2016年2月29日月曜日

高崎観音を再訪

2011年の1月以来5年ぶりに高崎観音へ、水上の帰りに立ち寄った。また最上階まで昇った。5年ぶりだと何も懐かしい感じもない。ついこの間のような感覚。

東日本大震災のあの日、最上階にあった観音様のミニチュアが一部損壊した。以後、身代わり観音さまということで、指先から赤い糸が延々と地上まで伸びている。
若者にもアピールできるようにバレンタインデーからホワイトデーまで赤い糸祈願祭を開催。
こんなふうに地上から赤い糸で結縁することができる。
高崎観音も建て替え時期までに何とかお金を貯めないといけない。
みやげ物店で「観音もなか」10個セットを買った。
群馬といえばソースカツ丼。高崎市内にある一二三食堂でソースカツ丼にありつけた。

2016年2月28日日曜日

乃木坂46 太陽ノック

「初森ベマーズ」を見終わって、気づいたら「太陽ノック」を買っていたw

BOにあったCDを買ったのだが、また何もわからないままに初回盤Type-Cってやつを買ってみた。
Disc2のDVDに生田さんの映像がはいってるっぽかったから。中古でも950円もした!

家で歌詞ブックレットをぱらぱらとめくってみたら、秋元、若月、深川、高山、伊藤万理華、齋藤飛鳥がソロでポートレートになってる。ははぁ、これは各タイプごとに内容が違ってるな。複数枚買わせるための罠と戦略を感じた。

このシングルはオリコンウィークリー1位、2015年7月の月間1位、2015年の年間7位というヒット曲だったのに、「初森ベマーズ」を今年の2月に見るまでまったく知らなかったという…。いかに自分が偏った音楽しか聴いていないか、だな。

「太陽ノック」もすばらしい!「初森ベマーズ」の溌剌としたユニフォーム姿がよみがえる!

これまで3枚の乃木坂シングルを聴いてきて気づいた。どの曲も語りかける主人公の男の子(?)がみんな引っ込み思案な感じ。さあ、夏の太陽の下に出よう!何かを始めよう!と語りかけ背中を押すポジティヴアイドルPOP!乃木坂みたいな清楚なアイドルにハマる男子たちはそんな子が多いのかな。

Track2は「ベマーズ」のエンディング曲だった「もう少しの夢」。これ、西野七瀬のソロ曲だったのか!今、知った。聴いててちょっと哀しく寂しくなってくる曲w

乃木坂には各メンバーにソロ曲があるのか?!と調べてみたら、生田と生駒が1曲、西野はなんと3曲も持ってるって知った。西野は人気あるんだな。秋元先生のお気に入り?

DVDを見る。
「太陽ノック」のMV。乃木坂メンバーでどこか夏合宿に来ている設定?
自分だけがダンスを踊れない悪夢にうなされる生駒ちゃん。最後はみんなの友情と助け合い。
なんかもう、全員が輝いてるな。見ていてちょっと涙が出た。
楽曲の良さで泣かす。MVで泣かす。そして選抜メンバーに入いるメンバー、落ちるメンバーを見て泣く。
いたるところ泣かされる罠だらけ。だからみんな乃木坂にハマるのか。
ええぇっ?!「無表情」って生田と松村のふたりで歌ってる曲なの!?松村の声、ちょっとユニークすぎないか?

MVがかなりヘンテコであんまり好きじゃない。廊下で出会う妖怪のような老人が怖い。教室にいる怪人が一瞬、N'夙川ボーイズのマーヤかと思ったわ。ミニスカのフライドチキン姉妹はt.A.T.u.かと思ったわ。
でも、自分は生田と松村が好き。このふたりのセーラー服姿が見れるので自分にとっては重要。

続いて「生田&白石」の映像を見る。なんか、ふたりがスマホで犬と猫について会話している映像が延々と続くナンセンスっぽい作品。こういう作品をつくったところで演技力のアップにつながるのかな?自分は評価しない。

