ラベル 土屋太鳳 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 土屋太鳳 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023年2月9日木曜日

土屋太鳳「赤々煉恋」(2013)

土屋太鳳の主演作に「赤々煉恋」(せきせきれんれん)という映画もあるので見ておく。朱川湊人による短編ホラー小説集(創元推理文庫)のうちの1本を映画化したもの。
2013年12月21日に公開。監督は小中和哉。脚本は山野井彩心。配給と制作はアイエス・フィールド。

女子高生ヒロイン樹里(土屋太鳳)はまた月曜が来て気が重い。母親が秋本奈緒美さんだ。この女優を久しぶりに見た。
制服着て登校してるようで手ぶら。不登校か?近所の団地をぶらぶら。自分のお気に入りの場所に座ってるのだが、そんな場所にいれば誰もが怪訝な顔で見るだろ。

ああ、どうやらこのヒロインはすでに死んでしまっているようだ。幽霊なので誰も話しかけない。けど、自分になんとなく気づいてる人が吉田羊さんだ。
かつて自分が通った高校の教室にも行ってみる。だとすると学校は霊場なのかもしれない。幽霊は退屈なんだろうと思う。

で、ヒロインが自殺するに至った回想。ひきこもりの末にマンションで飛び降り。
生きてても死んでも人は孤独。かつての行動範囲をさ迷い歩くしかない。その感覚はリアル。

制服をコーラで汚されたクラスメートのミドリ(清水富美加)の身代わりで制服チェックをジャージでやりすごす。こんなゲシュタポみたいな教師がいるって80年代か90年代か。
高校1年のヒロインが好きだった潤也くんが吉沢亮。3人は屋上でランチする仲。
10年前だと吉沢亮はかなり子どもに見える。

樹里はミドリが潤也といつのまにか仲良くなってることに気づいて顔が曇る。ミドリから潤也へラブレターを渡されるように頼まれるのだが、明るくおどけて引き受ける。だがどうやら潤也にその気はないらしい。ミドリは涙。樹里はそんなミドリと一緒に泣く。そんな高校生によくある風景。

だが、樹里はひきこもるようになって不登校。あの明るかった少女になにが?なぜ自殺を?潤也もミドリも戸惑う。

幽霊樹里はなぜか自分以外の幽霊を見たことがない。だが怪物を目撃するようになっていた。それは心が弱った人間を自殺するように誘導する死神。樹里が虫男と呼ぶそれの声は故大杉漣さんだ。
こんな怪物が見えるのは自分で死を選んだ自分への罰?土屋太鳳の独白モノローグと街をさ迷い歩くシーンが続く。死はこんな無間地獄なのか。

樹里の母は大切な人を自殺で失った人たちの会に足を運ぶようになっていた。「自殺は殺人」「迷惑で愚か」「あの子を信じてたのに」という母の発言に幽霊樹里は反感。
「私のいちばんほしいもの、それは私に向けてくれる笑顔」だと悟る。死んでるのに。

樹里のことが唯一見えるリンゴちゃんが公園にやってくる。母親(有森也実)が負のオーラを出している。お金に困っている。子どもをひとり公園に置いて行ってしまう。
樹里はリンゴちゃんと一緒に楽しく遊ぶ。これは周囲の人が見てたらかなり異常に見えるかもしれない。なにしろ小さな子どもが見えない霊と話して遊んでるのだから。

買い物するからと子どもを置いていった母が手ぶらで帰ってきた。この母には虫男が取りついている。虫男は母娘に心中をするように導いてる。樹里は必死に引き留めようとするが実体がないので無力。
そこにベビーカーを押すミドリ(吉田羊)が通りかかる。ここで樹里から手紙を潤也に渡さなかったことが明かされる。吉田羊の役がなんのためにあるのかわからなかった。樹里の死後20年ぐらい経ってるってことか。

家では母親が一人で樹里の誕生日を祝ってる。なんと寂しい。こんなの大切な人を失ったことのある人は泣く。幽霊樹里も泣く。ここで母は樹里の声を聞いたような感じになる。「あなたを救えなかったママを許して…」「とってもさみしい」

翌朝、ミドリはマンションを見上げてつぶやく。「今日も樹里の夢を見た。あの頃、楽しかった」
これ、何かミステリーとホラー要素のある映画かな?と思ってた。まったくそうじゃなかった。自殺してしまったヒロインの後悔を映像化した非宗教的なしみじみ死生観映画。何が目的でこんな映画つくった?
若手アイドル女優の主演作としては主演女優をたくさん見れて良い作品。土屋がすっごく一人芝居を頑張ってる。女優鑑賞映像作品としては良い。なんかミュージックビデオみたいでもある。土屋太鳳が好きな人(そんな人をあまり見たことないけど)は一度見るべき。

主題歌はPay money To my Pain「Rain」

2023年2月8日水曜日

土屋太鳳「アルカナ」(2013)

土屋太鳳の主演作リストに「アルカナ」(2013 日活)という映画があるので見ておく。
土屋太鳳が今年1月1日に突然の結婚と妊娠を発表したので。おそらく、主演映画を見ることはもうないと思われるので。
監督脚本は山口義高。原作マンガがあるらしい。どんなストーリーなのかまったく予備知識がない。PG12。

マキ(土屋太鳳)は氏名・年齢・住所一切不明で記憶喪失。何か凄惨な事件に巻き込まれた?警察に保護され精神病院。霊が見える特殊能力者。

警視庁の村上刑事(中河内雅貴)は子どもを狙う爆弾魔を追いかけ全速力。なぜ銃で狙撃しない?って日本の警官は銃を携帯してないのか。
愉快犯爆弾魔を気持ちいいぐらいにボコボコに殴り倒してる。バディの刑事ともどもチンピラにしかみえない。言葉遣いもすごくチンピラ若者。
すごく凄惨な大量殺人事件が起こってる田舎町が不穏。
心臓を取り出された死体…という超凶悪事件を追う刑事ものホラーというジャンル。たぶんB級。

岸谷五朗刑事は心霊事件を扱う刑事部捜査共助2係。現場で煙たがられてる。自分の分身を見たと震える子どもからの相談に適当対応するのだが、直後に子どもは拉致。

村上は記憶喪失の少女土屋太鳳を大量殺人容疑で取調べ。かなり粗暴な口調。この少女が霊が見えるというのでビビる。少女は成仏できない霊魂と対話。
犯人を追いかけてるときにすら銃を抜かないのに取調室の土屋太鳳に自供させるため銃を向ける。なにしてんの?

