2014年9月30日火曜日
ブログ引越し顛末記
自分は面倒な手続きを伴う変化をなるべく避けるタイプ。変えたほうが以後安くなるといわれたサービスでもモノでも、ちょっとしたハードルを飛び越えるのも避けてそのままでいるほどの超消極的保守層。
長年だらだらと続けてきたOCNブログ人。ブログが何なのか?htmlもよく意味がわからず書きも書いたり8年ぶん。
最初は「どうせ誰も見る人いないし……」、とウェブ文法めちゃくちゃのまま書き続けていた。だが、OCNブログ人の容量が当時の上限1000KBに迫ったとき、初期のどうでもいい記事を消しながら書いたので、酷いものはそれほど残っていない。今思うと、OCNブログは特殊すぎた。結局この8年、何もhtmlを学ばなかった。
で、今年の夏にOCNブログ人のサービス停止が突然発表。ま、それほど驚かなかったわ。世の中そんなもん。急いで身の振り方を考える。1ヶ月ほどぼんやり考える。OCNさんがさぞかし立派な引越しツールを用意してくれるはず。
9月になってようやくgooブログへの引越しツールを提供してくれた……と思いきや、本文テキストとコメントのみが対象で、写真がまったく引き継げない……って、はぁ?なんとしょうもない。
この時点で選択肢が「FC2」一択になった。FC2はほぼ完璧に写真を引き継いでくれる引越しツールを用意してくれた。ただ、ファイル名とブログを書いた時期と無関係なランダムなファイル名になるのには参った。
まず、自分のブログが記事数2050、写真が5600枚以上というとんでもない巨大ブログだったことが判明。ブログって、趣味ごとに書くべきだったって、ようやくわかった。
エクスポートファイルを分割しないといけない。ことが判明。「ブログエキスポート分割くん」というフリーソフトを活用した。このソフトのおかげで助かった。
そして、実は自分はFC2にそのまま留まる気がなかった。FC2はブログとしてほぼ完璧な使いやすさだと思うのだが、広告が邪魔。
結局、自分はgoogle blogger を選択。どちらもアメリカの会社だが、グーグルの方がまだイメージがいい。
だが、bloggerを使うには画像ファイルはPicasaに置かなくてはならない。これがまた自分を悩ませた。意味がわからない。
次に、FC2のエキスポートからひたすら写真をダウンロード。100枚ずつ、のべ57フォルダをせっせと開く。本来なら巡回ソフトを使うべきだったのかもしれないが、カンの悪い自分には使い方がちんぷんかんぷんだった。仕方なくIEの「ファイル全部保存」を使う。
最初はフォルダを順々に開いて、100枚ごとPicasaに投入していた。ダウンロードした画像ファイルはすべて「blog_import_」で始まっているのでエクスプローラで絞り込めばいいじゃんって。
Picasaの1アルバムには2000枚写真が入るらしい。マウスとshiftキーで2000枚掴んで投入!だがしかし、1時間ほど待って、結果がなぜか1997枚とかだったりする。うまくアップロードできなかった?今度は余裕を見て1000枚掴んで投入。やっぱり結果が1001枚とか999枚とかになるのはなぜ?
しかも、Picasaには同じ写真が重複することはありえないということを知った。え、本当か?だとすると、重複した写真を1枚として数えているのか?結局、1枚ぐらい写真がどこかへいってもいいや、と投げやりになって続行。
FC2からbloggerへの引越しには多くの偉大な先達がいた。ブログに詳細を書いてくれた人たちのおかげで自分もbloggerへの引越しを決断できた。まずテキストファイルの時間表記をFC2の24時間から、googleのAMPM12時に書き換える必要があるらしい。これがあるサイトのお陰でサクッと変換。
つぎに、画像のurlをPicasaのurlに書き換えなくてはbloggerで画像が表示されない。これも偉大な先達の残してくれたサイトのお陰でサクッといくかと思いきやそうでもない。なにせ自分の膨大な写真がアルバム7枚に及んでしまったために、PicasaのurlをふくむRSSのテキストファイルが13MBを越える巨大激重ファイルだった。遠い惑星と交信しているかのようなレスポンスだった。この時期、家のADSL回線が不調だったのも響いた。全21ファイルの変換に二晩かかった。
結局、30枚ほどの画像がurlを書き換えることができなかった。OCNブログ人が「/」を含むようなurlにしてしまっていたからだ。これは手動で直さないといけない。picasaの画像の山から探さないといけない。ってか、そんな記事は消してしまってもいいかあ。
最後に、urlを書き換えたテキストファイルをMovable Type をgoogle blogger仕様に変換するサイトもあったので、これに投入し、bloggerにインポートできるxmlファイルに変換。ここまで5晩かかった。もうヘトヘト。
bloggerへのインポートが1日に3~5ファイルしかできない。はぁ?なにそれ。
インポートしてみたら、古い記事のタイトルが「No title」になってしまっているものがやたら多い。うーん、何か使っちゃいけない文字で書いたとか?原因不明。あと、マイナス記号でラインを引いた箇所以降が全く転載されていないことも判明。これ、全部自力で修復しないといけない。
さらに、「改行」の考え方がブログ間で違うために、ほぼすべての記事で2行改行になってる……。見栄えの問題だが、これをすべて変えるのは無理。やたらと<br />が連発になってる…orz
欠落してる記事があったり、自力で修正したり、ものすごく時間も労力もかかった。もうこんなことは仕事でもしたくない。
この2週間、本も読めなかったし、CDも聴けなかったし、DVDも見れなかったし、雑誌も読めなかった。記事ストックは貯めてあったのでしばらくなんとかなるけど、2週間後ぐらいにネタに困るだろうと思う。
2014年9月29日月曜日
苗場山に登ってきた
長野新潟両県にまたがる苗場山に友人Fと登ってきた。自分はあまり苗場山にこだわりはなかったのだが、友人の強い勧めで、3時に起きて4時に出発。長野県栄村側の3合目駐車場から7時40分に登山開始。ヒンヤリと寒くてついフリースを着てしまった。ちゃんとクマよけの鈴を持って、登山届けを出して出発。
今まで登った山の中で一番キツかった。途中、無になっていた。ここは8合目と9合目の間にある天上の湿原。
9合目付近に岩がゴロゴロした狭い道が続く場所があるのだが、これが悪夢のように歩きにくて疲れる。しかも、雨が降った後は泥沼。岩の上を飛び移るように歩く。この日は多くの老人も来ていたのだが、よくこんな道を歩けるものだと感心する。
植生を保護するために浮橋の道をあるくのだが、荒れ気味で歩きづらい。人も多くて道を譲らないと歩けない。陽射しを遮るものがない。
