2012年6月30日土曜日

Fan Service [SWEET] リリース! ~Quick Japan Vol.70~

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東京の西のはずれの郊外型モールのブックオフでQuick Japan Vol.70 を105円で見つけてレジへ。PerfumeがFan Service [SWEET] リリースしたころの単色ページ見開き2ページのみのインタビューがある。Fan Service [SWEET] 、なんで買わなかったのか‥、大後悔‥orz 未だに持っていない。高価すぎて買えない。おそらくこれからも手に入ることはないだろう‥。

驚くべきことだが、このときのインタビューを読んでみても今の3人と言ってることがまったく変わっていない。「三つ子の魂百まで」というコトバそのまんまだなと思った。ごくわずかだが引用
■中田さんの曲はどういう印象ですか? 
のっち capsuleには1人で、Perfumeには3人で歌ってカッコいい曲をくれてるんです。自分達は主旋律を歌ってるつもりなのに、出来上がったものはハーモニーになったり。

あ~ちゃん 中田さんの歌詞は女の子の気持ちが判りすぎるんですよ。実は中田さんの後ろに女の人がいるんじゃないか?って(笑)。

■「Twinkle Snow~」はインターネットで先行配信されましたが、PerfumeはYouTubeとかですごい人気ですよね。

あ~ちゃん そうなんですか?YouTubeってどうやって見るんですか?

かしゆか  (あ~ちゃんに小声で)YouTubeって何?

■あ、ネットはあまり使ってないですか。休みの日は何をしてますか?

かしゆか 渋谷・原宿をフラフラ歩いてますね。電車に乗るの面倒くさくて。

のっち  家でゲームしてますね。いまやってるゲーム、もうちょっとで全クリアなんですよ!

あ~ちゃん お洗濯やお買い物をしてますね。

Qj74
驚くほどに今と言ってることがまったく変わっていない!のっちはすごい美人なのに家でゲームばかりしていてはもったいない!

そしてもう1冊 Quick Japan Vol.74 を2冊目ゲット

読まれた跡もほとんどないピッカピカで105円

「Perfumeを知らないといくらなんでももうヤバい」といわれ始めた2007年の秋に出たPerfume大特集の1冊。「ポリリズム」発売記念イベントレポ、独占10,000字インタビュー、関係者インタビュー、PerfumeヒストリーなどPerfume学を志す者はぜひ持っていたい1冊だ。

2012年6月29日金曜日

青梅吹上しょうぶ公園から岩船観音寺

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数日前にひさしぶりにT君から「どこか歩きたい」という誘いを受けて、昼ごろ青梅まで出かけてきた。我々はいつも人の少ない郊外をめざす。
もうこれからの季節は歩くには暑いので、それほど遠くへ行きたくない。上り坂は歩きたくない。というわけで、まだ一度も行ったことのない青梅の岩船観音へ行くことにした。
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その前に、青梅線東青梅駅からゆっくり歩いて20分ぐらいの吹上しょうぶ公園で花を見る。しょうぶの季節は入園料200円
肥後系、江戸系、伊勢系、長井系といった種類があるのがしょうぶ。江戸の昔から親しまれてきた初夏の花。
昨年他の場所で見たしょうぶは田んぼのような場所に生えていたけど、ここは普通の畑のような場所だった。
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しょうぶ公園からさらに20分ほど車道を歩いて岩船観音寺へ。
ここは以前から来たい場所ではあったのだが、なかなかタイミングが合わず、この日初めての参拝となった。拝めるものはすべて拝みたい。幸せになりたい。
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山門をくぐると西洋アジサイが植えられている。立派な巨木が我々を迎えてくれた。

なんと大化年間に若狭の国で人魚を食べ不老となった比丘尼がこの地に観音像を安置したのが始まりとされる。そして現在は鎌倉期の十一面千手観音像が本尊となっている。
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なかなか趣のある古刹だった。幸せになれますように。思ってたよりもこの日は暑くない。むしろ涼しかった。
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そして近年になって、この寺の小高い場所に平和観音立像ができた。この坂がけっこうキツい。
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振り返るとこういう風景が広がる。緑色の丸いものはすべてツツジだ。

つつじの季節はこの風景がすべてピンク色に染まる。今はもうつつじの季節は終わってしまった。緑だけの塩船観音もそれはそれでよいものだ。(1年後、満開のツツジの季節に訪問した様子はこちら

この後、隣接する霞丘陵自然公園をふらふらと探索して再びここまで戻る。みやげ物店でだんごを食べ、お土産にうどんを買った。
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というわけで、初めての岩船観音だったけど、もっと早くに来るべきだったという趣のあるいいお寺だった。あじさいのシーズンが始まる頃で、われわれ以外にも散歩している近所の人がいた。

その後、河辺駅まで2kmの道を歩いて、4時過ぎには帰路についた。

2012年6月28日木曜日

SEVENTEEN 2005年11月15日号のインタビュー

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「その情熱と才能をほかの事に使ったらどうか?」と人に言われることがある。YUIが3rdシングルLIFEをリリースしたころのSEVENTEEN 2005年11月15日号のインタビュー記事を執念で見つけ出した。単色刷り1ページのみ。

YUIは当時18歳だから、まさにSEVENTEEN読者と同じ世代。世間の女子高生たちが日々おしゃれに恋に興味をもって過ごしている中、ストイックにたくましくミュージシャンとしての道を歩き出したYUIから、同じ年頃の読者に向けられた言葉だ。以下、いつものように発言を拾ってみる

「東京に出てきたとき、とまどいはなかった。行くと決めたとき、同時に〝覚悟″を決めたから。この曲には〝人生は自分の手で変えられる″という思いをこめてるんです。私は、ずっとそう信じてきたし、これからも信じたい」

「ライブに、ラジオのレギュラーに、TV出演に、雑誌の取材……初めてのことにトライするときは、いつも不安になる。でも〝やる″となったら覚悟を決めて挑戦するんです。ひとつひとつ、悩んで葛藤して……ぶつかって消化して自分のモノになるから」

「それでも、気持ちが落ちてしまうこともあります。でも、不思議ですよね。とことん落ちると、心が解き放たれる瞬間が必ずやってくるから」

「作曲は、〝こういう曲を作ろう″と思って作るときもあるし、突然頭に浮かぶこともある。映画からインスピレーションをもらうこともあります。たとえば、とても悲しい映画を見たとしますよね。そうすると、主人公の女の人の〝悲しい気持ち″を音にあらわしたくなったりするんです。ほかには、キャンペーンで行った地方のホテルにいるときに、メロディーが浮かんだりして。〝どうしよう、となりの部屋にひびいちゃうかも………″と思いながらも、ギターを引っぱり出して小さな音で弾いてしまうことも。次の日、朝が早いから〝早く寝なくちゃ″と思ってるときにメロディーが出てきたりして(笑)。作る余裕のないときにかぎって浮かんでくるんですよ」

「ふだんから、感性をとぎすまして生活するようにしているんです。どんな想いもキャッチできるように。たまに故郷の福岡に帰ると、時間がゆっくり流れていて。それはとても心地よいんだけど、音楽はなかなか生まれてこないんですよね。自分を追いこむには、東京が合っているのかもしれない」

「好きなモノだからこそ、ストイックになってしまうんですよね。好きじゃなければ、きっと適当にできると思う。でも、私はウソのない〝本物″を作りたいと思っているから」

覚悟、葛藤、ストイック……今もYUIを特徴付ける言葉だ。毎年多くの新人がデビューしているけど、音楽業界は厳しい世界。そんな場所で特別な存在になったYUIはやはり昔から特別だった。

2012年6月27日水曜日

capsule / STEREO WORXXX

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絶好調のPerfumeに対してcapsule はどうなんだろうか?「STEREO WORXXX」のCDを聴いている。GWにこれをかけながら友人と東北地方を回った。前作の「WORLD OF FANTASY」が自分としてはいまひとつで、それほど再生しないままになってしまった。それほどの刺激を感じなくなっていた。

ところがこれは何回か聴いているうちに、やっぱりかっこいいな~と思い始めた。カッコイイ音に満ち溢れている。最初の3曲あたりまでの流れが好き。カンペキだ。もう少しTrack9 Transparent みたいなこしこの歌は聴けないんだろうか?

capsule は今年もROCK IN JAPAN FES. に登場する。アゲハなんか行く気も起こらない自分にとっては唯一ヤスタカとこしこを見れる機会なのだが、過去2回フォレストで見ているし、今年は見送ろうかと考えていたが…、