土屋の霊視で死体が埋められているという現場にいくとイッちゃった犯人グループと鉢合わせ。土屋を人質に取られた上に銃撃戦。土屋は腕を撃たれるとか、なにやってんの?犯人が自爆とか、どう責任とんの?
上司から容疑者を外に連れ出したとどなられる。警察官だから粗暴なのか、粗暴だから警察官になるのか?

2係は捜査によりマキの両親にたどりつく。両親がすごく暗い。本当の名前はさつき。部屋が呪われたような部屋でビビる。土屋太鳳の写真だらけ。
マキとさつきは別の人間なの?ああ、本人とその分身がいるっていう話なのか。それは警察も混乱するだろう。

警察と化け物の戦いという怪獣映画。B級どころかインディーズな雰囲気だった。見ていてとてもわかりにくかった。これは何も話題にもなってなくても当然。面白さが感じられなかった。一体何と何が戦ってるんだ?

刑事たちが自分の昇進と左遷をすごく気にしてる。登場人物たちのその後がタイプ音と共に表示されるのとか、要る?って思った。なんだこりゃって思った。

土屋太鳳は女優キャリアの初期になぜこの仕事を受けた?土屋は後に「累」で一人二役を演じたのだが、今作が最初だった。無駄ではなかったかもしれない。
主題歌はRAM WIRE「むつのはな」

2022年6月17日金曜日

土屋太鳳「哀愁しんでれら」(2021)

「哀愁しんでれら」という2021年2月に公開された映画があるので見る。主演は土屋太鳳。監督脚本は渡部亮平。制作はC&Iエンタテインメント。配給はクロックワークス。

TSUTAYA主催の次世代のクリエイター発掘コンペティションでグランプリを獲得した企画の映画化劇場公開作。公開当時はなんとなく見聞きしていたかもしれないが、なにも記憶ない。

なんと土屋太鳳は本作のオファーを3度断り4度目で引き受けたという。インタビューによれば「私の本能が警戒した作品」。土屋は女優キャリアでこの手のジャンルへの出演が多い。たぶん台本を見る目が肥えてる。

ヒロイン小春(土屋太鳳)の独白が始まる。なぜか誰もいない小学校の教室で。
ヒロインはたぶん児童相談所勤務。児童虐待が疑われる家庭を訪問し児童の無事を確認するというメンタルきつい仕事。母親が見るからに異常。なのに自分の権利意識は高い。この仕事はクレームは無視していい。子どもの生死に関わる範囲においてはスターリンNKVD方式でよい。
このヒロインがバカ親たちを嫌悪。自身も幼少時に母が出て行かれた体験。実家は自転車店。父は石橋凌。妹は山田杏奈

祖父が自宅風呂場で倒れる。急いで病院に搬送しようと急ぐと、酒飲みながら目の前をふらふら自転車で徘徊する老人。もうこの世はこんなのだらけ。
急ハンドルで事故。その間に自宅全焼。彼氏の家に泊めてもらおうと訪れると別の女(同じ職場)と情事中。人生転落オフビート映像。
呆然自失状態で夜の街をふらふらさ迷い歩いていると、踏切内の線路上で泥酔し寝ている男を発見。一度はこのまま放置しようかとも考えたのだが、そこは公務員。救出。
父(糖尿病)は仕事を失う。祖父の入院費が必要。妹は大学を諦める。児童虐待母から訴えられ大問題。職場の上司も同僚もかばってくれない。ヒロイン以外どいつもこいつもしょうもない。この世界は地獄。

踏切で助けた男が開業医大悟(田中圭)。妻を亡くした金持ち独身王子様。ヒロインにゲロ吐いて靴と衣服を汚したから弁償させてくれと高価な服を買ってくれる。海の見える豪邸で8歳の娘(なぜか眼帯)と暮らしているのだが、この女児がまったくかわいくないw 児童相談所で小さな子どもの扱いには慣れている小春は気難しい娘と仲良くなる。

大悟は命の恩人だからと小春の父の就職の世話(葬儀会社の納棺)もしてくれる。祖父をキレイな別病院に転院させる世話もしてくれる。妹の勉強も教えてくれる。

10年つきあってた浮気彼氏が別れたくないと、不貞を働いたことを土下座して謝罪「坊主にします」
太鳳「しますじゃなくてしてこいよ!(怒)」「切るならオ〇ンチンだろ!」に笑った。
そして大悟からプロポーズ。ヒカリには母親が必要だ。そして結婚。ここまで小春と大悟は絵にかいたような理想のラブラブカップル。みんなが祝福。シンデレラストーリー。

だが、開始50分ごろから不穏に。夫の部屋に初めて入ってみる。夫に絵を描く趣味があることを初めて知る。画が不気味。昔飼ってたウサギをはく製にしてるとか不気味。自画像(ヌード)を30年描き続けて部屋に飾ってる…。

それに娘のヒカリも裏表があって不気味。小学校でイジメにあってる?医者両親には校長も丁重に対応。そこにモンスターペアレントが怒鳴り込んでくる。夫は偏差値が低い親を軽蔑する発言。嫌なシーンの連続。
毎日お弁当をつくってるのに、先生からヒカリがお弁当を持って来ていないことも知る。筆箱を盗んだ嫌疑をかけられたワタルくんが母親と謝罪にくるのだがワタルくんは全力でやっていないと否定。

