中町信「天啓の殺意」という本も「模倣の殺意」と一緒にあったので購入してしまった。ひょっとすると面白いかもという期待を込めて。
1982年に「散歩する死者」として発表された作品。2005年に改題して創元推理文庫から出版されたもの。自分が手に入れたのは2013年第4刷。100円。
推理小説作家が猪苗代湖畔の温泉宿から失踪し自殺とされた事件と、栃木県黒磯市の町工場の専務が猪苗代湖畔の林の中で死体となって発見された事件がどう絡むのか?という1冊。たぶん地味なアリバイ崩し的なジャンルだと思った。
やっぱり時系列がわかわからない書き方で、自分のようにさらさら読み流す読者は現在地を見失う。たぶんミスリードの罠だらけ。あれとあれの繋がりはどうなってる?!
こいつが犯人かと思いきや別の犯人が浮上?
終盤、被害者の女専務が立ち寄った二本松の女性が「なんども警察から話を訊かれてウンザリ」という話の中で「東京から来た男」という箇所が最初のビックリ。「東京から来た女」でなく?!そしてミカン色の紅茶茶碗って前に出てきたけど何だっけ?!
そして誰?って人物が登場。
かなり予想外のラストが用意されていた。ジャンル的に叙述トリック?これはかなりの力作。「模倣の殺意」よりもこちらのほうが面白かったけど、この作者の語り口がかなりわかりにくい。
たぶん一回読んだだけではわかりにくい。だが面白かったという印象は持った。数年後に読み返したい。
2018年7月31日火曜日
2018年7月30日月曜日
本田翼「好きな映画は蛇とピアス」
TVガイドGIRLS+ vol.1 2012年SPRING号に本田翼のグラビアインタビュー記事が3ページあるのを見つけた。これ、ネットで写真は見たことがあったけど存在を知らなかった。100円でゲット。
「恋愛ニート」の時期のインタビュー。なんとこの時点で本田翼は撮影現場で仲間由紀恵や佐々木蔵之介、りょうから「ばっさー」と呼ばれていた。
だが、他に何も注目するような箇所がなかった。
なお、この時期の本田は「お気に入りのDVD」として「蛇とピアス」と答えている。「雰囲気に引き込まれます」だそうだ。
PS. いつかそんなサスペンスドラマに出て欲しいと思っていたら、現在放送中のドラマ「絶対零度」にかなり重要な女刑事役で出演中。若手女優、刑事役やりがち。
「絶対零度」は第1話だけしっかり見た。すまん、ドラマ部分には興味ないので、本田シーンだけ編集するw 演技してるとき声が低い。
第2話で「わにとかげぎすアパート」が出てきて笑った。そのシーンにばっさーは出てないけど。
番宣で多くのバラエティに出演した本田翼。なんと起きてシャワーして外出するまで20分wということが判明。
ちなみに、本田の好きな「おにぎりの具」は鮭。うーん、普通w
「恋愛ニート」の時期のインタビュー。なんとこの時点で本田翼は撮影現場で仲間由紀恵や佐々木蔵之介、りょうから「ばっさー」と呼ばれていた。
「たくさん演技の経験をしていきたいです。やってみたい役は、暗い子とか、意地悪な子とか、ヤンキーとか(笑)。自分の性格と全然違う役がいいですね!」女優として輝かしい未来を夢見てやる気と希望に満ちている。この希望は後に「GTO」ですぐ実現してる。
だが、他に何も注目するような箇所がなかった。
(好きなタイプは?)「男らしくて、引っ張ってくれる、肉食系の人」注目かもしれないが、それ、女の子として普通なことしか言ってない。
(恋をしたらアプローチする?)「全然できない!でもついその人の方ばかり見ちゃうから、周りにバレることが多いです(笑)」
(恋をするとどうなる?)「その人のことばっかり考えて、一喜一憂が激しくなる」
なお、この時期の本田は「お気に入りのDVD」として「蛇とピアス」と答えている。「雰囲気に引き込まれます」だそうだ。
PS. いつかそんなサスペンスドラマに出て欲しいと思っていたら、現在放送中のドラマ「絶対零度」にかなり重要な女刑事役で出演中。若手女優、刑事役やりがち。
「絶対零度」は第1話だけしっかり見た。すまん、ドラマ部分には興味ないので、本田シーンだけ編集するw 演技してるとき声が低い。
第2話で「わにとかげぎすアパート」が出てきて笑った。そのシーンにばっさーは出てないけど。
番宣で多くのバラエティに出演した本田翼。なんと起きてシャワーして外出するまで20分wということが判明。
ちなみに、本田の好きな「おにぎりの具」は鮭。うーん、普通w
2018年7月29日日曜日
吉岡秀隆「悪魔が来りて笛を吹く」(2018)
7月28日にBSプレミアムで待望の「悪魔が来りて笛を吹く」の新作が放送された。前回の長谷川版「獄門島」で今作をほのめかされてから2年待たされた。日本中の金田一ファンがわくわくして待ち構えていた。
自分、吉岡秀隆による金田一耕助のビジュアルを最初に見たとき、白髪が多すぎる!と驚いたし、ちょっと受け付けなかった。
「純くんじゃん!」という朴訥喋りは金田一さんのキャラに合っていた。
はかま姿があまりしっくりこない。石坂金田一のような、もっと汗とあかが染みついたような汚らしい着物と一体化したような金田一さんはもう望めないのか?どの登場人物にも昭和20年代の感じはなかった。
今回の脚本も「獄門島」と同じ喜安浩平。演出は吉田照幸監督。
2時間ドラマのはずなのに、なんと開始1時間15分で犯人が分かってしまうという事態。
それ、激しく戸惑った。「え?90分ドラマ?」と時間を確認してしまった。
やっぱり史上最悪なインセストタブーがおぞましすぎる。地上波ではできないドラマだったかもしれない。
今回のドラマ化では椿家の女中お種と、秋子の乳母・信乃が脚本で消された。その代わりに玉虫伯爵の妾・菊江は目立っていた。指がないという設定を忠実に再現してて、金田一さんに見せるシーンがあって驚いた。
今回の菊江役は倉科カナという女優さんだが、自分はこの人のことをあんまりというかほとんど知らない。
すべての元凶・新宮利彦は村上淳だった。この人もまったくイメージが違う。元華族らしくない極悪チンピラだった。もっと病的でネチネチ蛇みたいな気持ち悪い人がよかった。
椿子爵の須磨での足取りを聴き込み捜査する上で登場する旅館の女中が橋本マナミ。原作ではこの旅館の女将さんがとても目立っていた印象だが、今回のドラマ化では女中さんを目立たせた。
原作のイメージと違ってとても上品で隠せないエロスを漂わせていた。この人が椿秋子だったらよかったなあw
ラストまで金田一さんの語りが長すぎた。華族のおぞましい乱れまくった関係が明かされる。
「語りたくないけど真実を知りたいというのなら語ろうか」という態度なので、どうしてもドラマがぐずぐずしてしまう。
史上空前に真実を語ることに苦悩する金田一さんなわけだが、本当の真実(これ以上悲惨で酷い出生の秘密はない)の自覚のない犯人…というのが新機軸。
「犯す」とか「まぐあう」とか、普段の日常ではあまり聴きたくない言葉だw
ラストのフルート楽曲に込められた秘密のメッセージは大げさに苦悩しつつも説明せずに流した。こんな控え目な表現と演出で「悪魔の誕生」をわかるようにしてほしかった。
想像以上に狂った終わり方だった。エグすぎた。等々力警部の最後のアレはダメでしょ。
この作品は原作の面白さを映像化するのは難しいと感じたのだが、攻めの新解釈リブート横溝正史として意義を感じた。
須磨の玉虫伯爵別荘跡が燈籠以外にみごとに草のみ!他に何もない!これではどこかも特定できない。
今回、椿子爵のお屋敷は三重県桑名市の有名な建物を使用した。金田一さんの下宿先は五個荘近江商人屋敷。これは行ってみたい場所ではあるが、ロケ地マニアに行きたいと思わせるような新鮮な場所はなかった。
視聴者の住んでいる地域によって違いがあるのだが、ウチは放送開始序盤でブロックノイズが発生したりして画面が乱れた。台風の雲が厚かったに違いない。
完全な状態で見るために再放送が待たれる。だが、自分はこの作品は繰り返し何度も見たいとは思えない…。
今回もまた次回作として「八つ墓村」を期待させる終わり方だった。
(ちなみに、吉岡秀隆は子役時代に映画「八つ墓村」に出演している。)
だが、自分はあんまり八つ墓村は好きじゃない。あれもどうやったってそれほど面白くはできない。でも、美也子が長澤まさみだったらいいなあw
自分、吉岡秀隆による金田一耕助のビジュアルを最初に見たとき、白髪が多すぎる!と驚いたし、ちょっと受け付けなかった。
「純くんじゃん!」という朴訥喋りは金田一さんのキャラに合っていた。
はかま姿があまりしっくりこない。石坂金田一のような、もっと汗とあかが染みついたような汚らしい着物と一体化したような金田一さんはもう望めないのか?どの登場人物にも昭和20年代の感じはなかった。
今回の脚本も「獄門島」と同じ喜安浩平。演出は吉田照幸監督。
2時間ドラマのはずなのに、なんと開始1時間15分で犯人が分かってしまうという事態。
それ、激しく戸惑った。「え?90分ドラマ?」と時間を確認してしまった。
やっぱり史上最悪なインセストタブーがおぞましすぎる。地上波ではできないドラマだったかもしれない。
今回のドラマ化では椿家の女中お種と、秋子の乳母・信乃が脚本で消された。その代わりに玉虫伯爵の妾・菊江は目立っていた。指がないという設定を忠実に再現してて、金田一さんに見せるシーンがあって驚いた。
今回の菊江役は倉科カナという女優さんだが、自分はこの人のことをあんまりというかほとんど知らない。
すべての元凶・新宮利彦は村上淳だった。この人もまったくイメージが違う。元華族らしくない極悪チンピラだった。もっと病的でネチネチ蛇みたいな気持ち悪い人がよかった。
椿子爵の須磨での足取りを聴き込み捜査する上で登場する旅館の女中が橋本マナミ。原作ではこの旅館の女将さんがとても目立っていた印象だが、今回のドラマ化では女中さんを目立たせた。
原作のイメージと違ってとても上品で隠せないエロスを漂わせていた。この人が椿秋子だったらよかったなあw
ラストまで金田一さんの語りが長すぎた。華族のおぞましい乱れまくった関係が明かされる。
「語りたくないけど真実を知りたいというのなら語ろうか」という態度なので、どうしてもドラマがぐずぐずしてしまう。
史上空前に真実を語ることに苦悩する金田一さんなわけだが、本当の真実(これ以上悲惨で酷い出生の秘密はない)の自覚のない犯人…というのが新機軸。
「犯す」とか「まぐあう」とか、普段の日常ではあまり聴きたくない言葉だw
ラストのフルート楽曲に込められた秘密のメッセージは大げさに苦悩しつつも説明せずに流した。こんな控え目な表現と演出で「悪魔の誕生」をわかるようにしてほしかった。
想像以上に狂った終わり方だった。エグすぎた。等々力警部の最後のアレはダメでしょ。
この作品は原作の面白さを映像化するのは難しいと感じたのだが、攻めの新解釈リブート横溝正史として意義を感じた。
須磨の玉虫伯爵別荘跡が燈籠以外にみごとに草のみ!他に何もない!これではどこかも特定できない。
今回、椿子爵のお屋敷は三重県桑名市の有名な建物を使用した。金田一さんの下宿先は五個荘近江商人屋敷。これは行ってみたい場所ではあるが、ロケ地マニアに行きたいと思わせるような新鮮な場所はなかった。
視聴者の住んでいる地域によって違いがあるのだが、ウチは放送開始序盤でブロックノイズが発生したりして画面が乱れた。台風の雲が厚かったに違いない。
完全な状態で見るために再放送が待たれる。だが、自分はこの作品は繰り返し何度も見たいとは思えない…。
今回もまた次回作として「八つ墓村」を期待させる終わり方だった。
(ちなみに、吉岡秀隆は子役時代に映画「八つ墓村」に出演している。)
だが、自分はあんまり八つ墓村は好きじゃない。あれもどうやったってそれほど面白くはできない。でも、美也子が長澤まさみだったらいいなあw
2018年7月28日土曜日
横溝正史「姿なき怪人」
横溝正史「姿なき怪人」の昭和59年角川文庫版第1刷を手に入れた。これ、初めて見た。ジャケットイラストのセンスがやばい。100円でゲット。
編集構成が山村正夫とある。いつ初出なのか?どう改変されているのか?解説がなくて詳細が不明。
三津木記者と御子柴少年が活躍する。調べてみたら、昭和34年中一コースが初出か?