なんとLAKE STAGEのトリかよ!これはレーザー光線が飛び交いオーディエンスが踊り狂うフロアと化すに違いない!しかも、きゃりーぱみゅぱみゅが同日フォレスト12時15分に登場する。これはヤスタカ降臨に期待してしまう‥いや、ないか‥。やっぱ今年も3日間かな。

そういえば震災でタイトル変更になったはずの前作「Killer wave」が3枚も中古で並んでいる店を見かけた。まあレアというわけではなさそうなので見送った。回収したはずでもこうして流通に流れて行ってしまうんだなあ。

2012年6月26日火曜日

GOTH ゴス (2009)

これは大変有名な乙一原作のベストセラーの映画化だそうだが、自分はあまり流行っている本を読まないので知らなかった。主演は本郷奏多くんと、最近アッバス・キアロスタミ監督作品に出演して話題になった高梨臨の二人が連続少女惨殺事件の謎を追う。

画が斬新。シアンがかった彩度の低い寒々しく美しい画面だ。主演の二人が異常な趣味嗜好を持っていて、まったくの無表情で謎だらけで恐ろしい。エコエコアザラクでも見ているかのようなサイコミステリーホラーだ。
原作を知らない自分はこだわりぬかれた色合いを持った絵作りに引き込まれたし、どんな展開をみせるのか想像もつかなくて面白かった。

それにしても美男美女の2人だ。独特の世界観。主人公が犯人を警察に知らせようなんて正義感がまったくないところが新しい。原作も読んでみたくなった。

死体を見るのが怖い人は見ないほうがいい。PG12指定でもおかしくないぐらい気持ち悪い。
PS. 後日、乙一による原作単行本を105円で買ってきた。実を言うと1回スルーした。この本が書かれたとき、乙一が23歳だったという事実のために。105円でもじゃまになる本は置いておきたくない。読んでみた。結果、ちょっと失望した。

映画を先に観てから原作を読んだ感想だが、映画は必要な要素を各章から汲み取ってうまく再構築していたように感じた。全体として暗く、描写が残酷だ。犯罪者視点でなんの罪もない少女が惨殺されていく。そして主人公の少年がイっちゃってる。江戸川乱歩の作風に近いが、猟奇過ぎる。

最終章の「声」は意味がよくわからない。もう途中から読む意欲をなくしていて、意味がわからなくても引き返して読む気力がなかった。それほど集中して読まなくても、大切な筋の部分はよくわかるように書いて欲しい。

映画と違って、「森野さん」が何も知らない「天然」な匂いがした。

2012年6月25日月曜日

WHAT's IN? 2011年11月号「あなたの愛情はどれくらい?」

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この1冊もとても重要。多くの知識を得た。YUIによる楽曲解説。自分はYUIのことをだいぶわかっていたつもりだったけど、まだまだわからないことだらけだと思い知った。HOW CRAZY YOUR LOVE はそんなアルバムだった。WHAT's IN? 2011年11月号からいくつか発言を引用
「元々ファンクは大好きなんです。で、カッコよすぎるくらいカッコいいパターンを見つけたんで、自分の曲でも生かしてみようと。ファンクだけじゃなく、もちろんパンクもジャズもクラシックも好き。そういったものからの刺激と、ギター1本から始まった初心と、どちらも大事にしながらつくっていきました。」
「今は、ちゃんと自分の足で歩けてます。時には道端に座り込んで太陽を見上げてることもあるし、逆に、今だ!ってときは、ダーッと走る。そのタイミングに戸惑うことがなくなってきました。たぶん、知らない道は疲れるけど、知ってる道なら疲れない。製作に必要な道がだいぶわかってきたということだと思います。」
Get Back Home 「いいギターに出会って『20万円とかしちゃってヤバい。でも欲しい』みたいなことはあります(笑)。でも、気持ちの部分では、いろんな人に支えられて今の自分がいるというところが大きいので、その人たちが幸せになってくれることがいちばんだなと。」
「気持ちのいい月夜に散歩するのと同じくらい、電車に乗るのは好きですね。ざわめきの中で景色を見ていると、何か思いつくことも多いんです。」
Rain  「ちなみに私は、クリスマスにショートケーキをホールで食べるのが夢ですね(笑)。」
It's My Life 「世代によって感じる人生の長さ、短さってことではないんです。なんかこう、焦って、焦って、生きていると、消耗するばかりだと思うんですよね。それより、何かトライして失敗しても、また次があるさと思うほうが、人生いろんなころができるんじゃないかなと。」
Green a.live (深い問いかけがある中で、最終的に“あなたにも来て欲しい”と未来に向かう意志が示されています。)「もちろん、最初からそう思えたわけじゃないんです。でも、曲を書くのなら、強くありたいと思いました。けっして背伸びをするのではなく、人を思う優しさや温かさの中にある強さを感じながら、〝生きてゆくって何?〟というテーマを掘り下げたかった。そのプロセスの中で、やっぱり明日に向かうって大事だなと思えました。」

もう最初から最後まで名言だらけだ。この1冊もぜひ持っていたい。

ここでちょっと気になる部分がある。「Cooking」についての箇所だ。以下がその引用

■こういう曲が出現したのは、同じ女性としてうれしい限りです。
YUI ありがとうございます。ずっと作りたかった3拍子の曲。住宅街を歩いているときに、どこからかシチューの香りがすると、幸せな風景画思い浮かびますよね。そういう温かいムードにしたかったんです。日常生活の中に彼がいて、お料理をしてるなんて、女子にとっては理想的な情景ですよね。
■まだ互いの家を行き来してる頃なのかな、なんて想像しました。〝幸せの途中が 一番いい‥〟が印象的です。
YUI どこかに到達するまでのワクワク感っていいですよね。例えば遠足の前日とか(笑)。そういう時期にいるふたりを描いてみたかったんです。
■〝パンチェッタ〟が3拍子にピッタリですよね。ベーコンより。
YUI オシャレな響きだし、お料理がデキそうな感じですよね。私はフツーのベーコンを使いますけど(笑)。
■お料理は好きですか?
YUI 創作料理って楽しいなぁと思います。昨日も母親の家で作りました。トマトソースにベーコンとルッコラを入れて、なんか足りないと思ったんで、冷蔵庫にあった〝焼肉のタレ〟を入れました。意外にも、パスタにピッタリでしたよ。

自分もいつかトマトソースに焼肉のタレをいれるとして、「おっ?」と疑問に思ったことがある。実は自分の友人もまったく同じ箇所が気になっていた。それは「昨日も母親の家で作りました」の箇所だ。「母親の家で」という表現はおかしくないか?「実家」じゃなく?あまり詮索はしたくないが、YUIママもまだ若いのでひょっとして都内でひとり暮らし?もしそうなら、YUIは福岡に帰省することがなくなった?YUIはいつから福岡に帰省した話をしていない?疑問がわいて混乱してくる。単にYUIが適切な言葉を選べなかっただけの可能性もあるが。まあ、どうでもいい話だが。


2012年6月24日日曜日

てぃだかんかん(2010)

ナイナイ岡村隆史主演の感動の家族愛を描いた実話ドラマ「てぃだかんかん 海とサンゴと小さな奇跡」(2010)を見た。

昔はよくナイナイのオールナイトニッポンをよく聴いていたので岡村には旧知の知り合いみたいな親近感がある。だが、長澤まさみが友情出演していなかったら見なかったと思う。

しかし、ワンシーンのみの出演でびっくりした。岡村と役場ですれ違うだけ。ぐぬぬ‥‥。ジャケットにまさみの顔を載せちゃだめだろ。

原田美枝子が岡村の母親?!もうおばあちゃんなのか。ダメ息子をぶんなぐる。これは沖縄ではよくみる光景なのか?

