2010年4月24日土曜日

北乃きい「ハルフウェイ」(2009)

「ハルフウェイ」を見た。 脚本家北川悦吏子の初監督作品。 
ジャケットからして高校生の恋愛モノ。退屈するだろうなと思っていた。
でも、この映画は岩井俊二小林武史がプロデューサーとして参加した作品。きっと何か違うおもしろい作品だろうと決断。 

これといったストーリーがない。高校生によくある風景。誰にでもある高校時代のヒトコマ。「やっぱりやめる」「やっぱりする!」といったどうでもいい内容の会話が延々と続くだけの映画。

だが、主演の北乃きいちゃんに完全にやられた!参った!こんなにも可愛いかったとは!

自分はあまりカワイイタイプのアイドル女優に関心を払っていなかったので、すでに10代を代表する女優として有名なこのヤングスターに注目してこなかった。

こんなにも予測不能でトリッキーな動きをされると、そりゃあもう男子高校生にはたまらないだろうなと。毎日振り回されるだろうなと。

登場人物全員がとにかくどうでもいい会話をしている。しゃべり方があまりに「素」でリアル。さすが脚本家としてヒットを多く生み出した北川悦吏子だ。
仲、大沢のだらだらしたどうでもいい喋りがいい。成宮演じる教師だけが真剣で例外。

あと、ムダに紅葉がキレイ。長回しのシーンが美しい。なんで?北海道の秋の空気感がよく出ていると思う。北海道民は開拓民の子孫なので物事にこだわったり執着せず思い切りがいいという話を聞いたことがある。みんなそんな感じだ。

とにかく 「え?!」っていう映画だけど、自分には面白かった。今後、北乃きい映画をチェックしていこうと思う。

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