転落後の周囲の人々の表情があまりに落差がある。これが人間か。社会は怖い。

日仏ハーフヒロイン阿部夕子の子役時代を演じたのは谷花音。残念だがまったくハーフ美少女には見えない。
少女の母菊池はフランス人夫と会話がフランス語。そういうのいらないと思った。

見ていて嫌な気分にしかならない地獄のような内容。周囲の大人たちがそろいもそろってアホ。事務所の男たち、マスコミ、みんな芝居がかってヒステリック。
映像から本人かどうかの検証は科学警察やAIの仕事だ。本人が否定すれば証明のしようがない。コメントを求められても何を言えと?

で、このドラマは当時18歳の小松菜奈を鑑賞するドラマ。小松の活躍は第2話から。
高貴なスターを田舎の公立中学に通わせるなよ。やっぱりクソ男子生徒だらけ。だが、濱田龍臣くんは明らかに小松と同等のスター。
走高跳CMはすごく良い。出演するバラエティがほんとにありそうな番組。
ADがキモすぎる。こんなやつとは絶対一緒に仕事させるな。

夏帆がバラエティで色気を振り撒くちょっと頭悪そうなアイドルグループのひとりで笑った。夏帆の演技がすごい。ここからテレビつけて見た人はほんとにこんな深夜バラエティ番組かと思うはず。リアルすぎ。

突然の事故死がコントにしか見えなかった。なんと安っぽいのか。バラエティ番組の裏側の人間たちが酷い。テレビ局の雰囲気が悪すぎる。テレビ局の上層部もクズ。ディレクターもクズ。
ステージママになった菊池も酷い。こいつも悲劇の元凶。「キャラがかぶるハーフタレントには話を振るな!」とか、いい大人が言ってて恥ずかしくないのか。

エゴサーチで落ち込んでストレスで禿げるとかフィクションであっても可哀そう。ゲス男につぐゲス男。地獄につぐ地獄。最悪に胸糞悪いドラマ。「渇き。」に匹敵する地獄。
夢を与えるはずが、いろんな人間の欲望に喰われた美少女の話。こんなに酷い日本で今見るべきでないドラマ。

こんなん見たら子どもを芸能界に入れたいなんて誰も思わないはずだ。このヒロインの失敗はマネージャーの失敗。娘は不良男と出会った段階で負け。
てか、現実世界ではこのダンス男はヤクザ使って消されるはず。

第4話はドラマオリジナルな内容。蛇足。くだらない。これは原作のほうが上。
保護者は現場に立ち会う権利があるのでは?あのキモディレクターは社会的に抹殺するべき。

2020年6月7日日曜日

小松菜奈「さよなら くちびる」(2019)

小松菜奈、門脇麦、成田凌の3人が主演した「さよなら くちびる」(2019 GAGA)という映画あるので見る。原案脚本監督塩田明彦。この監督作をひさしぶりに見る。

小松と門脇はハルレオというギターデュオだったのだが関係も冷え切って移動バスもギスギス して会話ゼロ。解散の噂もある状況でのツアーという場面から始まる。まるでかつてのフリッパーズギターw

おかっぱボブ小松菜奈がタバコ吹かしながらスマホをダルそうに見てる画がすごく心に刺さるw 昼間から酒。こんなギタ女いたら応援するしかないわ。
小松はガソリンスタンドで目が合っただけの男と合流してどこかへ消える。本番までには戻るとだけ言い残す。性悪で素行不良ミュージシャン。

で、これまでを回想する映画。クリーニング工場バイトで不良娘レオ(小松)に「一緒に音楽やらね?」と声をかけたのがハル(門脇)。ハルはレオにギターを教える。
レオ「なんでわたしだったの?」ハル「歌いたそうだったから」
門脇がギターで曲作ってる川原のベンチが「もしや?」と思ったらやっぱり旧岩淵水門のところの中島。自分もあそこで楽器練習したことあったわ。
冒頭の屋外シーンがなぜかどれも風が木々をわさわさ揺らしてる。あえて風の強い日に撮影?

ストリートで歌ってるとやがて成田凌がマネージャーとして合流。
だが場面はこいつの車で各地のライブハウスを回る解散全国ツアーロードムービー。

松本まりかが音楽番組のMC役。この女が痛くて小松がテンションだだ下がりしてるシーンが面白い。小松が不良問題児すぎ。DV男に殴られ顔がボコボコ。
音楽は門脇がつくってる。小松は隣にいるだけの飾りで悩む。そして三角関係で関係が崩壊していく。
説明なく時系列が行ったり来たりで見てて混乱。視聴者は小松のヘアスタイルで判断。

地方で中古レコード店をめぐってる小松菜奈と成田のシーンとかまさに理想のデート。
コインランドリーで洗濯とかメジャーでないバンドのツアーの日々ってこんな感じか。いろいろとリアル。
全国ツアーでありながら宿泊してるシーンがまったくない。まさか車中泊じゃないよね?

