2017年2月28日火曜日

黒瀬真奈美with12人のヴァイオリニスト「恋想曲」(2008)

元東宝シンデレラの黒瀬真奈美(2010年に引退)が2008年9月に黒瀬真奈美with12人のヴァイオリニスト名義でリリースした「恋想曲」(2008 UNIVERSL JAPAN)がそこにあったので拾ってきた。

TSUTAYAレンタル落ちで50円なのだが、歌詞ブックレットなどわりと豪華。自分が買わなきゃ廃棄処分されそうなので救出。

長澤まさみ以降の東宝シンデレラで一番可愛かった子。まさみ主演の「タッチ」でデビュー後、なぜか歌手活動に力を入れていた。これが「オモイデ星/笑って」に次ぐ2枚目のシングル。この年は映画「隠し砦の三悪人」にも出演していた。

「黒瀬真奈美with12人のヴァイオリニスト」名義になっている。12人のヴァイオリニスト?高嶋ちさ子が2006年に結成した団体。たしか、音大卒業生たちに音楽家として活動できる場をつくるための集団だったはず。

「恋想曲」は黒瀬が作詞も担当。曲は籐子・日比野元気氏。「初恋」という曲は作詞YUUMI、作曲藤谷一郎。
まだUNIVERSAL MUSIC JAPANさんのチャンネルに動画があった。
聴いてみた。うーん、なんとも言えん。これをそう何回も聴こうとは思えない。

東宝シンデレラ出身者で歌手活動に力を入れてる人といえば上白石萌音。「君の名は。」ヒットのおかげで大人気。東宝芸能はシンデレラの子に唄わせるのが伝統?
そして、浜辺美波も順調に育ってる。

黒瀬、生まれるのが数年早すぎた…って思った。

2017年2月27日月曜日

檜原村の天狗滝に5年ぶりに行ってみた

東京都檜原村にある天狗滝に、久しぶりにちょっと山を歩きたい気分だったので、まだ行ったことがないという友人を案内して行ってみた。自分は5年ぶり。

千足という集落のある谷筋の林道柳沢線を歩いていく。やがて、ここから先は登山道という場所に行きつく。昨年11月にツキノワグマの目撃情報があったらしい。ま、二人でくだらないことを話しながら歩くのでクマよけ鈴などはなくてもいいかと。
ゆっくり登り始めて10分ほどでまず小天狗滝がある。
ちなみに自分は5年前にこの滝で白装束姿のオリラジ中田と出会ったことがある。信じられないかもしれないが本当だw たぶん何かのバラエティ番組で滝修行に来てたんだと思う。中田はすごくテンションが低かったw

この滝を見ただけで満足して帰る人がいるらしいけど、ここからさらに10分登っただけでさらにもう一つ滝がある。
こんな道を行くので、油断は禁物。
そこにはこんなすばらしい滝がある。これが天狗滝。時期的に水量が少ないな。

この場所は周囲が開けていて、払沢の滝へ向かう道の途中からでも1本の白い筋がハッキリ見える。
南側斜面にあるので、日が差して明るくて暖かい場所。自分はこの場所が大好き。

お湯を沸かしておむすびやらカップ麺やら食べてコーヒータイム。1時間以上、滝をぼーっと眺めながら、今後の乃木坂などについてぐだぐだ話ながら過ごしたのに、誰一人やってこなかった。我々ふたりだけでずーっと滝を独占できた。

ちなみに、ここからさらに20分ほど登ると綾滝があるのだが、今回は天狗滝で引き返した。

2017年2月26日日曜日

吉高由里子 「紺野さんと遊ぼう」(2008)

吉高由里子主演「紺野さんと遊ぼう」(2008 WOWOW)を見る。
これ、DVD化された当時に一度見ようとして「付き合いきれない」と途中でみるのを止めた。それ以来の挑戦w

時期的に考えて、「紀子の食卓」などで一部にその名が知られていた吉高由里子が、2007年9月の交通事故から生還した後の仕事か?