法医学博士の研究室を訪れた三津木と進少年。そこに博士の旧友の娘のシャンソン歌手から助けを求める電話が!
これ、開始17ページまで読んだ段階で「ひょっとしてコイツ、アリバイ工作してる犯人じゃ?」と思った。その通りだったw
テープレコーダーでアリバイ工作とか、12歳13歳が読むにはこれでいいのかもしれないが、今読むにはかなり物足りない。今までに読んだ横溝正史作品の中で一番印象が薄い作品だ。
死体はゴロゴロ出てくるのだが、横溝正史らしい雰囲気も薄い。少年探偵団テイストが強い。
「あかずの間」という短編も収録。主人公は家が貧しいので吉祥寺のお屋敷に預けられた小学3年生の女の子。「なんかこの家が不気味で嫌!」
これも新鮮さのない超薄味。こういう体験をしましたという報告。
だが、この本で最大の注目ポイントは巻末の山村正夫司会による横溝正史の夫人と長男による座談会「横溝正史の思い出を語る(一)上諏訪時代の思い出」だ。この時点ですでに横溝正史は亡くなっている。
初めて知ることだらけだったので、要点をまとめる
編集構成が山村正夫とある。いつ初出なのか?どう改変されているのか?解説がなくて詳細が不明。
三津木記者と御子柴少年が活躍する。調べてみたら、昭和34年中一コースが初出か?
法医学博士の研究室を訪れた三津木と進少年。そこに博士の旧友の娘のシャンソン歌手から助けを求める電話が!
これ、開始17ページまで読んだ段階で「ひょっとしてコイツ、アリバイ工作してる犯人じゃ?」と思った。その通りだったw
テープレコーダーでアリバイ工作とか、12歳13歳が読むにはこれでいいのかもしれないが、今読むにはかなり物足りない。今までに読んだ横溝正史作品の中で一番印象が薄い作品だ。
死体はゴロゴロ出てくるのだが、横溝正史らしい雰囲気も薄い。少年探偵団テイストが強い。
「あかずの間」という短編も収録。主人公は家が貧しいので吉祥寺のお屋敷に預けられた小学3年生の女の子。「なんかこの家が不気味で嫌!」
これも新鮮さのない超薄味。こういう体験をしましたという報告。
だが、この本で最大の注目ポイントは巻末の山村正夫司会による横溝正史の夫人と長男による座談会「横溝正史の思い出を語る(一)上諏訪時代の思い出」だ。この時点ですでに横溝正史は亡くなっている。
初めて知ることだらけだったので、要点をまとめる
- 孝子夫人によれば、横溝は長女が生まれたときは見向きもしなかったのに、長男・亮一が生まれたときはすごく喜んでいた。
- 文京区小日向台→吉祥寺と転々としていた横溝一家。肺を患った横溝に上諏訪への転地を勧めたのは江戸川乱歩。
- 上諏訪の青木医院の借家時代は隣に川島芳子が住んでいた(!)
- ここは風呂が共同で夫人が嫌がった。
- 肺病病みになかなか家を貸してくれない時代。小柳町は隣り合った2軒を借りるはめに。
- このころ横溝は30歳になるかならないかの時期。
- 「鬼火」が発禁処分になったときは多くの人に迷惑をかけたと思い悩み死のうとしていた。
- 小柳町の借家には俳句の色紙が何枚か貼ってある屏風があり、「鶯の身をさかさまに初音かな」の句があった(!)。
- 横溝は短気で、夫人が帰るのが遅れたとき、2階から布団やテーブルを放り投げた。
- 主治医の若い先生と仲が良くて一緒に遊びに出かけた。豪快な芸者遊びもした。
- 神戸・甲子園の近くで生まれた横溝は野球狂。中等野球の県大会は松本まで見にでかけたりもした。
- 諏訪湖へ父と長男はよく釣りに出かけた。体が弱く暇だった父とは女っぽい遊びを一緒にした。
- 息子は父が何の仕事をしてるのか知らなかった。友だちの父が鉄道員だったので仕事を紹介してもらおうとした。
- そのころは上諏訪駅機関庫裏手に住んでいた。長女が女学校に入るために吉祥寺へ戻った。
- 息子には自転車や真面目な童話集などたくさん買い与えた。だが、江戸川乱歩「少年探偵団シリーズ」のようなものは遠ざけたw
- 短気な一方で気が弱かった横溝は血を見るのが嫌いだった。
- 肺が悪くタバコを吸えなかった横溝はチューインガムを噛んでいた。当時の上諏訪にガムを噛んでるようなハイカラな人は他にいなかった。
- 横溝はご飯に味噌汁でなく、フランスパンにハム、アスパラガスというモダンな朝食を好んだ。
どれも楽しいエピソード。横溝正史って現大阪大学薬学部卒エリートなので生活にゆとりがあるのかと思っていたけど、肺病で借家を転々とした上諏訪時代は苦労した。いつか横溝ゆかりの上諏訪を巡りたい。
2018年7月27日金曜日
小野不由美「鬼談百景」(2012)
小野不由美「鬼談百景」(2012)の2015年角川文庫版を、一昨年秋に90円で購入したものがあるので読む。
「残穢」の中で筆者が語っていたように、小野不由美は読者投稿型恐怖体験談ライターだった。「残穢」にも出てきた畳を箒で掃くような音のする部屋の空中をぼんやり眺める幼児の話なんかも出てくる。
どの噺も2ページとかだったりするので短い。中高生に読書の習慣をつけるのに最適(?)かもしれない1冊。大人にはあんまりおすすめできない。
「遠野物語」のような薄っすらした闇を感じるちょっと怖い噺が延々と続く。じっとり蒸し暑い夏の夜に開くのにぴったりな本。
ただ、あまりに短いので読んだ瞬間に内容をどんどん忘れていく…。
「残穢」の中で筆者が語っていたように、小野不由美は読者投稿型恐怖体験談ライターだった。「残穢」にも出てきた畳を箒で掃くような音のする部屋の空中をぼんやり眺める幼児の話なんかも出てくる。
どの噺も2ページとかだったりするので短い。中高生に読書の習慣をつけるのに最適(?)かもしれない1冊。大人にはあんまりおすすめできない。
「遠野物語」のような薄っすらした闇を感じるちょっと怖い噺が延々と続く。じっとり蒸し暑い夏の夜に開くのにぴったりな本。
ただ、あまりに短いので読んだ瞬間に内容をどんどん忘れていく…。
2018年7月26日木曜日
浜辺美波「君の膵臓をたべたい」(2017)
「君の膵臓をたべたい」(2017)をやっと見る。誰が見たってビジュアルから難病ものだと推測がつく。製作配給東宝映画。主演の浜辺美波は東宝芸能の新しいお姫様。
「もうすぐ死ぬ」という同じクラスの美少女が浜辺美波。映画開始冒頭から「セカチュー」のように大人になった現代と過去をクロスするようなカットが続く。
その秘密を知っているのは主人公ただ一人だけ。
誰だって美少女の死に直面すれば小栗旬のような無口な先生になる。
浜辺美波は昭和の美人女優のような風貌。実際おじさん映画ファンからも大人気。最近はスタイルが良すぎる若手女優が多い中で、こういうリアルな女子高生女優は貴重。見ていてとても安心できるどこか懐かしい雰囲気の映画。
この映画の浜辺美波は5割増し以上に破壊的に魅力的。芝居がかったヒロインを自然に演じてることに脱帽。どのシーンでも表情がビシッと適格に決まってる。
ヒロインは明るく積極的。独りぼっちぼんやり男子よりも優位に立って余裕をかます。暗く引っ込み思案な男子を秘密を共有することで巻き込む。
美少女に命令されたり強引に振り回される。それは男子の夢w
強引に「お泊り旅行」に連れ出されるとか、漱石の「三四郎」も連想。
「君も覚悟を決めなさい♥」「一緒の部屋なんだけど、いいよね♥」
これ、男女が逆なら成立しない。強引なのが可愛らしい女の子だからこそドラマになる。
原作者は男だろうなと想像。調べてみたら正しかった。このヒロインは男にとって理想的に過ぎやしないか?
