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2026年3月16日月曜日

第49回日本アカデミー賞にまさみとすずが登場

今年も日本映画賞レースの締めくくり、日本映画の祭典第49回「日本アカデミー賞」授賞式が3月13日にグランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで開催。

華やかなレセプションとレッドカーペットと授賞式の様子をTVerでの配信と日本テレビの中継でチェック。なにせ今年は長澤まさみ(38)広瀬すず(27)がそれぞれ「ドールハウス」と「遠い山なみの光」で主演女優賞を受賞し登場。
じつは自分は昨年ほとんど映画を観ていない。なので今回のイベントについて何も語れない。
しかも、今年の正月に長年追いかけていた長澤まさみを失った。まあショックといえばショックだけど、もう3年ぐらい長澤まさみを必死で追いかけることもなくなってた。もう38歳になるんだし結婚も仕方ないという境地。
もう追いかけてる女優もいないんだし、今回の放送は見逃しても大してダメージない。けどテレビの前で待機してリアタイ。
まさみとすずが主演女優賞で同じステージに登壇。「海街diary」以来。
まさみともすずとも共演したことのある森七菜(24)も助演女優賞で登壇。近年は若手女優もお着物を着るケースが増えているように感じる。黒い着物にこのヘアスタイルがお似合い。

本年度は「国宝」「爆弾」「宝島」が話題の中心の年だった。自分はどれも見ていない。「爆弾」は原作は読んだ。
今回の最優秀賞などは公式サイトを見ればわかるのでここでは触れない。今年も見たということを忘れないためにここに記録する。

2025年7月21日月曜日

キングダム「大将軍の帰還」(2024)

映画「キングダム」の4作目にあたる「大将軍の帰還」(2024)をやっと見た。見ないでいるうちに地上波金曜ロードショーで放送(7月11日)。なので録画しておいて見た。
監督は第一作から変わらず佐藤信介。脚本は黒岩勉と原作者原泰久。音楽はやまだ豊。
今回は第一作からずっと謎の存在感を出してる王騎将軍(大沢たかお)主役回。
王騎の過去を回想するシーン。自分、事前に予想してなかったのだが、新木優子が摎として初登場。男として軍人として育ったやんちゃ姫。ほぼ「リボンの騎士」。
これ、自分の目当ては長澤まさみ楊端和。だが、ワンシーンだけ?!
正直それは事前に予想ができていた。楊端和が活躍するのは第一作のみ。なので今作はぜんぜん見る気が起こらなかったw
まさみ楊端和は嬴政(吉沢亮)に「お知らせ」にやってくるだけ。ズコーってなったわ。
それは河了貂(橋本環奈)も同じ。出番が少ない。高みから戦況の見物。

前作で突然登場したバケモノ級の強敵龐煖(吉川晃司)と王騎の戦いがメイン。なんと馮忌(片岡愛之助)もあっけなく死ぬ。
今回、自分としていちばん注目したのが李牧(小栗旬)の側近カイネ(佐久間由衣)の独特な存在感。こんな人は絶対に古代中国にいなかっただろうけど。
こんなに可愛らしい人がもう一児の母とか哀しい。

主題歌はONE OK ROCK「Delusion:All」(Fueled by Ramen / Warner Music Japan)