吉高がフェティッシュに変態な紺野さんを演じる。

これ、ドラマだと思って見た。だが実態は、2008年当時注目の個性派アイドル女優だった吉高由里子をフィーチャーした、セーラー服アイドルイメージビデオだったw

この女優が好きで好きでたまらない男性ファン向けの断片的シーンを集めたシュール系日常ショートコント集ともいえるかもしれない。豊島圭介監督なのかよ。
手を使わないでスイカを畳に置いて食べてみようとか、ショートムービーで見られるような思いつき映像を撮ってみました感。スイカの種を吐き出す吉高の舌や唇の質感や肌が即物的に観察できるw

エチュードのようなものを見せられ続ける。吉高は基本無言のパントマイム。なので何か他に好きな音楽でもかけながら視聴可能w

沢村一樹のナレーションが寒い。
格調高い文学シュールを狙ってる?谷崎とか?乱歩とか?

「どうだ、面白いだろう?」って言われているようで嫌w 途中から早く終わってくれって思った。
こういうものを面白いと思う人もいるだろうけど、自分は何も面白味を感じなかった。ダメだこりゃ。
実際忘れられてるということは世間も同じ感想だろう。吉高にしたって身になったものはないと思う。

吉高のカラダのすべてを知りたいという熱心なファンのみが見れる映像集。

2017年2月25日土曜日

CONTAX T2

自分の写真人生において、もっとも多くの時間を一緒に過ごした片腕のようなカメラがこれ。90年代に高級コンパクトカメラの代名詞のような存在だったCONTAX T2 。

ずっとこれ1台だけで写真を撮っていた。こいつでいったい何百枚写真を撮ったかわからない。

このカメラはもう京セラが修理を放棄してしまって、もう修理が出来ない。
自分はこれを2006年ごろまで使っていたのだが、レンズバリアやシャッターが挙動不審になってしまって以来、ここぞという重要な旅行には持っていけなくなってしまい、ずっと疎遠になって机の奥底にしまいっぱなしだった。

だが、近年になって若手女優やモデルたちがこれを使っているシーンをたまに目にするようになった。俺の黒島結菜もこれを使っているらしい。
このカメラほど堅実でずっしり重くて、持っているだけで安心と満足感を与えてくれるカメラは他にない。

じゃあ、イチかバチか使ってみようかな。
ビスをはずしてトップカバーを開けてみた。
実はこのカメラ、外カバーはチタン合金であっても中身はプラカメw 
他に誰か分解している人がいないかな?と調べてみたのだが、誰もこのカメラは修理できないようだ。
自分もここから先はお手上げなので、ブロアでほこりを吹き飛ばしてそっとまた蓋をする。

やっぱ今回も使うのはよしておくw

2017年2月24日金曜日

鴻巣の雛飾り、川幅うどん、陸上競技場

日曜日に5年ぶりに鴻巣市に行ってきた。鴻巣では毎年ひな祭りにあわせて、各地で大量の雛人形飾りがあふれる。5年前はTくんと行った。今回はFの車でちゃちゃっと行った。
5年前は鄙びた昭和の役場のような旧市役所だったのだが、今ではショッピングセンターの吹き抜けに置いてある。明るい照明できれいに展示されているのだが、自分としては前回のインパクトは失われた。

