石持浅海「耳をふさいで夜を走る」(2008)を徳間文庫(2011)で読む。そこにあったので読む。どんな内容なのかまったく知らない。
石持浅海は1966年愛媛生まれで九州大理工学部卒。食品会社勤務時代から作品を発表…という作家。
並木という20代の男が、大学時代からの友人たち?仁美、麻理恵、幸の3人の女性を殺害することを決意。どうやらシリアルキラー目線。
だがいきなり、関係を終わらせた後もカラダの関係は続けているあかねに、これから始めようという時にいきなりナイフで切り付けられそうになり、相手を殺してしまう。なんで?
そして仁美、麻理恵と続けて殺害していくのだが、読んでいて全体像がまるで見えてこない。そもそもなんで殺す必要が?
休肝日?覚醒?冤罪被害者?アルラウネ?
この4人の関係性がまるで見えてこない。これはもしかして叙述トリック的なやつ?
いや、「何言ってんの?」というわかりづらいサイコ目線のクライムサスペンス?
これは新しいジャンルかもしれないが、読者がどう受け止めるか自分にはわからない。困惑しかしなかった。
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