自分は沖縄を舞台にした映画をよく見ているけど、たいてい主人公は詐欺師にだまされる。あの不動産屋紳士なんなの?人がいい主人公は人を疑わない。

主人公の前に漁協の組合長、頭の固い学会の偉いセンセイがた、儲け話に首をつっこんでくる連中が立ちはだかる。でも、現実世界のニュースのほうがもっとひどい現実だと感じるので、それほど暗い気分にならない。スカッと明るい。

何も期待しないで見たけど、フツーに感動。家族の協力があって夢を実現させる男のハートフルな物語。岡村の台詞が少しコントふうだけどむしろそれがいいのかも。「お金なんていらないさぁ」という妻松雪がすばらしい。世の中がみんなこんな人だったらいいのに。自分もこの主人公のようにありたい。

2012年6月23日土曜日

気づけばそこに本田翼

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昨年の夏ごろから本田 翼というモデルがヤバい!「ぶれんじゃねーぞ」のダイドーブレンドコーヒーの自販機を見て、「キテるな」って思ってた。ぶっちゃけると、初めて見た瞬間に「あ゛---!」と叫びながら数百メートル走りだしてしまいそうなぐらいのレベルの可愛さだ。自分の理想の最終完成形を見た気がした。19歳だって?!そんなに若いのか!てっきり23,24歳ぐらいだと思ってた。びっくりだ。

というわけで、そんなばっさーこと本田翼が専属モデルをつとめるnon-no 2012年2月号を150円で買い求めてきた。目当てはもちろん「大好き♥本田翼BOOK」だ。多くの知識を得た。

日焼けしたくないから1日ずっと部屋で「ゼルダの伝説」してるとか、マンガ大好き♥なとことか、ひとりカフェが好きとか、男子っぽくて面倒くさがりとか、ショートボブが似合うとことか……って、全部のっちじゃん!(>_<) ハキハキしてない感じとか、えへらえへらしたユニークなしゃべり方もいい!

ダイドーの広告見たときから「のっち?」って思ってた。自分はのっちを愛してると思ってたけど、単にのっちっぽい女の子が好きなだけなんじゃないのか?と考えてしまった。のっち、ごめん……。それに俺、チャラメガネと趣味がほぼ同じだ‥。

本田翼という名前には以前から強い印象を受けていた。まるで日本代表を応援するためのような名前だが、実際はバイクの「HONDA WING」からきているそうだ。(ちなみに兄は「HONDA TACT(卓人)」だ。なるほど~。)

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いつものように、ある目的で2005-2006ごろのSEVENTEEN誌をめくっていてJC本田翼を見つけ出した。これはヤバい。

ウィキによると本田翼がモデル活動を始めたのは2006年以降となっているが、2005年のSEVENTEEN誌から本田翼の名前が登場し始めている。
セブンティーンの妹モデルというあつかいだったようだ。広告的なページに名前入りで登場している。

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今のショートばっさーは時代の最先端の洗練されたカンジだが、中学生ばっさーも「さすがモデル!」というカンジだ。

色白にあこがれるという発言が見られる。せっせと日焼け止めを塗って美白に励んだ結果、今のばっさーに変貌。

このときのばっさーがまるでアイドルだ。アイドルグループに入ってもおかしくなかったレベルだ。

昨年まで学業と両立していたのだが、今年になってモデルと女優業の仕事一本にしぼったそうだ。

新ドラマもスタートするそうだが、‥たぶん見ないな。でも、今後の活動が楽しみ。

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13歳って……。さすがの片鱗を感じさせる。

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2012年6月22日金曜日

YUI の雑誌ふろくポスターのすべて

長年コツコツ‥コツコツ‥とYUIの記事が掲載された雑誌を見つけては集め続け、気がつけば部屋に居場所がなくたっていた。そんな5年以上の収集と研究でひとつの結論を得た。YUIのポスターがふろくとして付いた雑誌はたったの4種類しか存在しない。
そして、なぜかその4種類は2006年前半に集中している。しかも音楽雑誌「バックステージパス」「PATiPATiパチパチ」の2誌に限られている。

他にないのか?と長年チェックし続けたが、これはどうやら本当にこの4枚しかないみたいだ。おそらく今後YUIのポスターが雑誌ふろくというカタチで出ることはないだろう。販促ポスターを収集するのはお金も手間もかかるが、雑誌のふろくポスターならはるかに容易だ。自分のように105円~350円で手に入れることにこだわると数年かかってしまうが。

以下、出版年順に紹介したい。サイズはすべてLTR(変形A4サイズ)の4倍。雑誌に織り込まれてつけられていたものなので全て十文字4つ折りになっている。折り跡が気になる人もいるかもしれない。
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BPASS(バックステージパス)2006年2月号(シンコーミュージック・エンタテイメント発行)(表紙は大塚愛 ポスター裏面はK)

撮影:大塚日出樹

東京駅をバックにたたずむYUIがかっこいい。

ちなみに東京駅は今、このときとは大きく様変わりしている。空中権というやつを周辺のビルに売却するという方法で資金を工面して、建てられた当時の姿に戻った。以前の東京駅を知っている人からするとびっくりするかもしれない。

それから、YUIは上京した際は飛行機だったので東京駅には着いていない。ただ、ツアーで新幹線で移動の際はバンドメンバーと新幹線ホームで待ち合わせをするらしいので東京駅には何度も行ったことがあると思われる。
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BPASS(バックステージパス)2006年3月号(シンコーミュージック・エンタテイメント発行)(表紙はRIP SLYME  ポスター裏面はK)

撮影:大塚日出樹

当時の使用ギターを抱えた1枚。とんでもなくかっこいい!ほぼストリート仕様なYUI 

これが一番入手しやすいかもしれない。というのも今まで4,5回は出会っているからだ。
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PATiPATiパチパチ2006年4月号(ソニー・マガジンズ発行)(表紙はEXILE 裏面は東方神起)

撮影:三浦麻旅子

PATiPATiで唯一のYUIポスター。
一番顔を大きくとらえているが、なんとも不思議な表情をした1枚だ。
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BPASS(バックステージパス)2006年7月号(シンコーミュージック・エンタテイメント発行)(表紙・巻頭YUIの特集号 ポスター裏面は平川地一丁目)

撮影:新津保建秀

映画とその主題歌のヒットでYUIは大ブレイク。これを最後にYUIの雑誌ポスターはつくられていない。ちなみに、このフォトグラファーは「Good-bye days」や「I remember you」のジャケットでもYUIを撮影した。ハイチオールCで長澤まさみのスチールも撮影した広告業界で活躍中の写真家。

今回これらのポスターを広げてみるまで数年間、ずっと部屋の片隅に積まれていたままだった。自分の情熱もいつまで続くかわからないので、なんとか急いでまとめてみた。

(※追記 B-PASS 2013年1月号にまさかの両面YUIポスターがついた!)

2012年6月21日木曜日

スネオヘアー / 逆様ブリッジ

Suneohair_sakasama スネオヘアーのシングル「逆様ブリッジ」(2010 King Record)を手に入れた。そういえばスネオは映画出演で坊主になったんだった。あまり似合ってないなあ。この曲はテレ東のアニメ「荒川アンダーザブリッジ」の主題歌だったそうだが、まったく見ていないので知らなかった。

まあスネオヘアーの音楽はいつもスネオならではの魅力的なメロディーと切ない歌詞を持ったロック。どれもらしい4曲マキシ。トキメキシュナイダーは誰も触れないけど個人的にタイトル曲より好き。kimiga suki はぶっちゃけちょっと苦手。自分がこの曲を口ずさむことはない。さらり はスネオらしい曲。爽やかでポップでちょっと切ないスネオヘアーが好き。

今年の夏フェスLINE UPにひさびさスネオの名前がある。今年はあまり夏フェスへ行きたいというテンションがあがっていないが、ロッキンだけはなんとか1日だけでも出かけたい。

2012年6月20日水曜日

BALLAD 名もなき恋のうた(2009)

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ガッキーが好きすぎてヤバい自分には、まだこれが最後に残っていた。クレヨンしんちゃんスピンオフだというBALLAD 名もなき恋のうた(2009)をようやく重い腰をあげてみてみた。

戦国時代タイムスリップものという、およそ子供向け内容だと思って避けていた。まあ、それほど集中力なくみれるものを見ようというときにこれを思い出したのだ。

リアリティーとかそんなものを求めちゃダメだ。小学生が戦国時代にいっちゃう荒唐無稽なストーリー。美しいガッキー姫だけみればいい。自分もガッキー姫を守ることに命を捧げたい。愛してる‥‥。

しんちゃんママ夏川結衣の物事の理解の早さにおどろいた(笑)。古文書とインターネットから「真一は天正2年にいる」って結論に到達するのがすごい。戦国時代の合戦はおそらくこの映画のように、クルマ1台あれば戦況を逆転できたに違いないと思う。ただ、クルマの窓は閉めろって思った。

映画終盤の謎の弾丸はやはりSF的な解釈であっているのだろうか。もし自分が戦国時代に行ったとして、そこにいる人々と会話が成立するだろうか。まあそんなことは考えなくていいが。

新垣結衣は6月11日で24歳になった。ついこの間までJKだったはずなのに、月日の経つのは速いものだ。

PS.「リーガルハイ」が異常におもしろかった。ドラマを見る習慣がない自分が唯一毎週録画してブルーレイに焼いている。

見ていて会話のテンポがいい。内容で見る側を製作側が上回っている。予想を超えた見たことのないタイプの作品だ。ヘルメットのような髪型の怒ってるガッキーが可愛過ぎ。愛してる。