ヒカリは性悪女の血をひく娘。嘘つき悪魔。甘えと反抗。母の言う事を無視するようになる。小春はため息ばかりになる。そしてヒカリはワタルと仲良くする同級生を窓から突き落として殺害。その葬式に赤い靴を履いていくとワガママ。そのワガママをすべて許す夫。

田中圭と娘がおかしいのだが、小春もおかしくなっていく。離婚しようかなという友人を怒鳴りつける。妹から大悟の家庭教師ぶりの異常さを知る。大学を偏差値でしか評価しない。やはり異常さが際立つ。
住む世界の違うふたりが結婚したことで、新妻が体験していく不気味と恐怖、精神崩壊を描くホラー。これはサスペンスじゃなかった。
敵とみなした人間は皆殺しにしていいという狂った一家による逆ギレオウム真理教型大量殺戮を爽快に描いてどうする?見ていて嫌な気分にしかならない。

金持ちは何したって許されるわけじゃない。ちょっとでも「こいつ、普通じゃない」というヤツとは距離をとれ!という教訓を教えてくれる映画。
父と娘は報いを受けるべき。ラストはこの親子の無残な最期を描くべき。
映画のタイトルがあまり合ってない。予告編での「社会を震撼させる凶悪事件」の件も本質と合ってない。

土屋太鳳はこの仕事のオファーを断るべきだった。田中圭もなんでこんな役を受けた?
大悟はプーチン。ヒカリはウクライナとベラルーシをも内包しないと気が済まない大ロシア帝国の理想と野心の擬人化。小春はたぶんメドベージェフとラブロフとペスコフとザハロワ。全員縊り首にするべき。

2021年9月30日木曜日

土屋太鳳「 Wの悲劇」(2019)

2019年11月にBSプレミアムで放送されたリバイバルドラマ「Wの悲劇」が今年8月に再放送されたので見た。
原作は夏樹静子の同名小説。1984年に澤井信一郎監督が薬師丸ひろ子主演で映画化してるし、これまで5回もテレビドラマ化されている。自分は映画版はちょっと見たことがあるけど、テレビドラマ版はどれも見たことがない。

今回のBSプレミアム版は池田奈津子脚本、塚本連平演出。
あれ?映画では新進女優が大物女優のスキャンダルもみ消しのために身代わりになってのし上がっていく話だった気がする。
今回のドラマでは和辻摩子(土屋太鳳)が、一族の集まった別邸(?)で、「女は自立する必要ない」「女は結婚して男に守ってもらうことが幸せ」という古い考えを持つ製薬会社会長の祖父(大和田伸也)を刺し殺してしまう。いきなり襲われたから正当防衛。

警察に連絡せずに、スキャンダルを嫌う一族内で口裏合わせ。ヒロイン摩子の要請で指導のために滞在していたセンパイ女優(美村里江)も巻き込まれる。
この女優、以前はミムラという芸名で活躍してたはずだけど、芸名を変えたのか。
ヒロインの両親が岡本健一中山美穂。中山はともかく、岡本健一はとても年頃の娘がいる父親に見えない。いまだに爽やか青年。

主治医吉田栄作は摩子のアリバイ工作を進んで陣頭指揮。居合わせたみんなが一致団結。強盗に殺されたことにしよう。
グラタン8人分をテイクアウトし、摩子を東京に出発させたあとにグラタンを会長祖父の胃の中に注入。え、そんなことで犯行時刻をごまかせる?医者の言う事なら間違いないんだろうけど。
会長が強盗に殺された時刻にカード遊びをしてたことにしよう。日本人が夜遅くまでポーカーなんてやる?

ひとりひとり供述をとるのだが、摩子が東京に引き返した理由がプレゼントを忘れてきたから?そのプレゼントがウィスキー?!そんなん、田舎コンビニでも買えるだろ。

一方で渡辺いっけい刑事は「なんでわざわざ一族が集まってるその日を狙った?別荘に空き巣で入るなら人がいない日がいいのに」「しかも会長の寝室だけしか物色されてない」この刑事の疑問点がいちいちごもっとも。

このガマガエルみたいな顔の昭和な刑事は内部犯行を裏付ける証拠をつぎつぎと見つけていく。しかし、その証拠は誰かが犯行を露見させるために後にわざと置いたもの?!一族内部でギスギス疑心暗鬼。偏屈会長には全員が恨みを抱いていた。そしてののしり合い。
そこに部外者ミムラが立ち上がる。本当に摩子ちゃんが刺したの?という疑問を改めて提示。そして摩子の告白。おじい様が大嫌いだから刺した。
しかし、それも真相ではないな。この子が誰かをかばうとしたら、それは誰か?

そしてさらなる衝撃の真相。娘にあそこまでしてもらうとか、中山美穂ママがダメすぎる。男を見る目がダメすぎる。
てっきりミムラが探偵役で真犯人をあばくのかと思ったら違うのかよ。

BSプレミアムのつくるドラマはクオリティが高いのだが、この90分ミステリーはそれほど新鮮味のないごく普通のミステリードラマ。
最後の悲劇は一族内部崩壊をねらった渡辺いっけい刑事のせい。

2021年5月11日火曜日

土屋太鳳「PとJK」(2017)

土屋太鳳の主演作に「PとJK」(2017 松竹)という映画があるのは知っていた。べつに土屋太鳳を気に入って追いかけてるわけでもないので見ようと思わなかったのだが、最近になって玉城ティナが出演していることを知った。で、見てみた。

予備知識ゼロで見る。土屋太鳳演じるヒロインがなにやら街を急いで走ってる。最初から引いた画で撮ってる。なんだか映像に引き込まれる。これ、またしても廣木隆一監督のスウィーツ映画だったのか。どうりで会話シーンを常に遠くから撮影してる。

