2018年8月23日木曜日

土屋太鳳「トリガール!」(2017)

「トリガール!」という映画があるので見てみる。これ、予告編とか見て面白そうだと思っていた。
日本テレビで毎年やってる「鳥人間コンテスト」は子供の頃から見ているので、この世界観には馴染んでいるはず。

近年テレビドラマでよく見るような演出とカット割りと雰囲気。英勉カントクなのでそうなる。あまり映画を観ている感覚がない。
だが、もう僕たちは重たい映画とか見たくないw ついこういう軽そうなやつを選んでしまう。

主演は土屋太鳳。このヒロインの顔が面白くてぜんぜん可愛くないw 2浪して工業大学に入ってしまった20歳大学1年生という設定。気づくと大学行きバスが全員メガネ&チェックシャツで激しく困惑。
この大学の雰囲気がちょっとやりすぎ。まるで東アジアか東南アジアの工業技術系大学。もっさりしすぎ男子が99%。よくこんな劇団員ばかり集めたな。

そんな中で輝く王子様が高杉真宙くんだ。人並外れた体力を持つヒロインは心ときめくままに「Team Birdman Trial」サークルにパイロットとして参加する。
このサークルがまるで企業のような組織とマネジメント。理系男が集まるとこうなってしまうのか? 画的にクイズ研究会でもおかしくない。
開始から土屋太鳳 テンションが高すぎ。
欧米の若手俳優たちは自然な演技が評価されるというのに、日本だけがまるで歌舞伎のような大げさインパクト勝負のような演技で独自の進化を歩む。乖離がどんどんでかくなる。

ヒロインがペアを組む相手が間宮祥太朗。今まで「ニーチェ先生」「お前はまだグンマを知らない」でしかこの役者を見たことがなかった。まったくイメージが違うイキったヤンキー大学生。
居酒屋で初対面する場面からケンカw ラブコメ青春映画の王道的な造り。このふたりのケンカ腰会話はずっと面白い。脚本は高橋泉という人。

最近の映画は開始数分でもう「早く終わってくれ」と願うものも少なくないのだが、この映画は開始から、役者たちの異常なテンションの高さとテンポの良さで笑わせてくれて飽きさせない。
土屋と池田エライザが紅二点。池田エライザはネット上でもその筋の男たちから大人気。この映画でも胸が異常にデカくて言葉を失う。食堂シーンでのニット服、胸が前に突出しすぎていてあ然。牛か?ってぐらいにデカい。
あと、またしても矢本悠馬が出てる。最初誰かわからなかった。高杉と一緒だと「賭ケグルイ」だ。

自分、土屋の女優としての人気があまり理解できないでいたのだが、さすが人気女優だと感じた。コメディエンヌとして振り切れた演技をしていた。とんでもない暴れ牛ヒロインだった。
自転車とダンスシーン(なんであるのかわからない)での身体能力の高さを感じた。さすが体育大学生だ。
琵琶湖の湖面上を滑るように進む美しい機体を見ると自分は毎回感動してしまう。この映画のクライマックスも同じ。どの瞬間も奇跡。なのにパイロットの二人はくだらないケンカw

ED主題歌はねごとがスピッツをカバーした「空も飛べるはず」。この曲も感動作。

0 件のコメント:

コメントを投稿