2010年4月30日金曜日

英詩訳・百人一首

今日読んだ本がこれ。「英詩訳・百人一首 香り立つやまとごころ」マックミラン・ピーター 集英社新書 2009 

百人一首にふれたのは小学生以来だ。当時は競技カルタのために40首は暗記していたと思う。それがいまではさっぱり忘れた。 

百人一首に関心があったわけではない。マクミラン版の大胆な訳のしかたに関心があった。 
ドナルド・キーンによる序文を読むとこの本を読みたくなる。韻を踏むことにこだわるのをやめることで新たな地平が開けてくる。

柿本人麻呂の有名な一首「あしびきのながながしおのしだりおのながながしよをひとりかもねむ」はこうなる。衝撃!

The
long
tail
of
the
copper
pheasant
trails-
drags
on
and
on
like
this
long
night
in
the
lonely
mountains
where
like
that
bird
I
too
must
sleep
without
my
love.                                           

って危険な冒険。 PerfumeのSpeed of soundを思い出したわ。

ぶっちゃけ百人一首って英語訳で読んでみてもパッとしないものも多い。日本語でも意味がわからないものがほとんど。

2010年4月29日木曜日

ポリーニ&ベーム 皇帝

Pollini_boehm さて、今日聴いた1枚。 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調op.73「皇帝」 マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ) カール・ベーム指揮 ウィーン・フィル 1978 Deutsche Grammophon ザ・名盤だ。 自分はぶっちゃけベートーヴェンとか普段あまり聴かない。だがこの曲は昔から好きだ。冒頭の大カデンツァは誰でも聴いたことあるだろう。クラシックの中のクラシック この曲は自分がクラシック聴き始めたころ買った思い出の1枚 

このCD買った時 すでにベームはこの世になく 評価が微妙な位置にいた。そして当時36歳のポリーニのピアノの打鍵!評価が分かれていた。自分も実はそれほどこの盤を評価していなかったのだ。だがしかし 今回ひさしぶりに聴いてみて やっぱり これはこれでいい!ウィーン・フィルの音!完璧!ROCK!まずこれを聴くべき。

2010年4月27日火曜日

DOES バクチ・ダンサー 

Does_bakuchi_2 ふっくんさんが突然このCDを貸してくれた。うれしい。2006年メジャーデビューのスリーピースバンド DOES(ドーズ)の最新シングル「 バクチ・ダンサー」の限定銀魂盤だ。けっこう入手困難な初回盤らしい。ちなみに自分はこのアニメを一切まったく知らない。人気作らしいのだが。今の若者はアニメが好きだなあ。

さて4曲も入っているのでmaxi以上ミニアルバム未満といえる徳用盤 じぶんにはぶっちゃけM1の表題曲の語感がしっくりこなかった。え?何?バクチ?博打?博打ダンサー?なにそれ?と。冒頭のドスドスドスドスのキック4発とかカッコイイのだが この年代のバンドとしては音楽が、ワードが、歌唱が否定的な意味で若い気がした。まずアニメありきで、映像ありきでの作品なのかも。言葉の選択とか若い人にはウケるかもしれない。わかりやすく盛り上がれそうだ。 むしろM2,3,4が自分としては気に入っている。自分には「曇天」のイントロで沸騰するキッズの映像がイメージできている。

DOESはROCK IN JAPAN FES.2010 2日目の8月7日に出演することが本日発表された。ちなみに自分はCOUNTDOWN JAPAN 0708 幕張でDOESのライブを見ている。このバンドの音楽にふれたのはそれ以来となる。ライブを見た当時の日記では とても好意的な感想を書いた。「カッコイイ。10代にはウケるだろうと。」 以後、あまり接する機会がなかったのは残念だ。今年の夏は再開できる見通しだ。 

PS. イエモンをうけつけないひとにはDOESはダメなんだそうだ そういえば吉井に声が似ている

2010年4月26日月曜日

上野原から三国山&生籐山

Sp1050302 09-10シーズンはあまりに寒く体調を崩すことが多く、なおかつ休みのたびに天候が寒すぎたり安定しなかったので シーズン反省の意味をこめて今日も出かけた。T君と2人で。思い切って久々900メートル越えのチャレンジャー。ちなみに二人ともがっつり登山派ではない。ごくふつうの普段着で出かけるのが人と違うところ。