苗場山の紅葉はまだ始まったばかり。紅葉シーズンにはまだ早いと思っていた。友人が言うには時期を待っているとあっというまに雪が降るというので、この時期に出かけたのだが、やはりまだ暑くてキツかった。山頂で1時間以上は過ごす予定だったのだが、暑くて居てもいいことがないので短い滞在で切り上げた。
6合目から8合目までこんな急なのぼりが延々と続く。無限地獄だと思った。登りもキツかったけど、標準タイムの3時間で登った。下りはもっとキツかった。ところどころ泥田になっていた。それに午後は山道がずっと陽射しから逃れられない。登山客も多くて道を譲り合う。ああ、もう嫌!って言いながら下った。もう山には懲りた。
山頂の標識は山小屋から1分ほどの、周囲をなにも見晴らすことの出来ない場所にひっそりとある。2145メートル。いちおう写真に収めるために来たけど、ぶっちゃけわざわざ行かなくていい。この日は山頂ヒュッテは予約客でいっぱいとのこと。この日は山頂付近に150人ぐらいの人がいた。この日は日差しが強くて暑くて山頂にいる感じがしない。昼ごはんを食べるような木陰がなくて、30分ほどで退散。8合目と9合目の間の天上の湿原に戻る。
PS.下山してから木曽御嶽山が噴火していたことを知った。我々がまさに苗場山頂にいたころに噴火。かなりの被害が出たらしい。登山して山頂付近で火山噴火に巻き込まれる小説とか映画とか見たことないし、ベテラン登山家であってもそんな状況ではどう対処するべきなのか分からないと思う。自分がそんな目にあったらトラウマになると思う。とても他人事じゃない。強いショックを受けている。
2014年9月28日日曜日
9年連続高麗の巾着田
友人Tと2006年以来毎年、西武線にある高麗の巾着田に花見に行っている。数日前に行ってきた。数年前から前の職場で一緒だった人も加わって3人で出かけている。毎年彼岸花が満開を迎えると西武沿線、関東近県各地から多くの人が集まるのだが、年々有名になっているらしくて、午前中の電車の満員っぷりがひどい。団体バスもやってくる。今年も例年と変わらずの咲きっぷり。
ま、花を見ることよりも、なんとなく歩きながら近況を聞いたりする。この場所には今年の春も菜の花と桜を見に来ているので日常風景。
PS. 一緒に高麗へ行った人の身内が原宿の店で働いているそうなのだが、店に能年玲奈が家族と一緒に来たそうだ。能年パパは髭があるそうだ。
2014年9月26日金曜日
PENTAX PC35AF DATE で撮る
このカメラもやっぱり108円で掘り出したのだが、このデザインにひと目ボレ!1982年製PENTAX PC35AF DATE というオートフォーカスコンパクトカメラ。このカメラもフィルムが入ったままだった。
古いカメラが好きな人って大抵の場合は金属製で作りがしっかりしていて写りがいい機体を好んで求めるのだと思うのだが、自分の場合はほぼデザインが面白いかどうかにかかっている。いい感じに安っぽくて未来的。赤いシャッターボタンがいい。
家に持ち帰って単4電池を2本入れてみたのだが、これがうんともすんとも動かない……。途方にくれる。
だが、電池接点を接触させたり離したりするたびに内部でなにかが動こうとしている気配がある。久しぶりに分解してみようと試みたのだが、どうしても到達できない位置にネジがあるっぽくてカバーを取り外せない。フィルムカウンター窓が内側に落ちていたのをボンドで張り合わせることだけして、諦めて再び組み直したら、なんと動いた!w
どこも修理したわけでないのだが、何かの拍子に噛んでいたギヤが回ったとしか思えない。ということはまた原因不明のフリーズを起こす可能性もある。何度も何度もシャッターを切ってみたのだが、とりあえず今は動いている。分解してグリスでも吹きかけたいところだが、ギヤ部分を開けない。
このカメラ、デザインは好きなのだが、シャッター音が「ジュぅ……」と弱々しくて、気持ちよく写真を撮っている気分にさせてくれない。ダイアルを回してフィルムとシャッターをチャージするのだが、フィルムの最後の方が巻上げが固くて親指の腹部が痛い。レンズカバーを明ける時は「カッシャーン」と開くのだが、手で元に戻すのが異常に固い。これがちょっと嫌になる。
いつものようにモルトを張り替えて、ストラップをつけて首から提げて試写へ連れ出した。フィルムは業務用フジISO100の24枚撮り。
24枚中3枚ほどピントがまったく合ってないボケボケ写真を撮ってしまった。暗い被写体だったのでしかたがない。だが、どれも期待以上の写りをしてくれた。カメラのデザインも気に入ってるので今後も使い込んでいきたい。
2014年9月25日木曜日
逆転裁判(2012)
桐谷美玲映画祭その5「逆転裁判」を見る。
これはさすがに見るのを躊躇した。元がゲームらしいけど、何だこれ?おそらく相当にヘンテコ。桐谷美玲が出てるってことしか知識がないまま見始める。
最初はストーリーがわかりにくい。「?」な展開がつづく。だが、それほど集中して見ていなくても、だんだんと飲み込めてくる。音声だけで聴いていると、わりとまともな法廷ミステリーものに思えるかもしれないが、やはりストーリーはハチャメチャで異常。ゲームをリアルに再現した(?)ビジュアルがさらに異常。
主人公の成宮寛貴弁護士がいきあたりばったりでその場の成り行き任せでラッキーパンチが出るのを待ってるだけ。能年かっ!ってぐらいに「ええとぉ…、ええとぉ…」と言葉に詰まって迷いまくる。
これはさすがに見るのを躊躇した。元がゲームらしいけど、何だこれ?おそらく相当にヘンテコ。桐谷美玲が出てるってことしか知識がないまま見始める。
最初はストーリーがわかりにくい。「?」な展開がつづく。だが、それほど集中して見ていなくても、だんだんと飲み込めてくる。音声だけで聴いていると、わりとまともな法廷ミステリーものに思えるかもしれないが、やはりストーリーはハチャメチャで異常。ゲームをリアルに再現した(?)ビジュアルがさらに異常。
主人公の成宮寛貴弁護士がいきあたりばったりでその場の成り行き任せでラッキーパンチが出るのを待ってるだけ。能年かっ!ってぐらいに「ええとぉ…、ええとぉ…」と言葉に詰まって迷いまくる。
こんなにもテンポの悪い弁護士じゃ連戦連敗にきまってる。相当にイライラさせられる。
だが、とにかくぶっとんだ世界観がすごい。法廷セットを作った美術さんたちがすごい。こんな壮大で特異な映画は日本にしかないのではないか?
見たことのないタイプの映画で135分がそれほど長く感じなかった。なるほど、監督は三池崇史なのか。こんな映画はこの人にしかつくれない。
証人たち、鮎川誠、谷村美月のキャラが笑。質問で窮地に追い詰められるときに見せる人間性に笑える。
だが、とにかくぶっとんだ世界観がすごい。法廷セットを作った美術さんたちがすごい。こんな壮大で特異な映画は日本にしかないのではないか?