白石麻衣ってなかなかの女優。演技にキレがあるw

2016年2月27日土曜日

沼田城と名胡桃城を巡った

NHK大河ドラマ「真田丸」は群馬県側でもフィーバー中。沼田市も真田に乗れ!ってことで「真田街道」というのぼり旗だらけ。法師温泉へ向かう途中、雨に降られながらも沼田城を散策した。
真田信之と小松姫の像。信之は信繁の兄で松代藩の初代藩主。真田信幸のこと。
小松姫って誰?沼田市民で小松姫を知らない人はいないという。本多忠勝の娘で真田信幸に嫁いだ。
小松姫って、真田昌幸と信幸が関が原で敵味方に分かれたあと、孫に会いたいと口実に城に入ろうとした舅の昌幸を、武装姿で入城を防いだ女傑。それ、歴史秘話ヒストリアで見た!あれって沼田であった出来事なのか!
だが、ぜったいに戦国無双の小松姫みたいだったわけないだろw
沼田城は今では公園になっていて、遺構の調査なんかはしてるけど、見るべきものは鐘楼と桜ぐらい。そして、小動物と触れ合える。
沼田といえば天狗。市内を移動中のBGMはZAZEN BOYSの「天狗」w
その後、水上へ移動。猿ヶ京の奥にある法師温泉へ。1泊した翌日、今度は名胡桃城址へ立ち寄る。
名胡桃(なぐるみ)城…、自分がその存在を知ったのは今年に入ってからw 真田昌幸の城。
名胡桃城址之碑、この銘は徳富蘇峰による。
この城こそが、北条氏が滅亡へとひた走るきっかけとなった重要な城。関白秀吉の裁定で沼田城は北条、名胡桃城は真田と決まっていた。
だが、天正17年10月、北条氏邦の重臣・猪俣邦憲が名胡桃城を不法に攻略。これに秀吉激怒w 北条を討て! 
中世の地形がそのまま残っている。戦国ロマンを十分に感じることができる。
名胡桃城址も「真田丸」のおかげで注目度アップ中。そこに展示館があったので立ち寄る。
名胡桃城のことを詳しく知ることができる展示をしていた。VTRを見て学ぶ。
ここ、積極的に解説して話しかけてくる話好きオヤジがいるw お茶をもらったので話にしばらくつきあうことになる。
今後も「真田丸」に注目していく。

2016年2月26日金曜日

「マジすか学園」はマジすぎた

2010年1月から3月までテレビ東京系列で深夜に放送されていたAKB総出演のドラマ「マジすか学園」を見ることにした。放送当時はもちろん見ていないが、タイトルが印象的だったので名前はなんとなく知っていたドラマ。

AKBが大ブレイクするきっかけにもなったドラマらしい。アイドルがヤンキーを演じてることにも驚くのだが、ドラマでAKBの内部階層構造までも説明しているのにも驚く。こんな企画、過去にあったか?

転校生ヒロイン前田敦子は介護士を目指す真面目な少女なのだが、かつてはケンカに明け暮れるヤンキーだった。学園を支配するてっぺん「吹奏楽部ラッパッパ」が潰しにかかる。

あとは「ドラゴンボール」的な「北斗の拳」的な展開。ひたすら敵を倒す少年ジャンプ的展開。あれ?これ、すっごく面白い。まったく飽きないで最後まで全12話を見通した。

ヒロインの前に立ちはだかる中ボスたちがみんな魅力的。秋元は70年代80年代のマンガやドラマを研究し尽くしたんだろうと思う。敵キャラが魅力的なドラマは面白い。
中盤以降、前田が四天王と呼ばれるキャラを次々と倒していくのにはしびれた。かっこよすぎた。まるでブルース・リーの「死亡遊戯」みたいだった。こんなに面白いアイドルドラマは見たことがない。

サド(篠田麻里子)はセリフと声がややアレだが、さすがモデルだ。貫禄と立ち姿の雰囲気がすごすぎた。
板野友美の性悪ヤンキーぶりも秀逸。「マエダぁ、テメェあんま調子のってんじゃねぇぞ」の言い方が完璧すぎた。「来いよ、マエダぁ」の表情がいい。
ネズミ(渡辺麻友)の姑息に立ち回るキャラもみごとだった。AKBの主要メンバーってみんな役者だと思った。