ひな人形はそこそこに、鴻巣名物の川幅うどんを食べるために、街へ出る。
鴻巣は、運転免許を持っている埼玉県民なら誰でも一度は来たことがある場所。かつては中山道の鴻巣宿があった。
鴻巣市で荒川が一番川幅が広くなる。日本一川幅が広いらしい。川幅うどんという、一枚の布のようなうどんで町興しをしようとしている。
たまたま入った店だったのだが、ほぼ満員で、食事にありつけるまで1時間ぐらい待った。ひな人形見物客でにぎわう日曜日。
え?どうやらAKBチーム8が番組ロケでこの店に来たらしい。早坂つむぎ、髙橋彩音、下尾みうのサイン色紙が貼ってあった。チラシのようなものも置いてあった。
申し訳ないがその3人を顔も名前も全く知らない。チーム8って何?自分はまったくわからない。
鴻巣までわざわざやってきた本当の理由はこれだった。「欅って、書けない?」秋の大運動会スペシャルで会場となった鴻巣市陸上競技場。
我々は昼過ぎに行ってみたのだが、少年サッカーチームの公式戦が行われていたようだ。
多くの大会関係者らしき人がいた。なのでトラックには近づけなかった。遠くから写真で押さえた。
欅坂メンバーたちによるガチの死闘が行われた場所。

そんな場所に行ってどうする?って思われるかもしれないが、現場に行ってみれば何かを感じ取れることだってあるかもしれない。
たとえば、沢村と景浦が対戦した球場とか、行ってみたいって思うだろ?
ソフトテニスや腕相撲、リレーが行われた場所は隣の体育館だろうと推測。こちらも行ってみた。
たまたま地元民がバレーボールをやっていたので入ってみた。そこに欅ちゃんがいたと思えばそれだけで楽しい。
昨年秋の大運動会のMVPは守屋茜だったといっていい。ただ一人半袖で参加した高体温ガール。
1人だけ気合の入り方が違う19歳負けず嫌いガール。ぶっちゃけ、自分はこの子に恋してる。支配されたい。
「大人たちに支配されるな」と歌う少女に、いい年した大人が支配されたいと願う。この世界、どうすりゃいいんだ…w
守屋率いるチーム「ガチ」、「最終ゲームは50点!」という突然のバラエティのお約束ルールに抗議。ちなみに守屋さんは「これまでのゲームで獲得した得点」を「これまでの命」と呼ぶw
悔し涙を流すあかねん(守屋茜)。命を懸けて守りたいとすら思った。
だが、守屋の泣き芸は台本のような気もするw
アイドルのニックネームが軍曹って、どうなの?
土田の「国生さゆりか!」ってツッコミはどうなの?

2017年2月23日木曜日

乃木坂46 ~5th YEAR BIRTHDAY LIVE~さいたまスーパーアリーナ DAY3 2月22日

昨年の夏に4thのBIRTHDAY LIVEを神宮で見てまだ半年だというのに、早くも5thのBIRTHDAY LIVEがさいたまスーパーアリーナであったので見てきた。

乃木坂は2012年2月22日に「ぐるぐるカーテン」でデビューしているので、まさにこの日がバースデー。昨年は会場が押さえられず夏までずれ込んだ。本来のBIRTHDAY LIVEは真冬の祭典。
このチケットもなかなか当たらないのだが、友人が3日目をかろうじて当ててくれた。
自分が乃木坂に強い関心を持つようになったのはまさに去年の今頃。それ以前はグループアイドルにまったくといっていいほど関心なかったのだが、この1年、つねに乃木坂が話題の中心だった。
このライブは東京周辺でしか行われない。全国各地から乃木オタが大集結していた。おなじみのけやき広場周辺では生写真の交換会という楽市楽座が広がっていて大混雑。この若者たちの情熱がすごい。
メンバー全員の等身大パネルが展示してあるのだが、西野、生田、橋本は行列しないと写真も撮れない状況。自分は写真の写真を撮ってどうする?って思ったので、適当に目についたメンバーだけの写真を押さえた。
各ファンたちから、企業から、番組から送られた花がまとめて置かれている。こんなすごい量と規模見たことない!って感じ。こんなの乃木坂だけ?