ヒロインの親友が大友花恋。「なんでアンタが桜良とつきあってんの?」と北村匠海をねめつける。え?お前じゃ役不足ってこと?それともLGBT?ああ、10代の少女ならではの心理か。
この子は中学生のころは可愛かったのだが、その後、人気の面で広瀬すずや浜辺とはだいぶ差をつけられたな。
成長すると北川景子。高校時代の親友を若くして病気で亡くすとみんな心に空白ができる。
またまた矢本悠馬も登場。「賭けグルイ」で浜辺と対決してたけど、この時点で共演してたんだな。で、こいつが成長して現在になると上地雄輔。北川景子と結婚する。
説明的なカットがなくても、こいつが成長してこいつだってすぐわかるように演じる役者ってすごい。
「ガム要る?」が3回目もスカすかと思いきや…、やっとコミュニケーション成立。こういうのがドラマだ。
このヒロインがとにかくいつも笑顔だし大人の女の余裕を見せつけまくる。なんで?そこ、ずっと疑問。女の子はいつも男子より大人だけど。
それにこれだけ大問題抱えてるにしては両親というものがとても希薄。海外の人が最近の日本映画で常に疑問に思うところ。親というものは経済的支援だけしてればいい存在か?
このヒロインが主人公とよく賭けに出る。「賭けグルイ」を連想。だがやっぱりこれは「セカチュー」だな。死を意識したら旅に出る。
さあ、これから楽しい北海道旅行だというシーンがあまりに希望に満ちていて、ああ、この後の悲劇のフラグだ…と思っていた矢先に通り魔事件でヒロインが刺されて死亡。予想外過ぎて絶句。
犯人はあの学級委員長かと思ったら違うのかよ!w
難病ものの常だが、重いものを背負ってしまった男は廃人同然。葬式にも行けない。
1時間30分を過ぎたらこれまでの回想が始まる。主人公を振り回し続けたヒロインの真実。ここから先は何度も涙。
そしてヒロインが図書の中に隠した手紙を小栗が発見。12年の歳月を経て、北川景子の元へと届く。
「僕と友だちになってくれませんか」への回答。そこは「遅すぎるわよ、バカ!」だろうと思ったら…、やっぱりそうか!w
女優がスターになるきっかけはこういった映画。浜辺美波にとってはこの映画がブレイクポイントになったことは確か。この映画は今後10年は語り継がれるかもしれない。
タイトルがエキセントリックなわりと普通。もうちょっとひねくれたラストが欲しいとか期待してた自分はもういろいろとダメかもわからない。
主題歌はMr.Children「himawari」
「もうすぐ死ぬ」という同じクラスの美少女が浜辺美波。映画開始冒頭から「セカチュー」のように大人になった現代と過去をクロスするようなカットが続く。
その秘密を知っているのは主人公ただ一人だけ。
誰だって美少女の死に直面すれば小栗旬のような無口な先生になる。
浜辺美波は昭和の美人女優のような風貌。実際おじさん映画ファンからも大人気。最近はスタイルが良すぎる若手女優が多い中で、こういうリアルな女子高生女優は貴重。見ていてとても安心できるどこか懐かしい雰囲気の映画。
この映画の浜辺美波は5割増し以上に破壊的に魅力的。芝居がかったヒロインを自然に演じてることに脱帽。どのシーンでも表情がビシッと適格に決まってる。
ヒロインは明るく積極的。独りぼっちぼんやり男子よりも優位に立って余裕をかます。暗く引っ込み思案な男子を秘密を共有することで巻き込む。
美少女に命令されたり強引に振り回される。それは男子の夢w
強引に「お泊り旅行」に連れ出されるとか、漱石の「三四郎」も連想。
「君も覚悟を決めなさい♥」「一緒の部屋なんだけど、いいよね♥」
これ、男女が逆なら成立しない。強引なのが可愛らしい女の子だからこそドラマになる。
原作者は男だろうなと想像。調べてみたら正しかった。このヒロインは男にとって理想的に過ぎやしないか?
ヒロインの親友が大友花恋。「なんでアンタが桜良とつきあってんの?」と北村匠海をねめつける。え?お前じゃ役不足ってこと?それともLGBT?ああ、10代の少女ならではの心理か。
この子は中学生のころは可愛かったのだが、その後、人気の面で広瀬すずや浜辺とはだいぶ差をつけられたな。
成長すると北川景子。高校時代の親友を若くして病気で亡くすとみんな心に空白ができる。
またまた矢本悠馬も登場。「賭けグルイ」で浜辺と対決してたけど、この時点で共演してたんだな。で、こいつが成長して現在になると上地雄輔。北川景子と結婚する。
説明的なカットがなくても、こいつが成長してこいつだってすぐわかるように演じる役者ってすごい。
「ガム要る?」が3回目もスカすかと思いきや…、やっとコミュニケーション成立。こういうのがドラマだ。
このヒロインがとにかくいつも笑顔だし大人の女の余裕を見せつけまくる。なんで?そこ、ずっと疑問。女の子はいつも男子より大人だけど。
それにこれだけ大問題抱えてるにしては両親というものがとても希薄。海外の人が最近の日本映画で常に疑問に思うところ。親というものは経済的支援だけしてればいい存在か?
このヒロインが主人公とよく賭けに出る。「賭けグルイ」を連想。だがやっぱりこれは「セカチュー」だな。死を意識したら旅に出る。
さあ、これから楽しい北海道旅行だというシーンがあまりに希望に満ちていて、ああ、この後の悲劇のフラグだ…と思っていた矢先に通り魔事件でヒロインが刺されて死亡。予想外過ぎて絶句。
犯人はあの学級委員長かと思ったら違うのかよ!w
難病ものの常だが、重いものを背負ってしまった男は廃人同然。葬式にも行けない。
1時間30分を過ぎたらこれまでの回想が始まる。主人公を振り回し続けたヒロインの真実。ここから先は何度も涙。
そしてヒロインが図書の中に隠した手紙を小栗が発見。12年の歳月を経て、北川景子の元へと届く。
「僕と友だちになってくれませんか」への回答。そこは「遅すぎるわよ、バカ!」だろうと思ったら…、やっぱりそうか!w
女優がスターになるきっかけはこういった映画。浜辺美波にとってはこの映画がブレイクポイントになったことは確か。この映画は今後10年は語り継がれるかもしれない。
タイトルがエキセントリックなわりと普通。もうちょっとひねくれたラストが欲しいとか期待してた自分はもういろいろとダメかもわからない。
主題歌はMr.Children「himawari」
2018年7月25日水曜日
POLYSICS / NEU (2000)
POLYSICS / NEU (2000 Ki/oon)を手に入れた。ゼロ年代中ごろからずっと聴いていたアルバムだったのだがCD自体は持っていなかった。良い音質で聴きたいと思い購入して帰った。
初回カラーケース仕様でオビもついて状態が良いのに280円で売られているのが忍びなかったので救出。
自分は一時期、POLYSICSとPerfumeをひたすら繰り返し聴いてきた時期がある。その反動もあって近年はPOLYからもPerfumeからも音楽からも少しごぶさた。
こいつがPOLYSICSのメジャー初フルアルバム。当時もこの「NEU ノイ」はあまり理解できなかったアルバムだったのだが、今聴けばさらに理解できるのでは?と思い聴いているのだが、やっぱりあんまり理解できないw
このアルバムには後々までにライブ定番曲として生き残ったものが少なくない。「XCT」「MAKING SENSE」「each life each end」「DISORDER」そして「URGE ON!!」
URGE ON!! なんか何でライブ定番曲として人気があったのかよくわからないw どいつもこいつも勢いとハチャメチャぶりがすごい。
「go ahead now!」「MS-17」も大好きなのだが、このへんはライブで聴いた記憶があまりない。「each life each end」を久しぶりに聴いて「カヨは元気にしてるかな?」と想った。
ポリシックスは今でも海外ではそれなりの知名度があるバンドかと思うのだが、国内人気の頂点はこのままいくと2006年の「Now is the time! 」ではなかったかと思う。
「ノイ」を「Now is the time! 」のころと比較すると、いろいろとかなり粗さを感じる。いい意味で。
かつてRIJFやCDJで最大のステージに立っていたポリシックスがだんだんと小さなステージに落ち着いてるのはちょっと見るにしのびない。
ハイスタやミッシェルは今も一定数の若い聴き手がいるのだが、絶対にポリシックス!っていう若者をほとんど見たことがない。
新4人体制になってからまだ一度もライブに出かけていない。久しぶりに行ってみたいとも思うけど、もうあの酷いフロントエリアには行かないと思うw 今もあの窒息しそうな暑苦しさなのかな。
buck numberやワンオクを聴くのも悪くないけど、TWI●Eとかエ●ザイルとか乃木坂とかジャ●ーズとか聴いて満足してる若者たちに「ポリシックスを聴け!」「ギターウルフを聴け!」と言いたい。
初回カラーケース仕様でオビもついて状態が良いのに280円で売られているのが忍びなかったので救出。
自分は一時期、POLYSICSとPerfumeをひたすら繰り返し聴いてきた時期がある。その反動もあって近年はPOLYからもPerfumeからも音楽からも少しごぶさた。
こいつがPOLYSICSのメジャー初フルアルバム。当時もこの「NEU ノイ」はあまり理解できなかったアルバムだったのだが、今聴けばさらに理解できるのでは?と思い聴いているのだが、やっぱりあんまり理解できないw
このアルバムには後々までにライブ定番曲として生き残ったものが少なくない。「XCT」「MAKING SENSE」「each life each end」「DISORDER」そして「URGE ON!!」
URGE ON!! なんか何でライブ定番曲として人気があったのかよくわからないw どいつもこいつも勢いとハチャメチャぶりがすごい。
「go ahead now!」「MS-17」も大好きなのだが、このへんはライブで聴いた記憶があまりない。「each life each end」を久しぶりに聴いて「カヨは元気にしてるかな?」と想った。
ポリシックスは今でも海外ではそれなりの知名度があるバンドかと思うのだが、国内人気の頂点はこのままいくと2006年の「Now is the time! 」ではなかったかと思う。
「ノイ」を「Now is the time! 」のころと比較すると、いろいろとかなり粗さを感じる。いい意味で。
かつてRIJFやCDJで最大のステージに立っていたポリシックスがだんだんと小さなステージに落ち着いてるのはちょっと見るにしのびない。
ハイスタやミッシェルは今も一定数の若い聴き手がいるのだが、絶対にポリシックス!っていう若者をほとんど見たことがない。
新4人体制になってからまだ一度もライブに出かけていない。久しぶりに行ってみたいとも思うけど、もうあの酷いフロントエリアには行かないと思うw 今もあの窒息しそうな暑苦しさなのかな。
buck numberやワンオクを聴くのも悪くないけど、TWI●Eとかエ●ザイルとか乃木坂とかジャ●ーズとか聴いて満足してる若者たちに「ポリシックスを聴け!」「ギターウルフを聴け!」と言いたい。
2018年7月24日火曜日
シリーズ深読み読書会「悪魔の手毬唄」を見た
7月21日にBSプレミアムで放送されたシリーズ深読み読書会「悪魔の手毬唄」を見た。
このシリーズは「八つ墓村」の回は見たことがあるのだが、「犬神家の一族」の回は見逃した。今回は事前に録画して見た。大変に興味深い新知識をたくさん得た。
音楽界随一の横溝正史オタ安藤裕子が登場。「手毬唄」の歌唱も披露w
自分、市川崑の「悪魔の手毬唄」は何度も見ているのだが、原作は高校生のとき一度読んだっきり。当時の自分は横溝正史の原作は「違う!」と納得がいかずに、それほど価値を見出せないでいた。角川文庫も持っていたのだが、何度かの引っ越しの末に今はもう紛失。
原作では犯人の死後に動機をみんなで討論する場面がある?!それ、完全に忘れていた。作家・関川夏央氏によれば、そういう形式になったのは戦後民主主義の雰囲気のせい。
二松学舎大文学部山口教授を見て、昨年末に横溝正史の未刊の新聞連載「雪割草」を発掘した人だ!と気づいた。
この人が横溝の遺族から譲られた写真に、横溝とミス・ユニバース伊東絹子が一緒に写っている写真があった!
