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2017年2月1日水曜日

長澤まさみ&菊池亜希子 「白い息」(2011)

この短編映画は長澤まさみファンの間でも知られてないかもしれない。

2011年に公開予定だったものの、2013年3月になってやっとユーロスペースで単館上映された2本セットの短編映画「白い息」。2015年にDVDになっている。

自分の記憶が正しければ、これの上演時に長澤まさみも菊池亜希子も一切宣伝もしてないし、舞台挨拶やイベントもやってない。
自分のようにずーっとまさみから目を離したことがないにしても、これが撮影されている様子は伝わってこなかったし、何らニュースにもなっていなかった。

この時期のまさみと菊池はともにマッシュのショートボブ。ふたりとも高身長で手足が長くて鼻がすっと細くて高い。以前からこのふたりは似ていると感じてた。

「白い息」というタイトルが示すように、冬の空気感を出した日本映画。若手監督による短編。
仕事に挫折したり失業したりして地元や実家に戻った若い女性の、失恋や身近な人を失うという喪失の哀しみと、その先に見える希望のようなものがテーマか?
まずテレビマンユニオン製作の久万真路監督、本調有香脚本の菊池亜希子主演「ファの豆腐」

失業して実家に戻った菊池は家業の豆腐屋の仕事を手伝う。
暗いうちから起きて朝の仕込み。そして自転車で坂道を登ってお得意さんや公園を回って豆腐を売る。このシーンが2度3度繰り返される。画面と会話から状況を知る。

あれ?と違和感を感じたヒロイン。どうやらブラひもが切れたらしい。服を着たままブラを取り出す。このシーンで菊池の痩せたお腹がチラ見えする。男としては女性の知られざる生態を見たようでちょっとドキッとする。菊池亜希子、すっごく痩せてるし細いし、手足が長い。

公園で特に仕事もしてない様子のかっちゃんという男と出会う。この二人は以前から知り合いのようだ。菊池演じるヒロインはこの男に好意をもってるっぽい。ハーモニカの吹き方を教わる。「吸うのが弱い」と指摘される。

やがて部屋へ行き唇を重ね、布団の中へ。古くヨレヨレの下着が恥ずかしいので衣服の下に隠す。朝帰り。朝の仕込みに間に合わない。
後日、新しいキレイなブラジャーを買ってきて手に取り眺める。新しい恋に希望を見出す。

だが、男性側の身勝手な理由であっさりとフラれる。
「コンビニでバイトしようかな」と菊池、「どうして店を継ぐっていった?」と父。「もう仕事を探すとか嫌だったの!」、この映画は女性と仕事もテーマのようだ。

ストーリーを説明するのは難しい。30分ほどで終わる。説明っぽい台詞や演出が一切なくて好印象。

菊池亜希子といえば昨年秋に、自身が編集するムック本で「結婚して1年になりました」と突然カミングアウトして世間を驚かせた。
ま、菊池のファンは文科系女子がほとんどだったし、30過ぎてたし、それほど世間の男性たちには心理的ショックを与えなかったようだ。
それほど話題にならなかったことがつまり、菊池の女優としての知名度と人気の度合いを示しているかもしれない…。

次にNHKエンタープライズ製作、長澤まさみ主演、黒崎博脚本監督の「冬の日」
まさみが栗毛美少年だった2010年から2011年にかけての時期に、長岡や魚沼で撮影されたようだ。
自分はこれを見て驚いた。カメラマンの仕事に挫折して地元に戻ったヒロインまさみの高校時代に付き合っていた同級生の母親役が風吹ジュン。「タッチ」以来の再共演?

そして、風吹ジュンがまたしてもガンで余命いくばくもない役。
これを見てから「海街ダイアリー」を見れば、海猫食堂の女主人・風吹ジュンと長澤まさみのシーンはまた違った重みを持っていたことだろうと思う。
風吹ジュンとの最初の遭遇。なんとなく視界に入ってくる感じが田舎のリアル。

東京に出る前につきあってた彼の母親である風吹に、かつて息子とキスしたときにらっきょうの味がしたって話をしてるのに驚いた。そんなこと話す?!

末期がんを打ち明けられたまさみは風吹に、カメラマンの仕事に挫折した理由を語る。うーん、現代ならそういうこともあるかもしれない。

酪農家の風吹の家で懐かしい再会。みんな田舎でなんとかその日を暮らしている。
牛乳を飲みながら、風吹から「写真って…」という話を聞く。そして希望を見出し一歩先へ進む…、というような話。こちらも30分ほどの短編。
長澤まさみにはめずらしいタイプの作品だったような気がする。世間にまったく知られていない作品だが、もう少し話題になってもよかった。

長澤まさみはデビュー以来10年間いかなる瞬間も天使のようにかわいいのだが、この映画が撮影されている時期はやや顔のコンディションが悪い気がしたw 髪型とメイクのせいかもしれない。

作品としては菊池の「ファの豆腐」のほうが好きだった。こっちをまさみ主演で見たかった。

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