200レベルの205扉21列というそこそこの席。花道やセンターステージまで80mはありそう。わちゃわちゃと動くメンバーたちは肉眼では誰が誰かわからない。それに、メインステージの反対側でもかなりたくさんの曲をやっていたので、あっちこっち首を振って落ち着かない。会場で巨大モニターを見るという。
ぶっちゃけると、自分はこの日のセトリの7割は知らない曲だった。シングルをたいてい毎回1枚しか手に入れてないし、アルバムも持っていない。DVDも見ていない。

自分、正直あんまりライブ映像をネットであさったりはしていない。主にトークバラエティが乃木坂ライフのメイン。

桜井キャプテンによれば、この5年間に119曲の持ち曲ができて、この3日間で一部重複して全130曲を披露するらしい。
バスラはたった1日だけでもお腹いっぱい大満足w 空前絶後のファン感謝イベントだな。聴きたい曲はたいてい聴けた気がする。この内容でこのチケット代は安い。
1曲目は「太陽ノック」だったのだが、赤いスパッツを履いた白い刺繍ワンピース?なんかヘンなの…と思いきや、すぐに理由が分かった。透明な移動ステージがアリーナ客の頭の上を移動?!男たちが乃木坂ちゃんを下から見上げるのかよ!こんな乗り物見たことない!
あと、宮崎駿カントクもびっくりの高速トロッコ!あんな乗り物も見たことない!だがあれ、どうやって減速ブレーキをかけているんだろうか?謎のまま。

とにかくカメラで抜かれるメンバーのカットがさすが日本一のアイドルグループ!という精度だった。「扇風機」での風をあびて髪がさらさらなびいてる飛鳥が、燃え立つような美少女すぎた。
蘭世も琴子も万理華もみんな、大事なここぞという場面でビシッと決まった美少女ぶりだったのだが、自分としては飛鳥と松村がちょっと尋常じゃない、人間離れした美しさに見えた。
テレビで見ていて星野はちょっと太いと感じていたのだが、実物は普通に細いように見えた。
自分が乃木坂で異性として見ているのは衛藤さんだけだったのだが、さすが遠目で見ても特別なエロスを発散していた。

あと、西野七瀬が超絶美少女すぎた。さすがの輝き。ソロ曲が3曲も聴けた。このライブを境に、自分にとって西野は特別な存在になったかもしれない。
あと、生田絵梨花のV-ROCK的な「低体温のキス」が初めて聴けてよかった。ガスを噴射して高速移動するトロッコに乗った生田さんがかっこいい!
三期生による「ハルジオン」のセンターが梅澤さんでびっくり!三期生「ハウス!」がこの日一番の盛り上がりだったんじゃないのか?ってぐらいに会場の熱気がすごかった。
事前に流れた北野の三期生へのメッセージ映像がよかった。昨年卒業した深川が映ると場内大歓声が起こってた。
松村と秋元によるどっちの軍団ショーが面白かった。大園さんはどちらにも入りたくない様子だったのだが、秋元軍団が一人少ないということで秋元側へ。
三期生の今後が楽しみでしかたがない。

「他の星から」での「私たちは今、宇宙船の中にいるじゃないですか」とか、「あらかじめ語られるロマンス」前で、あいにくの曇り空を吹き飛ばす飛鳥とか、マクラ的な口上も良かった。
齋藤飛鳥の「火の用心」特別ポスタープレゼントで「中学生ぐらいの子にあげたい」発言で多くの手が挙がったのだが、「ぜってーちげーやつが手ぇあげんなよー」べらんめえ口調に笑った。

ラスト3曲ではピアノ&ストリングスが加わって「何度目の青空か」は良かったのだが、生田さんが歌いだしを入れなかった。ピアノが聴きなれた感じと違っていて、自分は戸惑った。
「きっかけ」は全員がオンマイクで予想以上にフルスロットルで歌っていて驚いた。「生きるとは選択肢たったひとつ選ぶこと」、このメッセージは橋本と通じるものがあるな。

