FLOWER FLOWER @ROCK IN JAPAN 2013

Sound of Forest に2年ぶりにYUIが帰ってきた。以前とは姿をかなり変えてしまったが。

16:55 サウンドチェックを終えた3人に合流するようにyuiが姿を現すと歓声があがる。
この日のyuiは金髪ショートに黒いシースルーのシャツ？に銀色のぴったりパンツ（ちょっと大阪のおばさんを連想してしまった）。フラワーフラワータオルを高々と掲げて登場。開演予定時刻なのでそのまま歌うのかと思ったけど、ローディーとスタッフたちがまだステージ上にいるのでこれからyuiのサウンドチェックなのか。

いきなり「ぴゅ～う」とピーヒョロ笛。「ティーツ」「ハァーッ」と声を出しながらマイクの高さを調節。
「フラワーフラワーです。よろしくお願いします。」と挨拶。拍手が起こる。

ジャガーを抱え、「ヘーイ」と言ったかと思うと、ついさっきZAZEN BOYSが演奏した「Kimochi」を始めた。「キサマに伝えたい～俺の～このKimochiを～♪」とyuiが歌って大喝采。YUIのZAZEN好きは昔から有名。

そして本編セット1曲目「神様」へ。最近はずっとこの曲が名刺代わりになりつつある。

次にオーディエンスの頭上に「？」が浮かんでいた英語歌詞の曲。これはJOIN ALIVEで初披露されたばかりだ。もちろん曲名不明。自分には「DOWN! DOWN!」という箇所しか聴き取れない。

「ハイッ、むらじゅん！」とMCをむらじゅんに丸投げ。「イェーイ、ロックインジャパン！静かじゃないですか？楽しんでますか？僕たちフラワーフラワーって言います。」

3曲目は唯一の公式配信されてる曲「月」。目をつぶって、ピックを持った右手を高く上げるポーズをとりながら、ときに客を指差したり笑顔を見せたりしながらオーディエンスを温める。

4曲目「POP」でyuiが手拍子を求める。片手にハンドマイクとコピー用紙。音霊で初披露されたばかりの出来立てホヤホヤの日本語歌詞バージョン。「ありがとう、ロッキンジャパーン！！」yuiがこんなこと言ったの初めてじゃないか？そして5曲目「バイバイ」

ここで重要な告知（今まで告知したことなんて一度もなかったが）「秋に自主企画のライブをやるので、よかったら遊びに来てください。フラワーフラワーでした！」「この後もまだまだ夜はあるので、夏の思い出を作っていきましょうー！」

例の波を出す器具をマイクの前で傾ける。「波のうた」だ。やはりこんなことは初めてだが、曲の途中にyuiが「幸せだな～、ありがとぉ～」と言葉を挟む。さらに演奏しながらのメンバー紹介。音霊でもやった「むらじゅん飛ばし」で「ちょ、ちょ！」。

6曲を歌い終えたyuiは笑顔で手を振り、タオルを上にあげ、跳ねるように去っていった。

FLOWER FLOWER @ROCK IN JAPAN 2013 Sound of Forest 8月2日セットリスト
1.神様
2.JOIN ALIVE で初披露された英語歌詞の新曲
3.月
4.POP 日本語歌詞Ver.
5.バイバイ
6.波のうた

FLOWER FLOWER を追いかけている人は知ってのとおり、配信されている「月」以外はすべて暫定仮タイトルだ。フラフラはまだ1枚もCDを出していない。歌詞でさえ日々変化している。ファンの間でなんとなく定着している、もしくはステージ上の足元セトリ表の目撃証言からこんな曲名で呼ばれているってだけ。毎年9月にロッキンオンジャパン増刊号でセットリストが公開されるが、そのときにFLOWER FLOWER も掲載されるかどうか注目される。

ちなみに、フラフラの前アクトZAZEN BOYS（向井秀徳）が思いつきで「長澤○さみのブラ○ャー」だの「パンツいっちょうになってぇ～」だの「ズボッとハマった泥沼」だの「とりあえず抱きしめてよ～」だの変態ビート芸の合間にYUIのCHE.R.RYも挟んできて笑いを誘った場面があったことを紹介しておく。フラフラのKimochiカバーもYUIと向井の師弟愛のなせる奇跡だったと言っておこう。

もう一点気になったことといえば、YUI時代に毎回あったような焦燥と緊張のギッシリミッチリ悲鳴と怒号、絶望の圧縮地獄がまったくなかった‥。なんでかな？フロントエリアにすごく余裕があった。次のアクトの秦基博のほうがフロントエリアがぎっしりだった‥。今年の春からのフラフラパニックもひと段落ついたってことだろうか。