2013年8月5日月曜日

ROCK IN JAPAN FES. 2013 DAY3 ロックの意味を拡大するJAPAN

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3日目、ふたたび涼しい1日。夏の曇りってすばらしい。今日もテントを張ってからゴロゴロしてLAKE開演5分前に待機。3日間ともLAKEでスタートしてしまった。3日とも山崎編集長の前説を聞いたのだが、今年のタイムテーブルは最後までお客さんが残る可能性が高いんだそうだ。つまり例年は順々にお客が帰っていくように時間割を設計していることが明らかになった。なるほど、今年のヘッドライナーはサカナ、バンプ、Perfumeと超強力だった。

DOESでスタート。ま、自分がDOESを聴くのは3,4年ぶりじゃないかな。最近の曲はわからない。バクチダンサーはわかる。新曲を2曲持ってきたそうなのであまり条件はかわらないか。なかなかの盛況ぶりだった。

ちょっと関心のあるバンドがなかったのでテントでまた休憩。今年はメシをほとんどコンビニのおにぎりとサンドイッチとお菓子とお茶とコーヒーで済ませる徹底した節約に頑張った(笑)。屋台メシは3日間で2食だけだった。

大橋トリオへ。RIJF初登場。この音楽をキッズたちはどう聴くのかなと思っていた。緩くてもの足りなく感じないか?ま、大人のための音楽を聴かせた。このとき強い揺れを感じた。地震だ。津波警報はどうなってる?運営は肝を冷やしたことだろう。無事でよかった。途中でLAKEへ移動。

The Birthdayは北海道で見たので、miwa を見てみることにした。昨年フォレストで見て以来。YUIが好きならmiwaも好きなんでしょう?って思われるかもしれないが、自分はぜんぜんmiwaを聴いていない。もちろん嫌いじゃない。だが、1曲たりともしらない状態でライブに臨む。やはり前のほうは野郎率がかなり高いが、後方までびっしりと人で埋まった。「来てくれるか不安だった」そうだが、大人気じゃないか。フライングVでの速弾きとか、YUIはいろいろとmiwaに負けてるな…などと考えながら聴いていた。今の若者はこういった分かりやすくて爽やかでポップで恋愛テーマの曲を歌うアーティストを求めているのか?しっかりノリノリでロックなサウンドだった。
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DJブースにピエール中野を見にいく。凛として時雨のピエールしか知らないのでDJピエールがどんなDJをするのかよく知らなかった。サウンドチェックと称してぱふゅ~むの「アキハバラブ」をかける。場内即ノリノリ。モー娘やももクロやAKBやアイドルソングの合間にロッキンの鉄板盛り上げ曲(マンウィズやらホルモンやらサカナやら)を流す。みんな汗びっしょりで激しく暴れている。次のBABYMETAL待ちのオタたちを困惑させていた。友人が蒸し暑さに参ってしまい離脱。

そして次のBABYMETAL 
このライブのために自分はBABYMETALを何曲か予習してきた。しかしオタ芸をする気は起こらないので片隅の見やすい場所で大人として落ち着いてながめる。いや~、楽しかった!曲を知ってると楽しさ倍増。最近「ドキドキモーニング」という曲が頭から離れない。つい口ずさんでしまう。PAの辺りで聴いていた友人がとんでもないことを教えてくれた。コスプレバックバンドがアテ弾き、後方のスピーカーもカキワリなのは誰でもわかるが、音源がiPodでスイッチ押したら見守ってるだけ(笑)。曲間すら正確な秒間で進む1TRACKのプログラム……。
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今年復活したパークステージでキノコホテルを数曲チェック。演出がわけわかんなかった。このステージは今年は自分とは無縁だったな。

そして今年のラインナップが発表されたとき自分を驚かせたバンドのひとつが初出演のSCANDALだった。自分にとって初めてのSCANDALだった。フォレストは上手側に地面が低くて見にくい。自分はまみたす推しだったのだが隠れてよく見えなかった。ボーカルが全員声が高いのが自分としては「……。」 ミニスカでドラムを叩くかわいい子が前に出てきてシンセを弾き出したのにびっくり!SCANDALはいつからエレクトロニカになったんだ?ぶいぶいいわせてた。

ここでテントを撤収。荷物を全てGRASSへ移動。キャンプ場駐車場へのシャトルバスに備える。今年のロッキンは終演後の混雑に備えるようにアナウンスがあった。

10-FEET はロッキンの常連。夕暮れ時のいい時間。いつもとちょっと違う感じで鉄板曲を演奏。「みんな靴脱げ!ダイブは禁止でも靴ならいいやろ?」と靴を投げあう。何だこれ?投げたのはいいけどその後めんどくさい事態になっただろうなぁ。