アンコールでは17枚目シングル曲のタイトルと、ほんの少しだけMVが解禁された。「インフルエンサー」という謎の曲だが、「命は美しい」みたいなダンスMVっぽかった。

アンコールのアンコールがあって、帰り際だったのだがあわてて通路に戻って聴いた。みんな楽しそうに歌っていた。大園さんの泣き顔がアップになっていた。あと、桜井はぜんぜんポンコツじゃないなって思った。
乃木坂46 さいたまスーパーアリーナ 2月22日セットリスト
OVERTURE
01.太陽ノック
02.おいでシャンプー
03.今、話したい誰ががいる
04.春のメロディー
05.扇風機
06.ぐるぐるカーテン
07.水玉模様
08.涙がまだ悲しみだった頃
09.音が出ないギター
10.やさしさなら間に合ってる
11.渋谷ブルース (G:松村、川村)
12.シャキイズム
13.他の星から
14.初恋の人を今でも
15.気づいたら片想い
16.何もできずにそばにいる
17.その先の出ロ
18.私、起きる。
19.ハルジオンが咲く頃 (三期生)
20.白い雲にのって (三期生)
21.ハウス! (三期生)
22.なぞの落書き
23.傾斜する
24.誰かは味方
25.あらかじめ語られるロマンス
26.もう少しの夢
27.別れ際、もっと好きになる
28.隙間
29.大人への近道
30.憂鬱と風船ガム
31.釣り堀
32.光合成希望
33.空氨感
34.口約束
35.かき氷の片想い
36.低体温のキス
37.「命の真実」ミュージカル「林橋売りとカメムシ」 (w/能條愛未)
38.僕だけの光
39.2度目のキスから
40.君に贈る花がない
41.何度目の青空か?
42.君の名は希望
43.きっかけ
アンコール
44.ロマンスのスタート
45.そんなバカな・・・
46.乃木坂の詩
アンコール2
47.ガールズルール
乃木坂46の5年間に蓄積した楽曲の巨大さに脱帽。

自分にとってまだ2回目の乃木坂ライブだったのに、もうだいたい聴きたい曲はほとんど聴けたので、ひょっとするとこれが自分にとって最後の乃木坂コンサートになるかもしれない。
やはりペンライト振ってオイオイ言う大人数アイドルコンサートになじめないw ほぼ100パーみんなこれを持っているのだが自分は持ってないw これからは家で映像を見ればいい気がする。

2017年2月22日水曜日

西野と橋本はMacパソコンを使っている

1stアルバム「透明な色」リリース期に、乃木坂46から橋本奈々未と西野七瀬が2人でMac Fan誌に登場した2015年2月号を手に入れた。たまたまそこにあったのでパラパラとめくってみたら知らないことが書いてあったので連れ帰った。108円でゲット。

パソコン誌らしいインタビュー内容になっている。ズバリ、Macは持っている?という質問で始まっている。

橋本は「MacBookプロを使っています」と明言。美大の授業の課題でフォトショップやイラストレーターを使っていたんだそうだ。

西野は「MacBookエアを」持っている。家ではiTunesを使って音楽を流している。そして、ペンタブを使ってイラストを描くんだそうだ。

2人ともいいパソコン持っていて驚く。だが、ブログの更新はスマホでやってるんだそうだ。
あと、フリック入力はできますか?という、今まで誰もしたことのない質問!?

西野はフリック入力ができないという。それ、まったく知らなかった。
何回かチャレンジはしたんですけど、いくらやっても、そっちのほうが遅くなっちゃって…。ややこしいので、今は連打連打で(笑)。
一方で橋本は「い段」と「え段」がどっちにスライドするのかわからないので、そこだけ連打という「橋本方式」を採用しているとのこと。

ちなみに自分は2010年夏に初スマホ2週間でフリック化してしまった。最初は踏ん切りがつかなかったけど、とても合理的に思えたので集中してフリック入力に挑んだw

あと、乃木坂は楽屋のコンセントが充電で埋まってしまい、遅れるとコンセント難民になってしまうという微笑ましいエピソードも。
橋本と西野のふたりの立ち姿は美しいな。もっと早く出会っていたら自分はメンタル奴隷になっていたかもしれない。

