2012年6月28日木曜日

SEVENTEEN 2005年11月15日号のインタビュー

Yui_seventeen20051115

「その情熱と才能をほかの事に使ったらどうか?」と人に言われることがある。YUIが3rdシングルLIFEをリリースしたころのSEVENTEEN 2005年11月15日号のインタビュー記事を執念で見つけ出した。単色刷り1ページのみ。

YUIは当時18歳だから、まさにSEVENTEEN読者と同じ世代。世間の女子高生たちが日々おしゃれに恋に興味をもって過ごしている中、ストイックにたくましくミュージシャンとしての道を歩き出したYUIから、同じ年頃の読者に向けられた言葉だ。以下、いつものように発言を拾ってみる

「東京に出てきたとき、とまどいはなかった。行くと決めたとき、同時に〝覚悟″を決めたから。この曲には〝人生は自分の手で変えられる″という思いをこめてるんです。私は、ずっとそう信じてきたし、これからも信じたい」

「ライブに、ラジオのレギュラーに、TV出演に、雑誌の取材……初めてのことにトライするときは、いつも不安になる。でも〝やる″となったら覚悟を決めて挑戦するんです。ひとつひとつ、悩んで葛藤して……ぶつかって消化して自分のモノになるから」

「それでも、気持ちが落ちてしまうこともあります。でも、不思議ですよね。とことん落ちると、心が解き放たれる瞬間が必ずやってくるから」

「作曲は、〝こういう曲を作ろう″と思って作るときもあるし、突然頭に浮かぶこともある。映画からインスピレーションをもらうこともあります。たとえば、とても悲しい映画を見たとしますよね。そうすると、主人公の女の人の〝悲しい気持ち″を音にあらわしたくなったりするんです。ほかには、キャンペーンで行った地方のホテルにいるときに、メロディーが浮かんだりして。〝どうしよう、となりの部屋にひびいちゃうかも………″と思いながらも、ギターを引っぱり出して小さな音で弾いてしまうことも。次の日、朝が早いから〝早く寝なくちゃ″と思ってるときにメロディーが出てきたりして(笑)。作る余裕のないときにかぎって浮かんでくるんですよ」

「ふだんから、感性をとぎすまして生活するようにしているんです。どんな想いもキャッチできるように。たまに故郷の福岡に帰ると、時間がゆっくり流れていて。それはとても心地よいんだけど、音楽はなかなか生まれてこないんですよね。自分を追いこむには、東京が合っているのかもしれない」

「好きなモノだからこそ、ストイックになってしまうんですよね。好きじゃなければ、きっと適当にできると思う。でも、私はウソのない〝本物″を作りたいと思っているから」

覚悟、葛藤、ストイック……今もYUIを特徴付ける言葉だ。毎年多くの新人がデビューしているけど、音楽業界は厳しい世界。そんな場所で特別な存在になったYUIはやはり昔から特別だった。

4 件のコメント:

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    >通りすがりですまそ さん
    >昔からブレが無い、ってのは色んなインタビュアーさんがおっしゃいますね。
    たしかにYUIにブレはまったく感じられないですね。

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    内容を読んでいても、18歳の時のインタビューだとは全く感じないですね。
    “自分を追いこむには、東京が合っている”、“ウソのない"本物"を作りたいと思っている”っていう言葉が印象的でした。

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    読み捨てられる雑誌からYUIの大切な言葉を拾うために、まだ頑張るよ。

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  4. SECRET: 0
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    人間としてかっこよすぎますよね...

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