2011年8月31日水曜日

「YUI」という面白い生き物

Yui_oricon200506m
YUIはデビューした直後から不思議ちゃんだったらしく、ライター達もついツッこみを入れたくなるらしい。オリコンスタイル2005年6月27日号(これも友人に依頼して手に入れてもらった)では他に類を見ない表現でYUIの面白さにツッこんでいる。市川哲史によるインタビューとテキストがちょっとやりすぎ。

「YUI」という面白い生き物 ここまで真摯な18歳だからこそ生まれた 新曲「Tomorrow's way」

という見出し。 そして、・・・

それにしてもYUIは、なぜ徹底してストイックなのか?だからこそあの“研ぎ澄まされたせつなさ”が生まれるのだろうが、本人は訊かれもしないのに方々で「でも私ボーっとしてたりするんです」と謎のアピールを繰り返してる。そんなキュートな真摯さが、“YUIワールド”を確実に拡げつつある、そんなニューシングルなのだ。

だってさ。で、重要だと思われる発言をひとつあげておきたい。

最近はライブハウスに観に行ったりとかも、絶対勉強になりますよ。「1つも見逃さないぞ」という目で観ています。例えばジャジャジャーンというキメが私は上手くできないので、「あ、なるほど」とか、歌い方とかノリ方とかも、細かく勉強になるというか。ノることもせずじっと、ただひたすら観てるみたいな。ニラんでる、みたいな。でも、配られたアンケートは、ニコニコ書いてますね。「よかった」「いいバンドだと思った」「全体的な雰囲気が好き」「リズムが好き」みたいな。でも皆デビュー目指して頑張ってて、自分は一応デビューしてるから、〝がんばろうぜ!〟って言い方のほうがいいのかなとか、わざわざ考える必要もないんですけど、書く時に悩んだり。

自分はこの夏から必要以上にノリすぎるのをやめた。YUIを見習って。もういいとしなんだし、おとなしく知的に鑑賞しよう。それにしてもYUIっておもしろいや。自分は一度もアンケートなんて書いたことないや。

2011年8月30日火曜日

WHAT's IN ? における初登場

Yui_feelmysoulad_1m 先日のサマソニ大阪においてYUIと Avril Lavigne が同じステージに立ったというのにあまりに周囲が静かなのはどういうことだ?と訝ってしまう。中学生YUIに影響を与え、「I know」ではAvril を意識したサウンド作りをした(近藤P)というのに、その後この雑誌で表紙をツーショットで飾ったというのに、誰もAvrilについて語らない。もはやYUIとAvrilの間には大きなズレが生じているのだろうか。

YUIがAvril Lavigne の「Let Go」(2002)について語っているWHAT's IN ? 2005年3月号がYUIのこの雑誌における初登場だと思う。まだ確認できていない。編集部員全員の視聴会で選ばれたニュー・フェイスを紹介するコーナー「NEXT ATTENTION ARTIST Vol.12」に登場。「たぶん、2005年が終わる頃には、全国津々浦々にまでこの人の名前と顔と歌声は、間違いなく行きわたっているに違いない。」という大プッシュぶり。

デビューに当たってのインタビューはこれまでずいぶんと見てきたし、他のものが詳しいので今回はそこには触れず、YUIがAvril Lavigne を語る部分に注目


Letgo このCDを聴くまでは邦楽ばっかりで、洋楽は聴いたことがなかったんですね。嫌いだったわけじゃなく、なんとなく縁がなくて。でもある日、たまたまCD屋さんで洋楽の視聴機を聴いたら、『レット・ゴー』が入っていて。もうすごい刺激を受けて、いい意味でショックだったというか。とにかく今まで聴いたことがない音楽だったんで、「こんなのもあるんだ・・・・、なんだろ、これ・・・」って、びっくりして。聴いたその場でツボにはまっちゃったんですね。で、CDを買って何度も聴いて、そのたびに「こんな曲を歌いたいなぁ」と思ったりもして。それから洋楽もいいなって、いろいろ聴くようにもなって。その衝撃が、いまだに忘れられないアルバムです。

いくら昔のこととはいえ、ここまで熱く語っていたYUIがサマソニ大阪でAvril Lavigneのステージを見なかったとすればそれはとてつもなく不自然だ。STROKESの前に観たのか・・・。

2011年8月29日月曜日

オリスタ その4

Yui_oricon5m そして2007年3月のオリスタ連続インタビューの続きの#5だ。このポートレートのYUIの表情は一体・・・。これからCHE.R.RYを売り出していかないといけない時期なのにこの表情・・・「怒ってる?」 それとも、あえてのこの表情?ちょっと機嫌が悪かった?

