2023年2月8日水曜日

土屋太鳳「アルカナ」(2013)

土屋太鳳の主演作リストに「アルカナ」(2013 日活)という映画があるので見ておく。
土屋太鳳が今年1月1日に突然の結婚と妊娠を発表したので。おそらく、主演映画を見ることはもうないと思われるので。
監督脚本は山口義高。原作マンガがあるらしい。どんなストーリーなのかまったく予備知識がない。PG12。

マキ(土屋太鳳)は氏名・年齢・住所一切不明で記憶喪失。何か凄惨な事件に巻き込まれた?警察に保護され精神病院。霊が見える特殊能力者。

警視庁の村上刑事(中河内雅貴)は子どもを狙う爆弾魔を追いかけ全速力。なぜ銃で狙撃しない?って日本の警官は銃を携帯してないのか。
愉快犯爆弾魔を気持ちいいぐらいにボコボコに殴り倒してる。バディの刑事ともどもチンピラにしかみえない。言葉遣いもすごくチンピラ若者。
すごく凄惨な大量殺人事件が起こってる田舎町が不穏。
心臓を取り出された死体…という超凶悪事件を追う刑事ものホラーというジャンル。たぶんB級。

岸谷五朗刑事は心霊事件を扱う刑事部捜査共助2係。現場で煙たがられてる。自分の分身を見たと震える子どもからの相談に適当対応するのだが、直後に子どもは拉致。

村上は記憶喪失の少女土屋太鳳を大量殺人容疑で取調べ。かなり粗暴な口調。この少女が霊が見えるというのでビビる。少女は成仏できない霊魂と対話。
犯人を追いかけてるときにすら銃を抜かないのに取調室の土屋太鳳に自供させるため銃を向ける。なにしてんの?

土屋の霊視で死体が埋められているという現場にいくとイッちゃった犯人グループと鉢合わせ。土屋を人質に取られた上に銃撃戦。土屋は腕を撃たれるとか、なにやってんの?犯人が自爆とか、どう責任とんの?
上司から容疑者を外に連れ出したとどなられる。警察官だから粗暴なのか、粗暴だから警察官になるのか?

2係は捜査によりマキの両親にたどりつく。両親がすごく暗い。本当の名前はさつき。部屋が呪われたような部屋でビビる。土屋太鳳の写真だらけ。
マキとさつきは別の人間なの?ああ、本人とその分身がいるっていう話なのか。それは警察も混乱するだろう。

警察と化け物の戦いという怪獣映画。B級どころかインディーズな雰囲気だった。見ていてとてもわかりにくかった。これは何も話題にもなってなくても当然。面白さが感じられなかった。一体何と何が戦ってるんだ?

刑事たちが自分の昇進と左遷をすごく気にしてる。登場人物たちのその後がタイプ音と共に表示されるのとか、要る?って思った。なんだこりゃって思った。

土屋太鳳は女優キャリアの初期になぜこの仕事を受けた?土屋は後に「累」で一人二役を演じたのだが、今作が最初だった。無駄ではなかったかもしれない。
主題歌はRAM WIRE「むつのはな」

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