2014年9月25日木曜日

逆転裁判(2012)

桐谷美玲映画祭その5「逆転裁判」を見る。

これはさすがに見るのを躊躇した。元がゲームらしいけど、何だこれ?おそらく相当にヘンテコ。桐谷美玲が出てるってことしか知識がないまま見始める。

最初はストーリーがわかりにくい。「?」な展開がつづく。だが、それほど集中して見ていなくても、だんだんと飲み込めてくる。音声だけで聴いていると、わりとまともな法廷ミステリーものに思えるかもしれないが、やはりストーリーはハチャメチャで異常。ゲームをリアルに再現した(?)ビジュアルがさらに異常。

主人公の成宮寛貴弁護士がいきあたりばったりでその場の成り行き任せでラッキーパンチが出るのを待ってるだけ。能年かっ!ってぐらいに「ええとぉ…、ええとぉ…」と言葉に詰まって迷いまくる。
こんなにもテンポの悪い弁護士じゃ連戦連敗にきまってる。相当にイライラさせられる。

だが、とにかくぶっとんだ世界観がすごい。法廷セットを作った美術さんたちがすごい。こんな壮大で特異な映画は日本にしかないのではないか?

見たことのないタイプの映画で135分がそれほど長く感じなかった。なるほど、監督は三池崇史なのか。こんな映画はこの人にしかつくれない。

証人たち、鮎川誠、谷村美月のキャラが笑。質問で窮地に追い詰められるときに見せる人間性に笑える。
斎藤工という役者はCMや「愛と誠」でも思ったけど、端整無表情ぶりがコメディに欠かせない人材だ。わりと面白く見れた。一度見てみることをオススメできる珍品。テレビドラマが刑事モノばかりでマンネリ化してるけど、こういった新機軸のミステリーもあるんだなって関心。

霊媒師役の桐谷美玲が卑弥呼か!?ってユニークすぎるぶっとんだビジュアルだ。うーん、あまり可愛くない……。この映画で桐谷を知った人は面白い顔のモデルとしか思わないのではないか。この映画で桐谷がピアノを弾けることを知った。

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