PS. で、20日の5thバースデーライブ初日、24歳になった橋本奈々未は乃木坂を卒業していった。同時に芸能界をも去って行った。

「卒業おめでとう」なんて言葉がよく聞かれるけど、自分にはそんな感情はまったくない。何もおめでたくない。ただ、円満に芸能界を去れることが本人にとっておめでたいなら別だが。

橋本はもう自分のことは忘れてもらいたいのかもしれないけど、じゃあなんで引退のタイミングで写真集を出すのか?ファンは一体どんな気持ちでページをめくればいいのか?

一方で西野は映画の主演が決定したらしい。こちらは本当におめでたいニュース。

2017年2月21日火曜日

Reich / Different Trains, Electric Counterpoint (1989)

スティーヴ・ライヒの「ディファレント・トレインズ」を久しぶりに取り出して聴く。
クロノス・カルテットによるこの演奏は世界的に多くの人々の共感を呼んだ。すでに古典。

Different Trains(1988)はホロコーストを扱かった作品なのでそう何度も聴く気分にはならない。異なる列車に乗せられて、あの場所へと連れていかれるあの風景。

ミニマルな弦楽器の音に合わせて、加工された録音テープによるサイレンの音、短い会話の断片がサンプリング再現される。音楽で聴くドキュメンタリー。

アメリカで暮らすライヒ少年の乗る列車と、ヨーロッパで過酷な運命をたどったユダヤ人が乗った列車の、ひょっとすると自分がそちら側に乗っていたかもしれないという想像。

これと同じようなことは自分も日々、電車の中だったり、東京を歩いていたりする時、ふと想うことがある。
だが、純粋に音楽として聴くとかっこよかったりするから困る。

現代の若者で蒸気機関車に乗る体験をした人は限られている。だが、テレビかなんかで映像は見ているので、その独特のリズムと音は想像可能だと思う。この曲はこれからも価値を失わないと思う。

パット・メセニーのギターによる「エレクトリック・カウンターポイント」(1987)はさらにかっこよくて困るw
多重録音セッションによるなんとも説明のしようがない不思議な音楽体験。これ、ギター弾く人は一度やってみたいのではないだろうか。

強くオススメする。89番のあたりからかっこよくてたまらん。

2017年2月20日月曜日

長澤まさみの2011年

上流階層向けグルメ情報誌「東京カレンダー」2011年8月号を見つけた。これ、出たとき買ってそのままにして以来の再発見。あまり見かけない号なので連れ帰った。108円。

長澤まさみのグラビア6ページの特集がある。フォトグラファー田島一成氏による5カットが見れる。
だが、「女優美学」という写真集を持っている人は手に入れる必要がない。

わずかながらインタビューもある。この時期は「コクリコ坂」の宣伝期。
まさみは宮崎吾朗監督から「もっと素で自分らしく」という演技指導を受けたらしい。まさみは部屋の壁に「不愛想」と書いた紙を貼ったという。
「私の普段の話し方も明るいトーンじゃなく、わりとぶっきらぼうなんですよね(笑)」
まさみオタにとって2011年は、この年を境に前期まさみ後期まさみに分けられるほどに重要。現在まで継続する長澤まさみ第2期黄金時代の始まり。

自分は「モテキ」が決定的だと思っていたのだが、2011年7月に「コクリコ坂」、8月に本谷舞台「クレイジーハニー」、9月「モテキ」公開という順番だったことを、この号を読むまですっかり忘れていた。
24歳まさみにとって重要な仕事が立て続けにあったのが2011年の夏。人気が再燃したのもこの年。まさみを大人の素敵な女性としてあこがれる女性ファンが一気に増えたのもこの年。

