2020年2月3日月曜日

小松菜奈「坂道のアポロン」(2018)

小松菜奈の出演作に「坂道のアポロン」(2018 アスミックエース 東宝)という映画があるので見てみる。これも三木孝浩監督作。

医師(知念侑李)がお年寄りたちを診察しながら高校時代を回顧するドラマ。横須賀から長崎に転校した大人しく真面目な高校生が主人公。
かけがえのない友と出会ったあのころ…という映画なのだが、これがどうも昭和40年ごろの話?

何の予備知識もなく見たのだが、とても古くさい青春映画を見ている感じ。見ていてとても恥ずかしい。

今では絶滅したジャズに熱中する高校生たち。一昔も二昔も前の高校生。ジャズをカッコイイ知的な嗜みとして吹かしまくる。ジャズをわかってる俺たち、かっこいい!w
ケンカ番長の不良高校生中川大志が「嵐を呼ぶ男」的なドラムを叩く。石原裕次郎とかの時代?
ヘアスタイルがあんまり60年代っぽくない…と思ってたら、ハーフという設定だったのか。

この世代は現在70代になってるはず。これはマンガ原作の映画化だそうだが、なぜそんな時代のマンガがヒット?!なぜに今映画化?

ディーン・フジオカが東京で学生運動に熱中しジャズトランペットを吹くという、映画や小説でしか見たことのないキャラ。学生に見えない。
ヒロインの恋のライバルはまたしても真野恵里菜。三木孝浩監督作は真野恵里菜率が高い気がする。
小松菜奈の海水浴水着シーンがあってびっくり。セパレートタイプの紺色水着。
小松の父親(レコード店経営)は中村梅雀だが、この父親でこの娘はないと思う。

主人公の家庭が地獄。よその家に引き取られた子?医者になることを宿命づけられ強要される。
あのばばあが何もかも嫌味で嫌悪感。ピアノに文句言ってきたら「うるせえ!」って言って顔面に一発お見舞いしてやれ!その家の娘も嫌味。「ここはアンタの家じゃない」って言ってきたら、みぞおちに回し蹴りでもお見舞いしてやれ!

ぜんぜん新鮮味がなく、見ていてほとんど面白さを見出せなかった。ぶっちゃけつまらなかった。途中から集中力を失い流して観た。
ジャズは電気がなくても対応できるから甘ったるいグループサウンズより優位というシーンに笑った。

なにもかも予想の範囲を出ない。小松菜奈はもっと刺激的でぶっとんだキャラじゃないとダメ。

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