朝6時30分に家を出発。7時に新宿西口をATMを探して歩き京王線で高尾まで行きJRに乗り換え里山キャリア初の山梨へ足を踏み入れる。



Sp1050303 田舎駅なのに学生で激混み。ホームが茶髪で派手な学生であふれている。

朝2本しかない上野原駅から井戸行きバスに乗り込み 石楯尾神社前で下車。我々以外にも数人がここで降りた。朝10時過ぎ。

延喜式にも記録がある古社だけど人気がまったくない。

花の咲く美しい集落を抜けると杉林

急な斜面をジグザグに登ります。



Sp1050304 うわ~キツい。

久しぶりにこんな急な坂道を登っている。

でも 今日は空気が清清しく 暑くも寒くもなくて絶好のコンディションだった。

空気も乾燥している。

最初にキツイ坂を上りきると尾根道





Sp1050307 三国山までの尾根道は桜並木で有名なのだが 桜もほぼ終わり・・・・

わずかに残っている桜を見ながら休憩


Sp1050310 ここからはどーんと富士山が見えました

桜は先週が最盛期だったな・・・


Sp1050309 ヤマトタケル伝説の水

甘草水

ここで水を汲んで 三国山頂へ

山よ 水をありがとう


Sp1050313 神の水を沸かしコーヒー&カップめん

うわ~ 地面から沸いてくる水を沸かして実際に飲むの初めて

ここは我々以外にも人が多かったのであまり長居したくなく次へ移動


Sp1050314 かなり急な岩場を登りきると生籐山990m

狭い場所でタバコふかしてるバカがうざいので15秒ぐらいで次に移動

ここが今日の目的地だったのに


Sp1050315 下りがものずごく急で慎重に降ります

木々にしがみつきながら

恐い


Sp1050316 茅丸 1019メートル 今日の最高地点

久々の1000m越え

ここは人もおらずいい景色を眺めながら休憩


Sp1050318 連行山から柏木野へ降りる道の分岐点

このころが風が冷たくて気持ちいい

だがしかし この道が荒れていてヤブが深く イバラが咲く ふみあとが不明瞭な歩きにくい道

倒木が道を遮る ず~っと単調な狭い斜めで歩きにくい道が続く

精神的に疲れた



Sp1050319 こんな道

あまり この道を通る人はいないみたいだ

ざわわ~

けものみち

一人だととっくに心が折れている


Sp1050321 単調な道だったけど 誰も通らない 通った痕跡も少ない道

ようやく変わった大木が我々の目の前に

ついつい釣られて まっすぐいって見ると

道がなくなった

落ち着いてよくみると右側に下りていく道が

やはり地形図もってきてよかった



Sp1050323 ようやく柏木野の集落へたどり着いた

バスが行った直後で1時間以上待つ

いや~ 今日はひさしぶりにがっつり歩いた

膝が痛い

こりゃ明日あさって 足が痛いだろうな

バスで30分かけて五日市駅へ



Sp1050322しかし 信じられない距離を歩いた

特に最後の下りがひどかった

道が不明瞭で整備されていないので 地図がないと心細い

でも それほどのアップダウンがないので体力的疲労は少ないが やはり膝ピンポイントにくるね

五日市線 信じられないぐらいにやかましい中学生だらけだった

家には8時30分ごろ帰り着いた


2010年4月24日土曜日

北乃きい「ハルフウェイ」(2009)

「ハルフウェイ」を見た。 脚本家北川悦吏子の初監督作品。 
ジャケットからして高校生の恋愛モノ。退屈するだろうなと思っていた。
でも、この映画は岩井俊二小林武史がプロデューサーとして参加した作品。きっと何か違うおもしろい作品だろうと決断。 

これといったストーリーがない。高校生によくある風景。誰にでもある高校時代のヒトコマ。「やっぱりやめる」「やっぱりする!」といったどうでもいい内容の会話が延々と続くだけの映画。

だが、主演の北乃きいちゃんに完全にやられた!参った!こんなにも可愛いかったとは!

自分はあまりカワイイタイプのアイドル女優に関心を払っていなかったので、すでに10代を代表する女優として有名なこのヤングスターに注目してこなかった。

こんなにも予測不能でトリッキーな動きをされると、そりゃあもう男子高校生にはたまらないだろうなと。毎日振り回されるだろうなと。

登場人物全員がとにかくどうでもいい会話をしている。しゃべり方があまりに「素」でリアル。さすが脚本家としてヒットを多く生み出した北川悦吏子だ。
仲、大沢のだらだらしたどうでもいい喋りがいい。成宮演じる教師だけが真剣で例外。

あと、ムダに紅葉がキレイ。長回しのシーンが美しい。なんで?北海道の秋の空気感がよく出ていると思う。北海道民は開拓民の子孫なので物事にこだわったり執着せず思い切りがいいという話を聞いたことがある。みんなそんな感じだ。

とにかく 「え?!」っていう映画だけど、自分には面白かった。今後、北乃きい映画をチェックしていこうと思う。

2010年4月23日金曜日

マーラー:交響曲第3番 アバド&ウィーンpo盤

Mahler3_abbado
昨日ファミレスで読書の友に選んだCDがこれだった。マーラーの交響曲第3番 クラウディオ・アバド指揮 ウィーン・フィル 

Gustav Mahler : Symphonie No.3  Jessye Norman , Konzertvereinigung Wiener Staatsopernchor,Wiener Sängerknaben,Wiener Philharmoniker , CLAUDIO ABBADO  Deutsche Grammophon 1982