見たことのないタイプの映画で135分がそれほど長く感じなかった。なるほど、監督は三池崇史なのか。こんな映画はこの人にしかつくれない。
証人たち、鮎川誠、谷村美月のキャラが笑。質問で窮地に追い詰められるときに見せる人間性に笑える。
斎藤工という役者はCMや「愛と誠」でも思ったけど、端整無表情ぶりがコメディに欠かせない人材だ。わりと面白く見れた。一度見てみることをオススメできる珍品。テレビドラマが刑事モノばかりでマンネリ化してるけど、こういった新機軸のミステリーもあるんだなって関心。
霊媒師役の桐谷美玲が卑弥呼か!?ってユニークすぎるぶっとんだビジュアルだ。うーん、あまり可愛くない……。この映画で桐谷を知った人は面白い顔のモデルとしか思わないのではないか。この映画で桐谷がピアノを弾けることを知った。
霊媒師役の桐谷美玲が卑弥呼か!?ってユニークすぎるぶっとんだビジュアルだ。うーん、あまり可愛くない……。この映画で桐谷を知った人は面白い顔のモデルとしか思わないのではないか。この映画で桐谷がピアノを弾けることを知った。
2014年9月24日水曜日
ツナグ(2012)
桐谷美玲映画祭その4 「ツナグ」を見る。
別に見たい映画じゃなかったけど、橋本愛も出てるし、しかも大野いとも。「あまちゃん」好きはあまちゃんキャストを他の場所で見るとついうれしくなる。
またこのパターンか!という日本映画独特の恐山的死生感ファンタジー映画。それぞれのヘビーな人間ドラマ。「TRICK」なら山田が出てきて不正をあばく。樹木希林のような人は実際にいてほしいとも思うが。
桐谷美玲が呆れるほどにギャル。とりたててどうこう言う役でもない。ま、かわいかったですけど。
この映画では橋本愛が一番輝いてる。やはり橋本愛は特別な女優。今まで見てきた橋本愛映画の中で一番橋本愛がキレイで可愛くて見ていてつらかったわ~。とくにテンパってる表情がいい。相当に追い込まれた演技かも。強烈な印象を残すほどに素晴らしい。
橋本の演技の素晴らしさに対してストーリーのクオリティがやや物足りない。
別に見たい映画じゃなかったけど、橋本愛も出てるし、しかも大野いとも。「あまちゃん」好きはあまちゃんキャストを他の場所で見るとついうれしくなる。
またこのパターンか!という日本映画独特の恐山的死生感ファンタジー映画。それぞれのヘビーな人間ドラマ。「TRICK」なら山田が出てきて不正をあばく。樹木希林のような人は実際にいてほしいとも思うが。
桐谷美玲が呆れるほどにギャル。とりたててどうこう言う役でもない。ま、かわいかったですけど。
この映画では橋本愛が一番輝いてる。やはり橋本愛は特別な女優。今まで見てきた橋本愛映画の中で一番橋本愛がキレイで可愛くて見ていてつらかったわ~。とくにテンパってる表情がいい。相当に追い込まれた演技かも。強烈な印象を残すほどに素晴らしい。
橋本の演技の素晴らしさに対してストーリーのクオリティがやや物足りない。
2014年9月23日火曜日
まさみDeView
長澤まさみが表紙の月刊DeView2010年1月号がそこにあったので買って帰った。105円。8ページのまさみ記事が載ってる。
この雑誌は芸能事務所のオーディションを目指す少女たちのための情報誌。自分にはまったく必要もないページがほとんどなのだが、昔からヤングスターたちのオーディションでのエピソードなどが読めるために情報収集には欠かせない1冊になっている。
この表紙のまさみは映画「曲がれ!スプーン」のころのものだが、映画が不調だったために人気低落期などと言われることもある。髪が一番長かった時期。
「曲がれ!スプーン」では、劇団で活躍する若手からベテランまでの男性俳優たちと共演したことが後の舞台出演につながったという事実は見逃せない。ワークショップにも参加し舞台上での即興の演技も学んだ。22歳のまさみにとっての転換点。
グラビアでは黒いタイツのようなものを履いて脚を完全ガード。今でこそまさみは冬でもミニスカ生脚がデフォみたいになっているが、それは2009年11月9日の第7回クラリーノ美脚大賞表彰式での「まだ若いんでぇ、これからは脚を露出していこうかと思います」発言に端を発している。隣にいた他の受賞者がざわざわした感じになったのは可笑しかった。釈はひきつっていた。以後の活躍は週刊文春によれば「エロ路線」。だが、今に至ってもまさみは清純派女優日本代表ワントップ。
話は逸れたが、この雑誌のインタビューでは主にオーディションのときの話題に。もうすでにオタたちの間では広く知られていることだが、確認のために一部引用
まさみは初めて挑戦したメジャーオーディションでグランプリ。だが、このことはもうオーディションを受けなくていいことにはならなかった。東宝芸能に籍を置いて、今度は自分が仕事をとってくる立場になったのだった。
まさみの思っていた「仕事観」が揺らいだ瞬間だった。そして現在、まさみは仕事に全力で取り組みながらも、何もかも自由に人生を楽しんでいるようだ。それはまさみオタにとって望ましくないことではあるが。
この雑誌は芸能事務所のオーディションを目指す少女たちのための情報誌。自分にはまったく必要もないページがほとんどなのだが、昔からヤングスターたちのオーディションでのエピソードなどが読めるために情報収集には欠かせない1冊になっている。
この表紙のまさみは映画「曲がれ!スプーン」のころのものだが、映画が不調だったために人気低落期などと言われることもある。髪が一番長かった時期。
「曲がれ!スプーン」では、劇団で活躍する若手からベテランまでの男性俳優たちと共演したことが後の舞台出演につながったという事実は見逃せない。ワークショップにも参加し舞台上での即興の演技も学んだ。22歳のまさみにとっての転換点。
グラビアでは黒いタイツのようなものを履いて脚を完全ガード。今でこそまさみは冬でもミニスカ生脚がデフォみたいになっているが、それは2009年11月9日の第7回クラリーノ美脚大賞表彰式での「まだ若いんでぇ、これからは脚を露出していこうかと思います」発言に端を発している。隣にいた他の受賞者がざわざわした感じになったのは可笑しかった。釈はひきつっていた。以後の活躍は週刊文春によれば「エロ路線」。だが、今に至ってもまさみは清純派女優日本代表ワントップ。
話は逸れたが、この雑誌のインタビューでは主にオーディションのときの話題に。もうすでにオタたちの間では広く知られていることだが、確認のために一部引用
「たまたま幼なじみのお母さんが、新聞で『東宝シンデレラオーディション』の広告を見つけてきてくれて。一度もオーディションを受けたことがなかったんですけど、東京に遊びに行ったときにスカウトされたりしたこともあって、少し興味を持ち始めてたので、おもしろそうだなって思って応募したのがきっかけです」あのオーディションは地方予選からあったんだって忘れてた。東京での最終オーディションでは特技「ジャズダンス」などと答えてしまって、「踊ってみて」と言われて「嫌です」と言ったまさみは伝説。審査員たちの評価は2番手クラスだったのだが、水着審査(!)で逆転したという事実は後にまさみが東宝の役員たちから知らされることになる。
(審査を受けてみてどうでした?)
