2024年9月30日月曜日

玉城ティナ「鉄オタ道子、2万キロ〜秩父編〜」(2024)

2022年1月期に放送されていた玉城ティナ主演テレ東ドラマ「鉄オタ道子、2万キロ」の続編「秩父編」が突然リターン。9月6日・13日と2週に渡って放送。
シーズン1は本放送をリアタイで見ていたのだが、もうまるで内容を覚えていない。てかテレ東深夜ドラマに内容はない。

西武秩父線というのが意外。だが、池袋から特急で1時間ちょっとでこんなにも田舎というのが貴重。
これ、新規で撮影したものなのか?本放送から漏れ落ちてお蔵入りしたのか?よくわからない。冒頭で「お久しぶりです、道子です」と言ってるのでスペシャル編なのかもしれない。シーズン2を企画して途中で頓挫したのかもしれない。
今年の夏に撮影したのなら暑くて大変だったに違いない。夏の秩父を歩いて観光する気はまるで起こらない。
主題歌もオープニング映像も同じ。キャストも同じ。(といっても玉城と栗原類だけ。今回の六角精児さんは声のみの出演だった)

いつものように列車から降りると「ここどこだよ」と呟く。秩父駅は個人的に何度も行ってるので個人的に「どこだよ」感はない。何も寂れてないし普通に観光地。
道子はなぜかふつうに住宅地を歩く。日傘をさしながら。札所をめぐるでもなく、とくに計画もなく歩く。
たどりついた場所が「牧水の滝」。そこ行ったことある。昔、Tくんと羊山公園に芝桜を見に行った。テレビで見ると「こんなところだっけ?」まるで覚えてない。ここはアニメ「心が叫びたがってるんだ」の聖地らしい。
そして飯テロのテレ東。あ、横瀬駅だ。ここって何か食べられる場所なのか。
道子は窓から武甲山を眺める。自分、2回目に武甲山に登ったのは横瀬からだった。あと、寺坂棚田へこの駅から行ったことあった。
2週目、あ、西吾野駅だ。たぶん、山歩きで降りたことある。
ここで道子は栗原類と再会。そんなことってある?こいつが宿泊施設でバイトしてるので、その日の宿を割引価格で提供。
翌日、特にすることもなく近所の河原は栗原と散策。撮り鉄をするために。
そこで地元高校生男女(写真部)と遭遇。え、栗原と知り合いなのかよ。
あとはなんとなく写真を撮って歩くだけ。びっくりするほど何もドラマ性がない。

これ、脚本の通りに撮影してるんだろうか。現地を歩いてみてなんとなく撮ってるように見える。視聴者にそう思わせるのが狙いかもしれない。他に得難いドラマかもしれない。

2024年9月29日日曜日

ローマ人の物語「勝者の混迷」(1994)

塩野七生「ローマ人の物語」の新潮文庫版6巻7巻に相当する「勝者の混迷」上下巻(1994)を読む。

ポエニ戦争後の地中海の覇者ローマを描く。
戦場から故郷に帰ったローマ兵たち。零細な家族農園は立ち行かなくなっていた。その一方で奴隷を使役する大農園はますます焼け太る。その格差500倍にまで開いていた。
農業国ローマ。食えなくなった農民たちは失業者として都市ローマへと流入。そして有産階級ローマ市民の減少。それはそのまま徴兵義務を持つローマ市民の減少、ローマ軍の質と量の減少。初めて奴隷の叛乱も起こった。これは改革が必要だ。

第1章ではティベリウスガイウスグラックス兄弟を扱う。
スキピオ・アフリカヌスの孫グラックス兄弟って高校世界史の教科書にも出てきたはずだけど、ティベリウスは護民官としてわずか7カ月?ガイウスは2年?農地改革に乗り出すも反対派暴徒に殴り殺された?ローマ人は野蛮。若くして短い期間で殺されたために当時の肖像が残されなかった。

農地改革、土地改革は敗戦とか革命とか、圧倒的圧力がかからないとできっこない。ローマ市民は自分と関係ないことで法を変えようと思えなかった。(いまだに少子化対策に本腰入れない現代日本も似てる)

第2章、名門の出でなく軍人たたき上げのガイウス・マリウスは50歳で執政官。そして軍制改革。

ローマでは17歳から60歳までが徴兵義務。しかし家族を養う資産のないものは免除。徴兵が不足するたびに資産ボーダーを下げて行ったのだが、するとローマ兵の質が低下。
じゃあ、志願兵システムに変えよう!失業対策にもなるし。これは下層市民からも失業者からも歓迎された。