宮澤佐江って子の学ラン姿がかっこよかった。「俺のマジはお前のためにある」はいつか自分もまさみに言いたい。「LOVEだよ!」って言いたい。

そして、本人たちに合ったキャラを設定して演技を指導した作り手たちが素晴らしい。
ただ、マキシマムザ亮くんみたいな人はAKBじゃないよね?外部の狂言回し的な存在が必要だったのかも…って思った。
だがしかし、なんといっても第8話での四天王最凶ゲキカラ(松井玲奈)の狂いっぷりと血みどろブラッディぶりはアイドルドラマを越えていた。
前田の仲間を痛めつけてボッコボコにしておいて、笑いながら「怒ってる?」って聞いてくる最狂ヒール。ケンカの限度を超えている。
このドラマを見た海外の視聴者は「日本、怖えぇ~」って思ったことだろうと思う。
もう完全に「ブラック・レイン」の松田優作、「ダークナイト」のヒース・レジャーに肩を並べる存在感だった。圧倒された。アイドルがこんな狂った悪役やってる映像を見たことがない。
まったく、すごい女優だよ。松井玲奈。君はすばらしい…。

最終回の卒業式のシーンも「金八先生」を超えた。
ラストシーンでは再び戦いの日々がやってくることを予感させる。なんだ、このワクワク感。

楽しすぎたので、これから「2」「3」と見ていこうと思う。

2016年2月25日木曜日

桜井玲香キャプテンがバンジージャンプした水上の諏訪峡大橋

乃木坂46のキャプテンは桜井玲香。自分は乃木坂に注目するまでその存在をまったく知らなかったw 「名ばかりキャプテン」とか「ポンコツ」とかひどい扱いw
6thシングル「ガールズ・ルール」ヒット祈願で桜井が身を投げた橋が水上(みなかみ)にあるというので立ち寄った。そこは諏訪峡大橋。
ビビってへたりこんで泣くキャプテンを見てみんな笑ってるけど、現場に立ってみたことがない人は笑ってはいけないと思う。
ここでバンジーJAPANという会社がバンジージャンプを運営している。
映像や写真ではわからないと思うが、こんな場所で頭から飛び降りるなんて、考えられないと思った。アイドルにバンジージャンプをさせるとか頭おかしい。
下を覗き込んでiPhoneで写真を撮るのも怖い。その恐ろしさは写真ではとても伝わらない。この現場に立ってみて初めて桜井をマジ尊敬。
橋の傍らにあった階段から川へ下る。この道がなかなかキツい。歩きにくい石段と泥道。
ここが桜井を応援するメンバーが立っていた場所。この対岸を上越線がたまに走る。
ここが桜井キャプテンが着地(着舟?)した地点。
本当にこんなことを強要するスタッフは頭おかしい。アイドルってどんだけ荒行なんだよ。

2016年2月24日水曜日

ひと月に1回ぐらいはYUI記事を更新したい

ひと月に1回ぐらいはYUI記事を更新したい。
プラスアクト2006年 vol.07 WINTER号に4ページ「タイヨウのうた」のページを見つけた。先日、いつものように街で見つけて拾ってきた。この雑誌、360円もしたけど、YUIネタ不足で買ってしまった。

とくに何も新しく得られた知識もない。インタビューは塚本のみ。見開き写真とインタビュー合わせて4ページ。買わないでもよかった。

「YUIと昨日初めてゆっくり話した」という塚本高史に「YUIさんの印象は?」との質問
「最初は全然話してくれなかったんですよね。人見知りというか、シャイな子みたいで。最近ですね。仲良くなったのは」 
「普段は何してるの?ってところから始まって、いろいろ話しました。その前日にYUIちゃんが、ちょっと精神的に重いシーンを撮っていたんです。それで〝ナーバスになっちゃった〟って。〝そういう時はどうするんですか?〟と聞かれたので、僕のスタイルを話したりしました」 
「すごく頭のいい子だなって。話していると18歳という年相応の感じも見え隠れする。でもやっぱり大人っぽくて、自分の考えをしっかり持っているんですよね」 
「本番が終わってカットがかかった瞬間笑顔になったり、ちょっとはしゃぐのを見ると、ああ18歳なんだなって」
「人見知りでシャイ」なのにスピード婚ができる不思議。
28歳のYUIは今、はしゃいでる?笑えてる?何も伝わってこない。今年のデビュー記念日もYUIはファンに祝う機会を与えてくれなかった。
PS. 昨年の夏に「タイヨウのうた」ハリウッドリメイクの話が出た。
まだ詳しいことはわからないけど、昨年10月からカナダ・バンクーバーで撮影が始まってるらしい。
主演のベラ・ソーンBella Thorneのインスタとか見てみるとギターのレッスンを受けてる写真なんかが見れる。

