2013年12月31日火曜日

STEVE REICH / TEHILLIM (1982)

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スティーヴ・ライヒの作品はもう大抵聴いたかと思っていたのだが、まだこれが残されていた。ライヒが1981年にヘブライ語の「詩篇」をテキストに作曲したテヒリーム。500円棚から発見。

ECM Records のCDジャケットはおしゃれなものが多いけど、これはそんなに気に入ってない。輸入盤だったのだが、裏面見てW.Germanyと書いてあって「古いんじゃないか」と不安になったが、CD自体にはMade in Germanyとプリントされていた。

ライヒがユダヤ民族としてのルーツに迫る、この手のタイプの作品はあまり興味が持てずにいて、「退屈なんだろうな~」と思っていたら裏切られた。

女声4、木管楽器、弦楽器、打楽器、そしてメロディーをもったヘブライ語の発音が織り成す不思議な音楽世界

2Trackしかなくて収録時間が30分と短い。しかし、今まで聴いてきたライヒの音楽の中でもっとも濃密で美しく感じた。

反復するフレーズをずらすことで聴こえてくる音響効果。そして高揚。

この曲はライヒ作品の中でも人気が高いらしくて、CDもいくつか存在する。

このCDを買った同じ店でこれも買った。

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アスカ・ラングレーのフィギュア、300円。自分史上フィギュア買ったのこれで3つ目。自分はつい安価なものを集めてしまうが、もうこのへんでよしておこう。

ただ、エヴァキャラのフィギュアを眺めながら、ヘブライ語による旧約聖書“詩篇”をもとにしたライヒの音楽を聴くことに何か意味があるように感じた。

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これは元箱もなくてどういった商品だったのか不明。高さは22センチほど(台座含めず)。やはり300円にしては感心するほど良く出来ている。

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ちなみに、映画「ラフ」冒頭の気の強いJC長澤まさみはアスカ・ラングレーである。もちろん異論があるだろうと思う。

CDJ1314のアスカT欲しかった~。

2013年12月30日月曜日

GYAO 2008年3月号 だいじょうぶ?なんて聞かないで

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GYAO 2008年3月号に「Namidairo」リリース時のYUIインタビューを見つけたので拾ってきた。「Namidairo」期のインタビューは他誌でも多かったし、それほど重要なものでもないが、でもやっぱり記録を資料として保存しておきたい。ではまた一部を引用してみたい。テキストはKana Yoshida

新曲「Namidairo」ですが、前作「LOVE&TRUTH」とは、また違ったタイプの〝愛の歌〟ですね。
「タイプはまったく違うけど、あらためて聴いてみると、2曲ともすごく濃いですよね(笑)。この曲はドラマ「4姉妹探偵団」の主題歌を……というお話をいただいてから制作したんです。そこでのリクエストが〈愛〉というテーマだけだったので、サウンドは自由に作らせてもらいました。なかでもイントロは、ドラマの内容がミステリーなので、ストリングスを加えてミステリアスな部分を出してみたりと、私の頭の中にあるドラマヘのイメージを、しっかりと曲にしていった感じなんですね」
原点回帰を感じるようなアコギとストリングスのサウンドも印象的でした。
「実はこの曲は、セカンドシングルの頃に作ってあったデモをベースに制作していったんです。曲って、作った当時の雰囲気や空気が出るからか、私自身もちょっぴり懐かしさを感じましたね」
特に去年はロック色が強い楽曲が続いたから、すごく。待っていた!というリスナーも多いでしょうね。
「だと嬉しいですね。もちろん、ロック色の強い曲も大好きだけど、アコースティックな曲もずっと大事にしてきているので。バランスよく聴いてもらえると、何より嬉しいです」
歌詞に関しては、今までのどの曲よりも、リアルで近くに感じたんですが、歌詞を書くことへの心境の変化があったんですか?
「……特に意識はしていないんですが、今回の歌詞を書くときに〝今、感じていることを正直に書いてみよう〟と思ったんです。たとえリアルで痛々しくなったとしても、距離感のある、大きい、広い範囲ではなくて、ひとつのことに近寄って、そのことについてじっくりと書いてみようと思って、書き始めたんですよね」
〝恋人に心配をかけないように〟と強がってしまう女のコの気持ちがすごくリアルに描かれていますよね。
「好きな人を心配させたくなくて、大丈夫じゃないのに、ついつい〝大丈夫〟って言ってしまうことって、誰にでも一度はあることだと思うんです。本当は泣きたいのに相手を思いやって、笑顔で〝大丈夫〟と言ってしまったり……。そんな時って、すごく心が繊細になっていて、普段見慣れている街を歩いていても、気づかないような小さな水たまりや、見上げて初めて見える部屋の明かりなどが目に入ってくるんですよね。そんな時の心情を、そのまま飾ることなく、素直に歌詞に書きました」
だからすごくリアルに感じたんですね。でも、〝大丈夫〟って言っておきながら、そのままほっとかれると嫌なんですよね(笑)。
「そうなんです!〝だから大丈夫じゃないって!〟って思うんだけど、相手には言えない……(笑)。これって、恋愛に限ったことではないんですけどね。ついつい強がってしまうんです。でも相手を思って〝大丈夫〟と言っているのに、自分の中では心配と不安が大きくなってしまうのって、なんだか矛盾していますよね。やっぱり恋愛って難しい……。'08年は心から〝大丈夫〟っていえるような強い大人の女性になりたいですね(笑)」
そして2曲目にはまた力強いメッセージソング「I wanna be...」が聴けます。
「はい。〝Namidairo〟がしっとりした曲だったので、サワヤカな曲がいいなと思って年末に作ったんです」
歌詞に〝買ったばかりの手帳〟ってでてきますが、まさにその頃のこと?
「そうですね。毎年手帳を買うと、未来のことも考えちやって……。そうするとやっぱりどこか不安なんですよね」
それは具体的にどんなことですか?
「具体的というか、漠然と不安になるんです。でも最後にたどり着くのは〝歌い続けたい〟ということ。だからこそ、不安になるとギターを弾いたり曲作りをしたりして気をまぎらわすんです」
それで、〝考えすぎたってダメだから〟って歌詞にでてくるんですね。
「うん。今のこの場所は刺激もあるし、やりたいこともたくさん出てくるけど、その分不安もたまには出てきて……。でも、それってみんな同じだと思うんです。そんな思いをそのまま曲にしてみました」
このシングルでは、恋愛と、音楽についての曲が一度に聴けますが、YUIさん自身、恋愛と仕事のバランスは上手く取れる方ですか?
「うーん……」
意思が強いから、大丈夫な感じがしますけどね。
「その場では〝大丈夫〟とは言いますけど、本当は大丈夫ではないですよ(笑)」
あはは。ありがとうございました!