対照的にインタビューは和気あいあい。YUIはCHE.R.RYのPV撮影の衣装(ピンクの服、白いワンピース)を初めて見たとき、「私、着れるのかな?」「似合うのか不安だった」と思ったそうだ。それが今ではファッション誌にまでレギュラーが。

そして、質問は部屋の中について

「亀と金魚?(笑)。あとはギターがあってCDラックがあって本棚があって・・・シンプルですね。敢えていうなら自分の物販のタオルがあって、それがけっこうカラフルなんですよ。水色と緑とピンクの3枚貰ったんですよ。あ、助かります!って。」「さっそく洗濯して使ってるんですけど、部屋の中でそれだけがすごく色づいてる感じ。あとはお気に入りのCDジャケットを並べて楽しんだり。」

Yui_oricon5b YUIが物販のタオルを実際に使っている!すごい証言だ。この夏の夏フェスタオルもYUIが実際に使用するためのデザインになっているのかもしれない。

それにしてもこのYUIを見たときは、「何でなん?」って思った。そして、なんてかっこいいんだ!って思った。YUIはちょっと変わった女の子ではあったけど、これが天才の風貌か!って思った。

2011年8月28日日曜日

SWITCH 2006年7月号 19歳のYUI

Yui_switch_m

「彼女は歌う、海でも路上でもスクリーンの中でも」

SWITCHにYUIが登場したのはただこれだけ。2006年の7月号 渋谷に舞台を観に行ったついでに400円で見つけた。この号は中古でよく見かけるので特に今買うべきものでもないが、芝居の待ち時間に読むために購入。主演映画が公開中の注目の19歳のシンガーソングライターとして登場。YUIの発言を引用
「この間、試写会ライブツアーがあってこの曲を歌ったんですが、ライブ中にぐちゃぐちゃになるまで泣いてしまいました。この曲はいま聴いても薫が歌っていると思うんですが、それをYUIが歌ったから薫のことをいっきに思い出してしまって。歌っていると薫の思いは入ってくるんだけど、でも、薫はいないっていう事実がとても寂しかったんです」
YUIは真っ直ぐな思いを持っている。いつもクールなようでいて感情を抑えきれなくなるときがあるようだ。この試写会ツアー以来、ながらくファンはステージで泣くYUIを見ていなかったわけだが、・・・。
「薫は病を抱えているのに、すごく前向きです。不器用なところはすごくかわいい。実は撮影前に、たまたま『魔女の宅急便』を観たんですが、その主人公キキと薫はすごく似てる気がしました。だから、撮影で行き詰まった時はキキを思い出すようにしていました」
YUIが何をもって薫とキキが似ていると考えるのか詳しいことは不明だ。そう感じるというだけのことなんだろう。実際に薫を演じたYUIにしかわからないことだ。そしてインタビュアーはYUIに最後の質問を投げかける

「十代のうちにやっておきたいことは?」
「私は人前で歌が歌えるだけでいいんです」
YUIの真っ直ぐさ、歌手としての芯の強さに心打たれた。泣いた。

2011年8月27日土曜日

イベール


Ibert_dutoit

ジャック・イベールJACQUES IBERT(1890-1962)はとても人気が高い作曲家だ。クラシック音楽が好きな人の中にはフランス派ともいえるフランスの音楽を愛する勢力があるが、戦前戦後とこの人は楽壇に大きい影響力があったらしい。音楽はどの曲も軽妙洒脱と表現される。まあ、つまりどの曲もおしゃれ。なにしろパリの都会を代表するクラシックの作曲家。以前は、「寄港地」という曲が有名・・・と書かれる場合が多かったけど、最近はあまり聴くことがない。むしろフルート協奏曲が「傑作!」と呼ばれていて、フルート奏者なら一度は吹いてみたい名曲だ。

このイベールの管弦楽曲を集めたCDの決定的な1枚がデュトワ&モントリオールSO(Charles Dutoit cond. Orchestre symphonique de Montréal)によるDeccaのもの。4月に八王子で500円で手に入れた。それほどイベールに注目してなかったけど、これはたぶん持っていてもいい1枚に違いないだろうと購入した。録音がよくて、演奏がとびきりいい。デュトワが知的でエレガント。それほど難しい顔をして聴く音楽じゃない。適度に軽い。フルート協奏曲はティモシー・ハッチンズによる。自分はランパルとパユも持っているけど、この演奏も常に手元に置いておきたい1枚だ。「バッカナール」「パリ」「オマージュ」ともっと聴かれるべき愛すべき曲が入っている。