ということは大空ゆかりこと別所千恵子のモデルは伊東絹子ではないのか?という推測がされていた。
そして、横溝正史の疎開先だった岡山県岡田村(現真備町岡田地区)の当時の同年代の娘だった老人たちに話を聴くと、あの当時はやっぱり人気歌手といえば美空ひばりだった?! やはり当時のアイコンをいくつか合わせたキャラクター。それに、原作では若者たちのキャラがみんなどこか薄い。
さらにびっくりしたのが、横溝家が正史の書く小説のように複雑。なんと異母兄に歌名雄(かなお)という人物がいた!?まじか。
しかも、鬼首村の庄屋・多々羅放庵のモデルになった人物も母の前夫の長男だった孚一(ふいち)という一度も会ったことのない兄だったらしい…。
真犯人は金田一さんに挑戦的でサイコパス?!脳科学者がそういうのだから間違いない。
江戸川乱歩が上諏訪で肺病の療養中だった横溝を見舞ったときの8mm映像を初めて見た。
作家たちとオタたちの深読みっぷりがすごくて感心した。面白かった。早く「悪魔の手毬唄」文庫本を手に入れたい。
そしていよいよ7月28日に新作「悪魔が来りて笛を吹く」が放送される。今から予約して待機。
このシリーズは「八つ墓村」の回は見たことがあるのだが、「犬神家の一族」の回は見逃した。今回は事前に録画して見た。大変に興味深い新知識をたくさん得た。
音楽界随一の横溝正史オタ安藤裕子が登場。「手毬唄」の歌唱も披露w
自分、市川崑の「悪魔の手毬唄」は何度も見ているのだが、原作は高校生のとき一度読んだっきり。当時の自分は横溝正史の原作は「違う!」と納得がいかずに、それほど価値を見出せないでいた。角川文庫も持っていたのだが、何度かの引っ越しの末に今はもう紛失。
原作では犯人の死後に動機をみんなで討論する場面がある?!それ、完全に忘れていた。作家・関川夏央氏によれば、そういう形式になったのは戦後民主主義の雰囲気のせい。
二松学舎大文学部山口教授を見て、昨年末に横溝正史の未刊の新聞連載「雪割草」を発掘した人だ!と気づいた。
この人が横溝の遺族から譲られた写真に、横溝とミス・ユニバース伊東絹子が一緒に写っている写真があった!
ということは大空ゆかりこと別所千恵子のモデルは伊東絹子ではないのか?という推測がされていた。
そして、横溝正史の疎開先だった岡山県岡田村(現真備町岡田地区)の当時の同年代の娘だった老人たちに話を聴くと、あの当時はやっぱり人気歌手といえば美空ひばりだった?! やはり当時のアイコンをいくつか合わせたキャラクター。それに、原作では若者たちのキャラがみんなどこか薄い。
さらにびっくりしたのが、横溝家が正史の書く小説のように複雑。なんと異母兄に歌名雄(かなお)という人物がいた!?まじか。
しかも、鬼首村の庄屋・多々羅放庵のモデルになった人物も母の前夫の長男だった孚一(ふいち)という一度も会ったことのない兄だったらしい…。
真犯人は金田一さんに挑戦的でサイコパス?!脳科学者がそういうのだから間違いない。
江戸川乱歩が上諏訪で肺病の療養中だった横溝を見舞ったときの8mm映像を初めて見た。
作家たちとオタたちの深読みっぷりがすごくて感心した。面白かった。早く「悪魔の手毬唄」文庫本を手に入れたい。
そしていよいよ7月28日に新作「悪魔が来りて笛を吹く」が放送される。今から予約して待機。
2018年7月23日月曜日
欅共和国 2018 in 富士急ハイランドコニファーフォレスト DAY2
今年も欅共和国のDAY2(土曜日)に友人と出かけてきた。今年は行かないと思っていたのだが、木曜深夜になって「リセールが当たった」ということで急きょ行けることが決定。
もう我々はフェスやライブもいつも通り普段着で出かける。事前に暑さ対策や演出の放水でびしょびしょになると警告されていたものの、いつも通りでいいだろう…とそのままの服装で手ぶらで出かけた。
自分、2nd Anniversaryのときからとくに欅坂の知識が増えたわけでもない。「欅って、書けない?」のみのライトオタ。ひらがなは曲をぜんぜん知らない。
物販とか必要ないから直前に行って帰ってくればいいよね…ということで、去年よりも遅く昼過ぎに出かけたのだが、そのせいでかえってハマった。2:30分ごろ河口湖ICに着いたのだが、そこから車列がぜんぜん動かなかった。
駐車場はすでに満車なので、有料(1日1000円)のところに駐車せざるをえなかった。
この駐車場からそのままコニファーフォレストへ直行した。ロッキンのように誘導してくれるスタッフのような人は誰もいない。
来年ガッツリ楽しみたい人は朝一番で行くことをオススメする。
入口に左手にフードコートらしきものが見えたので行ってみた。アボカドの載った牛丼のようなものと、カチ割り氷のようなものを友人が買っていた。ちょっと分けてもらった。
今年は雲がかかっていて富士急ハイランドはぜんぜん暑くなかった。おそらく28度ぐらい。そよかぜもいい感じ。
で会場入り。今回はE2ブロックというクソ席。ずっと首が右を向いてみていた。ぶっちゃけ遠くでわちゃわちゃと動いているメンバーがなんとなくわかるという程度。ほとんどの時間をモニタスクリーンで見るというライブコンサート。周囲の9割5分が野郎ども。主に大学生ぐらいの年代。みんなこんな遠方までよく見に来る。情熱のなせるわざ。
自分は「たまたま見に来た通りすがりの爺じゃよ」というていで紳士のように見ていた。オイコイ声を出したりライト(持ってない)振ったりするようなドルオタじゃない。
以下、思い出したことを書く。
自分は欅坂ワンマンが3回目。たぶん今回が最後になるだろうと思う。ライブは引退する。
帰りが超スムーズだった。負け組席、負け組駐車場だったのだがそのぶん退出が速くささっとストレスなく帰れた。
欅キッズはせっかく欅ライトを持っているというのに、山の中の真っ暗車道をそのまま歩いているのは危ないと思った。来年以降はライトを点灯して夜道を歩くように運営が呼び掛けてもよいと思った。
PS. 7月23日未明に7枚目シングルフォーメーションの発表があった。平手が7作連続センターという前人未到の未知の領域。欅はもうこのまま固定で行くという宣言か。
守屋と梨加が初めての3列目だったことにも衝撃。
もう我々はフェスやライブもいつも通り普段着で出かける。事前に暑さ対策や演出の放水でびしょびしょになると警告されていたものの、いつも通りでいいだろう…とそのままの服装で手ぶらで出かけた。
自分、2nd Anniversaryのときからとくに欅坂の知識が増えたわけでもない。「欅って、書けない?」のみのライトオタ。ひらがなは曲をぜんぜん知らない。
物販とか必要ないから直前に行って帰ってくればいいよね…ということで、去年よりも遅く昼過ぎに出かけたのだが、そのせいでかえってハマった。2:30分ごろ河口湖ICに着いたのだが、そこから車列がぜんぜん動かなかった。
駐車場はすでに満車なので、有料(1日1000円)のところに駐車せざるをえなかった。
この駐車場からそのままコニファーフォレストへ直行した。ロッキンのように誘導してくれるスタッフのような人は誰もいない。
来年ガッツリ楽しみたい人は朝一番で行くことをオススメする。
入口に左手にフードコートらしきものが見えたので行ってみた。アボカドの載った牛丼のようなものと、カチ割り氷のようなものを友人が買っていた。ちょっと分けてもらった。
今年は雲がかかっていて富士急ハイランドはぜんぜん暑くなかった。おそらく28度ぐらい。そよかぜもいい感じ。
で会場入り。今回はE2ブロックというクソ席。ずっと首が右を向いてみていた。ぶっちゃけ遠くでわちゃわちゃと動いているメンバーがなんとなくわかるという程度。ほとんどの時間をモニタスクリーンで見るというライブコンサート。周囲の9割5分が野郎ども。主に大学生ぐらいの年代。みんなこんな遠方までよく見に来る。情熱のなせるわざ。
自分は「たまたま見に来た通りすがりの爺じゃよ」というていで紳士のように見ていた。オイコイ声を出したりライト(持ってない)振ったりするようなドルオタじゃない。
以下、思い出したことを書く。