志願兵制ローマ軍最初の戦いが、テウトニ族とキンブリ族の侵入者ゲルマン人。
人間とは、食べていけなくなるや必ず、食べていけそうに思える地に移動するものである。これは、古今東西変わらない現象である。 
食べていけなくなった人々の移動が、平和的になされるか暴力的になされるかは、たいしたちがいではない。いかに平和的に移ってこられても、既成の社会をゆるがさないではおかないがゆえに、民族の移動とは、多少なりとも暴力的にならざるをえないのである。この難問に直面するたびに、ローマ人がどのようにそれに対処していったかは、ほとんどローマ史そのものと重なってくる。
移動侵入してきたゲルマン人10万は新制ローマ軍2万が粉砕し全滅させた…。

イタリア各地の「同盟者戦役」、小アジアでの「ミトリダテス戦役」、そしてローマ国内での反乱。その勝者がルキウス・コルネリウス・スッラ。任期無制限の独裁官に就任。敵対者は粛清。

スッラ体制後、スパルタクスの叛乱も起こる。資産家軍人クラッススと新たな英雄ポンペイウスの登場。そしてポントス王ミトリダテスの死。キリキア海賊の征討。総司令官ルクルスの活躍もあって、ローマはさらに勢力圏を広げる。

2024年9月28日土曜日

本田翼、ホーチミンを行く(前編)

9月11日放送の「世界頂グルメ」という特番で本田翼が、15年来のモデル仲間である友人・佐藤栞里とベトナム・ホーチミン(サイゴン)へ出かけてきたというのでチェック。
日本ですらこの暑さだというのに、この夏、ベトナムはもっと暑かろう。冷房の効いた涼しい部屋でゲームとマンガのばっさーが一体なぜ?たぶん佐藤と二人旅という企画だったからだろう。佐藤によれば本田と二人旅はプライベートでもなく初だという。
バスに揺られてまず着いた場所がホーチミンのストリートフードマーケット。外国人観光客が多い。
マーケットの気温が35℃でふたりとも汗だく。
ふたりがスタッフから渡された金額が日本円で2500円。約43万ドン。
ふたりがまったく通貨レートを把していなくて、計算がまったくできていない。ふたりが高い声キャッキャうるさいw まるで女子高生。
佐藤が騒ぐ。「ベトナムのパン」に対して本田「サブウェイってこと?」何かをトッピングしていく方式ということか。これは言語コミュニケーションがなくても指で指していけば大丈夫か。これはベトナムのサンドイッチ「バインミー」らしい。
海鮮は高級だと察した二人。考え直してバインミー。番組持ちで何でも食えばええがな。満足できなくても夜ホテルに取り寄せればええがな。真剣に選びすぎ。

佐藤は本田に「食事に気を付けてる?」と質問。本田「平均体重を超さないようにする」と回答。それ普通。
ちなみに佐藤栞里は本田と似たタイプらしく友達と遊びに出かけることがあまりないそうだ。
日本人には未知の料理をつぎつぎと試すふたり。本田が眼を白黒させながら食レポ。
しょう油のボウルのようなものがついてきてどうやって食べたら?と迷う。日本人ですらわからないのなら、西洋人はまるでわからないに違いない。誰かベトナム料理に詳しいスタッフとかコーディネーターとかいなかったのか。
そして2000以上の店が密集するというホーチミン最大級のベンタイン市場へ。
ジャコウネコがコーヒー豆を食べて排泄したコーヒーを飲むふたり。自分はまだそのコーヒーを試したことはない。うらやましい。
次に佐藤栞里が事前に調べてきた行きたいお店へ。なんとミシュランガイドにも掲載されているベトナムの国民食バインセオの店。
バインセオって何?ベトナム風クレープで野菜や肉をつつんだものらしい。ほぼキムギョプサル。
かなり大げさな美味しいアピール。ほぼ顔芸で笑った。

2024年9月27日金曜日

井上真偽「恋と禁忌の述語論理(プレディケット)」(2015)

井上真偽「恋と禁忌の述語論理(プレディケット)」(2015 講談社NOVELS)という本があるので読む。第51回(2015年度)メフィスト賞受賞作だとオビに書いてある。初めて読む作家。東大卒らしい。