Ibert_martinonそしてイベールといえばこのCDも必ず名前が挙がる有名な1枚。ジャン・マルティノンとフランス国立放送oによる仏EMI盤 ひさびさ取りだして聴いてみた。

日本のために書かれた皇紀2600年「祝典序曲」が聴けるCDといえば昔からこれ一択。そして「寄港地」といえばこれだった。

まあ、この2枚あればイベールはだいたいいいかな・・・という程度のリスナーな自分

2011年8月26日金曜日

oricon style の整理 その3

Yui_oricon4m 6月に始めたオリコンの整理の続き。

2007年3月にオリコンスタイル誌でのYUIの連続インタビューの#4(#3は便宜上いったんスキップ)がこれ。このYUIがかっけー。

今もDVD(タイヨウのうた)を観ることはある?という質問に対して
「こないだ観たんですよ。『デスノート』を観た次の日に、〝どんなだったんだろう?〟って観だしたら止まらなくなって(笑)、結局最後まで観ちゃいました。それでも自分を観てるというわけじゃなくて、〝あ、雨音薫ってこんな子だったな〟みたいな?そういうアルバムをめくる感じなんですよ。最初に観たときはめちゃくちゃ泣いたけど、こないだ観たときは〝よかったな〟って感じでしたね。」
「最初に観たとき」とは関係者向け試写会のときだ。その泣いているYUIは「タイヨウのうた」プレミアムエディションの特典ディスクで少しだけ見ることができる。YUIがカメラの前で涙を流す貴重な映像だ。


Img_0608PS.  先日、出かけたついでに都内某所の「五右衛門」で友人と二人でパスタをつついてきた。メンズを注文してしまい量が多すぎた。店員がめちゃくちゃカワイくて美人だった。どうしてこの店に行ったかというと某音楽プロデューサーのブログでYUIがここで食事をしたことを知ったから。YUIが行った場所へ行って同じことをするのがYUIオタ道。Let's Go to eat!

某ブログでオレンジジュースを飲むYUIの写真を見て、「これはあの店じゃないのか!」と直感した。行って見たら完全に一致。

同じ席に座ってみる。また時空を超えてひとつになれた。

バカだわ。



Img_0607 実は「五右衛門」いったの数年ぶり

冷たいパスタはこの量はいらない感じだった。

向こうの地中海風のほうがおいしい

酒飲みながらつっつきたい感じだ

この街も半年も来ないと、いろいろ店が入れ替わっていた。若者向けの店が多くて、若者には住んで楽しい街だ。


2011年8月25日木曜日

東京湾大観音

P1060221 またT君の青春18切符旅行に乗っかって出かけてきた。10時に東京駅でなんとなく合流し、はるばる内房線の佐貫町駅

昨日まで東京はとても涼しかったが、この日からまた暑い。

この日の物好きわれわれの目的は、この駅から2.2㎞離れた場所にあるモノだ。





P1060222 歩き始めて早々に暑くてバテる。

日差しが強い。坂道車道歩きを30分

バカだわ~。何やってんだろ。

千葉県って言い訳できないぐらいに秘境







P1060224 でた!

毎回毎回、この巨大仏とのファーストコンタクトが重要

ここまでたどり着くのにすでに登山

そして暑い!