なにせ演奏時間100分、そうそう再生できる曲でもない。ファミレスで何聴こうか?と思ったとき目に付いた。数年ぶりに聴いたよ。 

このCDも数年前に700円で手に入れた死にかけの西ドイツプレスの輸入盤 最近アバドの名前をあまり聞かないが 当時は世界最高のオケのシェフで世界最高の指揮者だったしウィーンpoの演奏で聴けるのだから安いもんだと思った。 

マーラーを聴くようになるともうどっぷりクラヲタだが2枚しかこの曲は持っていない。ふう、深みにはまる前に踏みとどまった。自分はこの曲が好き。広く浅いクラシック好き 万歳 

ジェシー・ノーマンの歌唱が好きだという人は日本人ではあまり耳にしないが そこは目をつぶって次々と現れるウィーンの管楽器の名人たちの妙技を聴こう!アバドのはつらつとした指揮 もあわせて中古で安く手に入れるならこれ1枚でもいいぐらい。ビシバシッと聴かせる第1楽章、感動的な第6楽章 じゅうぶん満足。でも、次にこれ聴くのいつになるんだろう・・・。

昨日から部屋の整理を始めたが、夏までに部屋の容量を増やしたい。まったく聴いていないCDも処分したいが、売るのも面倒だし捨てようかと思っている…。

2010年4月22日木曜日

線文字B

「線文字Bを解読した男 マイケル・ヴェントリスの生涯アンドルー・ロビンソン著(片山陽子訳 創元者2005)を読んだ。 

線文字Bという言葉は高校生のとき世界史を学んだ時以来ひさしぶりに聞いた言葉だ。

古代ギリシャよりもさらに前の時代。紀元前1450年~1300年ごろエーゲ海で、クレタ島で使われた文字。たしかヴェントリスという英国人によって解読された…という受験知識だけで止まっていた。

まあ、古代の言語を解読する、それは気の遠くなる作業とブレイクスルーをもたらす天才が必要だ。
シャンポリオンもそうだがヴェントリスも少年時代から語学の天才。ヨーロッパ中の言語を学んでしまう。
しかも驚いたことにこの人は言語学者じゃなくて一介の建築家。趣味で線文字Bにとりくんでいたのだ。びっくり。

誰も成功しなかった偉業にどうして成功したのか?
線文字Bにはロゼッタストーンのような手がかりが存在しなかった。資料も少ない。 
クノッソスの粘土板にしか現れない単語はクレタ島の町の名前では?という当たりと、古典ギリシア語では?という推測がカギとなった。

そしてこの人は学者と違い、先を争って秘密に解読したわけじゃない。仕事しながら、オープンにしながら解読に成功した。控えめな人だったらしい。 

享年34歳。交通事故で他界。

ただ、線文字Bって収められた物品の目録とかばっかりで解読できたからといって特になにか面白い物語とか得られたわけではないが、ヨーロッパで読むことができる最古の文字となった。

しかし、まだまだ意味がわからない名詞も多い。綴り規則のルーズさについての箇所で「日本語ではLとRの区別ができない」が例として使われていて、日本人のLRは言語学の世界では有名なんだなって思った。 

というようなことを学習した1日

家へ戻ると部屋の片づけをした。いろいろなものを捨てる決心をした。お金を出して買ったものもいまでは何の価値もない。虚しさを感じた。

2010年4月20日火曜日

チャットモンチー 「ヒラヒラヒラク秘密ノ扉」

Chatmonchy_hirahira チャットモンチーの「ヒラヒラヒラク秘密ノ扉」Ki/oon Records 2008 を105円で手に入れた。Track1  はアルバムに収録されているのでTrack2&3が注目となる。「ドッペルゲンガー」「意気地アリ」である。 ユニークでへんな曲である。つしまみれに近い印象を受けた。

さて、6月2日のSTUDIO COASTのチケットを取ってしまった。自分にとって初めてのチャットモンチーワンマンとなる。まだフェスで2回しか見たことがない。すべての曲を知らない。アルバム2枚とシングル2枚しか聴いたことがない。でもまあ、入場整理番号が最悪なので後方で酒飲みながらぐだぐだ見てこようと思う。けっこう楽しみにして待っている。