2012年6月19日火曜日

絶対的POLYSICS~音楽と人2009年10月号~

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以前、自分はPOLYSICSの雑誌記事も収集していた。ところが、カヨ卒業の武道館公演を記念してタワレコ限定で「Absolute POLYSICS BOOK」が発売されてからは以前のインタビューは追いかける必要がなくなった。それだけ読み応えがあって、知りたいことは何でも知れる1冊だった。ところが先日、音楽と人2009年9月号を見つけてパラパラめくっていて、いろいろ面白いことが書いてあったので105円で拾ってきた。ニューウェーヴ・リバイバルとポリをとりまく環境についてのハヤシの想いについての箇所。

「今って、『Now is the time!』の頃から見ても音楽業界がまた変わってきてるじゃない。当時のニューウェーヴ・リバイバルがさらに発展して、CSSみたいなのが売れるとか。シンセもエフェクターみたいな感覚で買える時代だし、どのバンドも気軽に使ってて、電子音との融合で新しいものを作ろうとしてるじゃない。そこで本当に、いよいよ自分たちがやりやすい時代になるのかなぁと想ったの。でも‥‥結局未だに友達がいないわけで」

「いてもテレフォンズぐらいなわけですよ。で、状況は全然変わんないし、電子音との融合とかやってるバンドも、なんか結局ダンス・ミュージックにしかなってなくて。踊りやすいようなものを作ろうとして、シンセだったりリズム・マシーンを使ってる気がする」

「もう‥‥もう!超つまんない。いや、もちろん嫌いじゃないよ?嫌いじゃないけどちょっと多すぎると思うわけよ。で、なんかみんな踊ろうぜ、ロックで踊れ、みたいなことを言うでしょ?ロックで踊れなんて、今更言われなくても60年代からずっと踊ってるよって」

「ロックで踊れ、っていうのが退屈で、俺、踊るだけじゃ物足りないから。もっと‥‥踊り狂え、踊り狂って死ね!ぐらいまで行かなきゃ面白くないわけよ(笑)」

Foryoungelectricpop 「トイス!」「アイ・アム・ディスコ!」は魔法のコトバだな(笑)。このインタビューから3年たとうとてるけど、今もこんな状態で、シンセが入っていてもそれほど新しい!ってバンドは現れてないな。POLYSICSは未だにお茶の間では知られてないけど、存在感は確かなものだ。この間の、1000本目と15周年のライブに行けなかった。チケットを直前に買おうとしたらもうなかった。もう1年もライブに行けていない。なかなか思ったときにふらっとライブにいけるって、青春時代しかできないことだったんだなぁ。

最近になってようやく「For Young Electric Pop」(2002)の音源が手に入った。ながらくポリファンやっていてもこれを持っていなかった。「It's Up To You」の音源を今まで持ってなかった。Colonは初めてライブで聴いたときキョトーンとなった曲だ。酔っ払いがテキトーにやってるんだと思った。Mad MacGet Back To 8-Bitはライブで1回だけ聴いたことがある。とにかく唯一無二にヘンテコな曲だらけだ。

2012年6月18日月曜日

CDでーた 2006年6月号 優しさって、不器用に見えるものなんだ

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シングル「Good-bye days」リリースに先駆けて1ページだけのインタビューにYUIが登場した「CDでーた」を見つけたのだが、もう知らない事実に出会う確率はかなり低くて、何も新しいことは書いてない。しかし、せっかく見つけたんだし買ってしまった。250円もした。

とくに感想もないので、YUIの言葉だけ引用して噛み締めたい。
「最初に感じたのは、素直な優しさっていうのは、すごく不器用に見えるものなんだなってことなんです。薫として生きていく中で、家族や友達、それに好きになった〝君〟に愛されてるなって、日々感じてて。薫が感じたリアルな気持ちを描きたかったんですよね。そこには、人を好きになって、新しい自分に生まれ変われるっていう意味と、今までの楽しかった日々にさよならっていう意味が込められてると思いますね」 
「演じたというよりは、薫として生きたっていう感覚なんです。残せるものがあるのであれば、そのすべてを歌に入れたいっていう。幸せだったなってこと、みんなに愛されてたなってこと、ありがとうっていう感謝、それに、いつか終わりがくる覚悟とか‥‥。映画全体を物語るような、この映画を象徴する歌にしたかったし、逆にこの歌を聴くと、映画を思い出してもらえる曲にしたかったんですよ。映画が絵だとしたら、この歌が額縁になればいいなって」
「この歌が額縁になればいい」 って、‥‥これも名言だなぁ。

2012年6月17日日曜日

小南泰葉 @代官山UNIT 6月17日

Img_2425 都心に行きたい用事があったので、ついでに何かライブを見たいな~って思ってチェックしていたら、代官山UNIT小南泰葉のデビューライブツアーがあるという。「!?あの小南泰葉か!」 

新潟でライブを見て以来強烈なインパクトを自分に残したあの小南泰葉だ。これを予定に入れていなかったけど急遽当日券を買い求めて友人と一緒に見てきた。小南泰葉デビューライブツアー「嘘憑キスト」 だ。まさかこんなに早く2回目がやってくるとは思ってもみなかった。

東京はここ数日梅雨寒の涼しさだったが、いよいよ蒸し暑くなってきた。恵比寿駅から汗かきながら歩いて会場へ向かうとすでに熱心なファンたちが行列をつくっていた。我々は当日券なので開場時間20分過ぎぐらいに様子を伺いながらなんとなくその場ですごす。

当日券だったけどB120番台という番号。物販をスルーしてフロアへ行くとかなり盛況の様子。やはり男女比率はすこし男が多い。大学生ぐらいの年代が多かったかな。ジンライムを飲み、なくなると氷をかじりながら開演を待つ。

本人影アナで諸注意があるけど、誰一人なにも反応しない。「放水や火炎が噴出します‥」でかろうじて失笑が漏れた。

なにやら仮面をつけた道化師のパントマイムが始まった。「世界観」とやらを大切にしたいのか場内もシーンとなって見守っている。それにしても静かすぎ。誰も呼吸をしていないかのようだ。困惑した。続けてバンドメン登場。あれ?キーボードはハジメタルじゃないのか?小南泰葉バンドは固定されてないんだ‥。

1曲目「藁人形売りの少女」が終わるとMCと挨拶。「いたるところに嘘がちりばめられているます。最後までどうぞよろしく」 

まだ曲が少ないから全部わかるかも‥‥って思ってたけど、やっぱり知らない曲だらけだった。2曲目3曲目とどんどん手があがって盛り上がっていった。どの曲も個性的で予測できなくて劇的な展開をみせる。音楽が感動的だし、なにより小南の歌唱が魅力的。うまいし、かっこいい!ルポルタージュ精神病棟はハンドマイクで髪を振り乱しての熱唱だ。

そして、「光と影の音楽があります。運が悪いだけで足元が揺れたり、割れたり、一歩間違うと電車が脱線したり‥」と、先日の大阪の通り魔事件について小南は触れていた。あの事件は自分にもショックだったけど、ライブを1週間ずらしていたら小南自身の大切な人が巻き込まれていたかもしれないと人事ではない様子。小南は「亡くなった方に感謝した」とつい正直な感想を述べてしまい、母親に叱られたという。世界平和も人殺しのいない世界もやって来ないと確信している小南。亡くなった命の代わりに歌い、今の幸せと誰かの幸せにつながればそれでよい‥とTrashという曲を演奏した。この曲は9月公開のアニメ映画の主題歌に決定している。

弾き語りの曲があった。歌いだしが英語だったので何かのカバーか?と思ったけど、やっぱり日本語だったので新曲かもしれない。とてもかっこいい。この音源がほしい!