- 平手友梨奈が復帰した注目のコンサート。やはり平手が画面に抜かれているときの歓声は大きかった。平手がいない欅坂と比較することはメンバーが悲しむのでここではしないが、緊張感のようなものはやはり違う。一番前で真ん中にいるという覚悟とプロフェッショナルを見た。
- 今年も儀仗隊パフォーマンスのようなものがあった。新しい制服だった。だが、プロのダンサーを多数導入。ひらがなの出番が少なかっただけに、ひらがなに同じものを仕込む時間はなかったのか?と疑問にも思った。
- 1曲目から「危なっかしい計画」のタオル回しでいきなり盛り上がる。今年から放水砲車がヤシオリ作戦のごとく登場し場内どよめいた。
- 放水弾が曲のここぞという場面で放射。さらに泡をぶくぶくとぶちまける装置も登場。こいつが局所的に大雨でずぶぬれになる客が続出。だが、Fブロックあたりだと、まったく濡れていないという人も多数いた模様。
- 出演しているメンバーたちもかなり水をあびていて髪が濡れていてさらにカワイイ。織田、長澤、守屋は頭に泡がのっかってて可笑しかった。
- 渡邊理沙と土生瑞穂は別格の美少女だと感じた。屋外の自然光のせい?メイクのせいかもしれないが肌が陶器のように滑らかで美しかった。
- 「青空が違う 」は「青空とMARRY」の4人がヒマワリの花を持って登場。
- 昨年の欅共和国での守屋さんはぱんぱんで驚いたのだがw、今年は美しく仕上がっていた。
- 「バスルームトラベル」での小池美波は超絶美少女になっていた。これもメイクとヘアスタイルのせい?その後ずっと小池に注目してたけど、かなりコンディションが良いと感じた。
- なーこは川後のようになってるなと感じた。
- 山車に乗って移動するねるを見たのがこの日の再接近。ねるはぜんぜん太ってない。
- 屋外での「太陽は見上げる人を選ばない」はとりわけ祝祭感があった。ここから「ひらがな」登場。
- 「ひらがな」では高本がかなり美人。顔が派手なのでさらにパッと目を引く。東村芽依もこの日は美人度が増していた。
- ひらがなMCは佐々木久美が回す。あとは柿崎か齊藤京子しか発言の機会がない。あとは高本に話を振っていた。
- ひらがなダンスソロパートはそれぞれの個性が出たソロだった。柿崎さんがかわいい。かとしはいい笑顔。
- 欅共和国初参加の2期生では富田、金村に発言があった。富田は「コニファーの意味知ってます?」で豆知識を披露するも、月が見えていないのに「昨日と月の位置が違う」との発言で聴衆を困惑させていた。あたりまえだが「金村美玖をおすしかない!」をほとんどの人が知っていた。
- 黒スーツ姿の欅メンバーはみんなかっこいい。「エキセントリック」では小林が途中で髪ゴムを取る演出に震えた。
- 金髪ワンレン鈴本はこの日、スイッチャーさんに何度もスクリーンに抜かれていたのだが、常にビシッとダンスも表情も決まっていた。なんでもない涼しい顔ですべて100点満点でキメていた。さすがだと感心した。この日の影のMVPだと思った。
- 「二人セゾン」は何度聴いても涙ぐむほどの名曲。平手ソロパートでの周囲のざわつきがすごかった。誰しもが平手をリスペクト。
- 「もう森へ帰ろうか?」のサビ2回目で横一列になったメンバーが下手側からカノンアルゴリズムしていく箇所、織田のところでリズムが裏に入る箇所でいつも自分は悶絶。
- 平手のパフォーマンスから「ガラスを割れ!」に入る箇所での驚愕のイリュージョン演出に場内どよめきと放心。黒澤明監督「椿三十郎」のラストシーンに匹敵する衝撃だった。効果的トリックだった。この謎が考えてもわからない。
欅共和国2018 2日目セットリスト学業優先中の原田と休業中の志田はともかく、今泉が「スケジュールの都合」で欠席だったことは惜しかった。昨年の21人での欅共和国を見ておいてよかったとあらためて実感。
overture
01.危なっかしい計画
02.サイレントマジョリティー
03.世界には愛しかない
MC
04.青空が違う
05.バスルームトラベル
06.僕たちの戦争
07.制服と太陽
08.バレエと少年
09.100年待てば
10.太陽は見上げる人を選ばない
MC
11.期待していない自分
12.誰よりも高く飛べ
13.NO WAR in the future
14.東京タワーはどこから見える?
15.エキセントリック
16.AM1:47
17.語るなら未来を…
18.風に吹かれても
アンコール
01.二人セゾン
02.キミガイナイ
03.もう森へ帰ろうか?
平手ソロパフォーマンス
04.ガラスを割れ
自分は欅坂ワンマンが3回目。たぶん今回が最後になるだろうと思う。ライブは引退する。
欅キッズはせっかく欅ライトを持っているというのに、山の中の真っ暗車道をそのまま歩いているのは危ないと思った。来年以降はライトを点灯して夜道を歩くように運営が呼び掛けてもよいと思った。
PS. 7月23日未明に7枚目シングルフォーメーションの発表があった。平手が7作連続センターという前人未到の未知の領域。欅はもうこのまま固定で行くという宣言か。
守屋と梨加が初めての3列目だったことにも衝撃。
2018年7月22日日曜日
太宰治「新樹の言葉」
太宰治「新樹の言葉」の新潮文庫版を手に入れたので読んでみる。これは太宰30歳~31歳の甲府時代に書かれたものがメインの短編集か?
ぜんぜん小説のネタがないのでとにかく机に向かってなんとか無理矢理に原稿を埋めていく感じの強い短編だらけ。物書きになってしまった自分への卑下と自虐だらけで痛い。
カルタ形式の「懶惰の歌留多」とか「春の盗賊」とかフリースタイルすぎて全然頭に入ってこないw
あれ?以前に読んだ短編とよく似た、ダブった内容が垣間見える。心中しようとした女性のことを書いてる「秋風記」とか、むかし虐めた女中が出てくる「花燭」とか、乳母の息子との再会を描いた「新樹の言葉」だとか、31歳の太宰には故郷である津軽と、上京後の絶望的に卑屈な自分の生い立ちぐらいしかネタがない…。頭がよいのに金に困った卑屈な人の独り言は読んでいて困惑するw
「葉桜と魔笛」はわりと爽やかで味わい深く好きな短編。
甲府盆地の暑さに参った太宰夫妻が湯村温泉へ行く「美少女」にはちょっと困惑した。
え?混浴?
孫娘連れて病後の療養に来てる老夫婦もそこにいるのだが、10代の美少女のハダカをしっかりガン見観察してる30男太宰!w のちに散髪屋の主人の娘だと知ってニヤニヤしてる太宰が気持ち悪すぎる!w こんなん書いていいの?
故郷津軽の兄弟たちを描いた「愛と美について」「兄たち」も楽しく読めた。体の弱かった三男の兄の恋の相手もやっぱりカフェ女給。今の若者たちはAKBとか乃木坂とか握手アイドルと疑似恋愛できてある意味しあわせ。
「火の鳥」を読んでいてわかりにくさに困惑したので巻末解説を読んでみたら未完の作品だった。
太宰が帝国大学の学生時代に訪れた三島の思い出を語る「老ハイデルベルヒ」も味わい深い。
とにかく異様に読点が多いのが太宰の特徴なのだが、この本は全体的にとくに多く感じた。そのへんの研究書なんかは読んだことがないのだが、これは青森県人ならではの話し言葉のリズムも反映されてるの?
ぜんぜん小説のネタがないのでとにかく机に向かってなんとか無理矢理に原稿を埋めていく感じの強い短編だらけ。物書きになってしまった自分への卑下と自虐だらけで痛い。
カルタ形式の「懶惰の歌留多」とか「春の盗賊」とかフリースタイルすぎて全然頭に入ってこないw
あれ?以前に読んだ短編とよく似た、ダブった内容が垣間見える。心中しようとした女性のことを書いてる「秋風記」とか、むかし虐めた女中が出てくる「花燭」とか、乳母の息子との再会を描いた「新樹の言葉」だとか、31歳の太宰には故郷である津軽と、上京後の絶望的に卑屈な自分の生い立ちぐらいしかネタがない…。頭がよいのに金に困った卑屈な人の独り言は読んでいて困惑するw
「葉桜と魔笛」はわりと爽やかで味わい深く好きな短編。
甲府盆地の暑さに参った太宰夫妻が湯村温泉へ行く「美少女」にはちょっと困惑した。
え?混浴?
孫娘連れて病後の療養に来てる老夫婦もそこにいるのだが、10代の美少女のハダカをしっかりガン見観察してる30男太宰!w のちに散髪屋の主人の娘だと知ってニヤニヤしてる太宰が気持ち悪すぎる!w こんなん書いていいの?