P1060226 地上56メートルの巨大な観音

昭和36年に完成

千葉県君津出身の材木商が私財をなげうって建立。当時の金額で1億2000万円かかったそうだ。







P1060227 巨大仏マニアの二人

嬉々として写真をとりまくる











P1060229 各階でこういう風景を見ながら登っていく

コンクリートの胎内は思っていたほどではないが涼しいものだ。

壁が結露して濡れている

途中で休憩しながら登る15階





P1060231 各階にそれぞれありがたい拝むものがあります

ひとつひとつ拝みながら登っていく

七福神から薬師観音、大日如来、お釈迦様、日蓮上人、マリア観音、・・・・。ありがたいものはすべてそろっている。




P1060234 幸せになれますように

これだけ拝んでいるのに幸せになれないはずがないだろう









P1060232 このあたりが珠を持っている指の部分か

ひゅう~

風が強く吹いている

ちょっと怖い







P1060233 15階を越えた先は螺旋階段が細くなっていく

なんだか怪人20面相を追いかけて登ってきた塔のようだ

昭和のにおいがする







P1060236 こういう高さだ

地震がきたらどうする?とか不安になったけど









P1060237 子供なら大喜びになる

まあ、大人もテンション上がる冒険











P1060238 立体迷路のようになってきた

ひゅう~

風の音しかしない天空の白









P1060239 いままで行ったどの巨大仏よりも楽しい内部

我々二人しかいなかったのでちょっと心細かったけど、そのおかげで狭い迷路を占有できて楽しかった







P1060240 おそらく大観音の耳の部分

ひゅう~

いい大人ふたり

いける場所すべて行ってみて喜んでる

これはすばらしい





P1060241 ついに天上界

ここが行き止まり

たぶん頭の上の尖った部分

いや~、楽しかった

なんだかちょっと不気味だったし、いい味出してた

でも、ありがたいありがたい



P1060242 そして、・・・降りるしかないだろう

螺旋階段も最後はこんな幅になる











P1060245 ずっとここにいてもよかったけど、もう次へ出発の時間だ。

下を見下ろすと、団体バスが4台もやってきた。みんな老人だ。

急ににぎやかになってきた。

静かに参拝できてよかった。





P1060246 すごく楽しかった。

いままでの巨大仏でベスト

どうしてもっと有名じゃないのか?

オススメ!







P1060247 また駅へ歩いて戻る。駅から歩いて行くのはちょっと大変だ。徒歩30分以上

内房線で浜金谷へ移動

ひさしぶりの鋸山を望む







P1060249 回転寿司で軽く食事をし、浜金谷から久里浜へ向かうフェリーに乗り込む

割引の裏技で一人600円に









P1060252 海ゆかば~

海の上は涼しいね

カモメさん、こんにちは

東京湾から東京湾大観音はよく見える









P1060253 久里浜港 到着

バスもあるけど、久里浜駅まで歩くことにした。











P1060254 途中にあるすごいもの

ペリー上陸の記念碑

これを書いたのは伊藤博文

右奥にあるのはペリー記念館

閉まってたけど





P1060257 嘉永6年6月9日 ここにペリー上陸

まあ、当時とはすっかり風景が変わってしまったけど

今では母と小さい子供が遊んでいる公園だ







P1060256 ペリー提督

その後、JR久里浜駅まで延々と歩いて、鎌倉で湘南新宿ラインへ乗り換え帰ってきた。
大人の社会科見学終了~










2011年8月24日水曜日

「クレイジーハニー」2回目観てきた

8月24日の公演(19時開演)を観てきた。21日の公演を既に見ているので2回目なわけだが、今回はすさまじい集中力で見た。まったくよそ見をせずに舞台に集中して見た。
自分としてはこんなことは珍しい。前回はF列下手側、今回はL列上手側。当然見えてくるものが違う。今回は舞台を見下ろす感じだ。舞台全体がよく見えた。

前回見えなかったものが見えた。1回目を10%とすると、2回目は50%ぐらいまで理解度が進んだと思う。最初観たときは頭のなかで渋滞が起こっている感じだった。処理が滞っているのに舞台はテンポよくどんどんと進んでいくということで、脳が処理できずに混乱した。それがどうだ?2回目でいろいろな部分がすっきりした。休憩のない140分の舞台が、前回は3時間ぐらいに長く感じたけど、今回はだいぶ時間が短く感じた。

やはり本谷有希子はすごかった。2回見たことで、演出が周到に計算されていると感じたし、演出意図がわかってきて面白く感じた。言いたいことも半分はわかってきた。長澤演じる作家は本谷の分身だ。本谷有希子はまだ32歳と若いが、いろいろ嫌なものをたくさん見てきたんだと思った。「私ファンなんです」と接近してくる自称ファンの恐さも味わったんだろう。ファンなんて結局はたちの悪い野次馬でしかない。

最後に自称ファン達が悪態を吐き捨てて去る場面が、台詞の聞こえ方が前回見たときとほとんど同じで「舞台ってすごい!」と思った。カオスなようで計算されている。相当な練習量なんだろうな。「小さなプライドは捨てろ!」「笑ってろ!」という本谷の哲学は正しいなと思った。これから実践していこうと思った。

前回は舞台に近くて長澤まさみの脚ばかりに注目してしまったが、今回は長澤まさみのすべてをじっくり観察できた。やはり長澤まさみは宝石の輝きだ。他の俳優達を国産軽とすると、ひとりスーパーカーがいる感じだ。立ち姿が美しい!脚を組んで座っている姿が美しい!それに、まさみちゃんの頑張りに感動。すごい、すごいよ・・・。言葉がない。愛してる。

ああ、これでもう完全にこの夏の予定はすべて消化した。これからどうやって生きていけばいいのかわからない。もう1回ぐらいみてもいいかな って気になってきた。

静かな場面でおなかをぐうぐうヘンな音をならす客ってなんなの?

パンフレットとポスターも買ってしまった。ポスターは買う予定がなかったのだが。貼る場所がない。

2011年8月23日火曜日

赤羽のUFOは全国的に有名なのか?