12月12日の誕生日を前に亡くなった大切な人のことを語りだす。人の死は2回やってくる。2回目とは人々の記憶からも消え去ったときだという。命日など家族しか覚えていない。灰になってなにも残らない。だから歌っていくという小南。「その彼」の姉から感謝の言葉をいただいたという。小南は命の限り歌っていくんだと。

今ツアーでは会場の片隅で「骨董商店」を開催中。大阪でちいさな女の子に50円で「塩酸コカイン」を売ったという。

そして、小南泰葉ファンのアンセムともいえる人気曲「Soupy world」から「嘘憑きとサルヴァドール」までのクライマックスがすごかった!歌詞の世界は女の子に人気が出そうだが、音楽はロックキッズたちの心もわしづかみだ。各サポートメンバーによるところも大きいと感じた。

この日は小南泰葉の母が来ていたそうだ。いつも母を悲しませていたが、いつの間にかメジャーデビューしてすごくヘンな感じだという。まだ子どもな自分はいつか子どもを持つことが怖いという。子供がステージで歌っているのを見るのはどんな感じなんだろう?と「やさしい嘘」で本編終了。

インディーズのころのアルバムから、「私がまだすごくピュアだったころ神様はいると信じて頼っていた」ということで「カラスの兎」 これも知らない曲なのでウィキで調べた。

今ツアーのためにTシャツを作ったが、「これを着ていくのは恥ずかしい」というツイートにショックを受けた小南。「人とズレていて、グッズつくっても失敗が多い」とのこと。後で物販でTシャツを買おうとチェックしてみたけど、Lサイズは売り切れなのであきらめた。

「余談ですが、私には触覚があります。」という小南。感動したり共鳴するとズキズキと痛むんだそうだ。この日は痛かったのでいいライブができたと判断したらしい。この後、車に轢かれても通り魔に会っても最後のうたになってもいいという「大人のうた」で終了~

いやぁ~、すごい間口の広いアーティストだと思った。曲が予想外な展開をみせるところがすごい。歌が魅力的だし、これからもっともっと活躍を期待している。物販でCD買うとサイン会に参加できたそうだが帰りを急いだ。興奮と確かな余韻が残った。

2012年6月16日土曜日

菊池亜希子「森崎書店の日々」(2010)

Morisakishoten
菊池亜希子は1982年8月26日生まれ 岐阜県揖斐郡出身で地元の高専をへて国立千葉大学工学部卒というおよそモデルらしくない経歴の持ち主。ぶっちゃけ‥ショートになってからの菊池亜希子は‥めちゃタイプ!(笑)。

なんと身長が172cm(!)おそろしく細い!立ち姿が美しい!鼻がスッと高い!鼻筋が細くて上唇のカールぐあいが美しい。世間では長澤まさみに似ていると言われれている。自分はこういう「鳥」みたいな顔した女の人が好き♥w かつての本上まなみ的雰囲気。なんだか独特な空気につつまれたひとだ。

今回初めて女優としてのこの人を見た。驚いたことに多部未華子にも雰囲気が似ていた。困り顔とかトホホ顔とかしゃべり方とか。

神保町を舞台にした映画が作られていたことは知っていた。この映画がDVDになるのを待っていた。自分は昔から神保町へ何度も行っていて、知っている場所だらけで楽しかった。しかし、神保町にこんな美しいひとはまず歩いていない。

話の内容は‥フられたショックで会社を辞める→布団かぶって寝る→おじさんの古本屋を手伝う→神保町を歩く→いろいろと吹っ切れる→また歩き始める‥‥ って感じ。
それほど濃い内容はない。

唯一ドラマ的展開は内藤剛志おじさんと、ヒロインにトラウマになるほどのショックを与えた「ニセガクト」風キモ前髪色白男へ話をつけにいく場面。「遊んでおいて謝罪もなしか!」って。ここが目を覆いたくなるシーン。この酷い男に殺意を覚える。
ここ以外はずーっと静かな時間が流れている。自分も大好きな神保町への愛にあふれた映画だ。

田中麗奈が神保町のカフェでバイトする明治の大学院生の役。おじさんに連れて行かれるカフェでヒロインと知り合う。自分は田中麗奈を極個人的に「れなこ♥」と呼ぶ。久しぶりにれなこを見たけど、カワイ過ぎたぜ。

個人経営の古本屋もなかなか苦しくて後継者もいなくて神保町の将来が心配だ。これほどの古書の街は世界でも例がないと聞いている。たまに出かけて本を買いたい。部屋に置き場はないが。

2012年6月15日金曜日

YUI と TSUTAYA

膨大な量のYUIに関するフリーペーパーが存在する。そのほとんどを見ていない。以前はフリーペーパーを手に入れようと渋谷まで出かけて、方々捜し歩いて徒労に終わったりしたこともあった。しかし今ではフリーペーパーをもらいに出かけることはほとんどない。

だが、そこに書いてある内容はあなどれないことが多い。他では話していない内容だったりするので、地団太を踏むこともある。過去のフリーペーパーを手に入れるのはそれほど難しいことでもない。オークションサイトに大量に出品されていたりする。タダのものは大量に持ち帰って、出品目的で保存している人もいるだろう。

しかし自分は、そもそもタダのものにお金を払いたくないのだ。よって、フリーペーパーに関して、自分はきっぱりと関係を断っている。収集の対象とはしていない。

だが、ここにあるTSUTAYA RECORDS Magazine 2007 Aprilは重要だ。これはTSUTAYAが日ごろの自分の行動範囲内にあったからたまたま持っている。「ロング・インタビュー YUI 天才シンガー・ソングライター現る!」だ。

特集名からしてただごとではない。今回改めて読み直してみて重要性を再認識した。「CAN'T BUY MY LOVE」リリース期のインタビューとして重要な箇所を以下引用

