2014年9月29日月曜日

苗場山に登ってきた

長野新潟両県にまたがる苗場山に友人Fと登ってきた。自分はあまり苗場山にこだわりはなかったのだが、友人の強い勧めで、3時に起きて4時に出発。長野県栄村側の3合目駐車場から7時40分に登山開始。ヒンヤリと寒くてついフリースを着てしまった。ちゃんとクマよけの鈴を持って、登山届けを出して出発。


今まで登った山の中で一番キツかった。途中、無になっていた。ここは8合目と9合目の間にある天上の湿原。


ただ、苗場山でよかった場所ってここだけ。ここから山頂まではまだまだ距離がある。


標高2000m付近にこんなに広い湿原があるのって初めて見た。


9合目付近に岩がゴロゴロした狭い道が続く場所があるのだが、これが悪夢のように歩きにくて疲れる。しかも、雨が降った後は泥沼。岩の上を飛び移るように歩く。この日は多くの老人も来ていたのだが、よくこんな道を歩けるものだと感心する。


山頂の標識は山小屋から1分ほどの、周囲をなにも見晴らすことの出来ない場所にひっそりとある。2145メートル。いちおう写真に収めるために来たけど、ぶっちゃけわざわざ行かなくていい。この日は山頂ヒュッテは予約客でいっぱいとのこと。この日は山頂付近に150人ぐらいの人がいた。この日は日差しが強くて暑くて山頂にいる感じがしない。昼ごはんを食べるような木陰がなくて、30分ほどで退散。8合目と9合目の間の天上の湿原に戻る。


植生を保護するために浮橋の道をあるくのだが、荒れ気味で歩きづらい。人も多くて道を譲らないと歩けない。陽射しを遮るものがない。


苗場山の紅葉はまだ始まったばかり。紅葉シーズンにはまだ早いと思っていた。友人が言うには時期を待っているとあっというまに雪が降るというので、この時期に出かけたのだが、やはりまだ暑くてキツかった。山頂で1時間以上は過ごす予定だったのだが、暑くて居てもいいことがないので短い滞在で切り上げた。


6合目から8合目までこんな急なのぼりが延々と続く。無限地獄だと思った。登りもキツかったけど、標準タイムの3時間で登った。下りはもっとキツかった。ところどころ泥田になっていた。それに午後は山道がずっと陽射しから逃れられない。登山客も多くて道を譲り合う。ああ、もう嫌!って言いながら下った。もう山には懲りた。

PS.下山してから木曽御嶽山が噴火していたことを知った。我々がまさに苗場山頂にいたころに噴火。かなりの被害が出たらしい。登山して山頂付近で火山噴火に巻き込まれる小説とか映画とか見たことないし、ベテラン登山家であってもそんな状況ではどう対処するべきなのか分からないと思う。自分がそんな目にあったらトラウマになると思う。とても他人事じゃない。強いショックを受けている。

0 件のコメント:

コメントを投稿