P1060258 昨日、晩ごはんを食べながらテレビを見ていると「赤羽のUFO」のことをやっていた。

自分も赤羽に住んでブログをやっている一市民としてこのことに触れないわけにはいかないだろう。

自分も昨年来何度も問題のUFOを見ている。

P1060260 激しく色を変化させながら、荒川上空に浮遊停止しているのだ。

初めて見る人は驚くに違いない

「あ、これはまさしくテレビでみたことのあるUFOだ!」

ごめん、自分は初めて見た瞬間から、「凧だ。」ってわかった。それほど高いところを飛んでいない。


だから今まで特に話題にしていなかった。

P1060259 この番組ではUFOが本物であるかのように放送していたw

この「UFO」は今夜も荒川土手で見ることができる。

今夜、初めて写真をとってみた。

まあ、赤羽っておもしろい人が多いね


2011年8月22日月曜日

NEWS MAKER 2007年7月号「とにかく、いましかない!」

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この雑誌もなかなか出会えないので友人に頼んで手に入れておいてもらった。1,000円ぐらいしたはず。2007年7月「“音楽の道に進む”という、覚悟を決めた16歳のわたし。YUIの原点が息づく新作『My Generation / Understand』を紐解く。」というインタビュー記事(インタビュアーは森朋之)。
もう何度も何度もYUIが16歳でした大きな決断に驚嘆しまくっている俺。YUIという存在が大きなコンプレックスになっている…。

学校を辞めるっていうのは大変な決断ですよね?
「そうですね。先生からも〝あなたのように夢を持って学校を辞めた人もいるけど、デビューできた人はいないよ〟っていうことを言ってもらったり、それは私のためを思った、愛情から出てくる言葉だったんですけど、その気持ちを受け取りつつ、自分の思う道に進みました」
まったく迷いはなく?
「うん、なかったですね。学校を辞めてからも、〝やっぱり私には音楽しかないんだ〟って思ったし、すごく充実した時間だったと思います。」

自分なんか大学出たって、何も充実した瞬間を味わったことがない。この先もこんな感じなら自分もなにか冒険をしないといけないのかもしれない。そしてインタビューは「My Generation」の歌詞について、

「My Generation」のなかに《はじめから自由よ》という歌詞がありますが、まさにそういう感じだったんですね。
「その歌詞は当時から思ってたことなんですよ。覚悟さえあれば初めから自由だよっていう…ただ、自分で決めたからには、もう誰のせいにもできないっていうことはありますけど」
「その頃、自分のなかで響いた言葉っていうのがもうひとつあって、それは、〝人には選択する自由がある。だけど、そこには責任が伴う〟っていうことなんですけど、すごく共感したんですよね。その言葉によって、前に進む力をもらったなっていう」
16歳のときに、〝自分で決めたことに対しては、自分で責任を取る〟っていうことがわかってるって、すごいですよね。あの、YUIさんって、反抗期ってありました?
「え、反抗期ですか?うーん…。まあ、どれが反抗期かっていうのがよくわかんないんですけど」
曲のなかに《窓ガラス 割るような 気持ちとはちょっと 違ってたんだ》っていう歌詞があるじゃないですか。これは〝単なる反抗やワガママとは違う〟ということですよね?
「あ、そうですね。まあ、疑問に感じることは多かったかもしれないですね。納得できないことに対しては、ちゃんと説明してほしいって思うこともけっこうあったし」
デビューしてからは?「これはよくわからない。説明してほしい」って思うこともあった?
「そうですね…。でも、あきらめないで、ちょっとずつ進んでいくなかで、なんとなく見えてくることもあったと思うので。自分のなかでいろんなことを大事にしてきたことは、間違いじゃなかったなって」

夏フェス3連戦に参加して周囲の反応から、「まだまだ世間はYUIをなにもわかってないな」と、もどかしさを感じることが多かった。YUIの経歴と根っこの部分がもう完全にROCKとしかいいようがないだろう。「恋しちゃったんだ~♪」で半笑いになるなよ、って思う。

2011年8月21日日曜日

「クレイジーハニー」を観てきた

渋谷まで芝居を観に行ってきた。作・演出本谷有希子、主演長澤まさみの「クレイジーハニー」8月21日公演のマチネー。実は芝居を観に行くのは10年ぶりぐらいだ。自分にはどうも観劇というやつが合っていないようで、どんな劇を見ても必ず退屈する。