■ニュー・アルバム「CAN'T BUY MY LOVE」は、ロック志向が顕著ですよね?
ライヴを重ねるうち、エレキ(ギター)をかき鳴らす曲をもっと作りたくなったし、もっと歌いたくなったから、その気持ちの現れでしょうね。路上でやる場合は、アコギ中心でしたけど、前々からギター・ロックも好きだったんですよ。その意味では、自分のなかにもともとある引き出しをひとつ開け放ってあげられたかなと。
■作曲はエレキで作る場合もありますか?
あります。アコギの弾き語り系の曲をエレキで作ることもあるから、エレキで作る=ロックとはかぎりませんけど。たとえば「Rolling star」はロックンロールだけど、アコギで作ったし。でも、アコギで作りながらも、頭のなかでは、エレキのディストーションサウンドが鳴っている場合もありますね。ドラムというかリズムが鮮明に聴こえている場合もあるし。今回のアルバムの「Happy Birthday to you you」がそう。あれは完全にリズムのイメージが先行でした。実は、去年のROCK IN JAPAN FES. で、すでに「Happy Birthday~」は歌ってるんですよ。まだ歌詞もついてなかったけど。リハーサルで試したら、あまりにも楽しかったので。スタッフの人たちからはYUI語と言われている嘘英語の歌詞のまま(笑)。その時点では、もっとストイックな歌詞をイメージしてましたけど。
■その「Happy Birthday to you you」を始め、ラウド・サウンドの「How Crazy」にしてもベースがブンブン鳴っていますね。
ベースは確かに好きです。ベースラインがクッキリ出ているミックスも好みだし。当然、曲調との兼ね合いもありますけど。だけど、音楽を聴き始めた頃は、ベースがどうのとか、わかっていなかったと思いますよ(笑)。それでも無意識にそういう曲を好んでいましたね。1年前あたりかな、自分の音楽的趣味を自己分析できるようになったのは。ベースがこうなっているから好きなんだとか。そっか、自分はドラムのここが好きなんだとか。そういう発見が楽しいし、うれしいですね。発見しても、こっそり自分のなかの引き出しにしまっておくのもありますけど。今回のアルバムのロック志向にしても、もともと引き出しのなかにあったものだし。
■そのロック志向のサウンドのなかでも、アコギがしっかり存在感をもって鳴っていますよね。たとえば「It's all right」とか。
アコギも好きだから。アコギかエレキか、ふたつにひとつじゃないし、両立できるものだと思うし。だから最終的には、アンサンブルですよね。この曲では、アコギを鳴らしたほうが、コード感がキレイに響くとか。必然性というのかな。
■新発見や新しさに惹かれるのは、アーティストならではの性ですか。
うーん、アーティストのタイプによるんでしょうけど、変わりたい願望型と貫きたい願望型でいうと、私はその中間にいたいですね。中間とは、いろいろな音楽を吸収したいけど、新しいことを吸収しても、すぐそのままやりたいわけではないってことです。吸収したものは、いつか自然と出ると思うので。今回のアルバムでも、引き出しのなかのものが自然に出たし。「Umbrella」も、自然に引き出しのなかの要素が出た1曲で。かなり前に書いた曲だから、自分でもどうしてこういう懐かしさを感じる曲を書いたのか思い出せません(笑)。でも、どこか昭和の香りがしませんでしたか?
■そう、昭和が香る曲でした。GSとか。
エレキをもっと前面に出そうかなとも思ったけど、この曲はあえて音の隙間を大切にしました。エレキギターだと、空間は埋まるけど、当たり前になっちゃうから。今回のアルバムのなかでは異色作ですね。先行シングルの「Rolling star」も含め、「I remember you」「CHE.R.RY」「Good-bye days」と、シングル曲が4曲収録されていますから。「Umbrella」みたいな癖の強い曲も、アルバム全体の流れからすると、必要だと思ったので。
■歌詞についても質問させてください。「Winding road」や「How Crazy」での情景描写は小説的ですが、意識しましたか。
私のなかでは、小説的というより、むしろ映像的です。詞を書く時、映像が見えている場合が多いので。たとえば「Winding road」なら、夕方5時の渋谷、渋滞している風景だったり。「Umbrella」の♪ちゃぷ ちゃぷ、とかも。映像が浮かぶ言葉だし。あの言葉のハマリは、私のなかでも新鮮でしたね。ひとつの発見。レコーディングでは、そういう情景がはっきり伝わるよう、どの曲も集中して歌います。ただ、もしも小説的と思われたのなら、私の読書好きなところが歌詞にも無意識にでているのかもしれないですね。 
■最近だと、どんな本をよみました?
今、読んでるのは大槻ケンヂさんの「リンダリンダラバーソール」。90年頃のバンドブーム時代とか、知らない時代の話だから新鮮で。今の自分の状況と重なったりもしますから。
■でも、アルバム収録の「RUIDO」は、あのバンド・ブーム時代を彷彿とさせますよ。
そうですか(笑)。私自身もライブハウスに行きますから、ま、ある意味、短編ドキュメンタリー・フィルムみたいな歌ですよね。よく名前も知らないバンドのライヴでも観るし。路上ライヴでもチラシをもらって帰ったり。音楽が好きだから、単純に楽しいんですよ。刺激にもなるし。「RUIDO」の歌詞にも出てくるように、私もがんばるぞっと思えるし。東京中のバンドのライヴを観たいくらいです。
■ライヴやレコーディング、曲作りなどの音楽活動以外に、読書とライヴハウス、1日24時間は足りないでしょ(笑)。
そうです。もっとDVDも観たいし。
■お近くのTSUTAYAにぜひ。
行きますよ。時間がある時は。でも、3本借りたのに、結局1本観られなくて、返却ってこともあります(笑)。だから、1本ずつ借りようと反省します。
■最近はどんなDVDを観ましたか。
ある雑誌の企画で松山ケンイチさんにお会いすることになったから、「DEATH NOTE」と「NANA」を。でも、映画館に行くのも好きです。行くと、キャラメル・ポップコーンメロンソーダは欠かせませんね(笑)。スッゲェ胃に悪そうな組み合わせですけど。
■映画と言えば「タイヨウのうた」主題歌「Good-bye days」も映像的作詞でしたか。
あの曲の場合は、私の頭のなかに映画館があるイメージでした。私がその客席に座ってて。で、脚本を読みながら、スクリーンの映像を想像しながら、映画の世界観を創っていくみたいな。そしてラスト・シーンで泣いちゃう。で、映画本編が終わり、エンドロールが流れているところで、私ならこういう音楽を聴きたいなと‥‥そういう曲を作りました。その点では、映像的ですよね。映画的なのかな。というか客観的かも。もうひとりの自分が自分の聴きたい曲を見つけて書いたような感覚なので。
■ちなみに本誌編集部の平均30歳の編集者たちが「CHE.R.RY」の甘酸っぱい歌詞とメロディにヤラれてます(笑)。だから、YUIさんの歌は、同世代だけのものじゃないと。声を大にして言いたい。
ありがとうございます(笑)。レコード会社の地下スタジオで曲作りをしていたときに生まれた曲です。そのままアコギを持って、スタッフの人たちがいる上の階に行き、弾き語りで聴いてもらったんです。別にシングルにするとかじゃなくて。そうしたらすごく評判がよくて、いきなりシングルにしようよって言われて(笑)。
■30代のみならず、40代のおやじ世代にもYUIファン急増中のようですが。
うれしいです。そういう話を聞くと、路上で歌っている頃にも、通りすがりの酔っ払いのおじちゃんに聴いてもらったのを思い出しますね。博多だから、“そのCD買っちゃるばい”とか言ってもらったり(笑)。そういう経験もどこかで引き出しのひとつになっているのかもしれませんね。年齢を問わず歌いかけることだったり。今回のアルバムに入っている「Rolling star」「Highway chance」という2曲の応援ソングも、10代限定ではないですから。老若男女を問わず‥‥。全然違う話ですけど、このローニャクナンニョは早口言葉みたいで言いづらいですよね。前、ライブのMCでも噛んじゃいました(笑)。結局、そこだけお客さんに行ってもらったけど。あ、で、応援ソングですよね。あれは今まさにチャレンジしている人すべてに届けばと思います。たとえば負けて帰ってきた時、がんばったねと慰めるだけじゃなく、もう1回行っておいでと。背中を押す歌にしたいと。もし私が負けた時も、そう言われたいから。だから、歌いながら、自分自身も励まされる曲です。特に「Rolling star」は、本気でチャレンジするのなら、ファイティング・ポーズを見せる時も必要だって気持ちも込めました。
■この2ndアルバムが発売になる頃には、20歳になっているYUIさんですが。アルバムに「Thank you My teens」という曲も収録されていますね。
悔いのない10代に感謝という歌です。もしもこの先、何かで迷った時も、原点を思い出させてくれる歌になる気がしています。これからの20代をどういう10年にしたいですかと、質問されることもあるけど、今を大事にすることが未来を大事にすることにもつながると、私は思います。迷ったり、葛藤する夜は、10代でもあったし、20代になってもあるだろうけど、それがあるから明日というか先が少しだけ確かに見えるようになるわけで。先のことを考えて不安になるより、今できることをやるべき。今を楽しむべき。楽しむための努力なら苦しくはないから。


将棋指しの指す手のように、YUIの楽曲作りについての質問に対する答えはいつも明確だ。なんとなく出てきた言葉はない。すべて考えぬかれていて、自信に満ちあふれている。このインタビューを読んで、このときYUIがまだ10代だと気づくだろうか?完全にプロのミュージシャンになっている。ぼんやりしたところがない。それに、この風貌。只者じゃない眼差しだ。音楽誌以上に音楽の話をしていている。

ROCK IN JAPAN FES.2006で「Happy Birthday~」をYUI語でやっていたと言うのはぜんぜん知らなかった。この箇所をぜんぜん覚えていなかった。この曲はYUI語バージョンもいい!「Top Runnner」で対談中に披露されたときは、あまりのかっこよさに打ちのめされた。2ndツアーで一番楽しい時間もこの曲だったりもする。

YUIの2006年から2007年にかけてのインタビューで映画の話題になると「キャラメルポップコーン」という単語がよく出てくる。好物なんだろう。YUIと映画を観るときはさりげなくキャラメルポップコーンを用意しておくとポイントが高くなるだろう。メロンソーダもよくYUIから名前があがる飲み物だ。ビールやチューハイになっていないことを祈る。

2012年6月14日木曜日

THE STROKES / IS THIS IT

Strokes_iti ずっと音楽ばかり聴いているとぶっちゃけ疲れてくるわけだが、そういう時はたまにザ・ストロークスをかけておく。ガツガツしていない唯一無二のうすっぺらさがいい!

このバンドとPerfume はキャリアがほぼいっしょで、ともにゼロ年代を代表するバンドと言って過言ではない‥って思ってる。最近になってまた気になり始めてCD集めたくなって探すんだけど、ブックオフではあまり見かけない。輸入盤でいいんだけど、なかなか安~いのに当たらない。

で、以前は「?」だった IS THIS IT を聴いている。どの曲も聴くのになにも集中力も要らないしヘラヘラとしていられる、あっという間に聴き終わる1枚だ。ロックなの聴いていて疲れない。シンプルな曲ってすばらしい。賛否あるようだが、自分にとってはたまに聴きたくなるスルメのような1枚だ。


2012年6月13日水曜日

CONTINUE Vol.39 Perfume が表紙!