「緊張してばっかりでしたね。私、基本的に自分のことをあんまり人に言いたくないタイプなんですよ(笑)」
「地方の予選のときは、自分をPRするところが何もなくて。『ファッション雑誌を読むのが趣味です』としか言えなかったのを覚えています(笑)」
まさみは初めて挑戦したメジャーオーディションでグランプリ。だが、このことはもうオーディションを受けなくていいことにはならなかった。東宝芸能に籍を置いて、今度は自分が仕事をとってくる立場になったのだった。
「私は13歳でデビューして、小さいころからお仕事をするようになったので、お仕事があるからって我慢したこともあったんですね。でも、そんなの必要なかったなって思ってて。いま、思うと学生時代に部活に入っておけば良かったなって後悔したりもするんですよ。」このまさみの「後悔」発言には「恋」も含まれると自分は考えている。以前にラジオ番組で、横浜かどこかでロケをしていたら、周囲がデート中のカップルだらけで、「いいなぁ。私もしたいな」と発言したところ、周囲のロケスタッフたちから一斉に「すればいいじゃん」と言われたことに対して「え?私、アイドルじゃなかったの?」って思ったと発言したことがある。
まさみの思っていた「仕事観」が揺らいだ瞬間だった。そして現在、まさみは仕事に全力で取り組みながらも、何もかも自由に人生を楽しんでいるようだ。それはまさみオタにとって望ましくないことではあるが。
2014年9月22日月曜日
信州伊那の高遠
先週の3連休に友人と信州伊那の高遠に行ってきた。高遠ってどこ?って思う人も多いかもしれないが、毎年桜のシーズンには東京や名古屋から多くの観光客が訪れる街。
戦国時代は諏訪氏一門の高遠氏の居城だったのだが、後に武田勝頼が入り、織田信忠の大群に攻め入られた。 江戸初期には保科正之が城主だった。
新宿御苑は江戸の昔は内藤家の下屋敷があった場所だが、内藤家は明治まで高遠城主だった。
高遠の見どころはコンパクトにまとまっている。「絵島」の墓がある蓮華寺まで歩く。高遠は「絵島生島事件」の絵島(江島とも書く)が遠流された場所。
絵島は将軍家宣・家継の時代に大奥で月光院の片腕として権勢を振るった人物。「絵島生島事件」は疑獄事件というよりは将軍継嗣問題と大奥内部の勢力争いと粛正。役者と密会していたとして、些細なルール違反を咎められて断罪。舟橋聖一の小説で有名になったらしい。仲間由紀恵主演の「大奥」という映画がある。
歴史博物館に絵島囲み屋敷が復元されている。33歳から60歳で亡くなるまで幽閉。一日2食一汁一菜でおやつなし。紙と硯も与えられない。1日外の景色を格子の隙間から眺めるだけ。
建福寺には武田勝頼の母・諏訪御料人(享年25才、湖衣姫は新田次郎がつけたニックネーム)の墓がある。
右が湖衣姫の墓。真ん中が保科正直の墓。左が保科正光の墓。保科正直は会津藩主・保科正之の養父。正光はその子。
高遠は石工のまちでもある。守屋貞治の作と伝えられる石仏がたくさんあった。
高遠は蕎麦のまち。「高遠そば」は大根の搾り汁に焼いた味噌を溶き入れたものがつゆの代わり。そばきりのオールドスタイル。それだと満足できない人のためにちゃんと普通のだしつゆも用意されている。我々が入ったのはたまたまそこにあった「壱刻」という比較的新しい小さなお店。店内に三谷幸喜のサインがあった。
夏の終わり、観光シーズンから外れた時期だったために、まちに人がほとんどいなかった。時が止まった街だった。
事前に何も高遠のことを知らなかったし、何も事前に調べていなかった。上に書いたことはすべて歩いていてたまたま出合って知ったこと。
高遠の饅頭と地場産の酒をお土産に買い求めた。高遠は桜のシーズンしか人が来ないことに危機感を抱いているらしく、紅葉シーズンと新そばの時期にも来て!と勧められた。
カメラを持って歩くのに小さくていい街なので是非行ってみてほしい。ほんとは桜の季節がいいのかもしれないが、桜は日本中何処でもきれいだし。
戦国時代は諏訪氏一門の高遠氏の居城だったのだが、後に武田勝頼が入り、織田信忠の大群に攻め入られた。 江戸初期には保科正之が城主だった。
新宿御苑は江戸の昔は内藤家の下屋敷があった場所だが、内藤家は明治まで高遠城主だった。
高遠の見どころはコンパクトにまとまっている。「絵島」の墓がある蓮華寺まで歩く。高遠は「絵島生島事件」の絵島(江島とも書く)が遠流された場所。
絵島は将軍家宣・家継の時代に大奥で月光院の片腕として権勢を振るった人物。「絵島生島事件」は疑獄事件というよりは将軍継嗣問題と大奥内部の勢力争いと粛正。役者と密会していたとして、些細なルール違反を咎められて断罪。舟橋聖一の小説で有名になったらしい。仲間由紀恵主演の「大奥」という映画がある。
歴史博物館に絵島囲み屋敷が復元されている。33歳から60歳で亡くなるまで幽閉。一日2食一汁一菜でおやつなし。紙と硯も与えられない。1日外の景色を格子の隙間から眺めるだけ。
建福寺には武田勝頼の母・諏訪御料人(享年25才、湖衣姫は新田次郎がつけたニックネーム)の墓がある。
右が湖衣姫の墓。真ん中が保科正直の墓。左が保科正光の墓。保科正直は会津藩主・保科正之の養父。正光はその子。
高遠は石工のまちでもある。守屋貞治の作と伝えられる石仏がたくさんあった。
高遠は蕎麦のまち。「高遠そば」は大根の搾り汁に焼いた味噌を溶き入れたものがつゆの代わり。そばきりのオールドスタイル。それだと満足できない人のためにちゃんと普通のだしつゆも用意されている。我々が入ったのはたまたまそこにあった「壱刻」という比較的新しい小さなお店。店内に三谷幸喜のサインがあった。
夏の終わり、観光シーズンから外れた時期だったために、まちに人がほとんどいなかった。時が止まった街だった。
事前に何も高遠のことを知らなかったし、何も事前に調べていなかった。上に書いたことはすべて歩いていてたまたま出合って知ったこと。
高遠の饅頭と地場産の酒をお土産に買い求めた。高遠は桜のシーズンしか人が来ないことに危機感を抱いているらしく、紅葉シーズンと新そばの時期にも来て!と勧められた。
カメラを持って歩くのに小さくていい街なので是非行ってみてほしい。ほんとは桜の季節がいいのかもしれないが、桜は日本中何処でもきれいだし。
2014年9月21日日曜日
Perfume 5th Tour ぐるんぐるん@国立代々木第一体育館DAY2 9月18日
Perfume5年ぶり代々木でのライブ。東京4DAYSの2日目に出かけてきた。今回のツアーは「Cling Cling」のレコ発ツアーなわけだが、チケット先行4連敗と一般発売瞬殺で「今回は行かなくてもいいかぁ」と思いかけていたのだが、東京初日前日に最終手段を使ってようやく平日2階ステージサイド席を定価で手に入れた。自分は過去、GAMEツアー1回、⊿ツアー6回、JPNツアー4回、LEVEL3ツアー2回とアルバムリリースのツアーは欠かさず参加してきた。
途切れさせることが怖かった。惰性であっても続けている。
ツアーが終了したのでブログに書く。今まで固く口止めされていた。
平日アリーナ公演糞席なら定価以下で買えるかな、と期待していたのだが、そんなことはまったくなかった。Perfumeのライブはすっかり国民行事化してしまった。ドームじゃないとチケ入手に苦労する。今回も北スタンド2階席最上段。後ろは通路だし天井に手が付く席。2009年の代々木ディスコ!ディスコ!ディスコ!のときとほぼ同じような席だった。どうせPerfumeの3人からまったく見えないし、誰も自分を見ることもないので、自分はジェニーで「のっちー!」とか叫ばないし、チョコレイトディスコで手を上に上げることも、PTAでお遊戯することもなかった。