この人、おっ●いセレブモデルですやん!向こうの人って自分の水着姿とか恋人とのキス写真とかよく平然と世界に公開できるw 
Patrick Schwarzeneggerにしてもセレブだし、鎌倉の庶民を描いた日本版とはまるで違う映画になるだろう…。

2016年2月23日火曜日

法師温泉・長寿館へ

群馬県みなかみ町(旧新治村)の山奥にある法師温泉・長寿館へ、友人に誘われて一緒に行ってきた。
なんでも、ふるさと納税をみなかみ町にしたからこの温泉旅館へ泊まれるんだそうだ。猿ヶ京温泉よりもさらに奥にある。今年は雪が少なく、道路も雪がほとんどなかった。
この山奥の秘境にある温泉宿は映画「テルマエ・ロマエ2」で上戸彩一家が働いている旅館・宝泉館のロケ地として使われている。
与謝野晶子は籠に載ってここまでやって来た。川端康成も来た。いろんな文人墨客が泊まった由緒ある温泉宿。こんな温泉宿が21世紀の今も営業しているとは信じられん。大人気の温泉宿でなかなか予約が取れないんだそうだ。
日帰り入浴ためにもバスでマイカーでどかどか人がやって来る。
この丸ポストもこのシーンに登場。ユシウスが古代ローマに戻ってしまわないように、涙を流さないようにタマネギを隠した場所。
ここの旅館には明治28年に建てられた混浴の大浴場がある。異常に味わいのある歴史ある浴場。
浴場の写真を撮ることはできないので、映画のワンシーンから。

実際に入ってみるまでわからなかったのだが、浴槽の底は河原の小石が敷き詰められている…というか、源泉の上に浴場が建っている。それほど熱くない。むしろぬるいのでずっと入ってられる。
この浴場は洗い場がない。ただつかるだけの目的でそこにある。

浴場はこの大浴場のほかに2つある。時間帯によって女性限定になったりする。
3時ごろ着いて即入浴。晩御飯の後また入浴。深夜0時にまた入浴。朝食の前に入浴。チェックアウトの前にも入浴。計5回風呂に入った。ふやけたおした。
長寿館の本館は明治8年に建てられたもの。我々が泊まった部屋はなんと、東山魁夷が山の絵を描くために滞在した部屋w 信じられないが本当らしい。天井の梁がすごく味わいがあった。
明治、昭和、平成と建て増ししたダンジョンになってる。この日は全室満員。
ユシウスが病に倒れ、針と灸を施されているシーンは
この旅館の本館の入ってすぐそこ。すごい神棚があった。チェックインしてすぐ頭を梁にぶつけないように注意された。
日本の温泉旅館として、温泉ツウには垂涎の宿なんだそうだ。友人のおかげで良い湯をいただいた。そして普段絶対に口にしない豪華な和食。一流旅館のおもてなしを感じた。

2016年2月22日月曜日

初森ベマーズ(全12話)を見る

乃木坂46のメンバーたちが出演し、昨年夏にテレ東京深夜放送されていたスポ魂ソフトボールドラマ「初森ベマーズ」をどうしても見たいと思っていた。そしたらすぐにDVDになってくれたので、しばらくずっと「マジすか学園」を見ていたのを中断して、「初森ベマーズ」を見始めた。1週間ちょっとかけて見通した。

わたしたちの公園が再開発でなくなる?!という危機に、仲間を集めて立ち上がる。少年ジャンプ的世界観でつくられたドラマ。

だいたい予想はできていたのだが…、テキトーすぎる雑なドラマw 企画原案・秋元康氏だが、「こんな感じで~」って言うのを口述筆記して書いた?ま、旬のアイドルを鑑賞することが目的のドラマだからな。
主演はエース・西野七瀬。いつも不安そうな顔をしていて暗い印象。西野みたいなおとなしそうで壊れてしまいそうな感じの子は意外にモテる。実際大人気。

