2018年7月5日木曜日

北川景子「モップガール」(2007)

北川景子の初主演ドラマが「モップガール」(2007 テレビ朝日)。北川景子はこの後に人気女優へと成長したのでこの作品はとても有名。

主題歌は沢尻エリカ「Destination Nowhere」(Sony Music Records)。ちなみに、沢尻と北川は前年の映画「間宮兄弟」で姉妹を演じている。
だが、米ドラマからのパクリなどの指摘があったために今日まで一度も再放送されていないしDVD化もされてない。中華圏ではテレビ録画をDVD化したものが売られていて日本でも流通していたらしい。今では動画サイトなんかで見ることが可能。

本放送のときに録画したDVD-Rを11年の時を超え、やっと見てみることにした。実は5年ほど前に一度トライしたのだが、2話で挫折w ぶっちゃけそれほどクオリティ高くない。
全話録画してたつもりだったのだが、第3話と第5話が欠落してた…。なので今回すべては見ていない。
ちなみに自分、北川景子主演ドラマを「セーラームーン」と「モップガール」しか見ていない。「ブザービート」も現在放送中の「西郷どん」も見ていない。自分としてはこの「モップガール」で景子への恋は終わっていたw

ヒロインはウェディングプランナーの会社に勤めていたのだが、大事な場面で失敗して「特殊清掃」の会社へと移動させられる。特殊清掃とは犯罪事件現場の血痕なんかを掃除する仕事。
このヒロインが素人でありながら刑事事件に意見するw 独自に介入して捜査w ぜんぜん仕事をしていない。本業のモップ清掃シーンがほとんどないw
この頃の北川景子はまだ初々しくてポンコツ。拙い演技力を120%発揮してコメディエンヌぶりを発揮した。

全力一生懸命キャラだが常に結果がトホホなドジっ娘。ずっと困り顔、もしくは変顔。(ひらがなけやきの井口そっくり)
しかも意図せずタイムリープまでしてしまうという超能力者。いろいろ盛りすぎ。時間を戻って犯行を未然に防ぐ。
共演は谷原章介。ドSな上司。金髪外人女でさえあれば誰でもいいという特殊な嗜好趣味を持った男でいろいろとセコくてケチ。堀北真希と共演した「出るとこ出ましょ」とほぼ似たようなキャラ。ヒロインにまったく協力しないが時にきまぐれで窮地を助ける。「TRICK」の上田と山田のようなコンビ。
「都市伝説の女」などへも繋がる軽~くてバカでライトな刑事事件要素が入った典型的なテレ朝コメディードラマ。
職場に佐藤二朗がいてびっくり。佐藤はこの10年まったく変わっていない演技をしている。高岡奏輔もいる。JKバイト役で夏菜がいてびっくり。

第1話はヒロインの恩師(小倉久寛)の銀行強盗をふせぐために奮闘する話。とにかく北川の頑張りぶりが全力すぎて異常。このドラマは新人女優の魅力に強く引き付けられるタイプのドラマ。
北川景子を美人と認めない人も多いのだが、今見るととても初々しくて可愛らしい。それにやっぱり美人。
銀行強盗が子どもを人質に取ったと誤解された小倉が駆け付けた警察官に拳銃一発で胸を撃ち抜かれて死亡する。んなアホな…感がしまくる。あとは人情ドラマ。脚本がしょぼいな…。
この時代はまだスマホが存在しない。なのでヒロインは道に迷いまくり遅刻しまくる。インターネットで地図を調べることすらしていない。
ちなみに北川演じるヒロイン桃子は大病院の令嬢。さらに男性の筋肉に執着するキャラ。

言葉の間違えネタは寒い。そもそも日本語を正しく使えない人に鋭い理解はできない。思いつき捜査でラッキーパンチが出るのを待つバカでもカンのいいヒロイン。
あとはひたすらテレ朝のつくる刑事ドラマクオリティの各話が全10本。どれも景子を見る目的以上に面白いということもない。なので続けてすべてを見るまでもないかと。第2話はホモオチ、SMオチまで盛ってくる。
「都市伝説の女」もそうだったけど、ドラマ終盤はコスプレシーンがやたらと増える。
いつか配信で見れるようになるのを待つしかない。それまでは人気女優でいればいいけど。

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