開演予定時刻18:30から場内で手拍子が始まり、デルタ航空(第3回ワールドツアーのスポンサーに決定!)とチョコラBBのCMの後からは一段と大きな変則Clapが。18:40に場内消灯でステージスクリーンで映像が始まる。やがて3人が登場し、Cling Clingでライブスタート。Handy Man、Clockworkとやや意外な曲が続いてレーザービーム。「トーキョー!楽しみにしてきたぁ?!」とあ~ちゃん。
最初のあ~ちゃんMC 「ぐるんぐるん2日目ー!」「平日なのにこんなにたくさんの人が……(すでに涙声)」「有給使ったの?そんなにたくさんの人が?ここぞというときにしか使いたくない有給を私たちのためにつかってくれて……」「どのTシャツを着るか、引き出しのところで迷った人もおるじゃろ。たくさんの時間を私たちのために使ってくれて……ありがとう」「昨日は久々な曲をやった。今日もなつかしい曲をやります」「初心を忘れたくないので、どエライ昔の曲をやるけど、わからんかったら、だいたいでいい」「狭い、広い関係なくみんなに会いに行く。最後までよろしく!」
のっち独りMC 「トーキョー!気合入ってんのか!?」「初日のアンケートに、東京の客はおしゃれな人が多かった書いた人がいたけど、おしゃれって(鼻で笑う)!もっと熱くイクぜ!東京!」
後方からかしゆかが加わる。「仙台の前に代々木に向けて髪を切った。いつもよりペースが速かった」「いつも切ってくれる人と話が盛り上がりすぎて、あれ?短い!って」「あんまり見ないで!」
東京DAY2のグループ分けは「あ」チーム、「べ」チーム、「さん」チームで「あべさーん!」、誰だそれ?「代々木4DAYSをやってみない?と勧めたずっとウチらが昔からお世話になってるホットスタッフのイベンターさん。」「5年前は想像できる最大の目標が武道館で、代々木を知らなかった。」「武道館のあとはポッカリ穴があいた状態で、悩んだ。頭をかかえた」「一生懸命やったけど、大変だった。なんとなく後悔して、よくない思い出。」「なんとなく代々木によりつかないようにしていた事実です」「アベさんのために4日間やって、嫌な、マイナスな感情を払拭したい」「それはみんなが楽しんで帰ってくれるか次第です!」
「いじわるなハロー」ではソロのダンスパートからランウェイへ。「I still love U」「恋は前傾姿勢」とスタンドマイク回転ステージでのやや意外な曲が続いて、3人は奈落へ下がる。「music by 中田ヤスタカ」という「お着替え」スペシャル映像タイム。DISPLAYで衣装チェンジ、SEVENTH HEAVENでまた少し衣装チェンジ。かしゆか「知らない曲でも盛り上がれた?恋は前傾姿勢、忘れてなかった?」 正直言ってちょっと忘れていた。「恋は前傾姿勢」はイントロ聴いてもしばらく曲名が思い出せなかった。
のっちとかしゆか二人でセンターステージで客いじり開始。Tシャツの着こなしがかわいいと誉める。JKかしゆかタオルを発見してかしゆかに「やってよー」と後方からあ~ちゃんが加わりリクエスト。JKかしゆか復活!「これだぁ~」
あ~ちゃんによるとBSフジのアイドル番組に出ていた女子高生がモデルとのこと。ヤンキーちっくだけど可愛くて「ウチらファンになってた」「ずっと、わかんな~いって言ってた」「今、何しとるんじゃろ?」
南スタンド1階にいた東京ドームのオープニング衣装コスプレ女子学生3人組の「Spring of Life」に拍手。あ~ちゃんが客の声をまったく聴き取れない。「カタチから入る派?ウチらも!」
トイレから戻ってきた人を見つけてつっこむ。「じゃあJKかしゆか、見れんかったね」「仲いいね。3人でトイレ行ったん?」
「4つ打ちカモン!」でPTAのコーナーへ。ここ数年まったく変化がない……と思いきや、進化していた。TMレボリューションが加わっていた。「体が夏になったね~!」
東京ドームから始まったあ~ちゃんの「サンタっ、トナカイっ、サンタっ、……、ゆっきぃダルマっ!」の秋バージョン。「稲穂!かぼちゃ、ススキ、……栗拾いっ!」に「あ、マツタケ!」「サンマっ(イキがいい)」と「焼きサンマっ!」が加わる新バージョン。「小さい秋、いっぱい見つけたね~」 正直ここが長すぎたように感じた。かしゆかが、まったく栗を拾おうとしないスタンドの男を強くツッこむ。
そして、手遊びお遊戯タイム「のぞいてジャンケン」のレクチャー。高速バージョンは難しいと思う。
最後の曲はHold Your Hand 「リリックビデオに気が進まなかったけど、思ってた以上にたくさんの手が届いた。こんなにたくさんの手に支えられてるなら、何でも乗り越えて行ける」と、ライブ用に制作した映像をバックに歌う。間奏で手遊びが挿入。
アンコールはアリーナ後方に3人が出現。「あ、たかしげに似とる!」と客をつっこむ。
東京DAY2だけのアンコール1曲目はBaby cruising Love
「あっちのステージに戻らんといけん。」ということでのっちとあ~ちゃんの徒競走。かしゆかは前日を制したので実況に回る。関係者席のエーザイさんとその場で交渉しチョコラBB1年分をかけた闘いに。のっち「負ける気がしない。見とけや、あ~ちゃん!」
だが、あ~ちゃんが20馬身差の圧勝。「取ったどー!」「明日、明後日があるので今日のことはお口にチャック」
アンコール2曲は代々木だけ。「2012年の沖縄以来?栗原類くんおったって」という、かつての定番曲「Perfume」が!自分は⊿ツアー以来?正直、手の振りとか忘れてた。ジャンプとか別にしなかった。 「久々だったのにそろってた。みんなよく知っとる。聴いとってくれたんじゃね~」
「3回目のワールドツアーを回ってきます」「ようやくアメリカに3年越しの思いで上陸できます」「アメリカのステージに立ってきます。どうか応援よろしく!」「がんばってくるわ~(しみじみ)」「代々木におるけえ、デングには気をつけたほうがいい」
この日のアンコールはあ~ちゃんの喋りがぐだぐだ続いた。かしゆかに今日の感想を求めるあ~ちゃん。かしゆか「今日は何だか恥ずかしいことをいっぱいした。今日来た人だけの想い出」
のっち 「みなさんのダンスと笑顔を見てテンションアガった」「払拭です!」
あ~ちゃん 「昨日は久々の代々木に圧倒された。また後悔しとって。」「でも、忘れるぐらい楽しめた」「みんなのこと信じれた」「蚊に気をつけて」 あと、あ~ちゃんの実家の近くだという広島土砂災害への想いも語ったりして3時間にせまる長丁場だった。21:30 終了~。どうりで疲れたわけだ。座席の都合上、3人が遠かった。ずっとダンスを横から見ていたのだが、それはそれで楽しめた。
Perfume 5th TOUR ぐるんぐるん@国立代々木第一体育館 東京DAY2 9月18日セットリスト
01.Cling Cling
02.Handy Man
03.Clockwork
04.レーザービーム
05.いじわるなハロー
06.I still love U
07.恋は前傾姿勢
08.「music by 中田ヤスタカ」
09.エレクトロ・ワールド
10.DISPLAY
11.SEVENTH HEAVEN
12.Party Maker
13.GLITTER
14.セラミックガール
15.ジェニーはご機嫌ななめ
16.チョコレイト・ディスコ
17.Hold Your Hand
アンコール
01.Baby cruising Love
02.Perfume
意外な曲だらけだった。グッズはパンフ1冊のみ購入した。今年のPerfumeライブは自分にとってこれ1回きりだろう。
2014年9月20日土曜日
桐谷美玲 「ラブ・スウィング」(2013)
極私的桐谷美玲映画祭その3、BEETV製作で2013年に配信されたドラマ「ラブ・スウィング」を見る。
見ていて桐谷美玲の役どころがよくわからない。大会社の社長・重役の老人連中とお友達で一緒に遊んでる。だんだんと、社長たちに薬を届ける仕事をしていてタメ口きくほど仲良しになった女の子だとわかってくる。