コンスタントに仕事がない状態はミュージシャンとしては大いに不安に違いない。だが、この年、2008年夏に1回目の「休養」が発表される。この休養はYUIにも出口の見えないものだった。

そして2009年に復帰するのだが、周囲の期待に、大丈夫じゃなくても「大丈夫です」と言いつづけた少女は5回目の全国ツアーで遂に「心が折れた」と言うまで疲弊……。

買ったばかりの手帳が2012年は「真っ白」だったはずだ。もう手帳は使ってないかもしれないけど。

だが、YUIと云う人は不安を紛らわすのも曲作りと仲間たちとの音楽活動しかなかった。その才能を大多数の人に伝えられていない今の現状は、自分の感覚だと惜しく感じるけど。

インタビュアーはドサクサに紛れて「恋愛」に関する質問をさりげなくぶつけたのだが……、フリーズしてしまうYUIが面白い。恋愛と仕事を両立してた期間なんてこの時点ではまだ一度もなかったにきまってる……と自分はふんでいる。甘い?

ロック曲とアコースティック曲、両方を大事にしているYUIは今でも変わっていない。バランスをとってライブで配置してくる。この点ではYUIはうまく両立できてる。

今回このインタビューを読んで、また1年ぶりにJAPAN誌の「活動休止真相」号も取り出して読み返す。YUIという人は気持は揺れ動くことはあっても、頑固に凝り固まった人だったな…と改めて強く感じた。発言だけを追いかけたところでYUIを理解するのは難しい。

CDJ幕張、やっぱり行きたかった……。

2013年12月29日日曜日

信州上田、追悼 坂口良子

先日ちょこっと用事ついでに、長野県上田市のとある場所へ立ち寄ってきた。

1976年の映画犬神家の一族は信州の那須市という実在しない土地が舞台なのだが、この那須市のロケ地が上田市の北国街道にあるというので無理して見てきた。

金田一さんがスーツケース片手に画面奥からこちらに向かって歩いてくるシーン。
「キミ、那須ホテルというのは何処にありますか?」
汚らしい着物姿の男をうさんくさそうに見る、那須ホテルの女中・坂口良子
「ああ、あの角を右へ曲がって、最初の辻を左に折れて、……」
このシーンが撮影された場所の現在の様子がこれだ。
事前に調査をしてなかったのでこの場所にたどり着くのに時間がかかった。日没との戦いで焦った。冬場はあっという間に日が暮れて困る。
やはり40年近い年月が経っていることを感じた。
車から降ろしてもらい、さっと写真を撮って、滞在1分か2分ぐらいでくるっと向きを変えて帰路についた。それほどの感慨もなかった。この辺りは歴史的な景観を保っている地区らしい。金田一さんが古舘弁護士と歩いた道もこの辺りだと思う。

金田一さんが宿帳を記入

なんと東京での住所が!この場所には何があるんだろうか?