ところが、長澤まさみがデビュー12年目にして始めて舞台に挑戦する!となると俄然注目!舞台上のナマまさみを見れる機会は今後それほどないだろうし、なにしろ本谷有希子が手がける作品だし、PARCO劇場だし、これはチケットを手に入れるのがそうとう激戦だろうと考え、友人と相談し二人で先行抽選に申し込んだ。今年に入ってから長澤まさみ人気がまた急上昇しているように感じていた。危機感を持って臨んだ。

なんと2公演も当たってしまった。え?そんなもんなの?まあチケット代だけで7,350円もするし、追加公演もあるし、地方公演も決定したし。思っていた以上には争奪戦にはならなかったのかもしれない。F列というまずまずの座席をゲット。

最愛の長澤まさみを実際に見れるというのに、事前にそれほどテンションが上らなかった。「おそらく退屈するだろう」と心に予防線を張って向かった。

驚いた。予想していた以上に、退屈した。
長澤まさみは宝石の輝きだった。舞台上に一人だけスーパーモデルがいるような感じだった。長澤まさみというと、どこかぼーっとした少女っぽいイメージだったけど、もう完全に20代中ごろの性格のキツそうな女になりきっていた。
他の俳優達と顔を近づけて怒鳴り合うシーンとかで、顔の小ささがよりはっきりする!顔の作りが別次元の精巧さだ。美しすぎる。声がカワイイ!そしてナマ脚!

おそらく、前のほうの席は長澤まさみの「脚」目当てのおっさんだらけなんだろうな、と想像していたけどそうでもなかった。本谷劇団の固定客だろうか?

本谷有希子の経歴はすごい。鶴屋南北戯曲賞、岸田國士戯曲賞、女優であり、芥川賞の候補にもなった若い世代の才能。きっと自分に何か新しい刺激をもたらしてくれるだろうと。きっと、自分の演劇苦手意識を変えてくれるだろうと期待していたのだが、とても退屈した。あの狭い座席に収まってじっとしているのが苦痛だった。居心地が悪かった。

脚本が退屈なら、長澤まさみだけ見ていればいいって?そうしようと試みたけど、観たくない物まで見えるので目をつぶっていた。もったいない!初舞台がこの作品って、まさみにとってよかったのかな? でも、長澤まさみとリリー・フランキーの演技は素晴らしいと感じた。

行く前は、ひょっとしたらライブにも飽きてきた自分の目の前に新しい世界が開けてくるかも?とか想像して見たけど、やっぱりそうはならなかった。リリーが台詞でいっていたように、自分ももう自殺するしかないのかもしれない。もう、これから先は何も楽しいことは残されていないように感じてきた。何を見ても聴いてもつまらない。オイディプスのように最後は目をつぶして老兵のように消え行くしかないのか。

実は今週もう一度、同じ舞台に出かける。今度はパンフレットを買おうと思う。写真集も買いたい。
評価が一変した2回目はこちら

2011年8月20日土曜日

YUI オリスタ初登場は2005年2/7

音楽に癒される17歳のリアル
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ある日突然、CD屋さんの視聴機でロック聴いたら凄い衝撃が走って、「あ、私は何かをしたいんだ!」「もどかしい!」って

おそらくこれがオリコンスタイルのYUI初登場。「不機嫌なジーン」主題歌に大抜擢!の2005年の新春のころだ。この号を友人にお願いして譲ってもらった。この時点で圧倒的に特別な存在感だ。テキストを担当した市川哲史氏によれば「世界一美しいかさぶたシンガー」だそうだ。さっそく、インタビューから抜粋

あなたの作品を聴いて思ったんですけど、なんか「ギターがなかったら死んじゃう!」ぐらいに切実な絆をギターと結んでるような。

「・・・・私が生きてく上で、表現することが何よりも重要なことなので、もしギターがなかったら自分を表現できなかったですから。」

じゃあ音楽を始める前は、自分を表現するのが苦手だったのかしら。

「言われてみれば・・・・そうですね。思ってることをあまり言えなくて。高校生になって曲作りを始めてから、やっと少しずつ。」

それまではどんな子でしたか。

「恥ずかしがり屋だったんですよね、努力はしてたんですけど(照笑)。」

「自分を開いていかなきゃいけない」的な意志は、持っていたんですかね。

「はい、自分を表現したいって。」

客観的に自分を見られてた女子中学生ってのも、変わってるわ。

「変わってますか?」

開けない自分に対する鬱屈とか、抱えていたんですかねえ。

「鬱屈ではないんですけど、人と話すことが凄く苦手だったので、外で遊び回ったり自然と触れ合うことの方が好きで。一人で過ごす時間がちょっと多かったかなとは思います。」

あ、外で遊ぶって友達と出かけるんじゃなくて、自然が相手なのね?