2025年6月2日月曜日

長澤まさみ「そのときは彼によろしく」ロケ地巡礼・ほっとパーク鉾田

長澤まさみ十代最後の主演映画「そのときは彼によろしく」(2007)の最も印象的なシーンは、山田孝之と長澤まさみの別れの鹿島鉄道・玉造町駅だった。

鹿島鉄道線の保存車両が茨城県鉾田市のほっとパーク鉾田内の公園に保存されているというので見るために立ち寄った。常陸太田でのキャンプの帰りに。
映画の小学生時代パートで使用されていた車両と同じものがそこにあった。おお、これは感動。
そして青年パート。山田孝之と長澤まさみ
この車両だ
18年前なのでもう世間からは忘れられた映画かもだが、これでやっと「そのときは彼によろしく」巡礼が終わったと考えられる。
ちょ、まてよ。もしかして…
まさみが山田を見送った車両の番号が「KR-505」?!
これってまさに映画で使用された車両じゃん!w
このことを知ってるまさみオタは世界で自分だけ、もしくは数人かもしれん。
まさか2025年にもなってそんな発見があろうとは思いもよらなかった。旅は新たな発見があるね。
そして、映画公開時(2007年6月2日)に19歳だった長澤まさみが、本日6月3日に38歳のバースデー。そりゃ自分も年を取ったわけだ。

2024年10月11日金曜日

長澤まさみ「ロストケア」(2023)

映画「ロストケア」をようやく重い腰を上げて見る。原作は葉真中顕の同名小説。
監督は前田哲。脚本は龍居由佳里。音楽は原摩利彦。制作は日活、ドラゴンフライエンタテインメント。配給は東京テアトルで2023年3月に公開。

これ、ぜんぜん見たいと思えなかった。老人介護の現場を描いてるから。人間の尊厳を保つギリギリの現場が介護。しかも痴呆も加わると、それは見ていて楽しいものにはならない。
WOWOWで何度も何度も放送。録画して安心してたらアマプラでも配信されてた。やっと見る気になった。

すらりと背の高い女が老人の孤独死の現場に駆け付ける場面からスタート。赤いマフラーにコートのショートヘアまさみ。

ケアセンター八賀の職員斯波(白髪・松山ケンイチ)ら3人が訪問する家は荒れ果ててる。もう絶望的な痴呆老人と妙に明るい若者たち。これって意思疎通できてんの?
その家の娘が戸田菜穂なのだが、あきらかにいっぱいいっぱい。美人女優なのにこんな家事と育児と介護に疲労困憊な様子で見ててキツイ。

そして長澤まさみ検事。老婆(綾戸智恵)と対面中。この老婆が「なるべく長く刑務所に入れて!」と懇願。もうずっとみんな困惑した顔。福祉と行政の敗北。行き詰まり。この国の美しくない現実。
そういえば綾戸さんもかなり長い間母親を介護してたんじゃなかったか。
猪口(峯村リエ)は「まだ若い娘にとっては母がポックリ逝ってくれてよかったのでは?再婚するにはタイミングよいのでは?」と慰労の居酒屋で軽く疑惑を述べる。

もう爽やかで人のいい介護職松山ケンイチだけが困窮家族たちの希望。長く世話してもらった老婆を亡くした坂井真紀さんから泣きながら感謝される。新人介護職員の加藤菜津さんが清楚で可愛らしい。
しかし、利用者宅でその父親とセンター長である団が死亡しているのが発見される。

わりといろんなことにだらしなかったケアセンター長は利用者の合鍵を小銭といっしょにジャラジャラポケットに持っている。窃盗目的で介護者宅に侵入し、階段から転落死?!介護老人も死んでいる?!
ケアセンターは家宅捜索。
検察の偉い人はセンター長が金品を奪う目的で老人を殺害した線でよろしくと急かしてくる。

しかし長澤まさみ検事と鈴鹿央士事務官が松山ケンイチを現場近くの防犯カメラ映像から容疑者と疑う。
ちょ、まさみ検事、団と斯波が窃盗の共謀って筋書きは飛躍しすぎじゃないか。
頭部を大怪我した斯波「利用者が心配で利用者宅へ赴いた所、団と鉢合わせとなり、口論の末にもみ合い、階段から転落死させてしまった正当防衛」と供述。鉢合わせ現場の会話を録音しておけばよかったのに。

斯波宅の家宅捜索。え、この部屋、なにもない。
まさみ検事は聖書や哲学書しかない本棚に3年間分の介護ノートを見つける。
まさみと鈴鹿はケアセンター八賀での利用者の死亡件数が県内平均よりも多いことに気づく。ダントツに多いじゃん!?
死亡日と時刻のデータに大きな偏り。すべて斯波の勤務日以外だ!
こういう仕事って警察じゃなく検事がするの?!