故郷津軽の兄弟たちを描いた「愛と美について」「兄たち」も楽しく読めた。体の弱かった三男の兄の恋の相手もやっぱりカフェ女給。今の若者たちはAKBとか乃木坂とか握手アイドルと疑似恋愛できてある意味しあわせ。
「火の鳥」を読んでいてわかりにくさに困惑したので巻末解説を読んでみたら未完の作品だった。
太宰が帝国大学の学生時代に訪れた三島の思い出を語る「老ハイデルベルヒ」も味わい深い。
とにかく異様に読点が多いのが太宰の特徴なのだが、この本は全体的にとくに多く感じた。そのへんの研究書なんかは読んだことがないのだが、これは青森県人ならではの話し言葉のリズムも反映されてるの?
2018年7月21日土曜日
長澤まさみ「アイラインは自分で入れている」
「隠し砦の三悪人」は長澤まさみ20歳のときの映画。オトナが見る映画としては脚本がアレだが、まさみのビジュアル的にはとても良い仕上がり。なにより凛々しい宝塚っぽいまさみが新鮮。もう8年ぐらい見てないけど。
まさみ文献研究派の自分としては何かまだ知られてないことをまさみが喋ってないかチェックするのだが、それほど人に知らせたいような箇所もない。
だが、黒澤監督オリジナルを観たまさみなりの役作りのようなものは、まさみオタなら知っておきたいところ。以下引用
(オリジナルで参考にしたところは?)自分は黒澤オリジナル版を見たことはないが、ジャケットの雪姫のメイクは明らかに前時代的にバッチリ濃い。
長澤 「眼です(笑)!オリジナルの雪姫 はびっくりするくらいアイメイクが濃くて眼力がすごく強かったので、ここがキャラクターとして、強く印象付けられる箇所だな、と思ったんです。ふだんからアイラインは自分で入れてるんですけど、今回はいつもより、かなり濃いアイラインをガッツリと引いてみました。でも、ちょっと濃すぎたみたいで…、たまにメイクさんに薄くされちゃったので、 スクリーンではっきりと確認できるかどうかは分からないです(笑)。
まさみなりに考えてアイラインを書いたのだが、プロに修正されていた。それ豆知識。これからこの映画を見る人はそこに注目。
堀越では真面目に目立たないように過ごしていたまさみも、ちゃんとメイクは自分でできてたんだな。女子ってメイクを学校で習ってないのに、いつのまにかできててすごい。
この映画の撮影現場の過酷さは自身がパーソナリティーを務めたラジオ番組でも語っていたのだが、ここでもまさみは不満タラタラ…
(撮影を終えてみていかがですか。)寒さと早起きが苦手のまさみ、冷え込む山の中での撮影はまさみの痩せた体には応えたらしい。スタジオセットでいいだろ!って自分なら思う。
長澤 「大変な現場でしたね。撮っている環境が結構キツかったんですよ。夜間だ ったり、周囲に何もないような山での撮影は、一度行ったら、ちょっと帰るというわけにはいかないですし…。」
この映画でのまさみは異常にハキハキ喋ってるw
(長澤さんの声の出し方がこれまでと異なって いて、とても印象的でした。)
長澤 「時代劇ではいつも、意識して声を変えています。私はお芝居をする上での正しい発声法を習ったことがないので、 正しいと言えるかどうか分かりませんが、時代劇ではふだんの喋り方よりも声に変化を付けないと、その言葉やセリフがきちんと伝わらないと思うんです。だから、私だけかもしれませんけれど、声を作らないとダメなんですよね。」
初期まさみ映画での台詞のふにゃふにゃ加減はまさみ本人もダメだこりゃと感じてたらしく、この10年でまさみの台詞は見違えるほど強い。その結果のイイ女感がすごい。
あれだけまさみが頑張った映画なのにその存在が忘れられているw樋口監督は「シン・ゴジラ」で自分としては評価が再浮上。だが、脚本の中島かずき氏は戦隊ヒーローやアニメ脚本とかの人。
2018年7月20日金曜日
アガサ・クリスティー「死者のあやまち」(1956)
アガサ・クリスティー「死者のあやまち」を手に入れた。田村隆一訳の早川書房クリスティー文庫(2003年)を100円で。クリスティー文庫はまだ100円棚ではあまり見かけないのでラッキーな買い物。
推理小説作家の迷惑おばさんオリヴァ夫人からの電話一本で、犯人捜し余興イベントのゲストに強引に呼びつけられたポアロ。ちょっと気の毒だが活字からだと怒ってるのか好奇心を満たして楽しんでるのか?ちょっとよくわからない。
このお祭りパーティーイベントがまるで高校の文化祭。出店があったり占いの館があったり…、英国貴族ってそんなこともやんの?
で、死体役の14歳の女の子が筋書きのとおりに小屋で倒れているのだが、よく見ると本当に首を絞められ殺されている!?
しかもお屋敷の主人スタッブス卿の若い妻が失踪。その日の朝に届いた手紙で従兄がヨットでやってくるということを知り怯えていたという…。
お屋敷に少女を殺す動機を持った者がいないので、ひょっとすると夫人はすでに殺されて、少女は殺害現場を目撃して殺されたのかも?!
最後数ページになってもポアロは何もつかめていない?だが、急転直下、クリスティ女史らしい強引な力業で予想外の事実が判明。犯人は予想の範囲内だったのだが、共犯者がまったく予想外なところから持ってくる。
ポアロがあまり語らずに終了。他の思わせぶりで怪しい登場人物たちはほとんど関係なかったってゆう…。
それに「誰かの意図に操られ当初計画したプロットとはまるで違う計画をたてさせられた気がする」というオリヴァ夫人の直観が、結局どうゆうことだったのかがいまひとつピンとこない。
事件が発生する前の描写が長くて、登場人物たちの腑に落ちない行動や発言を、解決編あたりになるとすでに忘れてしまっているっていう…。
それなりに面白かったのだが、まあ、78点ぐらいかな。
DEAD MAN'S FOLLY by Agatha Christie 1956「鏡は横にひび割れて」もそうだったけど、クリスティーの作品には入場料取ってお屋敷を一般開放して庭を見せたりお茶を出したりするパーティーイベントが出てくる。この本もそう。
推理小説作家の迷惑おばさんオリヴァ夫人からの電話一本で、犯人捜し余興イベントのゲストに強引に呼びつけられたポアロ。ちょっと気の毒だが活字からだと怒ってるのか好奇心を満たして楽しんでるのか?ちょっとよくわからない。
このお祭りパーティーイベントがまるで高校の文化祭。出店があったり占いの館があったり…、英国貴族ってそんなこともやんの?
で、死体役の14歳の女の子が筋書きのとおりに小屋で倒れているのだが、よく見ると本当に首を絞められ殺されている!?
しかもお屋敷の主人スタッブス卿の若い妻が失踪。その日の朝に届いた手紙で従兄がヨットでやってくるということを知り怯えていたという…。
お屋敷に少女を殺す動機を持った者がいないので、ひょっとすると夫人はすでに殺されて、少女は殺害現場を目撃して殺されたのかも?!
最後数ページになってもポアロは何もつかめていない?だが、急転直下、クリスティ女史らしい強引な力業で予想外の事実が判明。犯人は予想の範囲内だったのだが、共犯者がまったく予想外なところから持ってくる。
ポアロがあまり語らずに終了。他の思わせぶりで怪しい登場人物たちはほとんど関係なかったってゆう…。
それに「誰かの意図に操られ当初計画したプロットとはまるで違う計画をたてさせられた気がする」というオリヴァ夫人の直観が、結局どうゆうことだったのかがいまひとつピンとこない。
事件が発生する前の描写が長くて、登場人物たちの腑に落ちない行動や発言を、解決編あたりになるとすでに忘れてしまっているっていう…。
それなりに面白かったのだが、まあ、78点ぐらいかな。
2018年7月19日木曜日
片平里菜「誰もが/煙たい」(2015)
片平里菜「誰もが/煙たい」(2015 ポニーキャニオン)完全生産限定LIVE DVD盤を今になってやっと購入。
自分、あんまり片平里菜のことをよく知らない(音楽イベントで2回見たことがある)のだが、このマキシシングルに付属するDVDが2014年7月11日東京池袋・自由学園明日館での生歌LIVEから7曲を収録していると知って購入。
この会場はアイドルのグラビア撮影なんかでも以前からよく使われている。自分は2011年に初めて明日館を訪れたとき、ここでLIVEコンサートとかやったらいいのにな…と感じた場所だったのだが、近年はわりと音楽イベントなんかにも使われているらしい。
このLIVEイベントが聴衆に白シャツというドレスコードがあった模様。映像収録がある以上、こういった制約はポジティブにとらえたい。小さな会場なので聴衆の顔がばっちり映ってる。
マイク無しの小さなステージはまるで田舎公民館のようでもあるけど、これもむしろ新鮮な映像になっていてよい。明日館は他にあるような建物じゃない。戦争の荒波にも耐えた歴史建造物。
マキシシングルには「誰もが」「煙たい」「東京の空に乗って」の3曲を収録。「誰もが」の弾き語りコード譜も封入。
片平といえば6月1日に所属マネジメント事務所との契約が解除されたという発表があって世間をザワザワさせた。
かと思いきや8月4日5日と渋谷QUATTROワンマン2DAYSが発表された。
何か本人の口から今後について重大な発表があるんじゃないかと気が気でない。良いニュースを期待したい。
PS. ちなみに自分が一番好きな片平MVは「HIGH FIVE」(東京スカパラとの「嘘をつく唇」も好き)
