2011年8月7日日曜日

ROCK IN JAPAN FES. 2011 3日間を振り返る。

Img_0405 今年は初めてROCK IN JAPAN FES.へ電車で行くことになった。相方が仕事が午後まで終わらないというのだ。どうしても初日はサカナとPerfumeが見たいので単身、常磐線で向かった。家を朝6時に出発。特急指定席を赤羽駅で買おうとしたけど、特急の出る時間に上野に着くかが微妙だったので普通の通勤快速で向かうことに・・・。(次に出る特急はどれも指定席は満席だった。)上野発だから停車中の電車に飛び乗ればがらがらだったけど、出発の段階で満席。ああ、2時間立っている人もいる。気の毒に。で、勝田駅に着くとこれがもうホームから改札に行くのに大渋滞。精算窓口も大行列。シャトルバスに乗るのにも大行列。そしてカンカン照りのヤバい暑さ。

今年は1週間ぐらい前から東京はかなり涼しくて、ひたちなかも涼しいんじゃないかなという期待は早くも崩れた。入念に日焼け止めを塗りながら、今度はクローク申し込み列に並ぶ。そしてGRASS STAGEまではるばる歩く。家を出てから一切寄り道もしてないが、ようやく歩きつくと渋谷陽一の前説が始まっていた。今年はやはり震災について触れないわけにはいかない。石原都知事を批判していた。こういうときこそ祭りが必要だ。渋谷陽一がこのバンドの前説をするのは3回目だそうだ。

サンボマスター登場!山口「よく来たな!よく来たなみんな!オレは世界を変えたいんだよ!」というわけで、ROCK IN JAPAN FES.2011 最初の曲は「青春狂騒曲」だ。「あなたといきたい」「世界をかえさせておくれよ」でGRASSを暖め「ロックの申し子、サンボマスター よろしくお願いしまーす!」
そしてやはり福島について話さなければならない。「こっから北に100キロ離れたとこがオレの故郷なんだ」「ラブ ふくしまー! ラブ ひたちなかー!」と叫んで猪苗代湖ズだ。「歌声よおこれ」「あの鐘を鳴らすのはあなた 」で大合唱。「そのぬくもりに用がある」「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」「できっこないをやらなくちゃ」で今年のトップバッターを果たした。

Img_0406 そしてそのまま最前エリアに侵入してサカナクション待機。実はこのときが一番暑かった。容赦なく降り注ぐ殺人紫外線。辛かった。「ナイトフィッシングイズグッド」が流れるとメンバーと山口一郎登場。客をぶいぶい煽る。
ライトダンス、セントレイ、表参道26時、Klee、バッハの旋律を夜に聴いたせいです。ホーリーダンス、ルーキー、アルクアラウンド、アイデンティティと新しい目の楽曲でオーディエンスを休ませることなく躍らせた。特効ガスで見えない山口。初のGRASS STAGEに大満足。そして疲労困憊。一度LAKEのクロークへ戻りTシャツを着替え再びGRASSへ戻る。森山直太朗を途中から初めて聴いてみた。実はけっこう衝撃を受けた。「生きとし生ける物へ」には感銘を受けた。

そして、Perfumeというさらなる山がやってくる。まず狂ったFAKE ITのギュンギュンイントロが流れて3人が登場すると殺人圧縮。そして、3人の衣装にも驚愕したが、FAKE ITが初のFULLであるということの重大さがわかり始めると、最前のパフュオタの雰囲気が一気に変わった。この日のセットは「デス・リスト」(byのっち)だ。
Perfumeはやはり楽しかったが心身ともにボロボロとなった・・・。またクロークへ戻って着替える。

Img_0407 ここでザ50回転ズを見ようと思ったのだが、ことしのロッキンは明らかに人が大過ぎでWING TENTから人があふれ出している。屋根のない後方のコンクリート上にも人があふれ、その下の芝の上にも人があふれる。なんだこれ?結局、2曲だけハコの外で音だけ聴いて、LAKEへ移動。

この日のもうひとつのメインがPOLYSICSだ。またどんどん若いファンが増えてあたらしい3人のスタイルを確立している。Heavy POLYSICKが流れて3人登場。1曲目のYoung OH! OH!から最前でがしがしぶつかり合って暴れた。How are you? はポリ初見の人たちにもウケていた。Cough Cough はこのバンドのすごさをよく示してくれるカッコいい曲。Mach肝心 は初見のキッズ達をぽかんとさせるサイコーにヘンな曲。ワチュワナドゥーでの「カンパーイ!」がうれしかった。そしてNewアレンジのワトソンだが、これも最高にノるのが難しい曲だ。カジャカジャグー シーラカンス イズ アンドロイド Shout Aloud!でオーディエンスを踊り狂わして、新ダンスナンバーSmile to me だ。そして最後はLet's ダバダバ 。全員で合唱。ベボベ待ちの女の子たちは目を丸くしていた。

GRASSへまた移動。ここから遅れてやってきた相方と合流。昨年に続いてYUKIを見にいくことにした。この人は本当に唯一無二ですごいひと。衣装のあまりのアイドルっぷりに衝撃!JOY メランコリニスタと必殺キュートポップ炸裂!あの不思議なダンスも魅力的。