2010年4月19日月曜日

まだまだ桜 花見@新宿御苑

Sp1050285 もう都心の桜は終わった と思っていた。しかし、新宿御苑はまだまだ桜! 職場のみんなで花見へ出かけた。 

散らし寿司たべたりして 花をみて歩いて帰ってきた。

暖かかった。

Sp1050290 さ~く~ら~♪

Sp1050291 絶好の花見日和
予想より多くの人々が平日だというのに花見をしている
帰宅ラッシュが始まる前に帰ってきた。

2010年4月17日土曜日

凛として時雨@さいたまスーパーアリーナ

Sp1050281
凛として時雨のライブへ久しぶりに出かけた。CDJ0910でがっつり参戦して以来の時雨、ワンマンではTornadoZは欠席だったので昨年5月のAX以来となる。ひさしぶりでうきうき。ああ、さいたまスーパーアリーナ初めてだよ。赤羽から電車1本で行けて近くていいね。16時30分ごろ家を出て17時過ぎにさいたま新都心駅を降りると 時雨T着た若者だらけで なんんとなく歩いていくと会場に着いちゃった。

いちおうTシャツなんかを物販でチェックしたもののMサイズはほとんどが売り切れ。まあ、そうなるわな。タオルも売り切れで結局何も買わず。

この公演のチケットは一般発売後フツーにファミマの端末で買うことができた。今まで散々苦労してチケットを手に入れていたのに・・。やはり大きい会場だと入手は楽だ。希望通りスタンド席指定Aで。どうやら当日券もでたらしい。アリーナというものの収容は武道館よりは少ない。

コーヒーとハンバーガーで軽く食事を済ませた後 席について開演を待つ。例のピエールの開演前の諸注意。ヒルクライムにつっこむ。JWALKにつっこむ。押尾につっこむ。「場内での覚せい剤、大麻の使用禁止 ダメぜったい!」(あたりまえだ) 半笑い。 場内大ウケ。「ヴァイブス!」 1回目

15分押しで「鮮やかな殺人」でスタート おお、ここのスタンド席って震度4ぐらいに揺れるんだな・・。ステージが遠い。しかもステージ上を映し出してくれる画面がない・・・。これは意外だった。 
「ハカイヨノユメ」でTKのシャウトが! おお、新曲が!初めて聴いたけど すぐにこれが「I was music」だってわかったね。曲間で場内水を打ったようにシーンとなるけど 「a 7 days wonder」あたりから掛け声が起こり始める。

ピエールのドラムショー 地元での晴れ姿。初めて両親が見に来ているというのにやはり今回も最低でどいひーなシモネタMC炸裂!「ランランルーっていえ!」それに答えるオーディエンス。地元せんげん台駅で友達のお父さんにばったり出会って飲みに誘われた話とか「サザエさんでしかみたことねえ!」など支離滅裂脱線MC Yahoo知恵袋でピエールのシモネタを質問するヤツ回答するヤツの話も

「JPOP Xfile」「Telecastic fake show」「nakano kill you」で一通り盛り上がった後 TKがようやく口を開いた「ベースボーカルの345さんです」
そしていつもの物販紹介コーナー ほっと心和む時間。

「傍観」でクライマックス。 いつものようにギターぶちまけて立ち去るTK 「アンコールは絶対ない」と決めていたので 3人が立ち去るのを見届けると固まったままのオーディエンスを横目に即効会場をダッシュで出て駅へ向かった。ああ、楽しかった。iPodで今日のセトリを確認しながら友人宅へ電車で移動

週末は福生の友人宅で過ごした。
Sp1050280

1.鮮やかな殺人
2.Sadistic Summer
3.ハカイヨノユメ
4.DISCO FLIGHT
5.I was music
6.Tremolo+A
7.想像のSecurity
8.CRAZY 感情 STYLE
9.テレキャスターの真実
10.ラストダンスレボリューション
11.a 7 days wonder
12.moment A rhythm 
ピエール中野 ドラムソロ&MC
13.JPOP Xfile
14.Telecastic fake show
15.nakano kill you
16.感覚UFO
17.夕景の記憶
345 物販コーナー
18.傍観

2010年4月15日木曜日

「こんばんは、鶴です」の鶴

Tsuru_sakura 今年の春ももう終わろうとしている。この春も十分さくらを見ることができた。神に感謝。自分は季節に合わせて何かを聴いたりしないのだが これを取り出してみた。2009年2月18日リリースの「鶴」の「桜」 WARNER MUSIC JAPAN を聴いている。 ちなみに 昨年秋ごろ50円(!)で手に入れた。いや、救出した。最近この曲が収録されたコンピアルバムが出ることをテレビCMで知った。多くの人に聴いてもらいたい名曲だ。

まあ、知っている人は知っていると思うが「鶴」は埼玉県鶴ヶ島市出身のバンドである。ちなみに自分が埼玉にそんな名前の市があることを知ったのはこのバンドのおかげである。漢字1文字のバンド名って検索しずらいわ~。なにせ1回見たら忘れない風貌とファッション。そして ボーカルがすばらしい!すごく歌がうまい。そしてエンターテナーだ。いままでライブで3回見たことあるけど またそろそろ見に行きたい。

「恋のゴング」「ダンディー・ダンディー・ダンシング」「夏の魔物」のライブテイクが収録されているのも魅力。

自分は鶴ヶ島市民じゃないけど応援している。 同じく鶴ヶ島出身の「さなえ」と そして自分に幸あれ!

