2010年4月12日月曜日

ショスタコーヴィチ / 交響曲第15番 ムラヴィンスキー盤

Mravinsky_shostakovich15
ショスタコーヴィチの交響曲第15番イ長調op.141のムラヴィンスキー&レニングラードpo(1976年5月26日のライブ盤 BMG-мелодия 1995)を聴いた。

ごく普通に生活している日本市民は知らないわな。てか一生聴くこともないのが普通だな。自分はこの曲が学生のころから好きだったのだ。カチャカチャ トコトコいった後チーンで終わる。なんじゃこりゃあ?!ヘンな曲!って思った。 「のだめ」ではむしろこういう曲を一発かましてほしかった。

このムラヴィンスキー盤、この曲のディスクとしては世評は高くない。とにかく厳しい演奏。このジャケットのムラヴィンスキーの風貌のような演奏。がっしがしに骨と筋だけにしたような演奏。第1楽章第2楽章のテンポが速いのがどうも人気がない理由かもしれない。オケに余裕がなく緊張感が感じられなくなってしまっている。その分第3第4楽章はいいと思うが。もしムラヴィンスキーが半笑いで第1楽章をユーモアこめて演奏していたらもっと評価が下がっただろう。この演奏だから聴く価値がある。

ストラヴィンスキーの「アゴン」はあまり聴こうと思わない曲。音がよくないし。
Mravinsuky_shostakovich8
PS.これも聴いた。 ショスタコーヴィチ 交響曲第8番 1982年3月のライブ PHILIPS盤 West Germanyプリント

自分は中古店で安いCDしか買わないのだが、このCDはどうやらレアでオークションで高騰したらしい。10年以上部屋の片隅で2,3回聴いただけで死蔵してた1枚。なんでも有名な批評家が絶賛しまくったものの、廃盤だったため需要が供給を大きく上回った。自分はそんな事態が起こる前に中古店でフツーに800円で購入。「トランペットが圧巻!」という評判だったので自分から求めて購入したもの。かざして見ると針で突いたような穴が見える・・・。高値のときに必要な人に売ってしまえばよかった…。

聴いていて耳がキンキンすると思っていた。それに聴くと疲れるのでそれほど再生しなかった。このCDはピッチが高いらしい。でも圧倒的にすごい演奏と評判だ。ソビエト帝国末期の最後の輝き。

ショスタコーヴィチとムラヴィンスキーはマニアが多い。きまって30,40代以上の男。なんでだろう?

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