Img_0424 最後は茶屋ビレッジ方面の芝の高台にねころがってASIAN KUNG-FU GENERATIONを聴く。過去のロッキンでも演奏された必殺の定番曲たち。個人的にソラニンがうれしかった。

そして、友人の車で旅館へ移動。茨城は地震のせいで道路が段差ができていたり大変なことになっていた。長い1日目を終えた。

2日目は朝9時ごろ会場についてテントを設営しようとしたら、場所がもうほとんど残されていない・・・。人が、テントが多すぎる。ようやくトイレに近い場所に空間を確保しテントを広げてごろごろしてライブの時間を待つ。HALCALIをみようとしたら、昨日の回転ズのように人があふれ出していてまったく何も見れない状況。これは今年のFESは例年とは違う!ということで早めにSOUND OF FORESTへ移動。TOTALFATがすごい盛り上がり。すごすぎた。そしてMONOBRIGHTだが、こちらはちょっとおとなしい。そしてYUIを前のほうで見る。暑さに参る。

テントで横になって、筋肉少女帯でライブに復帰。自分にはまったくとらえどころのないバンドだ。「ヤッホー!」のコール&レスポンスとか場内微妙な反応になってしまった。

そして真心ブラザーズへ。岩見沢で見たからどうかな、とも思ったが行ってよかった。今日はバンド編成だ。拝啓ジョンレノンが聴けてよかった。タモさん昼電話に出ていたとは知らなかった。MCが本当におもしろい。

Img_0416 そして、2日目の最後はCapsuleだった。真ん中のいい位置を確保。高い位置にいるヤスタカはどこから見てもよく見えただろうけど、こんなにもこしこの全身をしっかり見れたのは初めてだ。Jamper FLASH BACK STRIKER PRIME TIME MORE! MORE! MORE! とか、実は3日間でこのときが一番楽しかった。
汗をどっぷりかいたままのTシャツで旅館へ移動。温泉へ入る。今年はしっかり日焼け止めを塗ったので、皮膚の状態は良好。しっかり温泉につかることができた。

Img_0434 3日目はテント場所を確保するために急いだけど、なにせ徒歩15分の南駐車場。ウィングゲートまででへとへと。いつものように8時30分ごろテントの森に設営。ああ、またしてもGRASSのテントゾーンに設営するという夢はかなわず・・・・。

渋谷朝礼に間に合うようにGRASSへ。暑い。遠い。人が多い。ウンザリ。

3日目トップバッターは「アイドルの歴史を変えた」by渋谷 というデビュー15年目のPUFFY

このフェスの常連だけど、PUFFYを目当てにきている人っているのかな、・・と思っていたけど、PUFFYバスタオルの人もちらほら。Hi Hi サ-キットの娘 これが私の生きる道 とかやってたけど暑さで早くも意識がとびそうだ。

Img_0435 はやくも長い休憩へ。この3日間カキ氷ばかり食べている。

ストレイテナーを音だけ聴きながらベンチでうとうとする。


このとき自分は地震を感じた。しかし友人は「そう?」というリアクション。道行く多くの人も誰も気がついていない様子。東京の友人達からのツイートでも強い地震があったことが確認できた。それに雷注意報も・・・。

Img_0438 そしてACIDMANでライブに復帰。みんな日陰の座れる場所にすごく密集している。みんなも暑さに参っている様子。昨年の暑さに比べたら少しはマシだが、それでもやはりひどく暑い。


FREE STARとか ALMA とか耐え忍んで聴く。


またテントへ戻ってぶっ倒れる。クーラーボックスからコーヒーゼリーとか取り出して食べる。

Img_0422 ONE OK ROCKを見るためにLAKEへ移動。すごい人気だ。ここ1年での盛りあがりがすごいと感じていた。昨年のWING TENTから一気にLAKE STAGEへ。ボーカルの動きとキレがすごい。




でも自分は初めてだったので曲をしらないのでじっとステージを見つめるだけだった。

Img_0440 奥田民生の数人カンタビレを見に行く。「ギターとか弾かないですからね」というロッキン始まって以来の謎の企画 「今日ロッキンで会議になる」かもしれない企画。ライブ本番なのに「その場で5分休憩」とかw


夏フェスの歌に来場者が合唱で参加


これは近く配信されるという

Img_0441 最後はSEKAI NO OWARIにしてみた。このバンドの近年の盛り上がり方は承知していたが、この日初めて見ることができた。明るくポップでかわいらしい楽曲たち。場内ノリノリ。


でもまあ、予想の範囲内ではあったかな。今年のROCK IN JAPANはあまり驚きや、新発見や刺激がそれほどなかった。あとフォレストの毛皮のマリーズがかなり押していてけっこうみることができた。


2008年から3日間フル参戦が続いていたけど、今年が最後になるかもしれない。

Img_0431 もういろいろなことにウンザリするようになってきた。参加者って半分は自分勝手なやつらばかりじゃん。口の利き方とか、他人への思いやりとか、マナーとか・・・。異常に人が多くて心に余裕がなくなる。殺伐としてくる。どかどかぶち当たって移動していく野郎たちが不快。もっと他人をおもいやってゆっくり移動しろよ。場所取り禁止も守る気がないらしい。


ただ、このフェスはスタッフの質の高さは日本一。みんな使命感に燃えている感じだ。そこはすばらしいのだが。

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