2010年4月14日水曜日

Perfume 不自然なガール/ナチュラルに恋して

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Perfume 「不自然なガール/ナチュラルに恋して」 を買ってきた。発売日(2010年4月14日)の前日TSUTAYAフラゲ。ふぅ、あと2枚しかなかったぜ。初回限定盤。ネットで予約しようと思ったけど出遅れてできなかった。 

昨年3月25日の「ワンルーム・ディスコ」以来のシングル。待たせすぎだぜ ヤスタカ。 昨年7月8日の「⊿」リリースからも9ヶ月以上たっているので本当に久しぶりの新曲だ。 Perfume史上最大のブランクを経て発売された今作の期待は大きかった。さっそくiTune&iPodで聴いている。

NBBのCMで聞いていたTrack2 ヤスタカ曰く「鬼キャッチー」なTrack1  この順番はちょっと意外だったな。いわゆる両A面。 

実はこの半年 ここ数年あまりにPerfumeを聴きすぎた反動であまり再生していなかった状態でこの曲を聴いているのだが やはりそれほどの新鮮さを感じていない。 シンセベースの凶暴さはまさにヤスタカ!なのだが 自分はもう以前の自分ではない。もう狂ったように頭を振って暴れられない。適度にオシャレな1枚に落ち着いた。3人ももう子供ではない。
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「ナチュラルに恋して」のPV 最初に見た時は微妙なカンジだったけど 「シクシク」以来のCMタイアップでレベルが高い。カキワリによるパリでのショッピング風横スクロールダンスが新鮮。
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「不自然なガール」のPVはCapsule「Jumper」風のクセのある感じで まだ違和感があって どうも受け入れられない。実演でダンスを見てみたい。

個人的に「神!」なコレオグラフは「コンピューター・シティ」 こんなダンス世界のどこにも存在しないはずだ。 振り付けのMIKIKOは舞踏の世界においてピナ・バウシュに匹敵する重要な人物だ と信じている。

2010年4月13日火曜日

大霧山ふたたび

Sp1050268 昨年4月上旬に出かけた同じ山へ再び出かけた。小川町からイーグルバスで橋場バス停で下車。少し歩き出すともうこんな美しい里の風景。東秩父村。 

職場の人たちと出かけた。天気が良すぎた。暑かった。腕まくりした部分が日焼けした。

無人の野菜販売所とかあったけどこれから山に登るのにね。 持って行けないよね。


Sp1050272 大霧山山頂766m

ここからの眺望は計算ができてよい。

300度ぐらいは眺望が利く。

秩父盆地、寄居、前橋高崎方面と赤城山、日光の山、浅間山… 天気が良くてよく見えた。

山頂でナンにカレーをつけて食べた。

コーヒーをドリップで入れた。

こんな休日プライスレス

2010年4月12日月曜日

ショスタコーヴィチ / 交響曲第15番 ムラヴィンスキー盤

Mravinsky_shostakovich15
ショスタコーヴィチの交響曲第15番イ長調op.141のムラヴィンスキー&レニングラードpo(1976年5月26日のライブ盤 BMG-мелодия 1995)を聴いた。

ごく普通に生活している日本市民は知らないわな。てか一生聴くこともないのが普通だな。自分はこの曲が学生のころから好きだったのだ。カチャカチャ トコトコいった後チーンで終わる。なんじゃこりゃあ?!ヘンな曲!って思った。 「のだめ」ではむしろこういう曲を一発かましてほしかった。

このムラヴィンスキー盤、この曲のディスクとしては世評は高くない。とにかく厳しい演奏。このジャケットのムラヴィンスキーの風貌のような演奏。がっしがしに骨と筋だけにしたような演奏。第1楽章第2楽章のテンポが速いのがどうも人気がない理由かもしれない。オケに余裕がなく緊張感が感じられなくなってしまっている。その分第3第4楽章はいいと思うが。もしムラヴィンスキーが半笑いで第1楽章をユーモアこめて演奏していたらもっと評価が下がっただろう。この演奏だから聴く価値がある。

ストラヴィンスキーの「アゴン」はあまり聴こうと思わない曲。音がよくないし。
Mravinsuky_shostakovich8
PS.これも聴いた。 ショスタコーヴィチ 交響曲第8番 1982年3月のライブ PHILIPS盤 West Germanyプリント

自分は中古店で安いCDしか買わないのだが、このCDはどうやらレアでオークションで高騰したらしい。10年以上部屋の片隅で2,3回聴いただけで死蔵してた1枚。なんでも有名な批評家が絶賛しまくったものの、廃盤だったため需要が供給を大きく上回った。自分はそんな事態が起こる前に中古店でフツーに800円で購入。「トランペットが圧巻!」という評判だったので自分から求めて購入したもの。かざして見ると針で突いたような穴が見える・・・。高値のときに必要な人に売ってしまえばよかった…。

聴いていて耳がキンキンすると思っていた。それに聴くと疲れるのでそれほど再生しなかった。このCDはピッチが高いらしい。でも圧倒的にすごい演奏と評判だ。ソビエト帝国末期の最後の輝き。

ショスタコーヴィチとムラヴィンスキーはマニアが多い。きまって30,40代以上の男。なんでだろう?

