2020年11月12日木曜日

小松菜奈「夢を与える」(2015)

小松菜奈菊地凛子が主演した2015年のWOWOWドラマ「夢を与える」をようやく見た。監督は犬童一心。

綿矢りさの原作は2007年に出た直後に読んだ。自分は綿矢の本は「インストール」「蹴りたい背中」から「勝手に震えてろ」まですべて読んでいたw 史上最年少芥川賞の才能に震えていた。だが、もう読んでないな。
この本が出たときの綿矢は早大を卒業しプロ作家になったころ。わりとショッキングな内容。

このドラマも本放送のときにいちおう全話録画しておいた。いつか見るだろうと。だが、一度も見ないままにHDDが逝ってしまって見れなくなっていたのだが、今は配信で気軽に見れる。

原作ではラストに書かれている恐怖展開を、このドラマはいきなり性行盗撮動画流出で大騒動…という始まり。(綿矢原作は結合する局部などの描写もあって過激。)

両親と3人協力しながら美少女子役からスターモデル女優へと歩んでいく成功物語なのだが、人気絶頂に到達したときに、背中にタトゥーのある性悪半グレ男に引っかかる。リベンジポルノどころか最初からそれ目的の盗撮で転落するというホラー展開。

子役がだんだんとスターになっていく過程と転落を交互に描く。親子が得たものと失ったもの。人気絶頂のころと転落後の周囲の人々の表情があまりに落差がある。これが人間か。社会は怖い。

日仏ハーフヒロイン阿部夕子の子役時代を演じたのは谷花音。残念だがまったくハーフ美少女には見えない。
少女の母菊池はフランス人夫と会話がフランス語。そういうのいらないと思った。

見ていて嫌な気分にしかならない地獄のような内容。周囲の大人たちがそろいもそろってアホ。事務所の男たち、マスコミ、みんな芝居がかってヒステリック。
映像から本人かどうかの検証は科学警察やAIの仕事だ。本人が否定すれば証明のしようがない。コメントを求められても何を言えと?

で、このドラマは当時18歳の小松菜奈を鑑賞するドラマ。小松の活躍は第2話から。
高貴なスターを田舎の公立中学に通わせるなよ。やっぱりクソ男子生徒だらけ。だが、濱田龍臣くんは明らかに小松と同等のスター。
走高跳CMはすごく良い。出演するバラエティがほんとにありそうな番組。
ADがキモすぎる。こんなやつとは絶対一緒に仕事させるな。

夏帆がバラエティで色気を振り撒くちょっと頭悪そうなアイドルグループのひとりで笑った。夏帆の演技がすごい。ここからテレビつけて見た人はほんとにこんな深夜バラエティ番組かと思うはず。リアルすぎ。

突然の事故死がコントにしか見えなかった。なんと安っぽいのか。バラエティ番組の裏側の人間たちが酷い。テレビ局の雰囲気が悪すぎる。テレビ局の上層部もクズ。ディレクターもクズ。
ステージママになった菊池も酷い。こいつも悲劇の元凶。「キャラがかぶるハーフタレントには話を振るな!」とか、いい大人が言ってて恥ずかしくないのか。

エゴサーチで落ち込んでストレスで禿げるとかフィクションであっても可哀そう。ゲス男につぐゲス男。地獄につぐ地獄。最悪に胸糞悪いドラマ。「渇き。」に匹敵する地獄。
夢を与えるはずが、いろんな人間の欲望に喰われた美少女の話。こんなに酷い日本で今見るべきでないドラマ。

こんなん見たら子どもを芸能界に入れたいなんて誰も思わないはずだ。このヒロインの失敗はマネージャーの失敗。娘は不良男と出会った段階で負け。
てか、現実世界ではこのダンス男はヤクザ使って消されるはず。

第4話はドラマオリジナルな内容。蛇足。くだらない。これは原作のほうが上。
保護者は現場に立ち会う権利があるのでは?あのキモディレクターは社会的に抹殺するべき。

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