2011年8月27日土曜日

イベール


Ibert_dutoit

ジャック・イベールJACQUES IBERT(1890-1962)はとても人気が高い作曲家だ。クラシック音楽が好きな人の中にはフランス派ともいえるフランスの音楽を愛する勢力があるが、戦前戦後とこの人は楽壇に大きい影響力があったらしい。音楽はどの曲も軽妙洒脱と表現される。まあ、つまりどの曲もおしゃれ。なにしろパリの都会を代表するクラシックの作曲家。以前は、「寄港地」という曲が有名・・・と書かれる場合が多かったけど、最近はあまり聴くことがない。むしろフルート協奏曲が「傑作!」と呼ばれていて、フルート奏者なら一度は吹いてみたい名曲だ。

このイベールの管弦楽曲を集めたCDの決定的な1枚がデュトワ&モントリオールSO(Charles Dutoit cond. Orchestre symphonique de Montréal)によるDeccaのもの。4月に八王子で500円で手に入れた。それほどイベールに注目してなかったけど、これはたぶん持っていてもいい1枚に違いないだろうと購入した。録音がよくて、演奏がとびきりいい。デュトワが知的でエレガント。それほど難しい顔をして聴く音楽じゃない。適度に軽い。フルート協奏曲はティモシー・ハッチンズによる。自分はランパルとパユも持っているけど、この演奏も常に手元に置いておきたい1枚だ。「バッカナール」「パリ」「オマージュ」ともっと聴かれるべき愛すべき曲が入っている。

Ibert_martinonそしてイベールといえばこのCDも必ず名前が挙がる有名な1枚。ジャン・マルティノンとフランス国立放送oによる仏EMI盤 ひさびさ取りだして聴いてみた。

日本のために書かれた皇紀2600年「祝典序曲」が聴けるCDといえば昔からこれ一択。そして「寄港地」といえばこれだった。

まあ、この2枚あればイベールはだいたいいいかな・・・という程度のリスナーな自分

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