2020年6月6日土曜日

小松菜奈「バクマン。」(2015)

小松菜奈出演作リストの中でまだ見てなかった「バクマン。」をやっと見た。監督脚本は「モテキ」の大根仁。製作市川南の東宝映画。もう5年前の映画なのか。

まず冒頭で週刊少年ジャンプがいかにすごいコミック誌であったかを主演2人のナレーションで説明。

そもそも佐藤健が教室でマンガイラストを描いている高校生って無理だろって思った。
神木隆之介くんはどの映画を見ても神木くん。すごくハキハキ強く喋るメガネ役が個性の俳優。この二人が高校で出会ってマンガを描こう!ということになる。まんが道。

小松菜奈が最初のカットから光り輝いてる。天使かよ!ってぐらいスタイルが良い。笑顔が強い。今まで見た小松菜奈映画の中でも特別に可愛く撮れてる。さすが大根監督だ。大根は女優にちょっとでもブスに映る一瞬を許さない。
夏休み、ふたりはマンガを書き上げる。
ジャンプ編集部で電話をとる山田孝之がいかにもダルそう。期待してないにしても持ち込みに来た高校生に希望が持てるように接しろ。
って思ってたら山田はふたりを正しく評価。編集長リリーはやや厳し目評価。

ふたりはあっという間に懸賞で準入選。パーティー席上で桐谷健太、新井浩文、皆川猿時といったライバルで仲間と出会うのだが、同時に染谷将太という天才高校生に出会う。

佐藤健は大好きだったおじさん(宮藤官九郎)の「バックマン」が打ち切られたことでリリーを根に持ってる。新連載を持つのも競争。アンケートの成績で打ち切りの危機にも耐えるのも競争。
ジャンプ連載の漫画家と編集者がどういうことをしているのかが示される。編集者の会議とかリアルにそれっぽい。
結果、主人公ふたりだけが新連載を得られない。ふたりは自分たちの王道を探す。

新連載のアンケート人気バトルの表現はマンガ家をテーマにした映画ならでは。
だが、連載の厳しさをふたりは味わう。3週4週と人気を保って単行本になってアニメ化って大変なことなんだなと気づかされる。ふたりはボロボロ。

CMやドラマでよく見る人々だらけの映画。見ていてずっと楽しく飽きない。爽快感もある。
なんか、原作になんの思い入れもない自分でも面白かった。大根監督、さすがだ。エンドロールも「モテキ」なみに面白い。リリー・フランキーもさすがだ。

主題歌はサカナクション「新宝島」。つい最近の曲だと思ってたけどもう5年前の曲なのか。この映画の音楽を担当したのもサカナクション。

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