2014年9月26日金曜日

PENTAX PC35AF DATE で撮る

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このカメラもやっぱり108円で掘り出したのだが、このデザインにひと目ボレ!1982年製PENTAX PC35AF DATE というオートフォーカスコンパクトカメラ。このカメラもフィルムが入ったままだった。

古いカメラが好きな人って大抵の場合は金属製で作りがしっかりしていて写りがいい機体を好んで求めるのだと思うのだが、自分の場合はほぼデザインが面白いかどうかにかかっている。いい感じに安っぽくて未来的。赤いシャッターボタンがいい。

家に持ち帰って単4電池を2本入れてみたのだが、これがうんともすんとも動かない……。途方にくれる。

だが、電池接点を接触させたり離したりするたびに内部でなにかが動こうとしている気配がある。久しぶりに分解してみようと試みたのだが、どうしても到達できない位置にネジがあるっぽくてカバーを取り外せない。フィルムカウンター窓が内側に落ちていたのをボンドで張り合わせることだけして、諦めて再び組み直したら、なんと動いた!w 

どこも修理したわけでないのだが、何かの拍子に噛んでいたギヤが回ったとしか思えない。ということはまた原因不明のフリーズを起こす可能性もある。何度も何度もシャッターを切ってみたのだが、とりあえず今は動いている。分解してグリスでも吹きかけたいところだが、ギヤ部分を開けない。
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このカメラ、デザインは好きなのだが、シャッター音が「ジュぅ……」と弱々しくて、気持ちよく写真を撮っている気分にさせてくれない。ダイアルを回してフィルムとシャッターをチャージするのだが、フィルムの最後の方が巻上げが固くて親指の腹部が痛い。レンズカバーを明ける時は「カッシャーン」と開くのだが、手で元に戻すのが異常に固い。これがちょっと嫌になる。

いつものようにモルトを張り替えて、ストラップをつけて首から提げて試写へ連れ出した。フィルムは業務用フジISO100の24枚撮り。
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24枚中3枚ほどピントがまったく合ってないボケボケ写真を撮ってしまった。暗い被写体だったのでしかたがない。だが、どれも期待以上の写りをしてくれた。カメラのデザインも気に入ってるので今後も使い込んでいきたい。

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