そして2017年は初のミュージカルに挑戦中。まさみは自信に満ちてとても楽しそう。
自分としては「キャバレー」のまさみを見ることは本当につらい。今のまさみは女性として一番美しいと思うから。

さらに、まさみは声優業も順調。アニメ映画吹き替えで英語歌詞まで歌うのかよ。

ゼロ年代、10年代、このままいくと20年代も自分はまさみしか見えないかもしれない。

2017年2月19日日曜日

生物と無生物のあいだ(2007)

講談社現代新書から出ている「生物と無生物のあいだ」(福岡伸一 2007年)という新書を読んでみた。友人が持っていたから。

大学受験で化学を選択した自分は高校生物の授業をほとんど流して聞いていたために、あまり生物学になじみがない。

この本は生物学のセンセイが、自身の研究者としてのこれまでの歩みを語りながら、分子細胞生物学の歴史トピックを解説する1冊。自分が読んだ本は2016年の第45刷。

まず冒頭で、日本人なら誰でも知ってる千円札の肖像・野口英世(1876-1928)が細菌学の世界ではまったく忘れ去られた存在であることが語られる。えぇっ?!そうだったの?!
「パスツールやコッホの業績は時の試練に耐えたが、野口の仕事はそうはならなかった」 
「野口の研究成果は当時こそ賞賛を受けたが、多くの結果は矛盾と混乱に満ちたものだった。その後、間違いだったことが判明したものもある。」
赤痢菌の単離に初めて成功し、米国における近代基礎医学の父と呼ばれたサイモン・フレクスナー(1863-1946)の後ろ盾を得た野口、努力しハンデを乗り切り多くの輝かしい成果を挙げたのだった。
だが、当時まだその存在を知られていなかったウィルスは顕微鏡では見えなかった。病原体特定のステップで陥穽に落ちた。野口は小保方さんだったのだ…。

ちなみに、世界で最初にウィルスを発見した人はロシアのディミトリ・イワノフスキー(1864-1920)。タバコモザイク病の原因が、大腸菌や赤痢菌のような単細胞微生物よりもはるかに小さい細菌であることを初めて想定した。

「遺伝子の本体はDNAである」ことに最初に気づいた人は米国のオズワルド・エイブリー(1877-1955)。4種類のヌクレオチドだけで高度な遺伝情報が伝えられるとは信じられていなかった時代に地道な研究での偉業だった。

「どのような起源のDNAであってもAとT、CとGの含有量は等しい」ことに最初に気づいたのはアーウィン・シャルガフ(1905-2002)。

それまでは特定の大腸菌にたよるしかなかった中、ポリメラーゼ酵素とプライマー(短い合成一本鎖DNA)と十分なヌクレオチドを入れたチューブの温度を上げ下げすることで、2時間でDNAを10億倍以上に増やす魔法の装置PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)マシンを発明したキャリー・マリス(1944-)の業績を讃える。

ケンブリッジ大学キャベンディシュ研究所のジェイムズ・ワトソンフランシス・クリックによる「DNAの構造が二重らせんである」という大発見の裏に、ユダヤ系英国人女性でX線結晶学の専門家・ロザリンド・フランクリン(1920-1958)の撮った写真データが決定的に重要だったことにも触れる。

そして、その写真をクリックに見せたといわれるモーリス・ウィルキンズ(1924-2004)の弁明と歴史秘話を、著者は研究者視点から解説。理論が準備された人にこそひらめきは降りてくる。

エルヴィン・シュレーディンガー(1887-1961)が「生命とは何か」で、初めて生物と原子の大きさの関係に注目。そして、エントロピー増大による平衡状態(死)を回避するために生物は「負のエントロピー」を摂取する…という概念へ到達。
これからは食事を「負のエントロピー」と呼ぶことにしよう。