Perfume_continue39

大田出版から毎月出ているMOTION GRAPHIC MAGAZINE コンティニューは一体どの層に向けたサブカル誌なんだか皆目見当がつかない。定価が950円+税 高っ!GWに東北を旅していてビジネスホテルから近かったブックオフで105円で発見。歴史的名盤「GAME」で初のCOVER GIRL!! というちょっとしたPerfume特集号だ。やれやれ、Perfumeの記事意外に読める部分がない。GAMEのインタビューと過去の連載を振り返る的なグラビア含めて14ページの記事。

歴史的名盤「GAME」という表現は間違ってない。発売から丸4年たっても、恐ろしいほど売れたにもかかわらず、通常盤であっても中古市場でそれなりの価格をキープしている。それだけ需要があってクオリティが高い1枚なんだろう。

さて、その「GAME」のレビューを凛として時雨ピエール中野が寄稿している点が大注目だ。ピエールは初期からのパフュオタとして有名。歴史に名を残す「神盤」だと記している。

Perfumeのインタビューページが見開き2ページしかない。GAMEからあえて1曲選ぶとしたら?の問いに

のっち 「plastic smile」 かしゆか 「Take me Take me」 あ~ちゃん 「Puppy love」 をそれぞれ挙げている。

そして最後にいつものように、のっち師匠の発言をとりあげたい。「今後に向けて、これをやってみたいというのはありますか?」との問いに
「やってみたいというか、やっていただきたいというのがありまして‥‥‥アジアン・カンフー・ジェネレーションさんに、『コンピューターシティ』をカバーしてもらいたいんです!」

「歌なしのデモを聴いたときから、『この曲はアジカンさんっぽい!』と思っていたんですよ。後藤さんが歌っている姿が頭の中でものすごく具体的にイメージできちゃって、それ以来ずっと思ってました。」
うーむ‥‥、それはなかなか難しいんじゃないかな。いつか演奏してもらえたらいいね。なお、この号では下のようなグラビアが9ページある。GAMEに合わせて白と黒をイメージしたグラビアだ。

Perfume_continue39a

2012年6月12日火曜日

サカナクション DocumentaLy

Sakanaction_documentaly もう長いことサカナクションのライブへ出かけていない。あの初武道館を最後にごぶさたなままとなっている。残念だ。だが、サカナクションを聴かなくなったわけではない。誰もが知るバンドになってしまって気軽にチケットを買えなくなっただけ。自分よりもこのバンドにはるかに詳しい人が相対的に増えてしまったために、それほど全力出してライブに行かなくなってしまった。

DocumentaLy(2011 ビクターエンタテインメント )も確かにカッコイイのだが、以前ほどの新鮮さを感じなくなってしまっている自分がいる。「アイデンティティ」なんて既になつかしい感じの曲になってしまっている。フェスでワイワイと聴く分には楽しいけど、初期からのファンとしたら「モノクロトーキョー」あたりがらしい感じかなあ。電子音で躍らせるのか?文学的深みか?ファンとしてはもっともっと盛り上がってほしいなあ。こんなアルバムもあったねと後に振り返れるようになれたらなあと思う。

え?!女優の吉高由里子はサカナクションを聴くのか?レイ・ハラカミも聴く?クラシックが好き?そりゃすごい。さっそくフォロー。

2012年6月11日月曜日

FROM ME TO YOU

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先日、長年連れ添ったYUI友と食事に入った店で、ビートルズFROM ME TO YOUがかかっていたので、そのことを指摘したら、そのYUI友はこの曲を知らなかった。意外にみんな「FROM ME TO YOU」を知らないのか‥。

ひと月ほど前に、PATiPATi 2006年3月号を105円で見つけたので買ってきた。この号でYUIは完成したばかりの「FROM ME TO YOU」について語っているが、今回はアルバムタイトルになったビートルズの同名曲についてのYUIの発言を拾っておきたい。その曲は好きでしたか?という質問に
好きですね。ちっちゃいころから聴いてた曲ではあるんですけど、ビートルズの曲だって知ったのは15~16歳のころかな。それ以来、すごく好きな曲なんですよね。でもそういう言葉を自分のアルバムにつけられるなんて、なんかちょっと不思議な気もするんですよ。アルバム、できたんだなぁ‥‥って。
ちなみに、ビートルズにはCAN'T BUY ME LOVE という曲もある。3rd Albumが噂されたころ、アルバムタイトルの予想などしてみたが、ビートルズしばりは「I LOVED YESTERDAY」も含めると3回だけだった‥。そして、今アルバムで特に思いで深い曲は?という質問に、YUIは意外な曲名をあげている。
全部そうなんですけど‥‥。Blue Wind がやっぱり印象深いですね。この曲を作った上京して間もないころって、いろんなことを悩んでいて。それを少しずつ乗り越えつつでき上がった曲なので。
確かにこの曲には、10代の少女の胸裏に沸き起こってくる様々な複雑な感情が、消化しきれない感じであふれかえっている。大人になってしまうと作れない曲だろうなと思う。YUIの1st Album 「FROM ME TO YOU」はまだまだ人気が高いようだ。18歳の幼いYUIが2年間の苦心の末に完成させた全13曲には10代も40代も強くひきつける何かがあるんだろう。小さい頃からYUIにビートルズを聴く環境を与えたYUIママにも感謝。

Yui_frommetoyou

2012年6月10日日曜日

堺雅人「ゴールデンスランバー」(2010)

Goldenslumber
最近、堺雅人がアツい。「リーガルハイ」が面白すぎる。この俳優がすごすぎる。伊坂幸太郎の小説の監督脚本中村義洋による映画化「ゴールデンスランバー」(2010 東宝)を手に取った。

ずっと主人公に感情移入。もしこんな絶望的状況に追いやられたら…と想像するだけで怖い。
国家ぐるみの犯罪行為に対してマスコミがまったくの体たらく。ワイドショーの下衆っぷりが怖い。一部の有志の協力で逃げるだけで精一杯。こんなラストじゃすっきりしない。悪いやつらと警察を懲らしめてほしかった。

そうはならないのがリアルで怖い。香川警視正なんなの?まるで暗殺部隊。オズワルドも帝銀事件も三鷹事件も松川事件もこんな感じで一般人が巻き込まれたのか?イメージ操作が怖い。真実には誰も到達できない。逃げるだけで精一杯。一般市民は気づかないふりして日々生活していくだけ。

チョイ役すぎるカワイイ工作員相武紗季と、平然と街中でショットガンぶっ放して警官も撃ち殺す永島敏行の無邪気さが怖い。
殺人鬼濱田岳はユニークで頼もしいけど何なの?竜雷太の最後のひと言は「もう一人のほうを消しちゃおう」ってこと?
全体として軽妙でとぼけた笑いがあるけど、それがなかったら暗いだけの映画になっていた。

ハリウッドだったら主人公が復讐に燃えるヒーローとなって香川も刑事も殺して終わるはずだが、陰謀の全容はなんら解明されず終了~でストレスたまる。逃げ隠れるだけ。

何の罪もない善良な市民がある日突然国家権力によって無実の罪を着せられ消される。必ず誰かが気がついて正さないといけない。今の中国とロシアはリアルに日常かもしれない。警察発表で新聞に載ってることって信用してはいけない。

学生時代回想シーンの竹内結子が可愛かった。

2012年6月9日土曜日

my bloody valentine / loveless & EP's 1988-1991

Mybloodyvalentine_loveless
ひっさしぶりに中古じゃなくて洋楽のCDをネットで注文して買った。
これは買わないといけないと思っていた。でもまあ1600円ぐらいのCDだけど、ROCKの歴史上重要な2枚。リマスター「loveless」 & 「EP's 1988-1991 」だ。音は…いい気がする。CDで聴くの初めてだからなんとも言えんが。

loveless は2枚組みだが、Disc1が「remastered from original tape」で、Disc2が「remastered from original 1/2 inch analogue tapes」 うーん、ぶっちゃけ自分はそういうの関心ない。その日の気分でどちらか選んでかけることになるのだが、iPodにはDisc1しか入れてない。まあほとんどの人がどちらかだけ入れているんだろうけど。

自分は「Isn't Anything」聴いてからこれを聴いたけど、こちらのほうがやや完成度が高いかなという程度の感想。どちらも重要で必ず聴くべき。

1曲目のOnly Shallow から引き込まれるね。To Here Knows When のノイジー加減が好き。Sometimes  Blown A Wish あたりは一般の人にも受け入れられそうだ。Soon はこのバンドっぽくないかもしれないが自分としては好き。
Mybloodyvalentine_eps
でもう1枚の EP's 1988-1991 も2枚組み。以前は入手が簡単じゃなかった音源がばっちり収録。しかも1,600円ぐらいで手に入る。こっちも一緒に買ってよかった。

個人的に10分16秒に及ぶ Glider が衝撃。これを部屋でかけていると「それ止めてくんねえかな」と苦情が来るかも。でもやめられない。

1曲目You Made Me Realise からインパクト大。一気にテンションあげてくれる。Feed Me With Your Kiss も好きな曲だけどさらに音がよくなった気がする。‥気がする。