ドラマとしてはなかなか面白くなってくれなかったのだが、物理法則無視の魔球「四蝋投(スーロートー)」を特訓する第8話以降は面白かった。懐かしい感じがした。ライバルを倒すために魔球を開発する…って展開を日本人は久しく忘れていたのではないか。
魔球って言葉をすっかり聞かなくなったな。藤本英雄のスライダー、杉下茂のフォーク以降だと山田のシンカー、平松のカミソリシュートぐらいしか「魔球!」って感じることはない。野球に関してはつまらない時代だ。
ライバルエースは白石麻衣。なんと役名がキレイw もう1人の主役。
幼少時に母親を病気で亡くしソフトボールに打ち込んだお嬢様。「ガラスの仮面」のお蝶夫人がモデルか?ま、このドラマはいろんなマンガやドラマからネタをパクってきた感じ。「ポラリス学園」がソフトボール虎の穴w めちゃくちゃなバカ練習をやってる。衛藤さんはなんでシェリーって役名なの?
生田絵梨花はピアノが弾けるからショパン。生田家は実際もこのドラマと同じような感じかもしれない。
ところで生田さんは料理オンチで有名だが、料理ができないのはピアニストあるあるらしい。高校の同級生にプロのピアニストがいると言う友人の話によると、ピアニストを目指す子は料理を手伝うことすらさせてもらえなかった…という。生田さんも子どものころから指を大事に大事にしてきたんだろうな。料理ができなくても仕方がない。
生田さんのメークがいつもバッチリ決まりすぎてるのがちょっと気になった。
ショップ店員・橋本(マルキュー)はほとんど笑顔を見せない孤高の天才打者。
だが、おしゃれにしてもショートパンツが短すぎ薄すぎだろ。太ももを見せすぎでエロい…。
高校球児の弟と一人二役なのだが、こんな顔した男ってときどきいるよね!って思った。
桜井キャプテンの役名が「ブナン」なのは笑った。酷いw 若月は「イマドキ」。深川は「カアチャン」。だが…ユウウツ松村のキャラはなんとかならなかったのか?愛想のよさは超一流な松村は天真爛漫バカキャラで行ってほしかった。
秋元は頭がいいから「ハーバード」。天才的な物理と数学の知識を魔球開発に活かすw
生駒は演劇部でシェイクスピアをやってるから「アカデミー」。ちなみに生駒がバッターボックスに入るときに流れる音楽はジュゼッペ・ヴェルディ作曲「運命の力」序曲だ。

コーチ役の手塚とおるはキモい人のスペシャリストだな。AKB関連御用達俳優か?

え?!地域の大会だと思ってたらいつのまにか「全国128高の頂点」ってことになってる? 

非乃木坂オタが見たら「何だこれ?」ってドラマかもしれないけど、この美少女たちに思い入れがある人が見れば十分満足できるかと思う。
PS. 乃木坂46時間TVは旅行中だったので、温泉宿でテレビに出力してほんの一部だけ見た。

「人狼」というゲームを乃木坂メンバー10人でやっていた。このゲームのルールを知らないで見たのだが、2ゲーム見てだいたいルールを学んだ。けど…、このゲームって司会者が必要なの?
日曜の朝、チャンネルをつけたら松村が南野陽子「吐息でネット」を歌っていた。松村、ソロだとヤバいな…。

家に戻ってからラスト4時間ほど見れた。MCの若月と松村が並んでる姿美しかった。

これは空前絶後な企画だと思った。すごく面白かったけど、乃木坂オタにとって千日回峰みたいな過酷な46時間だったな。

2016年2月21日日曜日

松本清張 「砂の審廷 小説東京裁判」

いつものように古本をあさっていてこれを見つけた。「?!」、自分はいつも文庫本の松本清張の場所をチェックするけど、この本は初めて見た。

松本清張 「砂の審廷 小説東京裁判」(ちくま文庫)だ。

2008年7月に出たものらしい。定価は760円だが、値札は460円だ。うーん、文庫本としては高いな。だが、ちくま文庫は見つけたときに買っておかないと、後で読みたくなっても見つけるのに苦労するので買って帰った。

1970年から1971年にかけて別冊文芸春秋に連載されたもの。松本清張全集には収録されているけど初の単行本化?