でも、こんなふうに偉い人たちから好かれる人って実際にいるんだよなあ。このドラマの監督・脚本は吉高主演の「婚前特急」の人。うまくちゃっかりやってるヒロインを描く。
豪華な役者陣それぞれに焦点をあわせた人間模様。桐谷が人間的魅力にあふれたヒロインを演じているので、とにかく可愛さバクハツ。普段の地に近い桐谷そのままを見れる1本ではないだろうか。
ただ、登場人物が多くてそれぞれのドラマも描かれる。桐谷以外のドラマが長い。DVDのジャケットを見ると平山浩行も主演っぽく見えるかもしれないが、それほど目立たない。
矢田亜希子・岡田義徳夫妻のケンカシーンがギスギスしていてヒステリックでうるさくて酷い。このシーンの時間が長過ぎるし不快。見ていて何も楽しいことが無いし、ぶっちゃけこの二人のエピソードは不用だと思う。
矢田亜希子は昔はすごく清楚な感じの女優だったのだが、キツくて嫌なだけの役どころ。桐谷目当てで見る人は早送りしてもいいと思う。
このドラマのもう一人の主役は矢田の妹・中村ゆり。鶴見辰吾部長との不倫に悩み、イケメン営業社員たちと社内恋愛を渡り歩く。この役どころが一番魅力的かもしれない。桐谷とは何ら接点がない。桐谷不在の場所での同時進行ドラマが多い。
桐谷のゴルフウェア姿が少しだけ見れる。だから「ラブ・スウィング」なのか?ま、わりとよくあるテレビドラマ的なラブコメディ。コメディ?別にまったく笑うところはないけど。
見ていて桐谷美玲の役どころがよくわからない。大会社の社長・重役の老人連中とお友達で一緒に遊んでる。だんだんと、社長たちに薬を届ける仕事をしていてタメ口きくほど仲良しになった女の子だとわかってくる。
でも、こんなふうに偉い人たちから好かれる人って実際にいるんだよなあ。このドラマの監督・脚本は吉高主演の「婚前特急」の人。うまくちゃっかりやってるヒロインを描く。
豪華な役者陣それぞれに焦点をあわせた人間模様。桐谷が人間的魅力にあふれたヒロインを演じているので、とにかく可愛さバクハツ。普段の地に近い桐谷そのままを見れる1本ではないだろうか。
ただ、登場人物が多くてそれぞれのドラマも描かれる。桐谷以外のドラマが長い。DVDのジャケットを見ると平山浩行も主演っぽく見えるかもしれないが、それほど目立たない。
矢田亜希子・岡田義徳夫妻のケンカシーンがギスギスしていてヒステリックでうるさくて酷い。このシーンの時間が長過ぎるし不快。見ていて何も楽しいことが無いし、ぶっちゃけこの二人のエピソードは不用だと思う。
矢田亜希子は昔はすごく清楚な感じの女優だったのだが、キツくて嫌なだけの役どころ。桐谷目当てで見る人は早送りしてもいいと思う。
このドラマのもう一人の主役は矢田の妹・中村ゆり。鶴見辰吾部長との不倫に悩み、イケメン営業社員たちと社内恋愛を渡り歩く。この役どころが一番魅力的かもしれない。桐谷とは何ら接点がない。桐谷不在の場所での同時進行ドラマが多い。
桐谷のゴルフウェア姿が少しだけ見れる。だから「ラブ・スウィング」なのか?ま、わりとよくあるテレビドラマ的なラブコメディ。コメディ?別にまったく笑うところはないけど。
2014年9月19日金曜日
新怪談耳袋 最終夜 1と2
そして桐谷美玲映画祭その2、2006年夏にTBSで放送された「新怪談耳袋」シリーズ「 最終夜」に桐谷が出ているのを検索で知ったので借りて帰った。桐谷17歳、女優としてのキャリアをスタートさせて間もないころ。
これ、出た直後ごろに見てたことに気づいた……orz
TBS深夜の短時間枠で放送された低予算の子供だまし的な連続ドラマ。星野真理、桐谷美玲、小池里奈の三姉妹と父・嶋田久作一家に次々と起こる恐怖の霊体験の数々のオムニバス。どれもそれほど質が高くない。ま、見なくてもいい2本だった。
桐谷美玲が主役の回というと、「無表情」「姉形」「臭い」「中学の同級生 前編・後編」ということになる。
「無表情」は生霊がテーマ?「姉形」は桐谷が苦しみながら人の髪の毛を吐きつづけるのだが、何も説明がない。「臭い」は小泉八雲の「むじな」パターン。「中学の同級生」は夏によく放送されるような恐怖体験記的な1本。
現在グラビアで活躍中の小池里奈12歳も桐谷の妹として出演。心霊写真をめくるだけの「水辺の写真」、オチに失笑の「超能力」、勢いだけで笑わす「大変やぁ」、はっきりいってコントな「同じ傷」に出演。ユーモアで笑わす話もある。オチもなければ解決もない話が多い。
四谷怪談、円朝の「牡丹灯篭」、小泉八雲の「怪談」、「遠野物語」が後に、日本独自のホラー映画を発展させる土壌になったのか?「サダコ」以後、この国の映像作家たちは「恐い」と思わせる独自の技術を発展させていった。映画を見るつもりで見始めるとしらけるが、映像を勉強するつもりで見ると意義があるのかもしれない。「絆創膏」の化物はキャラが立ってる。
桐谷美玲の顔も体型も大変に個性的。初々しくて萌える。あまりオススメは出来ない作品だが、桐谷オタは当然に見ている作品なんだろうと思う。

これ、出た直後ごろに見てたことに気づいた……orz
TBS深夜の短時間枠で放送された低予算の子供だまし的な連続ドラマ。星野真理、桐谷美玲、小池里奈の三姉妹と父・嶋田久作一家に次々と起こる恐怖の霊体験の数々のオムニバス。どれもそれほど質が高くない。ま、見なくてもいい2本だった。
桐谷美玲が主役の回というと、「無表情」「姉形」「臭い」「中学の同級生 前編・後編」ということになる。
「無表情」は生霊がテーマ?「姉形」は桐谷が苦しみながら人の髪の毛を吐きつづけるのだが、何も説明がない。「臭い」は小泉八雲の「むじな」パターン。「中学の同級生」は夏によく放送されるような恐怖体験記的な1本。
現在グラビアで活躍中の小池里奈12歳も桐谷の妹として出演。心霊写真をめくるだけの「水辺の写真」、オチに失笑の「超能力」、勢いだけで笑わす「大変やぁ」、はっきりいってコントな「同じ傷」に出演。ユーモアで笑わす話もある。オチもなければ解決もない話が多い。
四谷怪談、円朝の「牡丹灯篭」、小泉八雲の「怪談」、「遠野物語」が後に、日本独自のホラー映画を発展させる土壌になったのか?「サダコ」以後、この国の映像作家たちは「恐い」と思わせる独自の技術を発展させていった。映画を見るつもりで見始めるとしらけるが、映像を勉強するつもりで見ると意義があるのかもしれない。「絆創膏」の化物はキャラが立ってる。
桐谷美玲の顔も体型も大変に個性的。初々しくて萌える。あまりオススメは出来ない作品だが、桐谷オタは当然に見ている作品なんだろうと思う。
2014年9月18日木曜日
荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE (2012)
最近になって急に桐谷美玲への関心が高まってきたので、第1回桐谷美玲映画祭に「荒川アンダー・ザ・ブリッジ THE MOVIE」(2012)を選んだ。
この映画はマンガ原作があって、テレビドラマがあって、そして映画があるのだが、自分は何ら予備知識がなくて見てしまった。実はこの映画を避けていた。
おそらくぶっとんだ映画だろうと思っていたのだが、やっぱりぶっとんでいた。日本語の独特のリズムで回る美男美女狂言舞台。
わりと面白く見ることができた。ストーリーと設定がめちゃくちゃでも、脚本とテンポと音楽がよければ見れるわ~。理解しようなんて思う必要のない童話のような映画。
茶髪ぴったり真ん中わけ短パンジャージ桐谷が可愛い。自分もあんなふうに飛び乗られたい。
荒川河川敷村の不法占拠者たちを立ち退かすべく、ひたすら常識でツッコミ続ける若社長・林遣都くん(の役)が棒で端整。
KREVAみたいな顔したカッパ村長って誰なんだよ?って思ってたら小栗旬だったのかよ!全然気づかなかったわ。山田孝之の役が「星」ってなんだよ。シュールにもほどがある。
出演者がなんだかみんな自分にとって懐かしい人ばかりだった。林遣都の父親が上川隆也なのかよ。すごく若く見える。
