自分はモニク・アースというフランスのピアニストの存在を知ったのは2年ぐらい前にラヴェルのピアノ名曲集を聴いた時だった。このピアニストは自分がクラシックに興味を持ち始めた時にカタログに名前がなかったためこういうことが起こった。で、当然ドビュッシーも聴きたくなるところ。
この演奏を聴いて 「このピアニストは何歳ぐらいだろう?」「60歳ぐらいではないか?」などと考えながら聴いていると まさに60歳の時の録音(笑)。最近はドビュッシーはミケばっかりだったので すっかりアノ冷徹で正確無比な演奏しか受け付けなくなっていたので、このフランスの女流の安全運転な指さばきの演奏には物足りなさを感じながらも聴き通してみると やはりこれはすばらしいセンスと構成と流れの芸に魅了されたのだった。
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