この本、「小説東京裁判」ってことになってるけど、大川周明(1886-1957)のみに焦点をあてた一冊。じゃないと東京裁判はとても1冊に収まらない。

清張は、たまたま古本と一緒に持ち込まれた、鎌田義孝なる人物による、昭和20年の日記が書き込まれた個人ノートから引用して書き始める。
この人物は興亜院の幹部で、当時のVIPたちと会ったりした内容が書き込まれていた。
ここに書かれている「先生」なる人物こそ大川周明だ!

東大でインド哲学を学んだ後、参謀本部でドイツ語翻訳などをして過ごした後に東亜経済調査局、満鉄調査部を経て拓大教授。植民地政策の研究でアジア開放と日本改造思想を抱く。「日本二千六百年史」を書いて大ベストセラー。軍人たちに大きな影響力を持った。三月事件、十月事件、五・一五事件に関与し服役。この経歴によって、民間人の思想家として唯一人A級戦犯として起訴されることになる。

なんとこの人は英語、仏語、独語、ラテン語、サンスクリット語、アラビア語で読み書きができたという…スーパー知識人。コーランも日本語に翻訳した。

大川は山形庄内の出身だけど、神奈川県愛甲郡中津川に住んでたんだな。寺みたいに立派な家に夫人とお手伝いさんと三人だけで住んでいた。なんと大川邸はもとは藤田組事件で知られる熊坂長庵の家だった。

「小説」ということなので清張は、大川の弁護を担当した弁護士と事務員の女性を登場させて、ふたりに会話をさせて東京裁判と大川をテーマに語っていく。
大川、長身痩躯で身なりに気を使う人だったのに、巣鴨ではいつもパジャマ…。なんか、変だ…。

今でもよく耳にする「戦争犯罪」という言葉、実は歴史は古くない。第1次大戦後のベルサイユでも使われていない。ナチス・ドイツの幹部たちを裁いたニュルンベルク裁判のために1943年のモスクワ宣言、ロンドン協定で英米ソ仏の戦勝国が新たに作った概念。
政府が崩壊したドイツと違い、日本は沖縄だけで地上戦があったものの、米兵の上陸を許してない段階でポツダム宣言を政府が受け入れ表明した。日本とドイツは違う。

戦勝国が敗戦国の「戦争犯罪」を裁くという、いちおう法に基づいているようでそうでない、戦勝国の報復への異議は当初からあった。だが、清張はこの意見に冷淡だ。
でも…、法の不遡及についてはどうなの?

この本では清張が古本屋から手に入れた「安田恵子」なる人物の残した書類、昭和21年3月のヘルム検事による大川訊問からの引用に多くのページを割いている。
なぜインド哲学学生が昭和維新をとなえる国粋主義者へと変わっていくのか?この本はその過程のヒントを与えてくれる。

北一輝は大川をスサノオと呼び、大川は北を魔王と呼んでいたw この二人は考え方の違いから袂を分かつ。
大川は日本とアメリカがいつか戦争をすることをずっと前から予言していた。が、中国から軍を引き対米戦争を避けるように行動もしていた。その件で東条とも1940年の段階で決別。

法廷で東条の頭を叩くシーンは昭和21年5月3日。奇声と乱暴。日米の医師の診断によれば「脳梅毒」の典型的な症状。でもって入院。そして不起訴。
だが、結審のころに全快。コーラン原典の和訳も完成。タイミングがよすぎて演技と疑う人が当時から多い。

解説を書いている色川大吉によれば戦前は北よりも大川のほうが名声が圧倒的に高かったという。だが、東京裁判での狂態に若者たちは幻滅していった。大川は知の巨人ではあったのだが、日本人から忘れられ、その理論は世界になんら影響を与えていない…。

大川周明はまだまだ謎の多い人物。
北一輝は三國連太郎で、徳富蘇峰は西田敏行で映画やドラマになってるので見た。大川のドラマも見てみたい。NHKでやってくれないか。

2016年2月20日土曜日

Perfume Fan Service [TV Bros.] を読み終わった

昨年の10月のPerfumeアニバーサリーのDAY1、P.T.A.サミット会場で購入した「Fan Service TV Bros.」今年になってから読み始め、やっと読み終わった。