2010年4月11日日曜日

ウラジーミル・ヴィソーツキー「大地の歌」

Vladvysotsky
ウラジーミル・ヴィソーツキー Vladimir Vysotsky - Владимир Высоцкий という人を知っている人はほとんどいないだろう。ソ連のボブ・ディラン(笑)

こんな個性的な男臭い唯一無二な存在のシンガーソングライターどこにも存在しない。ギターとベースを伴奏に自作の詩を咆えるように語るように歌う。

1988年にフランスLE CHANT DU MONDE レーベルのライセンスによって日本のOMAGATOKIというレーベルから発売された1枚「ウラジーミル・ヴィソーツキイ/大地の歌」SC-4101を聴いている。 

帯には「現代ソビエトの民衆から絶大なる支持を得ていた男。詩人、歌手、俳優、ヴィソーツキイ 真の姿をここに」とある。 

今でもロシアでは有名らしいのだが詳しくはわからない。1980年に心臓発作で42歳で亡くなったときは20万人もの人々がタガンカ広場を埋め尽くした とある。 

神保町の新世界レコードがなくなってしまい、この人のレコードにはまずお目にかかれない。ソ連国営メロディヤとかからLPが出ていたらしいのだが。

ロシア語の勉強になるかな?とも思ったけど当時のソ連の若者にもよく理解できなかったらしい。相当ロシア語のわかる人にも難しいらしい。 

自分にはカグダーとかセヴォードニャとかいくつか聞き取れる言葉もあったがまったく未知の言語。詩の意味がぜんぜんわからないのが残念。

2010年4月10日土曜日

YUI CDでーた 2006年3月号

Yui_cddata2006_3m 次は2006年3月号の「FROM ME TO YOU」リリース記念 YUIのSELF LINER NOTESを含むインタビューを。 しかし なんちゅう表情のポートレートだ。

歌うことと生きることがとても密接にかかわっている、18歳のシンガーソングライター、YUI。彼女の音楽は、生きることの痛みやせつなさを奥底に抱えている。1stアルバムも、徹底した。“アタシ”のパーソナルな世界観となっている。

「福岡のストリートで歌っていたころがあって、デビュー前に福岡と東京を行き来していた1年間があって、上京してデビューしてからの1年間があって。このアルバムは、いろんな時期の曲が集まって、今の私というべき一枚になってて。だから、思い出深い曲ばかりだし、すごく感慨深いなって。でも、これからだっていう気持ちもあって。次につなげたい作品でもあるんですよね」

アコースティックギターで奏でられる旋律を基調にしながらも、アルバム全体としては、ポップロック的なサウンドアプローチが多い。4枚のシングルしか聴いたことのない人は、意外に感じるかもしれない。

「ずっとストリートで弾き語りをしていたら静かな曲ばかりを書いてたかもしれないんですけど、上京してからいろんな音楽に触れて刺激を受けたし、ライブを重ねるうちにバンドで生きる曲も書きたいと思うようにもなって。でも、やっぱリアコギー本でつくっているので、弾き語りで歌える曲がっくりたいっていう思いは変わってない。その両方が混じり合ったという感じなんですよね」 

色彩豊かなアレンジを施したとしても、もともとは1本のギターから生まれたメロディ。ベッドの上であぐらをかき、アコギを熱心に弾いてる姿か目に浮かんでくる。 

「もともとは自分のためだけに歌っていたので、人のために歌うっていうことに疑問を感じて、思い悩んだ時期もあって。それでも歌っていたのが強かったと思うんです。答えを探して、少しずつその苦しみを乗り越えていって。その時に感じたことを忘れたくないなって思いますね」

その切実さはアルバム収録の「Blue wind」に詳しいが、本作のタイトルにも通じている。

「聴いてくれる人がいるからこそ歌っていけるんだってことに気づいたんです。“わたしからあなたへ”こうして歌えることに対する感謝の気持ちを込めてつけたタイトルです。あと、偉大なビートルズの作品タイトルでもあるんですけど、音楽ファンの方にも聴いてもらいたいし、覚えてもらえたらいいなって」

