2024年9月26日木曜日

堀北真希「皇女和宮」(2008)

宮崎あおい主演の大河ドラマ「篤姫」(2008)堀北真希皇女和宮(孝明天皇の妹)として出演していることは本放送時にも知っていたのだが、当時は「篤姫」を見ておらず、堀北和宮を一度も見ていなかった。2024年BS再放送によって初めて見た。
公武合体派と呼ばれる人々によって成された天皇家と徳川家の政略結婚。天皇の妹にあたる和宮は婚約者(有栖川宮熾仁)と別れさせられ、お国のためとして、将軍家茂に嫁ぐために江戸へ下る。幕末史日本史における一つの悲劇。そんなことに右往左往しても時代の変化に抗うことはできなかった。
家茂と和宮の婚礼は文久二年(1862)。文久って攘夷に狂った薩摩が京都でテロ行為に大暴れしていた時期。将軍家茂にも朝廷から攘夷の催促。ああ、めんどくさい。
もっとめんどくさいのが和宮に付き従ってきた付き人たち。武家と公家、それぞれのしきたりで対立。篤姫の身分が低いということで上座と下座でもめたりする。こういうのって夫の家の作法に従うべきでは?
この時代の新婚初夜はしっかり周囲に監視されている。江戸時代以前の嫡出関係に間違いは一切ない。しかし、家茂と和宮はなかなか事を起こさない。その件でまた周囲はヤキモキ。

この時代のお姫様には何も個性がない。後世に伝わらない。だが、和宮は相当にプライド高く気が強く描かれてる。
今回初めて堀北和宮を見たのだが、堀北真希の顔がまったく内親王ヘアスタイルが似合わないw クドくて可愛く見えない。
その一方で、姑にあたる宮崎あおい篤姫はカツラが似合ってる。みごとやね。

幕末史における和宮の重要度は必ずしも高くない。受験でも名前さえ知っていればいい感じ。
だが、このドラマで和宮の出演シーンは多い。そもそも「篤姫」とは大奥ホームドラマ。歴史上重要な事件は伝聞として大奥に伝わってきて、その件に驚いたり嘆いたり悲しんだり批評したりする。正直、篤姫はあんまり自分には面白くはない。

0 件のコメント:

コメントを投稿