もう火葬されてるので物証がない。まさみ検事は斯波が盗聴器をしかけたのでは?と斯波を自供へ導く。「24人の老人を殺害した」
ちょ、その盗聴器って家族が仕掛けた可能性は?
しかし、斯波はその盗聴器で坂井真紀の家庭が痴呆老人のせいで酷い事態になってることを把握していた。思っていた以上に地獄…。
いやこれ、まさみ検事よりも松山ケンイチを応援したくなる。松山は自己犠牲の殉教者か。

そして松山の過去の回想。困窮のあまりの痴呆老人父(柄本明)を救済という名の殺害。行政は助けてくれなかった。悲劇の連鎖。柄本さんの演技がリアルすぎてもう途中から正視できなくなる。
まさみ検事のママ(藤田弓子)はとても介護が必要に見えない。まだ若く見えるし元気で陽気。

裁判シーンで「人殺しー!お父ちゃんを返せ!」と絶叫する戸田菜穂。ちょっとまて、斯波が殺さなかったとしてもあなたの美しい思い出の父は帰ってこないのだが。

案の定、この世の地獄映画。日本社会の敗北。行政と福祉の敗北。もう終わりだよこの国。
この国の介護現場の疲弊。現場に司法を投入するべき。警察官の仕事に加えるべき。

坂井真紀「誰にも迷惑かけないで生きていけるひとなんてひとりもいない」という言葉が救い。家族でどうもできなくなったのに、なぜに福祉課の窓口職員は斯波を冷たく追い払ったのか?

人には「見えるものと見えないもの」があるのでなく「見たいものと見たくないもの」がある。その見たくない映画がこれだった。見た自分は自決用の薬を用意しておこうと思った。

まさみはこの時期、社会派な映画を選んでいた。もっと見る人を楽しくさせる映画に出ようよ。
主題歌は森山直太朗「さもありなん」(ユニバーサル ミュージック)

2024年9月2日月曜日

長澤まさみ、あさイチプレミアムトークに登場

おそらく現在日本でいちばんの美人で可愛らしく実力もある人気女優・長澤まさみ(37)が8月30日放送の「あさイチ プレミアムトーク」にゲスト出演したのでチェック。その内容を忘備録としてここに記録する。

博多華丸から「朝は得意?」という質問挨拶に「不得意なほう」と答えるまさみ。「この時間は起き始める時間」に対して、華丸「この番組をよろしく」まさみ「そうですよね…」気まずいw というやりとり。
まずは「コンフィデンスマンJPロマンス編」「エルピス」映像で長澤まさみという女優を紹介。おそらく今回の出演は最新映画「スオミの話をしよう」の宣伝PRを兼ねた出演。

そして6年来の仲良し友人あいみょんがVTRコメント出演「短パンをあげました」
「夏の舞台は汗をかくので」「公演が終わったあとの楽屋着として」舞台公演を乗り切るための必需品だというまさみ。
ふたりは「あーちゃん、まーちゃんと呼び合う間柄」「みんなの妹みたいなもので可愛くてしかたがない」
まさみの素顔は?という質問に
あいみょん「共通の友人から電話がかかってきた。出たらまさみちゃんだった。」「おいでよ!というので、ご飯屋さんに行ったら抱きつかれた。そこからです」
個性的なガラスのコップの誕生日プレゼントをもらった。料理に関する知識を教えてくれる。
「まーちゃんがレンコン料理をつくってくれた。」

まさみはエルピスの大根監督が遊びにきたときにも料理をつくる。友だちと食べながら飲みながらわいわい食事。
長澤手料理写真を紹介。これはまさみスマホにあった写真からの一枚らしい。

