2010年4月10日土曜日

YUI CDでーた 2006年3月号

Yui_cddata2006_3m 次は2006年3月号の「FROM ME TO YOU」リリース記念 YUIのSELF LINER NOTESを含むインタビューを。 しかし なんちゅう表情のポートレートだ。

歌うことと生きることがとても密接にかかわっている、18歳のシンガーソングライター、YUI。彼女の音楽は、生きることの痛みやせつなさを奥底に抱えている。1stアルバムも、徹底した。“アタシ”のパーソナルな世界観となっている。

「福岡のストリートで歌っていたころがあって、デビュー前に福岡と東京を行き来していた1年間があって、上京してデビューしてからの1年間があって。このアルバムは、いろんな時期の曲が集まって、今の私というべき一枚になってて。だから、思い出深い曲ばかりだし、すごく感慨深いなって。でも、これからだっていう気持ちもあって。次につなげたい作品でもあるんですよね」

アコースティックギターで奏でられる旋律を基調にしながらも、アルバム全体としては、ポップロック的なサウンドアプローチが多い。4枚のシングルしか聴いたことのない人は、意外に感じるかもしれない。

「ずっとストリートで弾き語りをしていたら静かな曲ばかりを書いてたかもしれないんですけど、上京してからいろんな音楽に触れて刺激を受けたし、ライブを重ねるうちにバンドで生きる曲も書きたいと思うようにもなって。でも、やっぱリアコギー本でつくっているので、弾き語りで歌える曲がっくりたいっていう思いは変わってない。その両方が混じり合ったという感じなんですよね」 

色彩豊かなアレンジを施したとしても、もともとは1本のギターから生まれたメロディ。ベッドの上であぐらをかき、アコギを熱心に弾いてる姿か目に浮かんでくる。 

「もともとは自分のためだけに歌っていたので、人のために歌うっていうことに疑問を感じて、思い悩んだ時期もあって。それでも歌っていたのが強かったと思うんです。答えを探して、少しずつその苦しみを乗り越えていって。その時に感じたことを忘れたくないなって思いますね」

その切実さはアルバム収録の「Blue wind」に詳しいが、本作のタイトルにも通じている。

「聴いてくれる人がいるからこそ歌っていけるんだってことに気づいたんです。“わたしからあなたへ”こうして歌えることに対する感謝の気持ちを込めてつけたタイトルです。あと、偉大なビートルズの作品タイトルでもあるんですけど、音楽ファンの方にも聴いてもらいたいし、覚えてもらえたらいいなって」

Merry・Go・Round
「伝えられない思いや、すれ違う気持ち。感情がくるぐる回っているというのをメリーゴーラウンドに例えた、8ビートか気持ちのいい始まりの曲」

feel my soul
「福岡から東京に上京する直前に書いた曲。ストリートでもライブでもずっと歌ってきたデビューシングルなので、思い入れも強いですね」
Ready to love
「これから走り出すっていう、恋愛の曲。上京して間もないころの風景か浮かんできて、私としては、当時の思い出に浸ってしまう曲でもありますね」
Swing of lie
「恋人がいたブランコと別れる直前の主人公の葛藤。すれ違った恋愛は、かつて並んで座ったブランコに似ているんじゃないかと思ったんですよね」
LIFE
「上京してきてからすごい勢いで制作しているころにつくった曲なので、懐かしい感じ。アニメ主題歌で、聴いてくれる人が広がったのもうれしかった」
Blue wind
「歌をつくって歌って、それが多くの人に届いていく。それを発明家に例えた曲です。すごく考えなからつくりましたね」
I can't say
「この曲も恋愛の歌ですね。つい強がってうまく言葉を伝えられない。こういう感情はみんな経験かあると思うし、私もすごく素直に歌ってます」
Simply white
「何も考えてない状態=白。やりかけているものや捨てたいものはたくさんあるんだけれど、結局は考えすぎて疲れてしまうっていう歌ですね」
Just my way
「学園祭ツアーや夏のイベントライブでバンドでやった、盛り上がる一曲。レコーディング自体も、ライブ並みの高いテンションで歌ってます」
Tomrrow's way
「試行錯誤したり、葛藤したりしなからも、前に進むしかないっていう。映画の主題歌だったんですけど、今聴いてもリアルな心情だと思います」
I know
「インディーズ盤に収録された、アルバムの中でいちばん古い曲。オーディションでも歌った、私の原点なので、絶対に入れたかったんですよね」
TOKYO
「上京した時の気持ちを歌った最新シングル。期待と不安が入り交じった感情を、すごくシンプルに一気に書き上げたのを今でも覚えてますね」
Spiral&Escape
「初めてのアレンジャーさんを迎えて制作した、新しい曲。ユニークな構成になっているので、みんなに新鮮に聴いてもらえたらいいなと思います」




というふうに 今回改めて4年前の発言を読み返してみた。「FROM ME TO YOU」は曲として謎なところが多く 今でも再生回数が多い。もうとっくに準備万端なのだが・・・・。

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