ルドルフ・シェーンハイマー(1898-1941)は重窒素、重水素といった同位体の追跡することで、体内に取り入れられたアミノ酸、脂肪は、実は分子レベルでは日々入れ替わっていることを発見。生物は見かけ上、貯めてる風を装って、じつはどんどん入れ替わってる。「生物とは動的平衡にある流れである」

最後に著者は自身が携わった細胞膜を司るPG2というタンパク質についての実験の日々を綴る。

遺伝子を人為的に破壊してその波及効果を調べる実験をノックアウト実験という。
生物の生存に必要なはずのタンパク質をつくれなくなるように特定の遺伝子をノックアウトした状態にしたマウスに影響がでないという驚きの結果。

だが、不完全な一部を切り取った遺伝子のノックインは、マウスに致命的な異常をもたらすことを提示する。このことから生物と機械の違いには「時間」というものが重要らしいことを語ってこの本は終わる。

一部イメージしづらい話もあったが、多くの知識を得た1冊だった。なるほど、この本は高校生にもオススメできる本だった。

2017年2月18日土曜日

Perfume / TOKYO GIRL 初回盤

ひさしぶりのPerfumeシングルリリース。発売日前日は夜にTSUTAYAに行くと1枚たりとも置いてなく前日フラゲに失敗。当日に購入。なので特典的なものは何も手に入れられなかった。

「TOKYO GIRL」は調べてみたら「STAR TRAIN」からじつに1年3か月ぶりのシングル盤リリース。「FLASH」の配信は2016年3月だったので11か月ぶりシングル曲。
通算23枚目!2012年のユニバーサル移籍からだと9枚目!
自分はじつに「Baby cruising Love/マカロニ」からPerfumeシングルはすべて発売日か発売第1週には買っている。今はネットで高画質でMVが見れる時代。初回限定盤に1,900円を払うことはお布施のようなもの。
自分がPerfumeを追いかけ始めたは2007年の後半からだったので、今年2017年はオタ歴10周年でもある。

最初に「TOKYO GIRL」という曲名を聴いたとき、やってくれたなあって思った。PerfumeはHIROSHIMA GIRLじゃろが!って思ったけど、それはPerfumeの3人たちも同じ思いだった。だが、すでに人生の約半分を東京で、かけがえのない美しい季節を過ごしてきた彼女たちはTOKYO GIRLに間違いない。
TOKYO GIRLを聴いたとき、やっぱこんな感じか…と、とくに新鮮さは感じなかったのだが、何度もリピートして、歌番組の映像を見たりしていると、やっぱり好きになっていた。サビで十分にアガれる。

吉高由里子が出演しているMVは夜の東京に浮かびあがるPerfumeタワー、そしてCG合成の3人。Perfumeはなかなかロケ地めぐりのたのしみを与えてくれない。
もうしわけないがあ~ちゃんも声で出演している日テレ水曜ドラマ「東京タラレバ娘」はまだ1度も見ていない。すまん。

自分は最初、これは宇宙エレベーターか?って思った。ヤスタカはPerfumeの3人が学生だった時代、そんなSF話をしてコミュニケーションをとっていたのを想い出したから。
たぶんこの高度のタワーは近未来の技術が必要。

なんか、2020年の東京オリンピックがなんとなく見えてきた気がした映像だった。
カップリング曲の「宝石の雨」はすでに「Ora2×Perfume くちもとBeauty Project」で耳に届いていた。こちらのほうがAサイド曲よりも先行で公開。評判も上々。甲乙つけがたい。
Track3、Track4のインストルメンタルもかっこいい音であふれてる。

初回盤の特典DVDは3人視点によるMV撮影の15分のメイキング映像。カメラを渡された3人がず~っとフヒャフヒャ笑いながら撮影。
3人とも28歳になって貴婦人のような姿になっても、こんなふうに箸が転がっても笑っていられるってすごい。うらやましい。
Special Teaser Trailerってなんだ?って思っていたけど、これは別になくてもかまわなかった。