まさみは好きな料理研究家のレシピで朝鮮の宮廷料理を作ったりするらしい。「千切りが好き」
まさみ「あいみょんも料理が上手」「音楽に詳しい友達があいみょんの楽曲を教えてくれて、連絡してみようってなって」「わざわざ駆け付けてくれた。以後親交が続いてる」 

現在出演中の舞台「正三角関係」の話題へ。鈴木アナは既に見たという。長澤さんに驚いた!とのこと。
まさみ「2人とは個別に共演したことはあるけど、この三人が一緒に共演するのは初めて。三人で長く過ごすのは初めて。」「役の関係性と同じように接してる」「ロンドン公演ではデリとか行きたい」「稽古は5か月ぐらいやっている」

松たか子さんからの楽屋暖簾を写真で紹介。「清らかな気持ちで舞台に取り組める。宝物」「舞台はまだ共演がない。いつか一緒に舞台やりたい。」
松さんから「かっこいい舞台だったね!」と言ってもらえた。
ストレッチのグッズも写真で紹介。足の裏を重点的にやる。全部必要。自分の順番でやる。あとは頭をぐりぐりする道具も紹介してオススメ。
三谷幸喜がVTRコメント出演。
「俳優さんとプライベートで会うことはほとんどない。長澤さんは例外」
「めずらしい女優。長澤さんのほうから誘ってくれる。」
「結構長澤さんから演技の相談メールがくる」
「真面目でひたむきで考えて行動してる。彼女の決断に間違いがない気がする」
「10年前に夢を語ったことがある。その通りに生きてこられている。彼女の意見を聞くことは大事なことになっている」
「内容は他人に絶対言えない」
まさみ「同級生ぐらいのイメージがあるw」「俳優に対して愛情がある方。年齢で見てない面がある。人間性で付き合ってる感じがある。」「年齢を感じないようにさせてもらってる」「昔一緒に仕事をしたから、以後何でも質問していいという許可をもらった」

三谷作品は長澤さんにとってどのような存在?
「俳優としての自分の課題が見える。俳優としての成長を自分として期待するようになる。未来を考えるようになる現場」
最新作「スオミの話をしよう」の紹介
三谷「現段階で長澤まさみという女優が持っている魅力のすべてをこの映画の中に残したいという思いでつくった」
タクシー運転手から元妻に切り替わるシーンを紹介。
三谷「ずっと見ていたい」「大事なシーンの後で、長澤さんかがボクをセットの隅に連れてって『口内炎ができちゃった』と言って見せてくれた」「なんでこのタイミングで?」「あー、長澤さんだなと思いました」

まさみ「ミュージカルシーンはみんなで稽古して本番という舞台のような作り方だった。新しい方法を試してるんだと思う。」
「真田丸」でのきりというキャラを回顧
物語終盤での脚本にないアドリブキスシーンへの三谷の感想。
三谷「見たとき『やられた』という感じはなかった。長澤さんならやるだろうと。ベストの演技を彼女はしたという気がする。それこそ長澤まさみ」

まさみ「口吸いは堺さんからの提案だった。だったらやってみたいことがあると提案したら、堺さんも『いいね』というので、あのシーンが生まれた」「きりちゃんが報われたいいシーンだった」
「鎌倉殿の十三人」でのナレーションは、ささやくように語ってくれという要望だった。
まさみ「どの役にも愛情がわいた」「今まで味わったことのない感覚」
「囁くようにという要望は事前にいろいろ試した。ラップをしてほしいというのもあった。結局あの形に落ち着いた。」「三谷さんは人が思いもよらない発想で人の心をつかむというのを仕掛けてる」