主人公の森帖詠彦くんは大学2年生(理系)。
そしてもう一人の主人公がアラサー叔母・硯さん。高偏差値高からT大。フランスの大学の研究機関を経てフランスの金融機関で就職し、平均的サラリーマンの生涯年収の数倍を稼いだ後に退社し帰国。悠々自適のセミリタイア生活をしているというスーパー才女。数理論理学(記号論理学)の権威。

詠彦くんが関わったか聴いて来た、すでに解決している3つの事件を硯さんに説明して聴かせる。

スターアニスを使ったカレー料理に「しきみ」が誤って混入してしまった食中毒死亡事故が、故意か過失か?単なる不幸な事故なのか?
これは詠彦くんと友人で、被害者と友人だったという少女の姉・ゆり(花屋)が、天才的名探偵ぶりを発揮して解答を出していた。

しかし、硯さんが数理論理学によって、ゆりの論理の甘さを指摘。まったく違った結論を出す。
いくつかのポイントを命題として定義したら、あとは演算規則によって導かれた結論のみが真相。犯行の動機などは一切考慮しないというドライぶり。
この第1エピソードを読んだだけで「ひょえ~」とたまげてしまい、呆然とした。

続いて、イタリア料理店のスタッフがトイレで絞殺死体となって発見された事件。これもすでに詠彦くんの先輩(MBAを取得し4か国語を話す天才)が解決。
これも硯さんに話して聴かせると、やっぱり名探偵が陥った論理の罠を指摘する。数理論理学によって導き出された結論こそが真相。

さらに、雪の洋館で若い女当主が絞殺された事件。犯人は幼い双子姉妹?一方は眼帯をし右手はギプスで吊ってある。もう一方は脚が不自由。これも居合わせた名探偵が、雪の足跡などの問題から真犯人を名指し。

これも硯さんは瞬時に論理的に真相を教えてくれる。
だが、この3つのエピソードに共通する何かを硯さんは見抜く。そしてラストで明かされる驚愕の真相!!

いや、びっくりした。これは衝撃的だし画期的。推理小説で論理記号の演算とか、頭がクラクラする。ホームズやクリスティや乱歩や横溝の時代にはたぶんまったく存在しなかったタイプの推理小説。

この世界を支配する階級は、この論理で瞬時に真偽を判断しているの?
もしかして、検察官とか弁護士とか、政治家とかはこういった論理を使いこなせている存在なの?

硯さんが詠彦くんに解説トレーニングしてくれているのだが、読者にとってはまだ不十分。たぶん自分はまだなんとなくわかったような気になってるだけ。これは数理論理学とやらを学ばないといけない。今後、この論理学とやらを学んでいかないといけない。

たぶんこの作家はとてつもなく頭がいい。文章の細部にまでそれを感じる。是非ともニュース解説番組とかにコメンテーターとして登壇し、政治家たちの発言の嘘を証明してほしい。

硯さんと詠彦くんのキャラも良い。ふたりの会話のユーモアも良い。結果、面白かった。
この本はいつも手許に置いて読み返したい。強くオススメする。
ドラマ化するときは、硯さんを齋藤〇鳥さんでお願いしたい。

2024年9月26日木曜日

堀北真希「皇女和宮」(2008)

宮崎あおい主演の大河ドラマ「篤姫」(2008)堀北真希皇女和宮(孝明天皇の妹)として出演していることは本放送時にも知っていたのだが、当時は「篤姫」を見ておらず、堀北和宮を一度も見ていなかった。2024年BS再放送によって初めて見た。
公武合体派と呼ばれる人々によって成された天皇家と徳川家の政略結婚。天皇の妹にあたる和宮は婚約者(有栖川宮熾仁)と別れさせられ、お国のためとして、将軍家茂に嫁ぐために江戸へ下る。幕末史日本史における一つの悲劇。そんなことに右往左往しても時代の変化に抗うことはできなかった。
家茂と和宮の婚礼は文久二年(1862)。文久って攘夷に狂った薩摩が京都でテロ行為に大暴れしていた時期。将軍家茂にも朝廷から攘夷の催促。ああ、めんどくさい。
もっとめんどくさいのが和宮に付き従ってきた付き人たち。武家と公家、それぞれのしきたりで対立。篤姫の身分が低いということで上座と下座でもめたりする。こういうのって夫の家の作法に従うべきでは?
この時代の新婚初夜はしっかり周囲に監視されている。江戸時代以前の嫡出関係に間違いは一切ない。しかし、家茂と和宮はなかなか事を起こさない。その件でまた周囲はヤキモキ。