なにしろ8年分の連載を1冊にまとめたものなので信じられないぐらいに分厚い。まるで何かのマニュアル本。めくってもめくっても読み終わらない。
これを読みきる労力と根性があれば、きっと何か別に、社会の役に立つ資格のようなものが取れるに違いない。

もしこの本が「Perfume検定」よりも以前に出版されていたら、検定対策はさらに過酷なものになっていた。検定合格は熾烈な競争になっていただろうと思う。

最初のページで撮りおろしの亀戸サンストリートを訪問した3人のグラビアページ、中ほどにカラー写真のページがある。対談ページでは写真が豊富。あとはひたすら活字。

3人がワイワイとキャッキャと楽しそうに話していることをまとめたものなので、正直、Perfume LOCKSとか聴いたほうが面白い。よせばいいのに、自分は「何か自分の知らない情報はないか?」と、新事実を探しながら読む。しかも、ところどころでメモとりながらw

では、自分が「知らなかった!」って箇所を以下にメモ書きしてまとめる

  • コラムのタイトル「語リンピック」は中3のとき3人の間で流行っていた言葉。そうだったんかい!今までなんとなく疑問に思っていたけど一度も調べなかった。
  • かしゆかはサンドイッチですら「レタスが入っているから」食べられなかった。
  • Perfumeの3人はNHK朝ドラのオーディションを受けるために東京に来たりしていた!
  • Perfumeが3人なのは「2人じゃ弱い」「3人目を入れよう」というあ~ちゃんのママからの提案によって。
  • かしゆかはアイスを1日に5個食べていた!
  • のっちはショップの店員がかっこいいかどうかしか見ていない。
  • かしゆかの実家はすでに広島にない。
  • 近田春夫との対談(2007年末)で、あ~ちゃんのママは40歳だったことが判明。どんだけ早くあ~ちゃんを生んでるんだよ!
  • 中田ヤスタカはモデルの田中美保のファンだった。(3人談)
  • LOVE THE WORLDのジャケットが「見ざる言わざる聞かざる」のポーズなのは、カメラマン・アミタマリの指示によるその場の即興。
  • 韓流ドラマにハマっていたのはあ~ちゃんだけで、のっちもかしゆかも興味なし。
  • ちゃあぽんは長澤まさみが大好き。「ラストフレンズ」は序盤で長澤まさみがあまりに酷い目にあうので、あ~ちゃんが見るのを止めさせた。
  • 2009年9月の段階でのっち、かしゆかはピアス穴が複数開いていた。
  • ワンルーム・ディスコは中田ヤスタカが検索をかけてひとつも引っかからなかった言葉。
  • あ~ちゃんには霊感がある。
  • Perfumeの3人はさまぁ~ずの番組はほとんど見ている。
  • のっちは日本でブームが起こるよりはるか以前にマカロンを作っていた。
  • TVブロス誌にPerfumeを紹介したのは掟ポルシェ氏。
  • のっちは2011年正月に台湾へ家族旅行した。
  • あ~ちゃんは結婚式を厳島神社でやると決めている。
  • のっちはJPNツアー沖縄ファイナルへ、ひとりだけ水着を持参した。
  • 渋谷飛鳥と森カンナはあ~ちゃんの同級生。
  • 堀越の1年センパイの長澤まさみとは在学時は交流がまったくなかったのだが、台湾公演を見に会場を訪れた長澤から「いつか一緒に踊りたい」という手紙をもらった。あ~ちゃんは長澤まさみを「きらびやかな人」と表現。
  • ドラえもんの水田わさびはPTA会員。
  • Perfumeは3人ともピアノに挫折している。
  • のっちは車を買おうか悩んでいたが、2015年の運勢が悪いので止めた。

以上がこの本を読んで、自分が「おっ?!」って思ったこと。
長年Perfumeを追いかけていてもTVブロスの連載はほとんど読んでいなかった。まだまだ知らないことはたくさんある。

PS. 毎年恒例のバレンタインPTA生配信を今年は新山のライヴに行っていて見れなかった…。

2016年2月19日金曜日

本田翼 「ファッションがなかったらただのオタク…」

2015年の夏にHipというストリートファッションマガジンが創刊された。表紙がばっさーだったのだが買わないでいたところ、先日108円で拾えた。「本田翼のかわいさがわからない」と言う人をよく見聞きするが、この表紙の本田をみると確かに美少女アイドル女優という感じはしないかも。

