clip! 2008年6月号

もう完全にYUIネタ枯渇。新曲の配信はあったけど、メディアへの露出は一切ない状態。今まで綱渡りでYUIブログを続けてきたけど、ぱったりと新たなYUI資料にも出会えない。仕方なく部屋をあさると2008年のサークルKサンクスとチケットぴあのフリーペーパーが出てきた。ま、こういうものでも何処かの誰かの役にたつ情報だろう。この表紙のジャケット姿のYUIが凛々しくてかっこよくてたまらん。とてもじゃないが近づけないオーラを出している。

3rdアルバム「I LOVED YESTERDAY」とツアーに関するインタビューが2P掲載されているけど、他誌と違うことは特にない。

今回のアルバムは、特に年齢と関係なく作ったんです。今の気持ちが染み込んだアルバムにしたいな、と思って。どこから切り取っても、どこから見ても、自分のサウンド／歌になるようにしたかったんです

と語る。

そして、このインタビューの前年にあった初の武道館公演をしたことで自身の表現に何か芽生えたものはあったのか？という質問に対してのYUIの答え

確かに初の武道館で、いろんな感情はあって……。でも、武道館の1曲目、2曲目は、ストリートでやっていたときの気持ち、自分がストリートでやっていた場所で演奏している感覚でやっていたんです。ストリートでは、私は座って演奏していたんですけど、目の前を車がバンバン走っていくし、人も通り過ぎて行く……、その感じを思い出してました。本当にたくさんの人が応援に駆けつけてくれて。その感謝の気持ちとか、笑顔になってもらえるライブができたらなっていうのがあったので、そういうところで自分なりに壁にぶつかって、乗り越えようとしていました。でも作品作りにおいては、同じ気持ちでずっとやってるんです。武道館後は、マイペースに曲作りに入って。いい流れでレコーディングに入ったんですね。いいものを作りたいというか、そのときできることを精一杯やりたいなっていう気持ちは、変わらないんです

デビュー当時に言っていたのは、私にとって音楽は、ないと生きていけないもの、ということだったんです。その気持ちは、今も同じ。ただそこに、聴いてくれている人の顔が浮かんだり、みんなが笑顔になってもらえる音楽を作りたいという気持ちが、もっともっと強くなってきていますね

そして現在のYUIは制作中心の毎日。「夏」と「秋」の配信はYUIを待っている多くのファンを笑顔にしてくれた。テレビに出たりしないけど、今の中高生はネットで音楽と出会うだろうから、きっとYUIを見つけてくれるだろう。

配信されている「夏」を聴いている。「声を出してみるのさ　HA HA LaLaLaLa～♪」って箇所はかつてのYUIになかった要素かと思う。