片瀬那奈は昔、半蔵門線で向かいの席に座っていたのを見たことがある。
ちなみに東京都荒川区は荒川にまったく接していない。これ、豆知識。
この映画はマンガ原作があって、テレビドラマがあって、そして映画があるのだが、自分は何ら予備知識がなくて見てしまった。実はこの映画を避けていた。
おそらくぶっとんだ映画だろうと思っていたのだが、やっぱりぶっとんでいた。日本語の独特のリズムで回る美男美女狂言舞台。
わりと面白く見ることができた。ストーリーと設定がめちゃくちゃでも、脚本とテンポと音楽がよければ見れるわ~。理解しようなんて思う必要のない童話のような映画。
茶髪ぴったり真ん中わけ短パンジャージ桐谷が可愛い。自分もあんなふうに飛び乗られたい。
荒川河川敷村の不法占拠者たちを立ち退かすべく、ひたすら常識でツッコミ続ける若社長・林遣都くん(の役)が棒で端整。
KREVAみたいな顔したカッパ村長って誰なんだよ?って思ってたら小栗旬だったのかよ!全然気づかなかったわ。山田孝之の役が「星」ってなんだよ。シュールにもほどがある。
出演者がなんだかみんな自分にとって懐かしい人ばかりだった。林遣都の父親が上川隆也なのかよ。すごく若く見える。
片瀬那奈は昔、半蔵門線で向かいの席に座っていたのを見たことがある。
ちなみに東京都荒川区は荒川にまったく接していない。これ、豆知識。
2014年9月17日水曜日
気づけばそこに桐谷美玲
桐谷美玲は人気絶頂のモデルで女優、今一番輝いているかもしれない。千葉県一可愛い女子高生として早くからSEVENTEEN誌で活躍、「めざましテレビ」の「早耳コーナー」に出演していたので、自分もわりと昔からよく目にはしていた。
映画にもドラマにもCMにも多数出演している。だが、それほど注意して見てはいなかった。タレント本的なものも何冊か出ている。パラパラとめくってみたものの、特に自分が関心を持つようなことは書いてなかった。
アスペクト比を変えたガッキーだと思っていた。あまりに異常な体型をしていて、そういう特殊なジャンルだと思っていた。「めざましテレビ」に出演した時、あまりに細い脚を大塚キャスターに「竹ウマみたい!」と言われていたことを覚えている。
桐谷、見かけるたびにかなりの高確率で面白い顔をしている。びっくりしたような目でへの字口。自分は「忍者ハットリくん」や「のらくろ上等兵」といった昭和漫画を思い浮かべていた。
だが転機は訪れた。たまたまYOUTUBEで桐谷がラジオ番組をやっているということを知った。いくつか音源を聴いてみたのだが、あれ?桐谷、意外に気が強い?!自分は気が強そうな子がタイプ。声質も独特。
そして、いろいろと過去の雑誌をめくっていて桐谷美玲の可愛さに最近になってようやく気がついた。夜のニュースで見ていてもそれほど気にしていなかったというのに。なんだろう、この愛おしい気持ちは……。これはCIRCUS誌2010年8月号に登場した桐谷、天使か…。
桐谷はJEFサポーターでNo.1美少女としても知られていたサッカー好き。オリンピック取材でロンドンやソチにも行っていた。そのへんを自分はなにもチェックしていない。どうして今までスルーしてしまっていたんだろう。失われた時を求めて、この夏、極私的に「桐谷美玲映画祭」を開催したので今後感想など書いていく…予定。
そしてこちらは惜しまれつつ休刊してしまったCIRCUS誌のラスト2012年11月号から。日本にはこんな女子大生がいたんだな。
映画にもドラマにもCMにも多数出演している。だが、それほど注意して見てはいなかった。タレント本的なものも何冊か出ている。パラパラとめくってみたものの、特に自分が関心を持つようなことは書いてなかった。
アスペクト比を変えたガッキーだと思っていた。あまりに異常な体型をしていて、そういう特殊なジャンルだと思っていた。「めざましテレビ」に出演した時、あまりに細い脚を大塚キャスターに「竹ウマみたい!」と言われていたことを覚えている。
桐谷、見かけるたびにかなりの高確率で面白い顔をしている。びっくりしたような目でへの字口。自分は「忍者ハットリくん」や「のらくろ上等兵」といった昭和漫画を思い浮かべていた。
だが転機は訪れた。たまたまYOUTUBEで桐谷がラジオ番組をやっているということを知った。いくつか音源を聴いてみたのだが、あれ?桐谷、意外に気が強い?!自分は気が強そうな子がタイプ。声質も独特。
そして、いろいろと過去の雑誌をめくっていて桐谷美玲の可愛さに最近になってようやく気がついた。夜のニュースで見ていてもそれほど気にしていなかったというのに。なんだろう、この愛おしい気持ちは……。これはCIRCUS誌2010年8月号に登場した桐谷、天使か…。
桐谷はJEFサポーターでNo.1美少女としても知られていたサッカー好き。オリンピック取材でロンドンやソチにも行っていた。そのへんを自分はなにもチェックしていない。どうして今までスルーしてしまっていたんだろう。失われた時を求めて、この夏、極私的に「桐谷美玲映画祭」を開催したので今後感想など書いていく…予定。
2014年9月16日火曜日
APSコンパクトカメラ MINOLTA VECTIS300 で撮る
このカメラも324円で箱の底から見つけ出した。1998年発売の3倍ズームAPSコンパクトカメラMINOLTA VECTIS300というカメラ。非常にコンパクトでステンレス製で後のコンデジに通ずるデザインだ。
だが、APSフィルムはもう生産されていない。需要がないカメラは当然安い。1998年製だと、古カメラ好きの興味を惹くようなカメラでもない。以前ジャンクで買ったAPSフィルムがまだ1本残っているはずなので買って帰った。
電池はCR2というリチウム電池を使用する。高い電池は買いたくないのでちょっと躊躇したのだが、
まったくキレイだったし使えるに違いないと買って帰った。
とても324円という価格は適切ではない。いつの日か、APSもどこかの会社が復刻生産してくれるんじゃないかと期待。
電池の蓋がどうしても開かないのでおかしいと思っていた。電池を買って入れてみると、液晶インジケータが点灯。おっ?フィルムが撮影の途中だった。前の所有者がフィルムを入れたまま処分してしまったカメラだ。
中古カメラをいろいろ見ていると、フィルムが入れっぱなしという個体に出くわすことはよくあるのだが、このカメラは電池が入ってないと取り出すこともできないので、フィルムがそのまま使えるはず。フィルムの残りを自分が引き継いで撮ることにした。APSフィルムならではの事態。
フィルムを何本も撮らないうちにデジタルに移行してしまって、まったく使わなくなってしまった1台だったんだろうなぁ。フィルムは25枚撮りnexia400が入っていた。APSは画角を変えられたり、データを書き込んだりできる機能がついているのだが、PDFマニュアルを読むのもめんどくさいので、感覚だけで1本撮り切った。現像してみた結果が以下
フィルムを途中から受け継いだつもりだったのだが、なんと前の所有者はフィルムを入れてまったく何も撮っていなかった。25枚フルで撮り切った。横田基地の水道タンクはテレ側最大ズーム。空軍輸送機の写真は奇跡的に真ん中に納まっている写真。
2014年9月15日月曜日
佐々木希 / パペピプ♪パピペプ♪パペピプポ♪(2011)

だが、佐々木の経歴とかは知っていても、自分にはあまり佐々木希の人物像が見えていない。ま、モデルさんはみんなそうだが。
今回このCDが108円でそこにあったのでつい手にとってしまった。自分は今まで一度も歌手・佐々木希を聴いたことがなかった。テレビCMでなんとなくどんな歌なのかは知っていた。
佐々木希は喋り声と歌声がまったく同じだ。「パペピプ♪パピペプ♪パペピプポ♪」という意味不明な曲とリミックス2曲とインストトラック。とても憶えられる曲名でない。憶える気もない。どうしてこんな曲名なのか?