15歳の「さくら」での映像も紹介。まさみは恥ずかしそう。
「エルピス」を紹介。鈴木アナは長澤のアナウンス技術に驚いた様子。

ずっと中学生のころから見ている俺のまさみが、もう完全に女優として日本のTOPだし、話しぶりが経験に裏打ちされた自信に満ちたものになってるし、平成令和を代表する劇作家脚本家から気に入られてるしで、手の届かない遥か彼方へ遠ざかってて、胸が苦しいし哀しい気分。

2024年8月17日土曜日

キングダム 運命の炎(2023)

「キングダム 運命の炎 KINGDOM : The Flame of Destiny」(2023)を見る。
2022年公開の映画「キングダム2 遥かなる大地へ」の続編となるシリーズ第3弾。2023年の夏休み映画。
監督は佐藤信介で脚本は黒岩勉と原作者の原泰久。音楽はやまだ豊。CREDEUSが制作。そして日テレ、集英社などなど。配給は東宝とソニー・ピクチャーズ エンタテインメント。

これもWOWOWで録画しておいて安心してたら、シリーズ4作目の公開に合わせて、7月12日に金ロー地上波で放送。やれやれ。毎日読書ばかりしていて映画を見るペースが追いつけない。

今作では「紫夏編」「馬陽の戦い」が描かれる。原作にまったく触れたことのない自分は何が何やら。

行方不明になっていた信(山﨑賢人)王騎将軍(大沢たかお)の元で修業し、無法地帯を平定するという試練で大きな成果…という説明を嬴政(吉沢亮)昌文君(髙嶋政宏)が会話とCGで説明してくれる。信は無双。

そして紀元前244年、次なる脅威。隣国・の大軍が秦国領へ侵攻。趙は数十万人規模の虐殺の件で秦をすごく恨んでる。
蒙毅(萩原利久)河了貂(橋本環奈)が会話で説明してくれる。
激キモキチガイ野郎万極(山田裕貴)が恨みのままに攻めてくる。こんな髪したやつ古代中国にぜったいいないだろ。
迎え撃つ秦国は呂不韋(佐藤浩市)がのさばる。側近たちで勢力争い。

兵力の差は将軍の力量で補うしかない。昌平君(玉木宏)はしばらく戦場から離れていた大将軍・王騎を呼び寄せ総大将に任命する。「ヌーフッフフフフー」

王騎は軍議でなく嬴政(吉沢亮)に中華統一についての覚悟を問う。嬴政は趙国での奴隷のような幼少期を語り出す。回想シーンへ。
趙国の闇商人・紫夏(杏)と出あう。(女優としての杏さんの仕事を久しぶりに見たな)
嬴政の趙国脱出計画。その手引きをするのが紫夏。

4つの関所は通過したのだが…、幻覚のせいで嬴政はパニック。まったく世話の焼ける…。
ぐずぐずしてた間に追手が。紫夏と仲間たちは激しい戦闘で犠牲に。
これが前半クライマックス。規模の小さな怒りのデスロード。
嬴政は息絶えようとしている紫夏に「誰よりも偉大な王になる」ことを約束。そんな悲しい話が。
その話を柱の陰で信はずっと聴いている。シリーズ第1作からこれまでの嬴政名場面を回想。

百人隊長となった信の元へ農民兵たちが集結。前シリーズで一緒に戦った面々が再び。羌瘣(清野菜名)も合流。濱津隆之がまたしても中年サラリーマンにしか見えない。

王騎は趙国に包囲された馬陽の救援に出陣。
蒙毅と河了貂は丘の上から会戦を見守る。戦術を解説する。今回はこんな役割での橋本環奈の使い方。
倒す相手は敵将馮忌(片岡愛之助)。いや、こいつら「鎌倉殿の十三人」やん。
王騎は信百人隊に「飛信隊」と名付けて特別任務を与える。どさくさに馮忌の首を取ってこい。
飛信隊は馮忌のいる本陣を目指し奇襲。しかしこれは無謀では?もっと細かい作戦を伝授しろよ。何を騰(要潤)と風流に戦いを鑑賞してんだよ。人の命を何だと思ってんだ。なんで余裕ぶっこいて笑ってんだよ。「ンフフフフ」
愛之助馮忌はまるで「麒麟がくる」の今川義元のような最期。

