2012年6月5日火曜日

YUI 「サマソニでのハプニング」を語る

いつものように出かけた先でついでに古雑誌をチェックするのが習慣化。日曜日にGo!Go!GUITAR 2011年11月号を400円で手に入れた。

YUI「Rolling star」「My Generation」のギタースコアがついているということだが、それほど使えるものでもない。それよりも、YUIのインタビューが重要で面白いのでまた紹介したいと思う。

毎年話題をふりまくYUIの夏フェス出演だが、昨年初めてSUMMER SONIC に登場。大阪会場のみの出演だったが、そのときの演奏中に起こったハプニングについてYUIはこの雑誌で詳しく語っている。以下一部引用。
■今年も夏フェスにいくつか参加されていますが、記憶に残ったことについて教えてください。

宮城県の小学校でみんなと一緒に歌った「翼をください」という曲を夏フェスのステージでも“東北のことを思いながら歌います”って言って、歌わせていただいたんですけど、フェスでもみんなが一緒に歌ってくれて、感動しました。

■そもそも小学校で「翼をください」を歌おうと思ったのはどうしてなんですか?

子ども達と一緒に歌える曲、子ども達も知っていて、みんなで大きな声を出して歌える曲がいいなと思って選びました。いい曲だし、歌詞の内容も素晴らしいので、子ども達が歌っているのを聴いていても、ウルッとくるような感じでした。

■フェスではギターもかなり弾いたのですか?

結構ロックな曲をやったので、エレキでガツッとやっていましたね。私は今回、ヒールの高い靴を履いていたんですけど、ライヴ中にあまりにもテンションが高くなりすぎて、そのことを忘れて、モニターの上に立って、こけちゃう!こけちゃう!って(笑)。楽しくて、アドレナリンが出て、エレキギターを振り回していたら、途中で、ちょっとだけマイクスタンドに当たっちゃったんですよ。その瞬間にチューニングが全部狂っちゃって。そのあとすぐに自分のギターのソロだったんで、やばい!間に合わない!って焦ったんですけど、ギターのクロちゃんが気付いて、カバーして先に弾いててくれて、そのあいだにギターを取り替えて、つなぎ直して、なんとか無事に(笑)。

■そういうハプニングもライヴの醍醐味のひとつかもしれないですよね。

テンションが上ってやったことだし、それはそれでおもしろさもあるんですけど、ギターを大事にしているので、そこだけは気をつけたいです。

これを読んでようやく事態が飲み込めてきた。もう次の夏がやって来ようとしている。あの強い日差しの下、立ちっぱなしでステージを下から朦朧と見つめていると、何が起こっているのか、見ているだけではよくわからない。

「Rolling star」と「I do it」の間で何かバタバタと焦っている様子はステージ前を占拠したパフュオタオヤジたちの頭の間から見えていたのだが、そういうことだったのか!

今年も夏フェスの季節がやってくるが、こういった楽しいイベントにYUIが出ないとすると残念なことだ。どこかに来い!来い!来て‥お願い!と心で念じている。

さて、新曲「Green a.live」について重要なことを語っているので、そのことにも触れたい。まず、ジャケットに写っているギターについてYUIが語っている。

持ってから3年以上たっていると思うんですけど、マーチンのD-28の1977年ですね。中古楽器屋さんで買ったんですけど、ピックガードが正規のものじゃなかったので、ちょっとだけ安く買えました(笑)。以前これを持っていた方が弾きこんでいたみたいで、かなりいい雰囲気のギターになっていて、頼もしい感じがします。酸いも甘いも見てきた大人な感じのギターだなって。


YUIが中古マーチンD-28を購入したときの様子がだんだんとイメージできるようになってきた。ここまでYUIに愛されるとは!手放したほうも幸せだ。では、最後に「Green a.live」について語っている箇所を引用しておきたい。インタビュアーは長谷川誠

■この曲の中で 〝あなた〟という言葉が使われていますが、これまで以上に深く踏み込んだ歌詞なのではないかと感じました。

背中を押すようなイメージもあったんですけど、もうちょっと強い言葉にしたくて、ああいう言葉にしました。

■聴く人に向かってメッセージを発する要素と、内省的な要素とが共存しているところも特徴的ですね。

震災のことや、たくさんの出会いを感じながら書いていった部分もあるんですが、初心の気持ちを思い返しながら作っている部分もあって。日常の暮らしの中で大事なものを忘れていないだろうかって、自分に問いかける部分もあったし、変わった自分、変わりたくない自分を感じながら作っている部分もありました。「Green a.live」というタイトルは“大地の中を生きる”という意味で付けたんですけど、そういうところに帰っていけたらという想いも込めています。都会の生活の中で忘れていることもあるんじゃないかなって。

■もともとYUIさんは福岡の新宮町という自然のいっぱいあるところで育っていますもんね。

自然の中で暮らしてきて、自然が大好きだったので、そういうものを大事にしたいという気持ちは強いですね。タイトルの“Green”という言葉もいろいろな想いを込めて付けたものです。

■震災があったことで、価値観そのものを見つめ直しを求められているところもありそうですよね。

原点を確認したり、音楽ってなんだろうって問いかけたりしましたね。この曲も生きるという大きなテーマに向かって書いていくという感覚もありました。この曲の中で一番伝えたいメッセージって、“正義ってなんだろう”っていう言葉なんですが、この曲を作り始めてから、運命って何なのかなって考えることが多くて。大事な人が不幸になったときの怒りや悲しみはどこにもぶつけられない気がしたんですが、曲の中にそういうやり場のない感情だったり、疑問だったりをきっちり込めていこうと思いました。

■でありながら、最終的に前向きなメッセージが伝わってくるところも素晴らしいですね。

この時間を生きている人達みんなが手を取り合って、進んでいけたらいいな、そこに自分も参加できたらいいなって強く思っていて。だから“未来を信じている”という言葉も絶対に入れたかったんですよ。
Yui_goguitar201111

3 件のコメント:

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    ブロガーさん、去年のサマソニ大阪参加されてたんでしたっけ?
    私も見てましたけど、炎天下の下、朦朧としていたのもあり、ハプニングがあった事全く知りませんでした。笑
    そういえばこの前ステレオポニーのフリーライブ見に行きましたよ~☆
    アコースティックですごくよかったです(*^^*)

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    大阪行ったさー(^o^)あの会場は日陰がまったくなくて参ったよ。アヴリルを初めて見たよ。ステレオポニーの件は知らなかった~。世間の人は知らないみたいだけどAIMIはすごく歌がうまいよね。

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    あ、そうだったんですね\(^^)/
    私も帰ってからぐったりで、あれはきっと熱中症でした(^_^;)笑
    AIMIさんの声すごく好きですし、とても上手いと思います!!
    高いけどのびやかで、パワフルで(>_<)
    そして何よりも、一度聴くと頭から離れないメロディがたくさんあるんです♪

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