「そうなりますね。」

あははは、そりゃ変わってるわ。

「変わってます?山とか川とか海とか田んぼとか、探検に。」

探検、楽しかったですか?

「買い物したりするよりも楽しいし。」

周りにいないでしょ、そんな子。

「だから、変わった子と見られてたみたいです。」

YUIは相変わらずだ。ちょっと涙が出てきた。これはこれで幸せな想い出なのかもしれない。あと、YUIにしてはめずらしいが、「なりたくない大人」として「自分で選んだくせにグタグタ言う人」をあげている。「例えば自分で主婦になったのに、主婦である自分に不満ばっか言ってたり。」と言葉選びに慎重な今のYUIからは考えられない例えをしている。これは具体的な人物をさしているのだろうか。言葉が強すぎると思ったのかすぐに、「凄く丸く言うと、『幸せになろうよ。ささやかな幸せを感じられる人になろうよ』と(笑)。」 と付け足している。

2011年8月19日金曜日

PATiPATi 2007年1月号 STYLE 2006-2007

Yui_pati0701d 川崎で手に入れたPATiPATi 2007年1月号があるので整理しておく。状態がかなり悪くて汚いカンジだったけど150円だし、次にいつ出会えるかわからないので購入した。YUI大躍進となった2006年(FROM ME TO YOUリリース、ツアー、映画、試写会ツアー)をYUIが振り返る内容。注目すべき部分を抜粋

「タイヨウのうた」について

「試写会で、『Good-bye days』を歌う、試写会ツアーをはじめ、怒涛のプロモーションは、ホンットに怒涛でしたね(笑)。自分でも、よく頑張ったなと思って。なんか、一生分の『はじめまして』を言ったきがしますもん。」

 あのプロモーションをもう1回やりましょう、と言われたら、どうします?

「もう、泣き顔になりますね(笑)。いろんなとこに行ったり、いろんな人に会ったり、新たなことに挑戦したり、楽しかったんですけどねぇ。でもまぁ、忙しすぎたかなと(笑)。」

最近、DVDとしても発売されましたけど、見ましたか?

「ちょっと前にみました。母親が遊びに来たんで、一緒に見たんですけど。時間がなくて、半分までしか見られなかったんじゃないかな・・・・。そういえば、昨日、塚本さんにお会いしましたよ、『M-ON!』の収録で。すごい久しぶりだったのもあって、また違った感じでお話できたような。」

恋人を演じた人と久しぶりに会うのってどういう感じがするものですか?

「それがですね、前は塚本さんといると雨音薫っぽくなってたらしんですよ。表情とか、しぐさとか。自分じゃ意識したことないんだけど、どうも役に近いキャラになるみたいで。乙女になっちゃってたんですね。」

じゃ、昨日も乙女風YUIに?

「いや、そうでもなかったと思う(笑)。時間も経ったんで、それも抜けてきたというか。でも映画もアルバムと同じで、やっと客観的に見られるようになったかもしれない。それがね、やっぱこう、とってもうれしいんですよね。」

自身が主演した恋愛を扱った映画を母親と一緒に見るというのが、男からするとまったくイメージできない。女子はそういうことができるものなんだ・・・。塚本のYUIイメージは初対面からずっと不思議ちゃんのままなのかもしれない。じゃなきゃ男なら恋してまうやろ だ。そして話は2006年のプライベートに及ぶ

Yui_pati0701e ところで今年、プライベートはどんな感じでしたか?

「どうだったかな・・・・。特に何があったというわけでもなく・・・・。というより、オンとオフがピシッと分かれてるタイプじゃないので。家にいてもギター弾いたり、面白い音楽聴いたりしてるうちに1日終わるみたいな。昨日もCD聴きつつギター弾いて歌ってたら、朝の6時になっちゃって(笑)。だから、プライベートらしいプライベートもないんですが・・・。強いて言うなら、時間があるときは東京巡りをよくしてましたね。」

東京巡り?

「いろんな街の散策。下北沢に行って洋服見たり、小道に入ってウロウロしたり。吉祥寺にも行ったし、渋谷や恵比寿も行きましたねぇ。思いついたら、フラッと出かけるっていうノリで。あとは友達とおうちパーティをしたり。」

そういうときは料理を作ったり。

「ううん。友達んちに遊びに行く。『作って!』って言って(笑)。そういうときは甘え上手なので(笑)。それと今年はライブをよく観に行きましたね。ここ最近もダイヤモンド☆ユカイさん、藤井フミヤさんなどの先輩ミュージシャンたちのライブに勉強しにいって。」