このMVが図書館の本がズタズタに破壊されていくという、図書館関係者にはショッキングな映像。こんな映像の撮影には図書館はロケ協力しないだろうなと想像した。どうやら廃校の図書室に大量の本と紙を持ち込んでの撮影だったようだ。
自分、あんまり片平里菜のことをよく知らない(音楽イベントで2回見たことがある)のだが、このマキシシングルに付属するDVDが2014年7月11日東京池袋・自由学園明日館での生歌LIVEから7曲を収録していると知って購入。
この会場はアイドルのグラビア撮影なんかでも以前からよく使われている。自分は2011年に初めて明日館を訪れたとき、ここでLIVEコンサートとかやったらいいのにな…と感じた場所だったのだが、近年はわりと音楽イベントなんかにも使われているらしい。
このLIVEイベントが聴衆に白シャツというドレスコードがあった模様。映像収録がある以上、こういった制約はポジティブにとらえたい。小さな会場なので聴衆の顔がばっちり映ってる。
マイク無しの小さなステージはまるで田舎公民館のようでもあるけど、これもむしろ新鮮な映像になっていてよい。明日館は他にあるような建物じゃない。戦争の荒波にも耐えた歴史建造物。
マキシシングルには「誰もが」「煙たい」「東京の空に乗って」の3曲を収録。「誰もが」の弾き語りコード譜も封入。
片平といえば6月1日に所属マネジメント事務所との契約が解除されたという発表があって世間をザワザワさせた。
かと思いきや8月4日5日と渋谷QUATTROワンマン2DAYSが発表された。
何か本人の口から今後について重大な発表があるんじゃないかと気が気でない。良いニュースを期待したい。
PS. ちなみに自分が一番好きな片平MVは「HIGH FIVE」(東京スカパラとの「嘘をつく唇」も好き)
このMVが図書館の本がズタズタに破壊されていくという、図書館関係者にはショッキングな映像。こんな映像の撮影には図書館はロケ協力しないだろうなと想像した。どうやら廃校の図書室に大量の本と紙を持ち込んでの撮影だったようだ。
2018年7月18日水曜日
中町信「模倣の殺意」(1973,2004)
中町信「模倣の殺意」という本を気まぐれで手に取った。この作家の名前は今までまったく知らなかった。
この作品は昭和48年の発表時から現在まで、過去数回改訂され別タイトルで出版されたりしたらしい。創元推理文庫から2004年にこのタイトルで出版されたときにちょっと話題になったらしく、今ではBO100円棚でよく見かける。そんなによく読まれているなら読んでみようか。
7月7日夜7時に赤羽のアパートで坂井正夫という売れない作家が青酸カリを飲んで自殺。
坂井と面識のあったライター津久見と、女性編集者の中田がそれぞれの視点で、まったく接点を持たないまま「こいつが犯人じゃね?」と当てずっぽうでアリバイ調査。
この本には稲付とか岩淵とか、赤羽に住んだことがある人じゃないと知らないような地名が出てくる。
この本の3分の2までが鉄道、空路のアリバイ崩し調査。西村京太郎のようだが刑事は一切出てこない。警察はまったく出てこない庶民目線。
フィルムカメラに写った時計だったり、宇都宮へ電話をしたとき本人が出たというのは親子電話ではなかったか?とか、新幹線に食堂車があったりと、いろいろと時代を感じる。日本の古いミステリーはそういうところが気にかかる。
ラスト3分の1を読んで、読者が当然にそうだと思い込んでいたことがそうでなかった!という事が分かる。ジャンル的には叙述トリックってやつ。
この本のキモはそれのみなのだが、この本の記述が複雑なプロットをわかりやすく提示してくれない。とにかくわかりにくいので、肝心の仕掛けが稲妻のように鮮やかにばばば~んと衝撃となって目にとびこんでこない。なんとなく、ああじゃね?こういうこと?と、ぐだぐだジワジワと理解していく感じ…。
ぶっちゃけ自分にはそれほど新鮮さも驚きもなかった…。すまん。
この作品は昭和48年の発表時から現在まで、過去数回改訂され別タイトルで出版されたりしたらしい。創元推理文庫から2004年にこのタイトルで出版されたときにちょっと話題になったらしく、今ではBO100円棚でよく見かける。そんなによく読まれているなら読んでみようか。
THE PLAGIARIZED FUGUE by Sin Nkamachi 1973,2004という英語タイトルまでつけられている。
7月7日夜7時に赤羽のアパートで坂井正夫という売れない作家が青酸カリを飲んで自殺。
坂井と面識のあったライター津久見と、女性編集者の中田がそれぞれの視点で、まったく接点を持たないまま「こいつが犯人じゃね?」と当てずっぽうでアリバイ調査。
この本には稲付とか岩淵とか、赤羽に住んだことがある人じゃないと知らないような地名が出てくる。
この本の3分の2までが鉄道、空路のアリバイ崩し調査。西村京太郎のようだが刑事は一切出てこない。警察はまったく出てこない庶民目線。
フィルムカメラに写った時計だったり、宇都宮へ電話をしたとき本人が出たというのは親子電話ではなかったか?とか、新幹線に食堂車があったりと、いろいろと時代を感じる。日本の古いミステリーはそういうところが気にかかる。
ラスト3分の1を読んで、読者が当然にそうだと思い込んでいたことがそうでなかった!という事が分かる。ジャンル的には叙述トリックってやつ。
この本のキモはそれのみなのだが、この本の記述が複雑なプロットをわかりやすく提示してくれない。とにかくわかりにくいので、肝心の仕掛けが稲妻のように鮮やかにばばば~んと衝撃となって目にとびこんでこない。なんとなく、ああじゃね?こういうこと?と、ぐだぐだジワジワと理解していく感じ…。
ぶっちゃけ自分にはそれほど新鮮さも驚きもなかった…。すまん。
2018年7月17日火曜日
広瀬すず in 富津岬
B.L.T. U17という2013年5月に出たらしいムック本がそこにあったので連れ帰った。状態がそれほどよくなかったので100円だった。
目当ては当時中学3年になったばかりの広瀬すず。この時期のすずは「幽かな彼女」「TAKE FIVE 俺たちは愛を盗めるか」といったドラマに出演中。自分、そのドラマをまったく知らないw
まだ静岡で中学生をやっていたすず。中学のバスケ部の練習に参加できないという悩みも吐露。
そして先日6月19日にすずは20歳になった。嘘だろ。まだまだ子どもだと思っていたのに…。
すずが大ブレイクしたころ、すずがイチゴをくわえている写真をよく見かけた。その出典はこのムック本だったんだな。
ちなみに、すずは2014年末になって静岡いちご「紅ほっぺ」というブランドの広告CMに起用されたのだが、起用するきっかけはこの写真ではなかったか?と感じた。この写真が資料として会議室のテーブルに載ってたのではないか?w(違うかもしれない)
このロケ地は君津市の大竹いちご園さんだ。ここ、ももクロもロケをした場所らしい。アイドルオタと違って女優のファンは巡礼ってぜんぜんしないな。なぜなのか?w
すずはスタイルが良いなあと思いつつ、このページを見て驚いた。あ、2015年に行った富津岬の展望台だ!
これだ!すずがここでグラビアを撮影していたと知っていたならば別の楽しみかたもできたのに…。
ちなみに富津岬は首都防衛の最前線防御ライン。戦中戦前は一般人は立ち入りができなかったし写真も撮れなかった場所。
このページを見て驚いた。こんなものがあったのか!ここ、自分は立ち寄っていなくて後悔。こんなものがあったとは知らなかった。観測壕と呼ばれるものらしい。
さっそくグーグルの航空写真で見てみたら、浜のそばにぬっとそれはあった。うーん、まだまだ知らないものがあるものだ。自分はアイドルグラビアからそんなことを学ぶ。
最後に、すずと姉アリスがどのような姉妹なのか?すずの証言を紹介したい。
すずは姉に愛され育った妹だったのだ。「海街diary」でのすずの好演はこのころから下地があったらしい。
目当ては当時中学3年になったばかりの広瀬すず。この時期のすずは「幽かな彼女」「TAKE FIVE 俺たちは愛を盗めるか」といったドラマに出演中。自分、そのドラマをまったく知らないw
まだ静岡で中学生をやっていたすず。中学のバスケ部の練習に参加できないという悩みも吐露。
「今年に入って、あまり練習に参加できていないんです。私、部活のサブのキャプテンなんですけど、このままだと練習が追いつかなくて7月の引退試合には出れなさそうだなぁって。でも出来上がってないのに参加するのは自分も納得いかないし、皆にも迷惑かけちゃうから……」だがすずは後に大きなものを手に入れていく。今年はついに日本アカデミー賞最優秀助演賞に輝いた。人気女優として20歳になった。これこそ「何かを手放してそして手に入れる」だな。
そして先日6月19日にすずは20歳になった。嘘だろ。まだまだ子どもだと思っていたのに…。
すずが大ブレイクしたころ、すずがイチゴをくわえている写真をよく見かけた。その出典はこのムック本だったんだな。
ちなみに、すずは2014年末になって静岡いちご「紅ほっぺ」というブランドの広告CMに起用されたのだが、起用するきっかけはこの写真ではなかったか?と感じた。この写真が資料として会議室のテーブルに載ってたのではないか?w(違うかもしれない)
このロケ地は君津市の大竹いちご園さんだ。ここ、ももクロもロケをした場所らしい。アイドルオタと違って女優のファンは巡礼ってぜんぜんしないな。なぜなのか?w
すずはスタイルが良いなあと思いつつ、このページを見て驚いた。あ、2015年に行った富津岬の展望台だ!