なんと来年来日公演があるそうだが、新木場?!チケット買えるのかこれ。

2012年6月8日金曜日

NEWSMAKER 2006年10月号 ほんの少し自信があるんだ

Yui_musicmaker0610

これは350円の値札がついていたけど半額セール中にゲット。「I remember you」のインタビュー。またいつものように重要と思われる部分を引用。ここでは「YUIの自信」について書き留めたい。インタビュアーは森朋之
■映画に出演したこと、そこで得た体験が強くリンクしてる。

「はい。『I remember you』でいちばん伝えたかったことは、どんな人でも誰かのために生きてる、また、支えられてるってことなんです。きっと誰もが、支え合いながらいきてるっていう‥‥。たとえどんなに冴えない日々を送っていたとしても、きっと待ってくれてる人はいるだろうし、誰かの頼りにされてると思うし、そのことは強く思ったので、曲に込めたいなって」

■普通の生活の中では、なかなか気づけないことですよね。

「そうですね。いつの間にか当たり前のことになってたりとか。私自身もこの曲を作ることで気づかされたところがあるんです。支えられてると同時に支えてるっていう‥‥」

■もうひとつ、《あれからの僕は 相変わらずだけど / ほんの少し自信があるんだ》というフレーズも印象的でした。

「この曲の中では、“孝治”のことを歌ってるんです。孝治っていう男の子がいろんな体験をするなかで、少しずつ自信ができてくるっていう。でも、私ともリンクしてる部分がしっかりあるんですよね。映画をやることで少し自信が生まれた、っていうこともあるし」

■YUIさんってもともと、自分に自信があるタイプ?

「‥‥‥どうだろう?どうですか?」

■あ、僕ですか?自身なんかぜんぜんないですね。いつも“ダメだろうな”っていうところからはじまるっていうか‥‥僕の話はどうでもいいんですけど(笑)。

「私はですねえ、自信っていうことを考えたこと自体、初めてかもしれない、それよりも“行かなきゃ”っていう原動力ですすんできたような気がするので」

■そうですよね。自信があるとかないとか考えるよりも、“やるか、やらないか”ですよね。

「そうですね(笑)。好きなこと、大切なことには“とにかく進まなくちゃ”っていう‥‥。でも、自信はないほうだと思いますね」

■うん、だからこそ《ほんの少し自信があるんだ》って歌えたことが素晴らしいと思うんですよね。ヴォーカルにも確信があるというか、力強さが増した気がします。

「レコーディングは久々だったから、最初は緊張というか、いろいろ考えたんですけど、最後にはなんだか肩の力が抜けて、すごく自然な感じで歌えましたね。そのまんまで、というか、あんまり力みすぎないほうがいいなって。今回は感じたことをそのまま出そうっていう気持ちだったと思います。それって難しいんですけどね。意外と頭(で考えるの)が先になちゃったりとか」


何かを成し遂げる人って、自信があるとかないとか、考えないものなのかって。またしてもいろいろとYUIに教えられた‥。


2012年6月7日木曜日

MOZART ホルン協奏曲

Mozart_civil
このCDを見つけた。「げっ!?アラン・シヴィルのモーツァルトだ。しかもクレンペラー!」このCDの存在を全く知らなかった。750円だったけど迷わずゲット。Mozart : Horn Concertos / Alan Civil (hr) Otto Klemperer (cond.) Philharmonia Orchestra 1960 Testament 1997

管楽器の中で最も難しいもののひとつがホルンだ。正確な音程を安定して出すという事がとても難しい。そして、ホルンという楽器の音色はヨーロッパの民族にとって心の故郷のようなものだ。

アラン・シヴィルという英国のホルン奏者を知ったのはEMIのプーランク管楽ソナタ集のLPがたまたまあったからだ。「エレジー」という故デニス・ブレインの思い出に捧げられた曲がアラン・シヴィルの演奏だったのだが、自分には強く印象に残っていた。シヴィルはブレインとフィルハーモニア管で同僚。そして、師事したのはブレインのおとうさん。2人は兄弟みたいなものだったのだ。

この奏者のCDないかな?と以前に探したときはなかったのに。ようやく自分の理想に近い演奏に出あった感じだ。とてもいい。自分はクラシック音楽に世間の若者よりは深く接してきたつもりだったが、‥ 今までクレンペラーをナメてたわ。頑固なだけのイヤなじいさんだと‥。自分のほうが間違ってた。クレンペラーの伴奏が良くて、初めてこの曲のよさを理解できたといっていい。面白く聴けた。
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そして、今回このCDも久しぶりに聴いてみた。デニス・ブレイン(享年36歳)の残したモーツァルト。Mozart : Horn Concertos Dennis Brain (hr) Herbert von Karajan (cond.) Philharmonia Orchestra 1953 EMI

近年、CDの価格が激しく下がり、ネットで容易に多くの演奏に接することができるようになり、かつてのクラシックのスターの評価が下がる中でも、このホルンはNo.1のままだ。クセのない自然な音とカンペキな技術に驚く。英国に優れたホルン奏者が多いのもこの人の遺産だろうか。ただ、カラヤンの伴奏も自然でクセのない‥というわけにはいかない。今回クレンペラーを聴いてみてそれがはっきりした。録音が古いにしても伴奏がやや魅力で劣るかもしれない。
Mozart_damm
そしてもう1人ホルン奏者を。東独のペーター・ダムも日本で人気が高い。Mozart : Horn Concertos / Peter Damm (hr) Neville Marriner (cond.) Academy of Martin in the fields 1988 PHILIPS

あたりまえだが、上の2人とは音がはっきりと違っている。デジタル録音の時代になって音がよくなっているはずなのだが、オケの音に対してホルンの音がちょっと遠い。ホルンの音が弱く感じるが独特の繊細な妙技を聴くことができる。なんてきれいな音だ!ただ、やはり伴奏にそれほど魅力を感じない。カラヤンよりは自然な流れだけど、繊細さを感じない。

2012年6月6日水曜日

相対性理論

相対性理論のCDを思い出したようにまとめて聴いてみた。やくしまるえつこのボーカルが超絶に心地よい。音楽がポップだ。歌詞にまったく意味がない。コーネリアスとは違う方向で言葉にこだわって突き進んでる感じだ。これ、シフォン主義(みらいレコーズ) 2008年を代表する名盤という位置づけらしい。

発表当時、Perfumeの「GAME」が世間を席巻していたわけだが、これは一部では「GAME」以上の評価を受けた。でもまあ、世間のほとんどは「相対性理論」? 何それ?だったわけだが。

夏の黄金比 という曲がある。「コーントレックス 箱買い~ コーントレックス ハコ ハコ ハコ買い」という、否応無く耳に残ってしまう中毒ソング!ハコ!ハコ!
そして、ハイファイ新書(2009) ボーカルがさらにすごいことになっている。こころにそっと忍び寄るような歌唱だ。音楽は真面目におしゃれにポップに、歌詞は言葉遊びに徹している。

NHKの爆笑問題の番組で坂本教授が相対性理論を聴いていると発言したことは当時、列島を震撼させた大ニュースだった。NHKで「テレ東」(笑)。どれも人を食ったようなタイトルだ。

「わたし みた~ 大変なものをみた~」の「不思議デカルト」もお気に入り。「さわやか会社員」「四角革命」も耳から離れなくて困る。
歌詞をほとんど聴かない、音楽と言葉がどう絡み合うかだけが重要な自分に合った音楽だ。これは中古で1750円で買ってしまったもの。
シンクロニシティーン (2010)もすごいと思う。唯一無二。徹底してポップ。日常でつい口ずさんでしまう。「チャイナアドバイス」「(恋の)百年戦争」「気になるあの娘」 世間のオヤジ世代もハマるに違いない。聴いていてウキウキする。

音楽はすごいけど、CDというフォーマットで所有したい気になれないパッケージだ。データだけでCD自体は「ハイファイ」以外に現在所有していない。持っていたいと思わなかった。音楽はすばらしいが、ジャケットのセンスが自分と合わない。
PS. 最近になってこれを聴いてみた。正しい相対性理論 (2011)
今のところ、これを聴く必要性は感じていない(笑)。オススメしない。過激で無理なリミックス。意味不明。

豪華ミュージシャンが多数参加したとか、それしかアピールできるところがないが、出来た結果がこれ‥。何度も聴きたい魅力を感じない。
夏フェスに突然‥とかないかな。ないな‥‥。3枚で終了してるのかな。