街並みが独特。路面電車が走ってる。山が近くにある。これはいったいどこだろう?札幌かな?と思って見ていたら、函館か!函館って意外と映画の舞台になってる。
北海道の都市の夜の空気感は独特。道が広いのにぜんぜん車が走ってない。環境が良い。

土屋太鳳が玉城ティナに誘われて女センパイとなにやらライブイベントのような場所へ行くのだが、これが普通の合コン。16歳女子高生だけど身分を偽り22歳という設定で参加。
生肉に飢えた野獣のような男たちが酒を飲ませようとふたりに迫る。だがそこにイケメン亀梨和也が登場し窮地を救う。
で、一緒に帰ろうということになる。土屋が合コンで積極的に声をかけるのは「8年越しの花嫁」みたいだな…と思った。
「今度二人で会えないかな?」イイ感じになって歩きながらなにげない会話。「ずっとこっち育ちなの?」「16年間ずっと!」「え?」

16歳であることがバレると男が急に冷たくそっけなくなる。ああ、ヤレないとわかったら冷たくなるパターンかと思ってたら、亀梨は警察官?嘘だろ。ああ、だからタイトルが「PとJK」なのか。
警察官は言葉の節々と表情から不審な点を的確に見抜く訓練を受けている。

ヒロインにからんできた街の不良チンピラらをささっと制圧してカッコいい所を見せるのだが、このシーンが体よく不良たちに犯罪を犯させて現行犯逮捕する日本の警察官のいやらしいテクニックそのもので見ていて不快感。
ヒロイン土屋は同じ高校のダブリ同級生高杉真宙(金髪)にスケボーで殴られ昏倒。救急搬送。これは完全に前科がついて退学になる案件では?なのに謹慎で済む。そんなバカな。

土屋の両親が村上淳とともさかりえ。「僕の責任です」と頭を下げる若者を見たら不審に思うはず。「え、キミは彼氏なの?」この両親が娘が大怪我して昏睡してるのに楽観的すぎて違和感。

でもって後は「女子高生と警察官だからダメなの?!」障害のある禁断の恋展開。そう。法律上はダメです。

だが次の瞬間、男の口から信じられない言葉が。「結婚しようか?」16歳女子高生との男女交際は違法だが、結婚なら違法じゃない。なにそのウルトラC!? JK「やっぱり頭打ったの?」
そしてご両親にご挨拶。シュールな展開になるとは予測できなかった。
「高校を卒業するまで妊娠とかナシね」ということで父親から許可を得る。
玉城ティナがゼロ年代の市川実日子のような存在感。「結婚ってほんとだったんだ。ドン引きだわ~」
ずんぐり土屋と並ぶと玉城がすごくスタイルが良い。ふたりの通う高校の校舎が古い木造でとても味わい深い。

恋人として付き合うのをすっとばしてプロポーズされたことを素直に喜べるヒロイン。「結婚♥結婚♥」とか言いながら部屋でブリッジしてる土屋が可笑しい。

ヒロインたちが坂を駆け下りたりするシーンがとても多い。やはり函館は独特な街。
平巡査亀梨の住んでいる一軒家が広い。実家に一人で住んでるのか。

廣木カントクの映画は退屈なものが少なくないのだが、これはわりとユーモアのセンスが合っていて面白かった。亀梨と土屋のやりとりが逆に面白かった。高校生たちが楽しそう。

世界観が平和でいいなと思って見てたら、不良高杉真宙の家庭が貧乏でシリアス不幸。姉(江口のりこ)のヒモ男が粗暴で金をせびりに来る。こいつはコ口したい。
亀梨も警察官だった父親を殺人犯に刺され殉職というつらい過去。後半はわりと暗い。長く感じた。結果、楽しさが相殺されたw

不良グループたちの女子高生拉致監禁は少年院行きの重罪。その後の亀梨の劇団型潜入捜査官的なやつは見てらんなかった。警察組織ってそんなに緩いの?警官が刺されるって事態は「踊る大捜査線」なら大事件。

BGMの選曲センスがユニーク。ラストはちょっと笑った。なんだこの映画。それに警官が公務中に何やってんだ。

2021年5月10日月曜日

土屋太鳳「春待つ僕ら」(2018)

「春待つ僕ら」(2018 ワーナー)を見る。主演は土屋太鳳と北村匠海(DISH//)。監督はおなじみ平川雄一朗。

またしても土屋太鳳ヒロインのスウィーツバスケ青春映画。自分、このジャンルを見すぎてて、どの土屋がどの映画だったのか全然思い出せない。土屋太鳳主演映画が多すぎる。土屋はスウィーツ映画の女王。

「君の膵臓を食べたい」ブレイクで北村匠海が超絶売れてる時期。女子たちをキャーキャーいわす学園のバスケ王子さまF4(磯村勇斗、杉野遥亮、稲葉友)そこのフォーマットは変わらない。

友だちのいないヒロイン美月は幼いころに一緒にバスケをやっていたあやちゃん(小関裕太)は今も心の友。浅倉くん(北村)らのバスケの試合を応援に行ってあやちゃんと再会。え、あやちゃんって男だったの?しかもインターハイ常連強豪校のエース。でもって美月をめぐって浅倉くんとあやちゃんによる恋の三角関係。昔からよくみるベタ展開。
あやちゃん(小関)が初登場から受け付けないw 金髪ロン毛、襟足が長い。風貌が個性的すぎ。自分の事をあやふやにしか覚えていない女子にニヤツキながら近づいてきて平気でハグするようなアメリカナイズド野郎。朝倉くんたちの試合を観戦してると隣に座ってきて、頼んでもいないのに解説者。これ、タッチにおける新田みたい。

土屋太鳳が出てきた瞬間からビシッと美少女。さすがだ。なのに教室内で誰も友だちのいないキャラっておかしい。カフェでバイトして高校生男子から告られる…かと思えば人違い。「コイツじゃねえよ!」超絶失礼な辱め。