この時代のお姫様には何も個性がない。後世に伝わらない。だが、和宮は相当にプライド高く気が強く描かれてる。
今回初めて堀北和宮を見たのだが、堀北真希の顔がまったく内親王ヘアスタイルが似合わないw クドくて可愛く見えない。
その一方で、姑にあたる宮崎あおい篤姫はカツラが似合ってる。みごとやね。

幕末史における和宮の重要度は必ずしも高くない。受験でも名前さえ知っていればいい感じ。
だが、このドラマで和宮の出演シーンは多い。そもそも「篤姫」とは大奥ホームドラマ。歴史上重要な事件は伝聞として大奥に伝わってきて、その件に驚いたり嘆いたり悲しんだり批評したりする。正直、篤姫はあんまり自分には面白くはない。

2024年9月25日水曜日

夢野久作「ドグラ・マグラ」(昭和10年)

夢野久作「ドグラ・マグラ」(昭和10年)を昭和51角川文庫版上下巻で読む。

これ、高校生のときから存在は知っていたのだが今日までまったく手に取ろうと思えなかった。米倉斉加年による表紙イラストがキモすぎる。これでは子どもは買えない。
ずっと違う表紙の新装版とか出ないかな?と思っていたが、もうそう悠長なことを言ってられない。もう残りの人生において読書時間は有限だ。

精神病棟で目覚めた青年。自分が何者かもわからない。
隣の部屋から狂った少女の絶叫w 「お兄さまお兄さま」
そこに法医学が専門だという若林博士。精神科の正木博士から記憶を喪失している自分を引き継いでいる?

なんだか出だしはキャッチ―で面白くなってくれそうな予感はした。
だが、この本を読み始めてしばらくして、やっぱり後悔したかもしれないw ページをめくってもめくっても面白くならないw 無駄に長い。
衒学的な最新脳科学や、ゆうめいな「チャカポコチャカポコ」言う精神病患者の取り扱いについての建白講談のような箇所のひたすら終わらない長さに閉口。

下巻は呉一郎という狂人少年。その婚約者モエ子。殺人と関係者の証言。伝説を記した巻物。いや、読んでてわかりにくい。

「これを読む者は、一度は精神に異常をきたすと伝えられる」という奇書……と聞いていたが、あらゆるサイコホラー小説や映画ドラマに触れてきた現代の読者にとっては、「まあこんな感じか」という感想しかないかもしれない。

読んでる最中はとにかくジャンルがわからなかった。サイコホラーかもしれない。
脳髄と精神と遺伝という、100年前の人々には皆目わかっていなかった領域。突詰めて想えば狂うかもしれない。

現代の人気作家なら、もっと平易にわかりやすくコンパクトにまとめて、劇的に面白くできそうではある。大正から昭和期の大卒作家はやたらペダンチックでたまらない。
「俺は読んだ」と言いたいがために読み通した。苦行だった。

2024年9月24日火曜日

小坂菜緒「光る君へ」に登場

日向坂46小坂菜緒さん(22)が9月15日放送の「光る君へ」第35回「中宮の涙」に突然登場。前週の予告編で突然発覚して驚いた。
紫式部の弟・藤原惟規(高杉真宙)が想いを寄せる斎院の中将(源為理の娘)という役どころ。もしかするとこの回だけの出演かもしれない。

自分、小坂菜緒さんは時代劇とか大河ドラマとかに向かない顔だと思ってた。本当にこのキャスティングは意外だった。
アイドル小坂さんにとっては、夜に忍んでやってきた恋人と逢瀬を…というシーンは絶対にタブー。だが、ファンにひた隠しにしながらイケメン俳優とこっそり逢ってるのを想像して!と演出家から演技指導された可能性はあるw
今回の大河ドラマは第1回からほぼ9割見てると思う。今までの大河にない斬新な脚本と演出、ユニークなキャラ造形、そして音楽の使い方に驚くし感心する。こういう大河を待っていた。
清少納言を演じたファーストサマーウイカ(34)という人を自分はよく知らなかった。何をしてる人なん?なんと元アイドル?!「ファッサマ納言」という呼び方も面白い。てか、清少納言ってこんな人だったん?
清少納言がお仕えした藤原定子(一条天皇の皇后)は高畑充希(32)。わずか25歳で亡くなった悲運の人。
あと気になった脇役たち。スケスケ衣の和泉式部泉里香(35)。この人はインディードの人だという印象しかないかもしれないが、自部は「セーラームーン」のときから見ている。ちなみにこの人は胸がめちゃくちゃデカい。
まひろがお仕えするようになる藤原彰子見上 愛(23)。この人も意外なキャストだった。実質主人公の藤原道長の娘なので出番が多い。
いやあ、事前にどうなることかと思ってた「光る君へ」がこれほど面白いとは想像できなかった。過去作を塗り替える面白い大河かもしれない。戦国大河と違って宮中出世争いがメインなので人を殺すシーンが少なくて良い。
紫式部・吉高由里子(36)が眼を白黒させる表情がユニークで面白い。こんな大河初めて。