「白Tにショーパンが定番」とか「リーボックにハマってる」とか、ファッションについても語っているのだが、人間本田について注目すべきことが書かれていた。

昨年秋の東京国際映画祭で北川景子が実に10年ぶりに本田翼と再会できた喜びについて語っていたのは記憶に新しい。
それ以前に本田は、自分にとってのモデル初仕事が北川景子とふたりでの撮影だったことをこの号で語っている。「モデル、女優を含めて印象に残っているお仕事は?」という質問に対して
「今年で10年目なんですけど、やっぱり初めての撮影ですね。モデルとしてはセブンティーンの北川景子さんとの組みが初めてで、すごく緊張したのを覚えています。モデルさんっていう職業の人をそのとき初めて見たので。なんか別の世界に来ちゃったなーって。それが12歳のときですね」
残念ながら自分はその北川と本田が初共演したSEVENTEEN誌を見たことがない。だが、北川と本田が初めて一緒に仕事をした10年前のことを双方が覚えていたという点には注目した。
小学生の本田にとって当時18歳の北川景子はそれは輝いて見えたことだろうと思う。北川、性格がキツそうなイメージだが実際は後輩たちにも心優しい。
「始めたころは部活感覚で。高3で大学受験に落ちて、あ、どうしようってなったとき、じゃあ1年モデルだけやってみようかなって思ったのがきっかけです。その1年の間に女優さんのお仕事も始まって」 
「いろいろなお仕事が決まって、やめるタイミングを逃したっていうのもあるんですけど(笑)。私、大学に落ちる前までずっとOLになるもんだと思っていたんですよ。当時からモデルのお仕事をやってはいたんですけど、モデルでずっとやっていける人なんてそんなにいないからなーって。自分がそこでやっていける人間だと思ってなかったんです。お仕事が決まっていったときに、必死に必死にやって気づいたらここにいたって感じで」
自分はずっと本田翼を人気モデルだと思っていたのだが、本人にはそういう認識はなかったらしい。高校を卒業したらモデルをやめるつもりでいた。だからこそ、東京国際映画祭での北川との再開はそれ自体が感動のドラマ。

2016年、本田は24歳になる。そろそろnon-no誌での立ち居地を心配する時期。25歳までにはnon-noに居ないだろうと予想する。桐谷はキレイなのでオトナの女性が読むようなファッション誌で活躍を続けるのはイメージできた。だが、本田はその後はモデルとしての仕事はどうなるのだろう?
田中美保、比留川游のようにモデルを他誌で続けていくのか?今宿麻美のように30過ぎまでストリート誌でモデル、やがて結婚…?
女優として自分磨きをしてる形跡は「ホットヨガを始めた」ことぐらい?本田は今でも信じられないぐらいの量のマンガを読んでいる。
「たまたま昨日、スラムダンクを1~24巻まで全部読んで、実はその3日くらい前もドラゴンボールを全巻大人買いして読みきりました。」
それ、「たまたま」じゃないだろ!w
「一時ムーミンにすごくハマってたときは、家の中がムーミングッズであふれ返ってました。アボカドにハマってたときは毎日アボカドでもいいってくらい食べたり。すごく波があるんですよ」
ショートボブでショートパンツが似合う子はどうしてみんなこうなんだろうか?のっちの言ってる事とやってる事とまったく同じだ。
「私はファッションがなかったらただのオタクになっちゃうので、身なりを整えるってことからファッションに入っていったんですけど、やっぱりファッションも楽しくて。ファッションもカルチャーもミックスして楽しんでいきましょう!」
ドラマで主役を張って、なおかつファッション誌の表紙も飾る。やはり目指すべきは北川景子。それしか本田の目指す道はない。ずっと人気女優でいないとあっという間に26,27あたりで結婚引退しそうで怖い。ファンも危機感を持って見守るべき。2016年の本田、女優としてさらなる飛躍を期待。
PS. 最後に本田翼が北川景子と一緒にSEVENTEENに在籍していた当時の、貴重な本田翼の肉声つき動画。「ほんだつばさでぇーす」w 言い方が今も変わってない。
自分はこれよりも古い本田翼の声が聞ける動画を他に知らない。