この職場カフェが勤務が緩い。朝倉くんらのたまり場になる。土屋はモデル体型じゃないところが逆にリアル日本JKで良い。
カフェバイト先輩に泉里香がいる。この人を見ると「バイト探しならIndeed」とか言いそうに見える。土屋も泉も胸でかい。

ヒロインが勇気を奮い起こしてきて話しかけてきたのに適切な会話を返さないクラスメート女子たちなんなの?
ヒロイン美月が教室で寝てる朝倉くんに大声を出してみるシーンとかなんかヘン。
女子たちがキャーキャー言ってる体育館に行ってみるとミーハー女子たちに突き飛ばされるとかお約束のよく見るシーン。ファン同士の争い。

ヒロインにはレイナ(佐生雪)という唯一のクラスメート友人ができるのだが、この子のキャラが面白い。ちょいトリッキー友人。スマホ壁紙が朝倉ら4人。
「ファンなの?」「私はもっとクリエイティブな目で見てるから」「ちょっと意味が…」「これ、隠し撮り?」「下世話な言い方しないで」「私はそのへんのファンの女たちとは違うの。もうひとつ上のステージにいるから」笑った。ここはすごくセンス良い。
このふたりのやりとりが面白い。土屋太鳳は生真面目シリアス顔がお笑いコントにすごく向いている。そこ、稀有な才能。

試合に負けた後の4人が暑苦しく言い合いしすぎ。え、そこまで熱心に練習してたっけ?茶髪で放課後ちゃらちゃらしてるのに?
その一方でヒロインが頑張るのが作文コンクール?ある意味リアル女子高生なのかもしれない。

なんか、すごく理想的な高校生男女の青春劇。おそらく視聴者のほとんどが女子中高生の映画。たぶん期待したものがそのまま出てくる映画。まったく期待しないで見たのだがそこそこ楽しめた。
とにかく土屋太鳳が立派だ。たぶんどこに出しても恥ずかしくない子。
仕事しながら8年かけて日本女子体育大学を卒業したことも立派。ドラマに映画に大活躍。ひょっとしてすべてのオファーを断らずに受けている?

2021年1月23日土曜日

土屋太鳳「兄に愛されすぎて困ってます」(2017)

土屋太鳳がヒロインを演じてる少女コミック原作スウィーツ映画に「兄に愛されすぎて困ってます」(2017 日本テレビ 松竹)があるので見てみる。監督は河合勇人。

海岸に面した九十九折り道をバスが行くシーンで始まる。集落すらも見えない秘境だ。どんだけ田舎高校なんだよ。
カーブごとにある高校生が制服姿でバスを待っている。まずこれが違和感。数人の高校生がいるならバス停ごとに住宅地がないといけない。

さらに、バスを自転車で全力で追いかけてる茶髪高校生やんちゃ野郎がいるのだが、バスに並走しながら車体に蹴りをいれる反社DQN行為。しかも中指を立てている。このシーンが意味が分からない。
次の瞬間、崖に転落か?と思いきや、一段下の坂にカッコよく着地。女子たちから「カッコイイ~♥」と羨望の眼差し。冒頭数分見ただけで、これはなにもかも間違った映画では?という気がしてくる。

ヒロインが複数のイケメンたちから言い寄られるダイジェスト映像。冒頭からなぜか予告編みたいな登場キャラそれぞれの主観映像。なんだこれ。これはかなり酷い映画の予感。
調べてみたらこの監督は「鈴木先生」「チアダン」「ニセコイ」「かぐや様」とどれも超絶酷すぎ映画。相当に覚悟をして見る。

可愛い妹に近寄る虫(男たち)を追い払おうとするカッコイイDQN兄(片寄涼太)を見て笑おうという映画か?こいつは少年院に入れるべきサイコパス。

登場人物たちが全員バカ。人間としてリアリティを感じさせない。セリフが超絶寒い。たぶん脚本が酷い。ひょっとすると原作も酷い?
この土屋太鳳ですらも可愛くないw この子は演技がとても上手い子のはずだがすべて帳消しにするウザ演出とウザ脚本。浴衣姿は可愛いのだが、それぞれの男と巡回デートという酷いシーン。

その友人大野いとがスカーフを常に頬っ被り。なんの風習だ?どこの少数民族だ?
しかもその説明がない。授業中の教室でキャップかぶってる女もいる。その不自然さを何も説明しない。なにか演出上の効果があるのか?
NON STYLE井上が生徒に平然と愛をささやくキャラとか見て笑おうってゆう。何もかもが唐突で出オチのみ。これは映画と言えるの?

血のつながらない兄と妹を同じ家で放置しておく保護者なんなの。女子高生なのに医者セレブ(千葉雄大)のスポーツカーデート&わいせつ行為(条例違反)って何なの。

スウィーツ映画だとしてもとくにダメな映画。今までみたどの土屋太鳳主演作の中でもワースト。ひたすら気持ち悪いし違和感だらけ。作り手に何も熱意と志を感じない。

演じてる俳優たちもそのスベリっぷりと寒さを感じてたはず。中高生女子ならこういうのでダマせるのか?子供向けコンテンツみたい。大人は見てはいけない。

2021年1月22日金曜日

土屋太鳳「8年越しの花嫁 奇跡の実話」(2017)

「8年越しの花嫁 奇跡の実話」(2017 松竹)という映画があるので見る。ぜんぜん自分が見たいと思うようなタイプの映画ではない。おそらく難病という障害を乗り越えて結婚するラブストーリー。主演が土屋太鳳なのでチェックしておきたい。

実話に基づく映画らしい。脚本は岡田恵和。監督は瀬々敬久。この人はキャリアのほとんどがピンク映画だ。
映画タイトルに「奇跡の実話」とあるのがちょっと嫌。こういうの、見たあとに実話だったと知って驚くほうがいいのに。「誰も見たことがない愛の形に涙する。」とまで書いてある。映画を売り込む側も必死。

いきなり超難病と戦う土屋太鳳。そして撮影する佐藤健のシーンが流れた後に回想シーン。みんなバカそうな合コン。調子のいいことを言う輩たちの中で、真面目そうなのが佐藤と土屋。

だが土屋は激怒していた。合コンに来ておいて、こういう所に来るような軽い女に興味ないみたいな態度なんなの?(怒)土屋は追いかけてきて佐藤に絡む。せっかく来てるなら楽しそうにしろ!楽しくなくても楽しそうにするのが大人でしょ!