函館ラストライブのファンとか、自分も見に覚えのある痛い青春の一場面。
インディーズバンドや売り出し中のギタ女を追いかけたことがある人なら誰もがどこかで見た風景だらけ。

3人が出発点にまた戻って別れていくシーンが切ない。何もかもがずっと切ない…って思って見てたら、思わず笑顔になれる素晴らしいラスト。

楽しいと思ってることを止めるって決める必要はない。そういう映画。イタくてなにが悪い!バカでなにが悪い!
ここ数年見た音楽青春映画で一番好き。邦画にありがちな説明セリフシーンや余計な演出がなくて潔くて清々しい。
主題歌「さよならくちびる」は秦基博、挿入歌「誰にだって訳がある」「たちまち嵐」はあいみょんが楽曲提供。

2020年6月6日土曜日

小松菜奈「バクマン。」(2015)

小松菜奈出演作リストの中でまだ見てなかった「バクマン。」をやっと見た。監督脚本は「モテキ」の大根仁。製作市川南の東宝映画。もう5年前の映画なのか。

まず冒頭で週刊少年ジャンプがいかにすごいコミック誌であったかを主演2人のナレーションで説明。

そもそも佐藤健が教室でマンガイラストを描いている高校生って無理だろって思った。
神木隆之介くんはどの映画を見ても神木くん。すごくハキハキ強く喋るメガネ役が個性の俳優。この二人が高校で出会ってマンガを描こう!ということになる。まんが道。

小松菜奈が最初のカットから光り輝いてる。天使かよ!ってぐらいスタイルが良い。笑顔が強い。今まで見た小松菜奈映画の中でも特別に可愛く撮れてる。さすが大根監督だ。大根は女優にちょっとでもブスに映る一瞬を許さない。
夏休み、ふたりはマンガを書き上げる。
ジャンプ編集部で電話をとる山田孝之がいかにもダルそう。期待してないにしても持ち込みに来た高校生に希望が持てるように接しろ。
って思ってたら山田はふたりを正しく評価。編集長リリーはやや厳し目評価。

ふたりはあっという間に懸賞で準入選。パーティー席上で桐谷健太、新井浩文、皆川猿時といったライバルで仲間と出会うのだが、同時に染谷将太という天才高校生に出会う。

佐藤健は大好きだったおじさん(宮藤官九郎)の「バックマン」が打ち切られたことでリリーを根に持ってる。新連載を持つのも競争。アンケートの成績で打ち切りの危機にも耐えるのも競争。
ジャンプ連載の漫画家と編集者がどういうことをしているのかが示される。編集者の会議とかリアルにそれっぽい。
結果、主人公ふたりだけが新連載を得られない。ふたりは自分たちの王道を探す。

新連載のアンケート人気バトルの表現はマンガ家をテーマにした映画ならでは。
だが、連載の厳しさをふたりは味わう。3週4週と人気を保って単行本になってアニメ化って大変なことなんだなと気づかされる。ふたりはボロボロ。

CMやドラマでよく見る人々だらけの映画。見ていてずっと楽しく飽きない。爽快感もある。
なんか、原作になんの思い入れもない自分でも面白かった。大根監督、さすがだ。エンドロールも「モテキ」なみに面白い。リリー・フランキーもさすがだ。

主題歌はサカナクション「新宝島」。つい最近の曲だと思ってたけどもう5年前の曲なのか。この映画の音楽を担当したのもサカナクション。

2020年2月4日火曜日

小松菜奈「恋は雨上がりのように」(2018)

「恋は雨上がりのように」(2018 東宝)という映画があるので見る。小松菜奈が主演なので見る。

高校の授業中に居眠りから目が覚めるといきなり走り出す。主題歌が流れるテンポのよいMV映像。これがアニメのオープニングみたい。どうやらこれはマンガ→アニメ→実写化という流れを踏んだものらしい。

出演者が大泉洋、吉田羊、濱田マリなどなど邦画やテレビドラマで見る面々がいつもの演技をしていてキャスト的に新鮮な感じはしない。
ファミレス店長大泉、客のクレームに頭を下げる。こういうの、ドラマであっても一番見たくないシーン。
で、このムッツリ顔ヒロインがなぜか店長大泉に恋心w うそだろ。
家から遠く離れたこのファミレスでバイトする理由が回顧シーンで説明。陸上を離れた理由も説明。陸上部の爽やか次世代ホープJKが清野菜名

この映画、小松菜奈のJK制服、ファミレスバイト、ヘンテコTシャツ、陸上短距離選手姿が交互に見れる映画。
小松は部屋ではほぼほぼ下着シーン。意外にふとももがムチムチしてた。自分、JK制服はなぜか白ワイシャツにネクタイが一番好きw

バイト店員小松は客の忘れたスマホを追いかけて届けるさいにまた脚を痛める。店長は病院に送り届け親にも菓子折り持ってご挨拶。どんだけ丁寧な仕事してんだよ。

まっすぐすぎる小松は助手席で大泉に告白。強引に交際を迫る。デートの約束も取り付ける。なんでふたりで見る映画が「寄生獣」なんだよw

周囲が高校生なのに勘繰りが鋭すぎ。友人がおじさん好きってだけで泣くなよ。障害があればあるだけ盛り上がる。ありがちなのだが、この映画はぜんぜん予想通りじゃなかった。
中年男性と女子高生というどうしたって無理なラブストーリー…かと思ってたらぜんぜんそうじゃなかった。恋愛ドラマ映画じゃなかった。
ラストはえ?終わり?!って思った。