趙国軍は撤退開始。しかし王騎は趙軍趙荘(山本耕史)の動きに違和感。
見学中の蒙毅と河了貂の場所に李牧(小栗旬)カイネ(佐久間由衣)が現れなれなれしく話しかけてくる。鎌倉殿感が完成。こいつらも明らかに古代中国人じゃない。
飛信隊は31名の戦死者。戦いの壮絶さのわりに少ない。
飛信隊の野営地に大きな矛を持った龐煖(吉川晃司)が現れ襲いかかる。こいつこそが趙軍の真のラスボス?!明らかに化け物。
たった1人でゲームチェンジャー兵器のような存在。

龐煖って誰?昌文君が語り始める。龐煖は秦国六大将軍の一人で、9年前に王騎の妻になるはずであった摎を殺した男だった。龐煖は王騎によって討ち取られたはずだが…。

その頃、山の民の王・楊端和(長澤まさみ)は死屍累々の戦場へ。何やら余韻を残してシリーズ第4作へ。
主題歌は宇多田ヒカル「Gold 〜また逢う日まで〜」(ソニー・ミュージックレーベルズ)

2023年8月13日日曜日

シン・仮面ライダー(2023)

3月に公開された庵野秀明監督脚本作「シン・仮面ライダー」(東映)を見る。これは7月にはもうアマプラで配信されたので結果多くの人が見てる話題の映画。
公開直前にはNHKで庵野監督以下スタッフたちに密着したドキュメンタリー番組まで放送された。

原作は石ノ森章太郎のマンガなわけだが、70年代に仮面ライダーシリーズを見て育った人々はおそらくもうすでに50代になっている。だがその後2000年代になると多くのシリーズが毎年作られるようになった。

ちなみに本映画にサソリオーグ役で出演している長澤まさみ(公開日までその出演が明かされておらず、観客の多くがエンドロール見るまで長澤まさみだと気づかなかったというw)は以前にパーソナリティーをつとめていたラジオ番組で「とんねるず」によるパロディ「ちびのりだー」なら知ってるけど仮面ライダーは知らないと発言したことがある。80年代生まれはエアーポケットのように仮面ライダーシリーズを見たことがないという世代。
長澤まさみがまさかショッカー怪人役だとは思いもよらなかった。だが、まさみが出てると知ってこの映画を見に行った人は失望したと思う。出演時間は1分ほどではなかったか?
脇役の、中ボス敵キャラの中でも雑魚キャラの部類。セリフの発声方法も造形もイッちゃってた。このへんの演技は庵野監督によるものだっただろう。

もっと「キューティーハニー」のサトエリのように肉感エロスを感じたかった。リムジンから降りるときの脚の描き方のみが正しい長澤まさみの使い方だった。

だが、自分は十分に面白かった。国民的人気女優を使ってこんな撮り方をするのは庵野監督しかいないのでは?と感じた。
それぐらいこの映画は描き方と演出、各キャラのセリフの言い方、どれも80年代からアニメの第一線でバリバリ働いていた庵野監督ならではの個性による名(迷)シーンと名画カットの数々。

この映画の前半は強い個性を持ったイッちゃった中ボス的キャラを次々に倒していく展開が楽しかった。それが仮面ライダーやウルトラマンや戦隊ヒーローシリーズの正しい楽しみ方かもしれない。
そのクライマックスがハチオーグ役の西野七瀬だった。この敵キャラはヒロイン緑川ルリ子(浜辺美波)と同じくショッカーで育ち過ごしたお友だちの間柄?
まるでヤクザの組事務所のようなフロアで余裕の会話(こういうのマンガアニメやSFでよくみる)は楽しかった。会話センスや役者たちの動きと言い方が。