だが、男はただお腹が痛いだけだったと弁明。あれだけ気の強かった女が男の言い分を即信じてしまうのはちょっと違和感。ここまで気の強い積極的女にロックオンされる消極的男。ある意味しあわせな男女の出会い。映画冒頭のシーンとしてのつかみは良い。土屋太鳳は面白い。あっという間に交際が進展。季節は巡る。

大学生か?と思いきや、佐藤は自動車整備工として働く青年。土屋はレストランで働いてる。
いつの間にか土屋の両親ともご挨拶。両親は杉本哲太と薬師丸ひろ子。このふたりを見ると今でも「あまちゃん」を思い出す。
で、あっというまにプロポーズ。ここまで20分もかかってない。プロポーズされた直後の土屋の反応がすごくいい。すごく面白い。まさに理想のカップルの理想の展開。土屋「幸せ過ぎて、なんか怖い。」

やがて女は頭痛を訴える。そして物忘れ。デートに行った記憶をなくす。幸せな男女の運命が暗転。土屋の主観幻想が恐ろしい。土屋はヒステリックに取り乱す。ほとんど狂乱状態。ビクンビクンと激しく痙攣。

意識を失って昏睡。なんだこれは?なんだこの病気は?卵巣に腫瘍ができてその抗体が間違って脳に入ってしまった難病。初めて耳にする病気だ。
あれだけ可愛かった彼女が口半開きでチューブとパイプでハムみたいになって寝たきり。なのに手だけは激しく動いてる。

男はバイクで2時間かけて病院まで見舞いに通う。それは想像を絶するつらさだ。社長の北村一輝がいい人でよかった。男はケータイで動画を取り始める。

卵巣を摘出する手術という段階になったら、土屋の両親もさすがに婚約者佐藤がけなげに病院に通ってるのを見るのがつらくなる。もう迷惑かけられない。

目が覚めた後はゼロから必死のリハビリ。だが、意識を取り戻した後に佐藤のことだけが思い出せなくて戸惑うのには、何でだよ!?と、見てるこちらも戸惑った。それ、男にとってさらなる残酷な仕打ち。男は自分が婚約者であることを出会った時から説明。女は説明メモを参考に必死で思い出そうとする。それ、悲しい。

この映画、予想通りと予想外の配合が絶妙だった。「8年越しの花嫁 奇跡の実話」というタイトルに偽りなし。
この物語を世間に伝えようとしたことは志が高いし、映画エンタテインメントとしても精度が高い。
障害を乗り越え恋を成就させるタイプのラブストーリーに感動できるという人にはおすすめできる。

実話に基づいてるからなのかストーリー展開にリアルを感じる。
それと、役者たちがみんな名優。泣かせにかかるようなシーンでなくてもついうっかり泣かせられそうになる。ウェディングプランナー中村ゆりですらも良い演技をしてるように感じた。

そして土屋太鳳の演技が衝撃的。顔面マヒした役は美人女優が受けるような役でない。素晴らしくて感心しかなかった。土屋はこの演技で第41回日本アカデミー賞優秀主演女優賞だったのも納得。日本映画で重要な女優になりつつある。

2020年12月18日金曜日

土屋太鳳「となりの怪物くん」(2018)

土屋太鳳菅田将暉の主演映画「となりの怪物くん」(2018 東宝)を見る。これも少女コミック原作の映画化。2018年GW映画。
監督は月川翔。脚本は金子ありさ。よく見る面々。制作も市川南。

主演以外のキャストも古川雄輝、山田裕貴、池田エライザ、浜辺美波、佐野岳といったヤングスターをそろえてる。正直自分は浜辺美波を見たくてこれを見た。

バッティングセンターの2階で色紙で飾りをつまらなそうに作ってるくたびれた感じの大人になった土屋太鳳の「あのころ」の回想。

怪物こと菅田将暉の高校初日の暴力事件のアクションシーンの動きが異次元に何かおかしい。この子はバケモノ並みの体力がありながら何か知的な障害が?かなり非常識。
でもそれでは高校に入れないだろ。制服が赤の高校ってあるの?

ガリ勉で堅物のしずく(土屋)が担任に頼まれ入学に必要な書類を届けに行ってハル(菅田)と初遭遇するシーンから何かヘンテコ。ハルがしずくに話があるときはいきなり押し倒すか拉致。
この映画、コメディなの?会話のテンポと間合いは軽妙で良い。「俺、しずくのこと好きかも」「それは友だち的な意味で?」「いいえ、性的な意味で」とか高校生の会話としておかしい。噛み合わない異文化コミュニケーション。ハルはしずくにしか懐かないし制御できない。土屋のシリアスな表情がいい。

しずくに勉強教えてと頼んでくる池田エライザが学校で一番カワイイのにポンコツで愚鈍なキャラ。予備校でヒロインの隣の山田裕貴がやっぱりスケキヨ顔が不気味な嫌なやつ。

中間テストでしずくは2位。1位がハル。なんだそれ。菅田はなにも勉強しなくても1位という超人キャラだったのか。しかも家は複雑な事情のある金持ち。
浜辺美波はメガネ学級委員でハルのことを密かに好き?残念ながら浜辺美波のシーンはあまりなかった。強い印象は残らなかった。

これ、なにも期待しないで見たのだが、土屋太鳳と菅田将暉が俳優として異常に上手いからなのかとても面白かった。キャラを演じきっていた。
でも、面白かったのは前半まで。後半の恋愛ドラマとかシリアスパートになると途端に退屈。