Merry・Go・Round
「伝えられない思いや、すれ違う気持ち。感情がくるぐる回っているというのをメリーゴーラウンドに例えた、8ビートか気持ちのいい始まりの曲」

feel my soul
「福岡から東京に上京する直前に書いた曲。ストリートでもライブでもずっと歌ってきたデビューシングルなので、思い入れも強いですね」
Ready to love
「これから走り出すっていう、恋愛の曲。上京して間もないころの風景か浮かんできて、私としては、当時の思い出に浸ってしまう曲でもありますね」
Swing of lie
「恋人がいたブランコと別れる直前の主人公の葛藤。すれ違った恋愛は、かつて並んで座ったブランコに似ているんじゃないかと思ったんですよね」
LIFE
「上京してきてからすごい勢いで制作しているころにつくった曲なので、懐かしい感じ。アニメ主題歌で、聴いてくれる人が広がったのもうれしかった」
Blue wind
「歌をつくって歌って、それが多くの人に届いていく。それを発明家に例えた曲です。すごく考えなからつくりましたね」
I can't say
「この曲も恋愛の歌ですね。つい強がってうまく言葉を伝えられない。こういう感情はみんな経験かあると思うし、私もすごく素直に歌ってます」
Simply white
「何も考えてない状態=白。やりかけているものや捨てたいものはたくさんあるんだけれど、結局は考えすぎて疲れてしまうっていう歌ですね」
Just my way
「学園祭ツアーや夏のイベントライブでバンドでやった、盛り上がる一曲。レコーディング自体も、ライブ並みの高いテンションで歌ってます」
Tomrrow's way
「試行錯誤したり、葛藤したりしなからも、前に進むしかないっていう。映画の主題歌だったんですけど、今聴いてもリアルな心情だと思います」
I know
「インディーズ盤に収録された、アルバムの中でいちばん古い曲。オーディションでも歌った、私の原点なので、絶対に入れたかったんですよね」
TOKYO
「上京した時の気持ちを歌った最新シングル。期待と不安が入り交じった感情を、すごくシンプルに一気に書き上げたのを今でも覚えてますね」
Spiral&Escape
「初めてのアレンジャーさんを迎えて制作した、新しい曲。ユニークな構成になっているので、みんなに新鮮に聴いてもらえたらいいなと思います」




というふうに 今回改めて4年前の発言を読み返してみた。「FROM ME TO YOU」は曲として謎なところが多く 今でも再生回数が多い。もうとっくに準備万端なのだが・・・・。

2010年4月9日金曜日

幸手の権現堂堤・桜&菜の花そろって満開

Sp1050257 3年ぶりに職場の4人で埼玉県幸手市にある桜と菜の花畑の名所 権現堂堤に花見に行ってきた。朝から湘南新宿ラインが止まったりというトラブルに遭遇しながらも昼過ぎにここに到達。 人が多かった。ゴザを敷いてランチする場所を捜し求めてウロウロ コーヒーで海苔巻きとか おむすびとか ちくわとか 広島焼きとか 焼きそばとか たこ焼きとか食べてまったり。 我々が苦手な股旅オヤジが騒々しいので菜の花畑の真ん中へ。 ウロウロ写真撮ったりして再び堤の端の空き地でプチたい焼きとか シュークリームを人目をしのんで食べる。3時過ぎにはバスに乗るために権現堂方面へ歩き 東武線とJRを乗り継いで帰ってきた。 ここ数日の寒さと雨とで花見が中止になりまくってたストレスを多少は軽減できた。



2010年4月8日木曜日

古代史の本でも読むか

「古代史の謎を攻略する」笠間書院2009松尾光 を読んでみた。

最近めっきり古代史の本を読んでいないので、あの説は今どうなってるのか?をざっくり知るために簡単に古代史の論争を整理して見せてくれる本を読んでみた。

日本史はウソばっかり!大して根拠もないことが事実として教科書に載っているということを知ったのはいい大人になってから。 
法隆寺再建論争、天智天武兄弟じゃない説、邪馬台国…アレはその後どうなった?を学んだ。

あと、とにかく日本書紀はあやしい書物だということは小学生にも知らせてほしい。自分が生きている間に邪馬台国の位置がはっきりしてほしい。

2010年4月7日水曜日

竹内結子「サイドカーに犬」(2007)

長嶋有の小説を根岸吉太郎監督が映画化した「サイドカーに犬」(2007)をようやく見た。
根岸吉太郎が21世紀の巨匠の道を歩んでいるのと、けっこうこの映画の評判がいいたしいのでトライ。

主人公薫は不動産会社で「キモい客」のストレスと戦いながら過ごす。ふっと小学4年の夏のことを思い出す。母親だけが世界だった真面目な小学生の前に、家出した母と入れ替わり突然現れた父の愛人ヨーコとの刺激的で楽しかった思い出。 

竹内が「破天荒な女性」ということだけど、それほど非常識なほどでもない。

映像がキレイすぎで昭和ノスタルジアを感じられなかった。そして話がたいしてとりとめがなく薄味な印象で早々に退屈。 
こういう退屈な映画ではむしろ台詞は極限まで切り詰めてほしくなる。そのほうが集中してみれる。 
ただときどき「これは深いのでは」と思われるところがなにげに見ていても現れる。ヨーコが突如泣き出してそれを見つめる薫のシーンとか。もっと集中してみる必要があるかもしれない。