キャラ造形とキモノ衣装のセンスも良かった。必要ないものはそぎ落として最終的に選んだ形態が素晴らしい。さすが庵野監督だ。
なにより、映画での西野七瀬には毎回感心させられる。その空気感と振舞方と表情雰囲気とセリフの言い方に。なにもかもがピタッとハマっていたように感じた。西野はおっとり天然な雰囲気でありながら、おそらく相当に頭が良い。

おそらく自分もこの西野七瀬に命じられたら、正義と悪の感覚がわからなくなったまま盲従する違いない。従いたいというより従わせられたい。今の自分にはそれぐらい西野が美しく見える。

そして本作のヒロイン浜辺美波。登場からずっと笑顔みせたり冗談言ったりもしないムッツリ美少女。さすが今現在日本における若手トップ女優だ。浜辺のセリフと表情がすべてのシーンでハマっていた。(こんな美少女たちにプラーナを捧げたい…)
表情のアップに耐えるクオリティの美貌を持った若手女優は貴重。浜辺にストイックさを感じた。
(浜辺美波は賭ケグルイでは松村沙友里と、仮面ライダーでは西野七瀬と対決したことになる。乃木坂を倒す存在)
ところでプラーナって何?そのへんの世界観を他人に説明できるほどになるには、もっと真剣にセリフを聴きながら見る必要がある。
自分は酒飲みながらハンバーガーと焼きそばつつきながら見てたので、それほど語れるものを持っていない。

映画の流れに身を任せていればそれで充分楽しかった。だが、それは前半のみ。後半は仮面ライダー2号(柄本佑)が登場。そしてラスボスでヒロインの兄森山未來との死闘。
日本のアニメやマンガは戦いながら議論するのが伝統。そういうシーンを見ると「またか…」とテンション下がる。それに何が何だかわからない。
ロボット刑事みたいな人工知能ロボットの声が本郷奏多だったとは見終わるまで気づけなかった。

しかし、それでもこの映画は十分に楽しい娯楽作だった。庵野監督作には時間の尺をかせいでいるだけに感じるムダシーンがほぼない。ストーリー的に2回目見るのはキツいけど。

2023年7月5日水曜日

長澤まさみ「百花」(2022)

「百花」を見る。原作は川村元気。監督も川村元気。初監督長編映画。脚本は平瀬謙太朗。音楽は網守将平。主演は菅田将暉と原田美枝子。配給は東宝。

川村元気案件なのでそれほど見たいわけでもない。母親(母子家庭)が認知症になっていくドラマとか見たいわけがない。きっとつらいにきまってる。長澤まさみが出演しているので見た。

狭い一室でトロイメライを弾く原田美枝子。その部屋によくグランドピアノ入れられたな。(ピアノ教室をやってるらしい)
と思ってたら主観と客観が混乱し始める。平衡感覚を失わせる音階。
主人公青年の泉(菅田将暉)が帰ってくる。部屋がまったく片付いてない。夜中に徘徊してしまう母。「あ、ごめん」息子のことがわからない母の言い訳。不安と混沌。

テレビをつけると第9の演奏会。年末年始らしい。主人公には香織(長澤まさみ)という婚約者がいるらしい。母の様子がおかしいのに家には泊らず年始早々に「仕事だから」と嘘を言ってそそくさと出て行く。その事態を認識したくないのか。

泉と香織はAI歌手のプロデュースを仕事にしてる?それは意外な。そしてまさみのお腹に赤ちゃんというシーン。こういうのドラマであっってもちょっとショック。
どうやって母に報告しようか?

認知症が進行していく母のスーパーでの異常行動の繰り返しシーンが怖い。まるでシャイニング。知覚と認識が混乱するとこんなSFみたいなシーンになるのか。
万引き犯として家族に連絡引き渡し。こういうの「いいえ、違います」と受け取り拒否したらどうなるのか?