2024年9月23日月曜日

田中啓文「信長島の惨劇」(2020)

田中啓文「信長島の惨劇」(2020 ハヤカワ時代ミステリ文庫)を読む。
いちども読んだことのない作家だが、この本がたまたま目についた。本格時代ミステリというジャンルらしい。
文庫裏のあらすじがきによれば、
本能寺の変で織田信長が討たれて十数日後、信長を名乗る何者かの招待により、羽柴秀吉、柴田勝家、高山右近、徳川家康の4武将は、三河湾に浮かぶ小島を訪れる。信長の死に対して負い目を感じていた4人は謎めいた童歌に沿って、ひとりまたひとりと殺されて行く…。
という箇所を読んでw バカなの?「そして誰もいなくなった」のパロディなの?

信長の花押のある書面によって信長島におびき出された秀吉、勝家、右近、家康。島にはすでに森蘭丸、弥助、千宗易、そして光秀の娘の玉が饗応係としている。どんなにしつこく求めても信長本人には合わせてくれない…。

食事の用意。勝家が酒が飲めないと断る蘭丸に強引に葡萄酒を飲ませると、蘭丸は血を吐き苦悶の末に落命。え?!ぶどう酒に毒が?一緒に飲んでいた勝家はなぜ無事?

そして勝家は頭をカチ割られて死亡。さらに、右近も木の上に磔にされて発見。そしてもう一人の意外な客人が来島。

そして秀吉と家康が探偵のように捜査を開始。姿を見せない御屋形様の信長は一体どこに?
さらに秀吉も死亡?!
こんな島にはいられない!島を脱出しようと自ら小舟をこぎだした家康だったのだが…。

まったく予想外な驚天動地の真相。いちおう本格ミステリーの範囲内には留まっている?!

かなり自由な同人誌のようなハチャメチャ展開だが、楽しく読むためにはそれなりにミステリー小説と時代小説を読み込んで戦国武将の基礎知識が必要かもしれない。
感心しかない。また新たな「そして誰もいなくなった」痛快オマージュ作品が誕生。ドラマ化希望。

2024年9月22日日曜日

長濱ねる、しまなみ海道を行く

長濱ねるが9月7日放送の「旅サラダ」にゲストとして初登場。愛媛県を旅した様子をスタジオで見ながらトーク。チェックした。
すでに都道府県を43県訪れたというねる。今回の番組ロケが初の愛媛県。自分も愛媛はまだだわ。
そんなねるが行きたかったという場所が砥部町。焼き物のまち?自分はまったく知らなかった。
絵付けに挑戦するねる。
女の子は料理を趣味にすると次は食器を集めるようになる。それは俺のまさみも同じ。
あとは地元グルメ。今治市へ移動。焼き鳥食べたり、かき氷を食べたり。自分、かき氷アイスは食べるけど、1000円とかするかき氷をお店で食べる気は起こらないわ。
ちなみにこの回の放送、ネット界隈ドルオタ界隈ではねるの網衣装に話題騒然w
ねるはエゴサをするらしいので、そういう話題になったことも把握してるかもしれない。ねるもすでに26歳。
ねるにとって初めてのしまなみ海道。自分は香川には行ったことあるのだが飛行機で行ったのでしまなみ海道は未体験。
今年の夏も連日猛暑。なのに屋外でBBQ。ねるが暑そうだ。
この番組はゲストが事前に調べた行きたい場所へ行くのが通例?ねるが行きたかったという寺院へ。
生口島の地元出身実業家の建てた寺のアートな丘。やっぱりねるが暑そう。
ねるにとっても行きたい場所へ行かせてもらえた良い番組。ねるオタにとっても良い番組だった。ねる可愛すぎ。ありがとう「旅サラダ」。

PS. 番組MCの神田正輝さんは一人娘を亡くすという筆舌に耐えがたい経験をして以来、一目見て「これはいけない」という痩せ方をしていたのだが、今回ひさしぶりに見て、だいぶ良い感じに戻ったなと感じた。