引続き村上春樹「1Q84 BOOK2〈7月-9月〉」(2009 新潮社)を読む。
第1巻はノワール殺し屋ハードボイルドと、「騙し絵の牙」みたいな出版業界と文学賞と新人作家プロモーションの裏側を、パラレルワールドSFみたいに描いていて、すごく面白そうになってくれる予感はあった。
だが、第2巻では停滞。いつもの村上春樹にもどったw
逆ナンパ仲間婦人警官あゆみの無残な死、美少女作家ふかえりの失踪、そして天吾へ迫る何者かの長い腕。ふかえりとの同棲。やたら詳しいセッ〇ス実況。リトルピープルとは?二つの月が浮かぶ世界の意味とは?
青豆の決死のカルト教祖への接触と暗殺ミッション。天吾と痴呆父との対話。やたらと会話が長くて細々と詳細と設定を語る。とにかく冗長に感じるけど、この冗長さが村上春樹らしいのかもしれない。
そして2巻の終盤になって、どうやって青豆と天吾が邂逅するのか?なんとなくヒントが与えられイメージできるようになってきた。だがその予想も裏切られるかもしれない。
ページをめくることが苦行になってきた。実はまだ3巻を入手できてない。もしかすると2巻と3巻の間に読了インターバルが開くかもしれない。
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