主題歌西野カナ「アイラブユー」。

2019年8月25日日曜日

土屋太鳳 X 芳根京子「累 かさね」(2018)

土屋太鳳芳根京子が主演した「累 かさね」(2018 東宝)という映画があるので見てみる。マンガ原作があって後に作者によって小説化。昨年9月に映画が公開された。

ふたりのNHK朝ドラ女優W主演なので話題作だったはず。自分はこんな映画が公開されてたことをぜんぜん知らなかったけど。

累は顔に醜い傷があり劣等感を持っている。周囲から忌嫌われ酷い目に遭わされている。醜い容姿という役なのに十分美人に見える。芳根京子の顔が自分は好き。

舞台関係の仕事をしてる浅野忠信が舞台演劇に連れ出す。美人で自信満々だが伸び悩んでる女優ニナ(土屋太鳳)とファーストコンタクトからして異常。いまどきこんな嫌な女優いる?この土屋太鳳が美人。この気の強い女優が憑依したときの芳根がさらに美人。
累は女優だった母から受け継いだ口紅を塗って口づけをすると相手と顔が入れ替わる。野心のある美人女優は醜い天才女優のチカラを利用し成功を夢見る。入れ替わって代理でオーディション。

開始数分見ていてなんかマンガっぽいし話に入り込めない。なんだこりゃ?登場人物がみんなヒステリックでエキセントリック。嫌な奴だらけ。

だがこれは前例のない役。正反対の二人が何度も入れ替わる。芳根も土屋も「ガラスの仮面」みたいに難しい役だったに違いない。丁々発止の火花を散らす。

オーディションで勝ち取った役の舞台稽古が始まる。キスして入れ替わったふたりには制限時間がある。
演出家は演技下手の土屋のときは「素人だろ!」とダメ出し。やっぱ累じゃないと。

だが、累の弱点はキスシーン。「男の人としたことないんです」という相談に演出家がキス。なんだこの役得。マネージャーも女優が演出家とそういう関係になるのを容認。
やがて本物の恋に。男をめぐって争う土屋と芳根のシーンにすごく惹かれる。なんかエロい。
ぶっ倒れて4か月眠ったニナの顔で「かもめ」を演じきった累は舞台を成功させ大スターに。そして「サロメ」の舞台へ。
ストーリ上、こんなのどっかで破綻が出るとヒヤヒヤしながら見る。どう着地するんだ?予測がつかなすぎて見てて疲れる。

都合のいいときだけ中身が入れ替わる人生。ニナは苦悩と恐怖。累の過去を探り出す。
なんかこの映画は深いかも。楳図かずおや乱歩も連想する幻想怪奇。

劇中劇「サロメ」の土屋太鳳があまりに完成度が高い。フィジカルがすごい。あまりの素晴らしさに泣いたw
村井國夫さんを久しぶりに見たら爺さんになっていた。こんな厳しい爺さん演出家と仕事をしないといけないとしたら舞台役者なんてなりたくないw

この映画化は野心的。土屋太鳳と芳根京子という女優の輝きを見るための映画。このふたり、こんな美人だったんだ!と驚いたし再発見した。北島マヤと姫川亜弓の再来を見た。女優って心底スゴイと思えた。広くオススメする。

主題歌はAimer「Black Bird」。こちらも素晴らしい出来。

2019年3月31日日曜日

約束のステージ 〜時を駆けるふたりの歌〜(2019)

読売テレビ開局60周年記念スペシャルドラマ「約束のステージ 〜時を駆けるふたりの歌〜」が2月22日に日テレ系で放送されたので見た。

とくに見たいドラマでもなかったのだが、土屋太鳳とももクロ百田夏菜子がデュオで昭和歌謡曲を歌っているシーンを番宣で見てちょっと興味を惹かれた。このふたりの歌唱シーンがすごくいい感じ。
自分、あんまり昭和歌謡曲に詳しくないけど、「スター誕生」という勝ち抜けばレコードデビューという、公開オーディション番組みたいなものが人気だったことは知っていた。

審査員に八代亜紀と五木ひろしっぽい人がいる。すごく似てるなと思っていたら本人だったw 昔はアイドルPOPも演歌も同じフィールドで争ってたんだな。
この審査員が挑戦者にすごく厳しいことを言う。言ってることが偉そうで身の毛がよだつ。

荒井由実「やさしさに包まれたなら」はそんな昔からある曲だったんだって思った。
このドラマ、なんとタイムスリップものだったw なんでそういう要素を盛る?
これ、壮大な夢オチ?母と娘の絆?そういうの要らない。夢を追いかけるふたり、それでいいのに。

土屋がもこもこセーターにコートで走るシーンがある。太く見える。この体型で赤坂5丁目ミニマラソンで涙と感動の激走を見せたことはちょっと信じられない。中長距離走が得意そうにぜんぜん見えない。よほど心肺機能が強いんだろう。
土屋はさすがの女優。百田がだいぶ見劣りした。それは致し方ない。
向井理を久しぶりに見た。この人の長身立ち姿はバランスが日本人らしくない。
矢田亜希子は自分の中ではずっと「クロスファイア」「やまとなでしこ」の人。すっかりおばさんになっていて悲しい。

2018年11月5日月曜日

長澤まさみ ロケ地巡礼「金メダル男」旧足利西高校

長澤まさみがチョイ役でワンシーンのみ出演した「金メダル男」のロケ地は栃木県足利市にある旧足利西高校(廃校)。
10月27日の西高学園祭という一般公開イベントで内部に入ることができた。
主人公の絵を見て何かを感じ美術展に出品することを勧め、抽象画で金賞を受賞というわりとロジックのない酷いシーン。これは中庭での撮影。