すっかり日も落ちて大トリはPerfume 自分は2008年からロッキンでのPerfumeのステージは全て前の方で見ている。この日は後方で見るつもりだったのだが、なんの苦労もなく前の方まで来れてしまった。過去の阿鼻叫喚圧縮地獄はなんだったんだ?というぐらいに快適に見れた。見たことのない風景がそこにあった。Magic of LoveやらSpending all my time やら予想通りの最新曲に加えて「だいじょばない」を持ってきた!うれしい!「心のスポーツ」が久しぶりで「ぐるぐるトントン」を忘れていた。「MY COLOR」のとき自分の周囲半径5メートルが誰もパフュオタじゃなかったことが発覚。誰一人振り付けができていない。まったくできてない。前の方に来ていてもみんなファンとはかぎらないんだよなあ。自分の近くに激しく痙攣したように横揺れしてる迷惑な野郎がひとりいて、ささーっと避けるようにスペースができていた。こいつさえいなければなにもかも最高なライブだったのだが。

セットリストが明らかになっている。全11曲、圧巻のステージだった。
1.Magic of Love
2.Spending all my time
3.ポリリズム
4.マカロニ
5.SEVENTH HEAVEN
6.心のスポーツ
PTAのコーナー(渚のシンドバッドなど)
7.だいじょばない
8.エレクトロ・ワールド
9. チョコレイト・ディスコ
10.MY COLOR
アンコール
11.Dream Fighter

あ~ちゃんの口から「渋谷さん、山崎さん、小松さん……」とJAPANへの感謝の弁が述べられた。「JAPANさんはいつもロックとは何かを考えている」 妹のちゃあぽん所属の9nineもロッキンに初登場。今年多くのアイドルが出演したが、全ての始まりは2008年のPerfumeからだった。ロックだけでは人が呼べないというのもあるかもしれないが、ロックという言葉の意味を大きく拡大してしまったのが2013年だったことは間違いない。来年は一体どうなってしまっているのか、それは誰にもわからない。
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3時間かけて帰ってきた。毎年このフェスの空前のスケールと、運営にたずさわる膨大な数の人の努力と情熱、この場所にやってくる尋常じゃない数の音楽を愛する人々、出演するアーティストたちの類稀な才能、なにもかもがすごい。

毎年ヘトヘトになったり、もう今年で最後にしよう…とか考えたりもしたけど、今年はなにもかも快適にうまくいってしまったために、早くも来年もぜったいに行こうと考え始めている。ドツボにはまっている……。

3 件のコメント:

  1. とあるバスケ部2013年8月5日 22:28

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    私がクイックレポート見てて一番驚いたのは、3日目にCNBLUEが出ていたことですヽ(゚Д゚)ノ
    言ってませんでしたが、YUIさんよりも、美織さんよりも前からFTISLANDというバンドが好きで、よくライブも行くんですが、その弟分であるCNBLUEが出ていることに凄くびっくりしました!
    まぁ正直なとこ、顔でも売ってるアイドルバンドではありますが、CNがROCKINでるなら、FT出してよ(*゚▽゚)ノと思ってしまいました(笑)
    P.S.先ほど、言い忘れましたが、新山さんの時、「この中に必ずブロガーさんいるんだろうなぁ~」と2人組でいる方を見回していましたが、あの時は、1人だったんですね(^-^;
    私は新山さんの真ん前、4・5列目でゆったりと観てました(〃'▽'〃)

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    年毎にロッキン出演者の顔ぶれに変化があるのですが、2年ぐらい前にビジュアル系、今年はアイドル勢大躍進と韓国バンドの初登場が大きな変化。
    夏フェスの特徴は、どうがんばっても全出演者のほんの一部しか見れないってこと。見れないライブのほうが圧倒的に多い。ほとんどみんながあれも観たかったなぁ~と嘆く夏。

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    急遽、グループ魂を観る為だけに午後1時に大井を出てひたちなかへ。
    港カヲルこと皆川猿時さんが海女さんの姿で下ネタ言ったり、ユニコーンの服部で「中村屋!」(破壊こと、阿部サダヲさんの本名)「服部以外の名前を言うな!」とか、終始楽しかったです。
    …その後の常磐道が事故渋滞していて、大変でした。

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