徘徊老人って世界をこう認識してるのか。家族が認知症になったらもう生活が崩壊。いやもう見てるだけで地獄な風景。こうなったら施設に預けるしか致し方ない。
菅田は暗い部屋でしょんぼりとため息。幼少時の母との記憶がフラッシュバック。繰り返される母を探す男児のシーン。
だからこそ長澤まさみが清涼剤のような存在。だが、この映画のまさみは妊娠出産する妻という以上の個性がまったくなかった。

この映画、キャストに北村有起哉、岡山天音、河合優実、長塚圭史、板谷由夏の名前があるけど、みんなチョイ役ワンシーン出演。
永瀬正敏は原田美枝子の回想シーンで重要な男性役なので出演シーンは長い。こいつの正体は何だったのか。
しかし、平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番プレリュードはわざわざ習うほどの曲じゃないだろ。問題はフーガだろ。

こどもが嬌声をあげて走り回る様子が怖く感じられるようになる。
集合住宅で空き巣が出てる…というエピソードもなんか嫌で怖い。

阪神大震災の神戸のシーンがさらなる恐怖。崩壊した街が静かすぎる…と思ったけど、これも原田の心象風景か。
靴底の薄いスニーカーだと避難できないなと感じた。かといって登山靴をすぐ取り出して履けるかどうか。

物忘れ、人間違い、記憶の混乱、認知症ってこういうことか…という恐怖映画。やっぱり楽しくないし救いがないし面白くない。
母の言う「半分の花火」とは一体何なんだ?諏訪湖?いや、打ち上げたほうがキレイだろ。その答えはラストで明かされる。
フッといなくなる母を焦って探す菅田とその後のパニックが見ていて気の毒。こんなん誰だって泣く。
ああ、記憶を詰め込み過ぎたAIに忘れる機能も必要って、それはもはや人間だ。

表情すら失った母…というシーンが怖い。記憶の断片のみを残して人は死んでいく。認知症患者とその家族になにか救いはないのか。

2023年5月22日月曜日

「クロスファイア」の劇場パンフを手に入れた

花見ついでに友人と立ち寄ったBOでこいつを見つけた。映画「クロスファイア」(2000 東宝)のパンフ。
他に買うものも見当たらなかったので、これ1冊だけ持ってレジへ。110円。
たぶんそれほどめずらしいものでもない。だが、映画公開から23年の時を経て、自分の手元にやってきた。

この表紙メインビジュアルが好きじゃない。公開当時が清純派若手美人女優としてキャリア史上絶頂だった矢田亜希子さんが、まるでチベット仏教の仏像に見える。それはそれで超能力者として適切なのかもしれないが。
見開きページのこのビジュアルのほうがたぶん良い。こちらのほうがたぶん視聴者層に合っていた。

内容は宮部みゆきと金子修介監督の対談、スタッフインタビューなど。初主演映画ということでがんばった矢田亜希子さんインタビューが1P。それ以外の出演者、伊藤英明ほかは6人まとめて1ページ。

だが、自分がこれを買った理由(この映画を見た理由もだが)、当時13歳の長澤まさみに関する情報がほしくて。
まさみインタビューが小さく掲載。だが、脇役にしては活字数が多い。簡潔にまとめると
  • たくさんの撮影スタッフが、ひとつのカットを撮るのにすごく時間をかけることに驚いた。
  • もしも私がそんな能力(パイロキネシス)を持っていたら?お菓子を作る時にその力を使ってみたい。
  • かおりちゃんは心の扉を閉めて感情を表に出さない寂しい女の子。
  • お父さんもお母さんもいなくてかわいそうだと思いました。
  • かおりちゃんの気持ちを作ることは難しかった。
とのこと。中1女子なので、素朴でかわいらしい感想だ。これが後の国民的人気美人女優の最初の一歩だ。まさみは第一歩目からジャイアントステップを踏んだ。