誰もこの人に真面目に歌をうたわせる気がないのか、佐々木希のCDはどれもコミックソング的なCMソング。ま、誰も真面目に聴く人がいないだろう、という製作側の判断なのか。この曲を音だけで鑑賞するのはキツイ……。Don't touch me ! とか痛い。この人の声にはあまり魅力を感じないかなぁ。
DVDがついていたので買った。PVでは歌とダンスを披露している佐々木。だが、これも1回見ただけでもう見る気が起こらない。なんだ、これ?Chapter2の子どもダンサーによるダンスレッスン映像なんて必要?
ちなみに佐々木希が好きな音楽はONE OK ROCK カラオケでよく歌うのもONE OK ROCK ソースはサムライELO 2012年11月号のインタビュー。
佐々木希は男性向けの水着グラビアや女性ファッション誌でのOLスーツ姿などではまぶしいほどに輝いていたのだが、それ以外だとどうなん?モデルとしてしかこの人の美貌を活かせないのはもったいない……というか、日本の損失。20代後半にさしかかって、なんとか女優としてハマリ役に出会ってくれないと…早々に結婚してしまうんじゃないか……。まだまだこんなもんじゃないはず。早く誰か真剣に考えてやってくれ。
2014年9月14日日曜日
司馬遼太郎 「王城の護衛者」
司馬遼太郎の「王城の護衛者」という本を見つけたので買ってみた。講談社文庫の新装版。108円で購入。
幕末テーマの5編を収録した1冊。「人斬り以蔵」は新潮文庫版もあるけど、表紙が劇画っぽくて違う版を探してた。いつごろ書かれた作品なのか、本の何処を探しても書いてなくてわからない。
「王城の護衛者」 は会津中将・松平容保が主人公。自分は今までどうしてこんな政治的感覚に乏しい黒目が大きいひ弱そうな若者(26歳)が京都守護職という日本の運命を左右するような重大な職務についたのか疑問に思っていた。家老たちも反対したのだったが、政事総裁職・松平春嶽と将軍後見職・一橋慶喜の強引な説得に折れたため。
一時は長州を宮廷から追い出すのに成功した。だが、愚直で真っ直ぐなだけの容保は老獪な公卿たちや薩摩にはかなわない。気がつくと大阪城。春嶽も慶喜も変節。もうこの若者には何がなんだか分からなくなっていた。
容保は亡くなるまで孝明天皇からの直筆の手紙を大切に持っていた。容保を信頼し忠誠をよろこび、長州と公卿たちを奸賊と罵倒する私信。容保は泣いた。自分が楠正成だと思った。その書簡は「いまも松平容保の怨念は東京銀行の金庫にねむっている。」と書いて司馬はこの短編を閉じている。
「加茂の水」 では幼帝を薩摩と共に操った岩倉具視が主人公。佐幕派の逆臣と看做され洛北岩倉村で蟄居中に謀臣・玉松操という老人と図って倒幕の密勅も「錦旗」も偽造する。
岩倉具視という人物を自分は今までよく知らなかった。自分が見た幕末モノで岩倉はいつも怪物のような存在。ま、暗い部屋の中で他人のハンコで歴史を動かした人物。
「鬼謀の人」 桂小五郎の目を通して描かれる蘭医・村田六蔵こと大村益次郎の活躍。自分は靖国神社に大村益次郎という人の大きな銅像があることは知っていたのだが、どういう人なのか知らなかった。この本によると「容貌、醜劣」で言葉少なく愛想もなくそっけないが天才的戦術家。時代を先駆けたスーパーマンだったが、薩摩から憎まれ暗殺される……。
「英雄児」 は越後長岡藩の家裁で独裁者・河井継之助が主人公。自分はこの人物の名前を聞いたこともなかった。
勉強はまったくできなかったが、藩の財政をイッキに建て直し、利殖に励み、兵制を改革し、最新鋭の武器を大量に購入。北越の小藩でありながら武装中立の軍事集団をつくりあげたスーパーマン。薩長を「偽官軍」と看做して善戦。
この人は長岡をプロイセンにでもするつもりだったのか。生まれる場所と時代を間違えた「謙信の再来」とも云われた人物。死後、長岡の人々からも嫌われた……。
「人斬り以蔵」 岡田以蔵という人物のことも今回初めて知った。「龍馬伝」で佐藤健がやってた役ということぐらいしか知識が無い。武市半平太から「犬」程度にしか思われてない哀しい人斬り浪士で快楽殺人者。
というように、以上の幕末の登場人物を知るためには手軽に読める1冊。
幕末テーマの5編を収録した1冊。「人斬り以蔵」は新潮文庫版もあるけど、表紙が劇画っぽくて違う版を探してた。いつごろ書かれた作品なのか、本の何処を探しても書いてなくてわからない。
「王城の護衛者」 は会津中将・松平容保が主人公。自分は今までどうしてこんな政治的感覚に乏しい黒目が大きいひ弱そうな若者(26歳)が京都守護職という日本の運命を左右するような重大な職務についたのか疑問に思っていた。家老たちも反対したのだったが、政事総裁職・松平春嶽と将軍後見職・一橋慶喜の強引な説得に折れたため。
一時は長州を宮廷から追い出すのに成功した。だが、愚直で真っ直ぐなだけの容保は老獪な公卿たちや薩摩にはかなわない。気がつくと大阪城。春嶽も慶喜も変節。もうこの若者には何がなんだか分からなくなっていた。
容保は亡くなるまで孝明天皇からの直筆の手紙を大切に持っていた。容保を信頼し忠誠をよろこび、長州と公卿たちを奸賊と罵倒する私信。容保は泣いた。自分が楠正成だと思った。その書簡は「いまも松平容保の怨念は東京銀行の金庫にねむっている。」と書いて司馬はこの短編を閉じている。
「加茂の水」 では幼帝を薩摩と共に操った岩倉具視が主人公。佐幕派の逆臣と看做され洛北岩倉村で蟄居中に謀臣・玉松操という老人と図って倒幕の密勅も「錦旗」も偽造する。
岩倉具視という人物を自分は今までよく知らなかった。自分が見た幕末モノで岩倉はいつも怪物のような存在。ま、暗い部屋の中で他人のハンコで歴史を動かした人物。
「鬼謀の人」 桂小五郎の目を通して描かれる蘭医・村田六蔵こと大村益次郎の活躍。自分は靖国神社に大村益次郎という人の大きな銅像があることは知っていたのだが、どういう人なのか知らなかった。この本によると「容貌、醜劣」で言葉少なく愛想もなくそっけないが天才的戦術家。時代を先駆けたスーパーマンだったが、薩摩から憎まれ暗殺される……。
「英雄児」 は越後長岡藩の家裁で独裁者・河井継之助が主人公。自分はこの人物の名前を聞いたこともなかった。
勉強はまったくできなかったが、藩の財政をイッキに建て直し、利殖に励み、兵制を改革し、最新鋭の武器を大量に購入。北越の小藩でありながら武装中立の軍事集団をつくりあげたスーパーマン。薩長を「偽官軍」と看做して善戦。
この人は長岡をプロイセンにでもするつもりだったのか。生まれる場所と時代を間違えた「謙信の再来」とも云われた人物。死後、長岡の人々からも嫌われた……。
「人斬り以蔵」 岡田以蔵という人物のことも今回初めて知った。「龍馬伝」で佐藤健がやってた役ということぐらいしか知識が無い。武市半平太から「犬」程度にしか思われてない哀しい人斬り浪士で快楽殺人者。
というように、以上の幕末の登場人物を知るためには手軽に読める1冊。
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