Yui_pati0701f YUIがプライベートについて話すことは今も少ないがこの時期ももっと少なかったのでこの証言は貴重。2006年当時は夜型人間でオフも部屋で過ごしていたのに、それが今では山へ行ったり自転車に乗ったりとかなりアクティブ。キックボクシングを習ったりしたとMステで話したときは衝撃だった。見かねたスタッフが誘い出したのかもしれない。

カプチーノを見つめるYUI。

一緒に飲みたい。






2011年8月18日木曜日

ミュージカル「キャンディード」のCD

Candide ヴォルテール作の「キャンディード」を知っているとしたら、それはバーンスタイン作曲のミュージカルを通して知っている人がほとんどかもしれない。自分は原作もミュージカルも見たことがないけど、ブックオフでこのCDを500円で見つけたので聴いてみた。序曲だけはクラシック畑の人にも、吹奏楽をやる中高生にもよく知られた作品だが、それ以外となると何も知らなかった。1989年のバーンスタイン指揮ロンドンSOによる全曲録音のハイライト盤。まったくの未開封新品だった。

18世紀中ごろのヨーロッパが舞台の荒唐無稽で壮大な物語。舞台作品にするには難しかったらしく、初演は興行的に失敗だったものの、脚本を何度も手直しし、ミュージカルに関心のある人なら名前は知っている傑作になった。自分はまだよくストーリーがわかっていない。輸入盤だから。

それでも音楽自体は楽しく素晴らしい。序曲のメロディーたちが次々に現れる。オペラともいえるしミュージカルともいえる作品になっている。

コンサート形式でなくミュージカルとして日本で上演されたのはなんと21世紀になってから。あの宮本亜門演出版が最初だ。ごめん、実はミュージカルが苦手だ。いままでの人生で1回しか見たことがない。今後この作品の上映を見る機会は自分にはないかもしれない。

2011年8月17日水曜日

まさか谷川岳に登るとは・・・

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なんと谷川岳に登ってしまった。T君の青春18切符旅行に誘われて乗っかってきた。朝4時に起きて5時10分に赤羽集合。→高崎→水上→土合という3時間以上かけた長旅。まあ高崎からは寝てましたけど。
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日本一のモグラ駅としてその筋の人たちに有名な土合駅。ホームに降りたとたんびっくり!
「寒い!」
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土合駅の下り線のみがこんなにも地下。20人ぐらい降りたかな。
まあ、一緒に歩きたくないので先に行かせて、寒いぐらいに涼しい土合駅ホームを二人で楽しむ。
ああ、暑い東京を脱出してよかった
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さてと、誰も居なくなったところでしばらくホームでたたずむ。ずっとここに居たいぐらいだ。
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地上まで470段以上ある階段です。これを上りきった段階で既に登山だ。
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土合駅自体は寂れた無人駅。これ、夜ならそうとう怖い。
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そもそもここへやってきたのは、天神平行けば涼しいんじゃね?という動機。
それほど涼しくもなかった。ロープウェイ往復2000円の切符を買い、さらに400円出してリフトに乗る。ああ、天気が良すぎるよ。暑いよ。

「どうする?谷川岳登っちゃう?」で山道を歩き始めてしまった
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まあ、いちおうハイキングの準備をしてきましたけど。状況によっては天神平周辺を適当に歩いて涼んで終わりにする選択肢も頭にあったけど、谷川岳を目指してしまう無謀な二人。

「バカですか?」

死ぬほど暑かった。夏に山なんて行くもんじゃない。汗が滝のように流れ落ちる。日差しから逃げ場がない。
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今日はとても登山者が多かった。歩きにくかった。さすが日本百名山の人気の山

もう何度も限界がやって来た。自分が今まで登ったどの山よりもキツい。ロープウェイとリフトで大幅に体力を温存したにもかかわらず、どっぷり汗をかき疲れた。

登っても登ってもゴールが見えない山だ。
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谷川岳山頂(オキの耳)1,977m 物好きな人だらけ。

ここまでくれば風が涼しい。ここでランチタイム。13時過ぎ。
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その前にトマの耳1,963m

ここが山頂だと思っていたら、もっと先に本当の山頂が。どっちも人が多い

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登りながら、これをまた下らないといけないと思うとブルー。下りも暑くてどっぷり疲れた。すごすぎるぞ谷川岳。

数日前まで登るなんて考えてもいなかった魔の山。水をがぶがぶ飲む。ペットボトルを3本持っていった。もう本当に山には懲りた。別に山に登ることって全然楽しくない。それほどいいこともない。

途中からはせっかくここまで来たんだしという執念と、「谷川岳に登ったことがある」って言いたいだけ。本当にしばらく山は封印。これで夏休みも終わり・・・。