小学生の女の子にとって父の愛人があんなふうに見えるか?という問題もあるけど母役の鈴木砂羽が恐すぎるのでさもありなんと思った。子どもは正直な反応をする

二人で海へいくシーンに突然樹木希林と温水洋一親子が出てくる。これが汚なすぎて笑った。ちょっとコントっぽかった。

あと、近年うまい子役には特におどろくこともないのだが、薫役の女の子の自然な演技がすばらしかった。リアル小学生DAYSを「ちびまるこ」とはちがう切り口で見せてくれた。そしてどうしようもない父親・古田新太もすばらしい。

この映画を見た最大の理由は「映画主題歌がYUI」だからだ。YUIも見たはずだから。YUIが竹内結子が好きだから。
映画を見たあとで流れる「understand」が今までと違った感覚で聴けるかもという期待もあったから。

2010年4月2日金曜日

YUI CDでーた 2006年2月号

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さて、春だというのになんて寒さだ。これじゃあどこへも行けない。YUIに関してのネタもないので過去の雑誌の研究でもするか。

2006年2月のCDでーた がある。YUIがTOKYOをリリースしたころのインタビュー

TOKYO「歌っていく、という決意を描いた曲」 
YUIのニューシングルは、自身が上京する時の不安な気持ちと強い決意を歌った、実に生々しい作品。歌もギターも17歳当時の録音を使用しているので、成長が著しい近作との比較、というのも興味深い楽しみ方だ。

「福岡を出る時に、これから上京して、アーティストとして歌っていくという決意を描いた曲です。プロのミュージシャンになるということは、好きな時にだけ歌うっていうだけでは済まないかもしれないし、誰かのために歌うこともあるかもしれない。環境の違う新しい土地でやっていけるんだろうか?耐えていけるんだろうか?そんな不安があった時期の気持ちだと思います。」

「上京して、まず、いろんな作家さんのデモテープを聴かせてもらっていたんですけど、その時に興味をひかれるメロディがたくさんあって。この曲もその一つなんですけど、繰り返し聴いているうちに、上京した時に書いたメモとぴったり合ってきて。本当に一気に書き上げたので、確かにリアルだと思いますね。」

「録音したころっていうのは、また不安な感情を思いだしちゃうんじゃないかと思って、あまり聴かなかったんですよ。でも、今あらためて聴いてみると、その時の大切な気持ちを思い起こすことができるし、この強い感情が自分の中にあったんだってことも大事だと思うし、自分で聴いても励まされることが多いんですよ」

「(HELPは)学園祭のツアーを回っている最中に書いた曲なので、ライブを想像しながら歌ったんです。みんなが一緒に口ずさめるような歌にしたかったし、ライブでも楽しめるような曲にしたくて。『TOKYO』とは対極にはあると思うんですけど、悩んだり戸惑ったりすることと、楽しんだり笑ったりすること。その両方が大切だし、どっちの私も見てもらいたいなって思いますね」

「CDでーた」にもYUIはちょくちょく出ているが すべては把握していない。

Perfume_cddata2006_2_m ちなみに この号には1/2ページだけ「コンピュータシティ」リリース時のPerfumeのインタビュー記事が載っている。いままでまったく気がつかなかった。

のっちもかしゆかも別人のようだ

かわいいけど

まだブレイクまで1年半ある

どうしてこの時気がつかなかったんだろう?

人間って自分と関係ないっていう情報はスルーしてるんだよなあ

2010年4月1日木曜日

モニク・アースのドビュッシー

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この冬買ったCDの紹介が追いつかない。もう春になってしまった。さて、2月ごろブックオフで950円で買ったモニク・アースのドビュッシー: ピアノ名曲集 1970/1971年の録音でERATO2枚組み、主要なドビュッシーの名曲を押さえていて手ごろ。

自分はモニク・アースというフランスのピアニストの存在を知ったのは2年ぐらい前にラヴェルのピアノ名曲集を聴いた時だった。このピアニストは自分がクラシックに興味を持ち始めた時にカタログに名前がなかったためこういうことが起こった。で、当然ドビュッシーも聴きたくなるところ。

この演奏を聴いて 「このピアニストは何歳ぐらいだろう?」「60歳ぐらいではないか?」などと考えながら聴いていると まさに60歳の時の録音(笑)。最近はドビュッシーはミケばっかりだったので すっかりアノ冷徹で正確無比な演奏しか受け付けなくなっていたので、このフランスの女流の安全運転な指さばきの演奏には物足りなさを感じながらも聴き通してみると やはりこれはすばらしいセンスと構成と流れの芸に魅了されたのだった。