でも結果、暑苦しさも湿っぽさもまったくない爽やか映画。清涼飲料のような映画。
主題歌は鈴木瑛美子×亀田誠治「フロントメモリー」

2020年2月3日月曜日

小松菜奈「坂道のアポロン」(2018)

小松菜奈の出演作に「坂道のアポロン」(2018 アスミックエース 東宝)という映画があるので見てみる。これも三木孝浩監督作。

医師(知念侑李)がお年寄りたちを診察しながら高校時代を回顧するドラマ。横須賀から長崎に転校した大人しく真面目な高校生が主人公。
かけがえのない友と出会ったあのころ…という映画なのだが、これがどうも昭和40年ごろの話?

何の予備知識もなく見たのだが、とても古くさい青春映画を見ている感じ。見ていてとても恥ずかしい。

今では絶滅したジャズに熱中する高校生たち。一昔も二昔も前の高校生。ジャズをカッコイイ知的な嗜みとして吹かしまくる。ジャズをわかってる俺たち、かっこいい!w
ケンカ番長の不良高校生中川大志が「嵐を呼ぶ男」的なドラムを叩く。石原裕次郎とかの時代?
ヘアスタイルがあんまり60年代っぽくない…と思ってたら、ハーフという設定だったのか。

この世代は現在70代になってるはず。これはマンガ原作の映画化だそうだが、なぜそんな時代のマンガがヒット?!なぜに今映画化?

ディーン・フジオカが東京で学生運動に熱中しジャズトランペットを吹くという、映画や小説でしか見たことのないキャラ。学生に見えない。
ヒロインの恋のライバルはまたしても真野恵里菜。三木孝浩監督作は真野恵里菜率が高い気がする。
小松菜奈の海水浴水着シーンがあってびっくり。セパレートタイプの紺色水着。
小松の父親(レコード店経営)は中村梅雀だが、この父親でこの娘はないと思う。

主人公の家庭が地獄。よその家に引き取られた子?医者になることを宿命づけられ強要される。
あのばばあが何もかも嫌味で嫌悪感。ピアノに文句言ってきたら「うるせえ!」って言って顔面に一発お見舞いしてやれ!その家の娘も嫌味。「ここはアンタの家じゃない」って言ってきたら、みぞおちに回し蹴りでもお見舞いしてやれ!

ぜんぜん新鮮味がなく、見ていてほとんど面白さを見出せなかった。ぶっちゃけつまらなかった。途中から集中力を失い流して観た。
ジャズは電気がなくても対応できるから甘ったるいグループサウンズより優位というシーンに笑った。

なにもかも予想の範囲を出ない。小松菜奈はもっと刺激的でぶっとんだキャラじゃないとダメ。

2019年10月10日木曜日

小松菜奈「自由へ道連れ」(2012)

昨年末から今年、You Tubeに椎名林檎と東京事変のライブ映像がUPされた。椎名林檎公式にあがってる過去MVを一通り見た。
自分、椎名林檎はアルバムでこそ聴いているものの、シングルや配信をこまめにチェックしてるわけでもなかったために、多くのMVを見逃していた。
で、自由へ道連れという曲は自分のiTunesに入っていて日々聴いてはいたのだが、MVが存在して、当時16歳の小松菜奈が出演していたことを今年の春までまったく気づいていなかった。

自分が小松菜奈を初めて認識したのが2013年8月放送開始のdTVのCM。実際に見て名前を調べたのは2014年1月のことだが、2012年からモデルとしてMVで活躍してたとは知らなかった。
で、キレイな映像で見たいなと思っていたところ、MTVで椎名林檎特集をやってくれたのでタイミングよく見ることができた。
このMV、ひょっとしてワンシーンワンカットMVか?
2回ほど小松がフレームアウトするのだが、背景をCGに頼っていないとすれば、やっぱりワンシーンをワンカットで撮ってる気がする。

途中で本人によってハサミで断髪する箇所がある。これがウィッグなのか本当の髪なのか?よくわからない。もし地毛だとしたら、一発撮りのプレッシャーはさらに増す。

最後には花火が打ち上げられる。3分40秒ほどの作品だが、ちょっと祝祭的で感動的。調べてみたら大関泰幸というクリエーターのディレクションだ。
ただ、フレームに収まっている小松は決められた動作と作業をすればいいだけなので、他のワンシーンワンカットMVに比べれば苦労は少なかったかもしれない。
白いシャツにヘッドフォンというアイテムは少女を5割増しで魅力的にする。

あと、今回この曲について調べてみて、ギターはなんとPOLYSICSのハヤシだということを初めて知った。ああ、なるほど。そのことを踏まえて聴くとそう聞こえる。
ちなみに、全椎名林檎MVで一番好きなのは東京事変「新しい文明開化」。