これだ!すずがここでグラビアを撮影していたと知っていたならば別の楽しみかたもできたのに…。
ちなみに富津岬は首都防衛の最前線防御ライン。戦中戦前は一般人は立ち入りができなかったし写真も撮れなかった場所。
このページを見て驚いた。こんなものがあったのか!ここ、自分は立ち寄っていなくて後悔。こんなものがあったとは知らなかった。観測壕と呼ばれるものらしい。
さっそくグーグルの航空写真で見てみたら、浜のそばにぬっとそれはあった。うーん、まだまだ知らないものがあるものだ。自分はアイドルグラビアからそんなことを学ぶ。
最後に、すずと姉アリスがどのような姉妹なのか?すずの証言を紹介したい。
「姉はねえ、ふぅ、私のことが大好きなんですよ。かまいたくて仕方ないんです(笑)。仕事でしばらくいなかった姉が実家に帰ってくると、私に会えたのがうれしくなっちゃうんでしょうね。『すず~!』って追い掛け回されて、べったり張り付かれちゃって。でも私はすごく冷めている方なんで、あんまり相手にしないんです」ここを読むと、すずが天才的に可愛い理由は姉アリスによるところも大きいのではないかとすら思った。
すずは姉に愛され育った妹だったのだ。「海街diary」でのすずの好演はこのころから下地があったらしい。
2018年7月16日月曜日
高木彬光「成吉思汗の秘密」(昭和33年)
高木彬光「成吉思汗の秘密」(昭和33年)の昭和48年角川文庫版(平成4年第41冊)を手に入れた。100円。
高木彬光ってもう忘れられてる作家だと思っていたけど、この本は今日までよく読まれているようだ。日本のベッドディテクティブ歴史ミステリーロマンの代表作。
東大法医学部の名探偵・神津恭介助教授が盲腸で入院したから暇つぶしに「源義経が成吉思汗ってことを証明するわ~」って本。
もちろん学術書じゃないので読んでいてかなり柔らかい印象の本。探偵小説的手法で両者が同一人物であるか否かを探る…という異色作。
衣川で死んだはずの義経が宮古へ逃れ、八戸へ逃れ、蝦夷へ渡り樺太からシベリアへと渡った可能性の検証。
そして義経の死後、蒙古族に突如出現したリーダーのよくわからない出自と、地名や周辺の人々の名前に残る義経の痕跡。そして状況証拠の数々…。
マジかよ!?って偶然の一致の数々を指摘する神津先生に、もう完全に成吉思汗は源義経本人だろ!って思った。それに清朝の正体までも明らかに!
なぜもっと有名になってない?なぜ「やりすぎ都市伝説」で取り上げられない?!
これ、読んでる最中はすごく面白くて興奮した。途中までは。
資料収集で手伝ってくれた助手をめぐって、歴史学の助教授と病室で緊迫の丁々発止の大論争。そして神津氏がドヤ顔で「成吉思汗」という名前に込められた意味を語る。
なんか、終盤は不思議な因縁は巡る…というラブロマンスな展開。ちょっと失望。
ま、江戸時代以降脈々と続く義経=成吉思汗論争のおさらいもしてくれる1冊。
この作家は後に「邪馬台国」も明らかにしてしまったそうだけど、著書に「ノストラダムスの大予言」もあるのはいただけない。松本清張の歴史本に比べると格がだいぶ落ちるな…。
ちなみに、日本にはイエスキリストは青森で死んだという伝説もあるらしいけど(笑)、社務所をヘブライ語でシャムショという…という話を聞いたとき、ぶっちゃけ自分は完全に信じたw
高木彬光ってもう忘れられてる作家だと思っていたけど、この本は今日までよく読まれているようだ。日本のベッドディテクティブ歴史ミステリーロマンの代表作。
東大法医学部の名探偵・神津恭介助教授が盲腸で入院したから暇つぶしに「源義経が成吉思汗ってことを証明するわ~」って本。
もちろん学術書じゃないので読んでいてかなり柔らかい印象の本。探偵小説的手法で両者が同一人物であるか否かを探る…という異色作。
衣川で死んだはずの義経が宮古へ逃れ、八戸へ逃れ、蝦夷へ渡り樺太からシベリアへと渡った可能性の検証。
そして義経の死後、蒙古族に突如出現したリーダーのよくわからない出自と、地名や周辺の人々の名前に残る義経の痕跡。そして状況証拠の数々…。
マジかよ!?って偶然の一致の数々を指摘する神津先生に、もう完全に成吉思汗は源義経本人だろ!って思った。それに清朝の正体までも明らかに!
なぜもっと有名になってない?なぜ「やりすぎ都市伝説」で取り上げられない?!
これ、読んでる最中はすごく面白くて興奮した。途中までは。
資料収集で手伝ってくれた助手をめぐって、歴史学の助教授と病室で緊迫の丁々発止の大論争。そして神津氏がドヤ顔で「成吉思汗」という名前に込められた意味を語る。
なんか、終盤は不思議な因縁は巡る…というラブロマンスな展開。ちょっと失望。
ま、江戸時代以降脈々と続く義経=成吉思汗論争のおさらいもしてくれる1冊。
この作家は後に「邪馬台国」も明らかにしてしまったそうだけど、著書に「ノストラダムスの大予言」もあるのはいただけない。松本清張の歴史本に比べると格がだいぶ落ちるな…。
ちなみに、日本にはイエスキリストは青森で死んだという伝説もあるらしいけど(笑)、社務所をヘブライ語でシャムショという…という話を聞いたとき、ぶっちゃけ自分は完全に信じたw
2018年7月15日日曜日
別冊カドカワ「総力特集 欅坂46」を読む
別冊カドカワ「総力特集 欅坂46」20180703 が発売中。入手したので読む。これがほんとに全て欅坂に関する内容の211ページ。
CD買わず握手も行かず、ライブもたまにしか行けない無課金ファンの自分にとって、これが唯一の応援方法。今年は「欅共和国」が当たらず行けない。
表紙巻頭グラビア&1万4000字インタビューが渡邊理沙。これが沖縄のビーチまでロケに行ってるというのに露出がいっさいないのが清楚な坂道ならでは。
裏表紙巻頭グラビア&インタビューが菅井友香。こちらは渋谷原宿でのスナップ。
休養中の志田、原田、そして平手を除くメンバー18名全員のインタビューもしくは対談がある。ほとんどのメンバーが改めて平手友梨奈のスゴさについて語っている。そして平手不在だった2nd Anniversary Live 大反省会。
その中でも自分が「お?!」と思った箇所をPICK UPすると
今年の「欅共和国」へ行けないのが残念だ。
CD買わず握手も行かず、ライブもたまにしか行けない無課金ファンの自分にとって、これが唯一の応援方法。今年は「欅共和国」が当たらず行けない。
表紙巻頭グラビア&1万4000字インタビューが渡邊理沙。これが沖縄のビーチまでロケに行ってるというのに露出がいっさいないのが清楚な坂道ならでは。
裏表紙巻頭グラビア&インタビューが菅井友香。こちらは渋谷原宿でのスナップ。
休養中の志田、原田、そして平手を除くメンバー18名全員のインタビューもしくは対談がある。ほとんどのメンバーが改めて平手友梨奈のスゴさについて語っている。そして平手不在だった2nd Anniversary Live 大反省会。
その中でも自分が「お?!」と思った箇所をPICK UPすると
- 理佐「夏のツアーは思い出したくない」「2ndアニバーサリーライブは(平手不在という事態に)泣きそうだった。実際泣いてた。」
- 理佐は意外にこどもだなと感じたw 大人たちが使ってる難しい言葉は家へ帰ってから調べてみて「今度使ってみよう」って。そこ、感心。
- ねるが「例によって」という言葉を使っているのを聴いた理佐「その言葉をぜんぜん知らなかった」。それ、ぜんぜん難しい言葉じゃないぞ。
- 菅井は平日の渋谷原宿で撮影してるのだが、誰からも気づいてもらえないことに凹む。
- 菅井「欅坂は21人でというのを大事にしていた。それが崩れるのは悲しい面もあるけど甘えだったのかも…」「欅坂がずっと続いていくためには(新メンバーは)必要かな」「先に進むためには失わなくちゃいけないものもあるのかな」と今後の不安も吐露。長濱も変化していく欅坂への不安を口にする。
- 体力のない上村は漢字欅だけでのライブが休憩できず本当にキツかった様子。
- 156座談会でアニバーサリーLiveの「不協和音」で黒い小麦粉(?)をまき散らすという演出があったことを初めて知った。
- 青空とMARRY対談、やっぱり梨加さんはほとんど喋ってないw 相槌うってるだけ。自分、梨加さんがほとんど喋らないのは日本語の語彙力がないからではないか?と思い始めてる。
- 「ガラスを割れ!」でゆいぽんとWセンターを務めた今泉「絶対に間違えられないというプレッシャーがはんぱない」「これに耐えてきた平手はほんとにすごい」「今まですいませんでしたっていう気持ちになった」と注目の発言。今泉も平手のスゴさを認めていた。
- 振付師TAKAHIROインタビューでは「すでに出来上がってるダンスをライブパフォーマンスでやるときの"不気味の谷"」について語っているのが目新しい。
- 「危なっかしい計画」で志田の煽りの代役を務めた織田は「愛佳の煽りが好きだった」と話す。
- 佐藤はROCK IN JAPAN FES.の人の多さに驚いていた。あと、「ロックフェスはつまらないと客が1,2曲で別のステージに移動し始めるけど精神的に負けるな」とスタッフから事前に言われていた。
- 多くのメンバーが楽しい思い出として記憶しているのが「欅共和国」
- 織田は欅共和国で初披露した「危なっかしい計画」が「初めてライブをしていてめっちゃ楽しいって思った」と発言。佐藤が「そこで?!」とツッコむ。
- 作家・誉田哲也は欅オタで「サイレントマジョリティー」PVは何百回と見て、シングルは毎回全種類を購入w 「平手友梨奈は身体能力も表情の表現力もすごいけど、一番の魅力は声質」
- 豊島監督によれば、女優志望の織田は「徳山大五郎」で素晴らしい演技をしていたのに、ショートフィルム「未来のあたし」では演技がぜんぜんできなくなっていた!w
- モデルとしての欅坂を、文化服装学院教授、non-no、Ray、ar、JJ、ananの各編集長、TGC、GirlsAward担当者たちが語る。あたりまえなことかもしれないが、欅メンバーたちの起用にはちゃんとその理由があった。
- なかでもアイドルをモデルとして起用することに最後まで抵抗(?)していた「JJ」の牙城を落とした土生は立派。異例の「テストシュート」まで受けていた。
- 音楽一家に育った長沢は山形時代、母親と葉加瀬太郎コンサートに何度も出かけていた。あと、ジェイク・シマブクロのライブへも行っていた!
- 守屋パパはパフュオタ?!小学生だった守屋にPerfumeを聴かせていたらしい。守屋が特に好きな曲が「love the world」。アルバム「JPN」はかなり聴き込んでるとのこと。だが、やはりAKB48の影響が大きいとも語る。
今年の「欅共和国」へ行けないのが残念だ。
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