こんなチョイシーンのためにわざわざ行くこともないのだが、足利西高は他の映画ドラマで使用頻度が大変に高いので、他の目的で行ってきた。
次回からしばらく足利西高ロケ地見学ツアーの記事が続く。
主人公が独りでやってた「表現部」の活動場所
土屋太鳳が座ってた白い椅子とテーブルもそこにあった。
ちなみに、土屋太鳳のサインもこの学校に飾られている

2018年8月23日木曜日

土屋太鳳「トリガール!」(2017)

「トリガール!」という映画があるので見てみる。これ、予告編とか見て面白そうだと思っていた。
日本テレビで毎年やってる「鳥人間コンテスト」は子供の頃から見ているので、この世界観には馴染んでいるはず。

近年テレビドラマでよく見るような演出とカット割りと雰囲気。英勉カントクなのでそうなる。あまり映画を観ている感覚がない。
だが、もう僕たちは重たい映画とか見たくないw ついこういう軽そうなやつを選んでしまう。

主演は土屋太鳳。このヒロインの顔が面白くてぜんぜん可愛くないw 2浪して工業大学に入ってしまった20歳大学1年生という設定。気づくと大学行きバスが全員メガネ&チェックシャツで激しく困惑。
この大学の雰囲気がちょっとやりすぎ。まるで東アジアか東南アジアの工業技術系大学。もっさりしすぎ男子が99%。よくこんな劇団員ばかり集めたな。

そんな中で輝く王子様が高杉真宙くんだ。人並外れた体力を持つヒロインは心ときめくままに「Team Birdman Trial」サークルにパイロットとして参加する。
このサークルがまるで企業のような組織とマネジメント。理系男が集まるとこうなってしまうのか? 画的にクイズ研究会でもおかしくない。
開始から土屋太鳳 テンションが高すぎ。
欧米の若手俳優たちは自然な演技が評価されるというのに、日本だけがまるで歌舞伎のような大げさインパクト勝負のような演技で独自の進化を歩む。乖離がどんどんでかくなる。

ヒロインがペアを組む相手が間宮祥太朗。今まで「ニーチェ先生」「お前はまだグンマを知らない」でしかこの役者を見たことがなかった。まったくイメージが違うイキったヤンキー大学生。
居酒屋で初対面する場面からケンカw ラブコメ青春映画の王道的な造り。このふたりのケンカ腰会話はずっと面白い。脚本は高橋泉という人。

最近の映画は開始数分でもう「早く終わってくれ」と願うものも少なくないのだが、この映画は開始から、役者たちの異常なテンションの高さとテンポの良さで笑わせてくれて飽きさせない。
土屋と池田エライザが紅二点。池田エライザはネット上でもその筋の男たちから大人気。この映画でも胸が異常にデカくて言葉を失う。食堂シーンでのニット服、胸が前に突出しすぎていてあ然。牛か?ってぐらいにデカい。
あと、またしても矢本悠馬が出てる。最初誰かわからなかった。高杉と一緒だと「賭ケグルイ」だ。

自分、土屋の女優としての人気があまり理解できないでいたのだが、さすが人気女優だと感じた。コメディエンヌとして振り切れた演技をしていた。とんでもない暴れ牛ヒロインだった。
自転車とダンスシーン(なんであるのかわからない)での身体能力の高さを感じた。さすが体育大学生だ。
琵琶湖の湖面上を滑るように進む美しい機体を見ると自分は毎回感動してしまう。この映画のクライマックスも同じ。どの瞬間も奇跡。なのにパイロットの二人はくだらないケンカw

ED主題歌はねごとがスピッツをカバーした「空も飛べるはず」。この曲も感動作。

2018年3月29日木曜日

「図書館戦争」のロケ地 水戸市立西部図書館

水戸市立西部図書館はめずらしい円形図書館。ここも映画「図書館戦争」のロケ地だというので見てきた。映画見てないけど。
蔵書数10万冊レベルの図書館としてはたいへんに立派な建物だ。

東京23区ローカル図書館なんてみすぼらしいし、自分のマナーはなってないのに権利意識がやたら高い利用者が目に余る。なので7年間ほとんど図書館行ってない。地方の図書館は人がいなくていいw
西部図書館は図書館としてはめずらしく出入り口が複数ある。なので盗まれる図書数も多いそうだ。どこも迷惑な人はいる。
土屋太鳳と榮倉奈々のサインもあった。ちなみに、図書館内部の撮影には館長の許可が必要。

2018年1月3日水曜日

劇場版「鈴木先生」(2013)

「鈴木先生」も長谷川博己にとって重要な1本らしいので見てみた。といってもドラマすべては見る気が起こらないので劇場版で。これ、古沢良太脚本だったのか。

妊娠中の妻(臼田あさ美)がいるにもかかわらずミステリアスな生徒(土屋太鳳)に性的妄想を抱くという、それ中学教師としてどうなんだ?というザワザワするナレーションで始まる中学校ドラマ。
やたら長谷川の妄想シーンがあって、真面目に中学生の心の問題にとりくんでるのかよくわからなくなる。

生徒会長選挙中に中学生に変装して侵入した風間俊介が生徒を人質に立てこもるけど、ナイフ1本じゃ複数の生徒たちをコントロールできないと思う。で、ウザい演説。

不良生徒ほど社会でなんとかうまくやっていて、真面目だっただけの生徒ほど社会に馴染めず心を摩耗していくとか、そんな人のために逃避する場所が必要だとか、主張に耳を傾ける価値はある。

だが、すぐSATを呼べ!人質とってる犯人を素人が説得できると思うな!屋上から跳ぶな。
いろいろ現実的でない。みんな中学生らしくない。イライラしただけで何も面白くもない映画だった。ドラマのファンだった層にのみ向けられた劇場版。
中学の先生って生徒一人の問題を職員室でみんなで話し合うの?

富田靖子が気持ち悪い先生として存在感出してた。
松岡茉優が中学生役でチョイ出演してた。
刈谷友衣子がとても暗い顔の美少女だった。この子はもう女優として戻ってくるつもりはないのかな。