那須ホテルには来年泊まりに行きたいものだ。

さて、この映画に出演していた地井武男、大滝秀治が昨年相次いで亡くなったときはがっくりきて悲しかったが、今年3月に坂口良子の訃報を聞いたときは絶句した。享年57歳。若すぎる死だった。
この映画のとき、おそらく20歳ごろ。石坂浩二&市川 崑の金田一シリーズでは他に「獄門島」「女王蜂」に出演して、とぼけたいい味をだしていた。自分はこの女優をこの映画シリーズでしか見たことがない。

この人の一人娘はタレントとして活躍してるらしい。あまりテレビを見ないのでよく知らない。

人生後半は自身の責任でない借金を背負ってしまったらしくて、中年以降は苦労がにじみ出たかのような顔をしていた。
この映画シリーズでは若き日の輝きを確認出来る。

ご冥福をお祈りします。

この映画の自分的ベストキャストを日々妄想しているのだが、

絶世の美女・野々宮珠世→まさみ
佐武の妹・小夜子→ばっさー
那須ホテルの女中→がっきー でお願いしたい。

珠代と小夜子はとくに演技力がなくてもいいと思う。だが、女中はとぼけた味を出せる愛嬌のある感じはなかなかイメージに合う人がいない。

2013年12月28日土曜日

JILLE 2012年2月号 ボーイッシュ×ガーリー

2011年夏のアルバム製作、秋から廻っていた全国ツアーでYUIの心境に大きな変化があったことは2012年末に出版されたJAPAN誌などから想像できる。

2012年1月の武道館公演のときにYUIはYUIとして燃え尽きてしまった。この公演前にボスと会談が持たれて1年後のスケジュールは全て白紙になったというから、この沖縄公演を控えた時期にJILLEに1ページ掲載されたモデルとしての仕事はすでに撮り終えてたか決まっていたもの。これを最後に、活動休止発覚までしばらくファッション誌からYUIは姿を消す。
JEANASISのロックっぽいテイストや、ローリーズファームのふんわり感も好きです。実はラフォーレ原宿を上から下まで見たりもするんですよ。自分が着たことのない色の洋服を買ってチャレンジしてます。

あまり料理が得意でないので、今年は上手になりたい!前に「鍋料理が得意」と言ったら「それ、材料を斬るだけでしょ」って突っ込まれたので、魚をキレイにさばけるくらいにはなりたいですね。

落ち込んでるとき、知人に「HAPPYちゃんでね!」って言われたことがあって、とってもいい言葉だなと。人に言うだけ、言われるだけで幸せになれる言葉。私はいつも笑っていたいし、それを目指して歌っていたいです
などと2012年の抱負を語っているのだが……、

YUIが一層飛躍していく年になるものだとばかり考えていたファンには辛い年になってしまった。初の沖縄公演をしっかりとこなした後、母親らと長い沖縄観光旅行。合唱コンクール課題曲でNHKに出たりしたこともあったものの、夏フェスをまさかの欠席。そして秋、ファンが一切知らなかった事態が進行していたことを知ることになる。活動休止の発表、お世話になった人へ挨拶回り、そして紅白初出演…。

メディアを通して伝わってくるYUIを見ているだけでは何もわからない。この記事読んでも後の展開を誰も予想できないと思う。2012年1月19日の武道館での涙の意味に気付いてあげられなかった‥。YUIは「8,000人のオーディエンスの前で歌うYUI」を諦めて手放すことを決めていた。

「私はいつも笑っていたいし、それを目指して歌っていたいです」というYUIは、夏の終わりには次の音楽活動を模索し始めていた。年末には「着たことのない色の洋服」に慎重だったYUIはその姿を大胆に変化させることになる。

今年2013年、自分はフラワーフラワーに振り回された1年で終わる。大阪と幕張は都合がつかず、今回は欠席。今後もYUIと長く付きあって行くなら、行くライブも選んでいかないといけない。

YUIが新バンドで活動してることはもう多くの人が知っている。来年はさらに多くの人が目撃することになるだろう。だが、自分が思ってたよりも話題になってないなという印象。安心している自分がいる。不安な自分もいる。

2013年12月27日金曜日

「恋空」オフィシャルフォトブック(2007)

新垣結衣ってつくづくすごい女優だと思う。10代から女優として活躍し、いくつもの映画に主演し、民放ゴールデン枠ドラマで主役が張れる誰でも知ってる超大物清純派アイドル女優。そんな人はほんの一握りの存在だし、ここ10年でも数人。

映画で主演した「恋空」が新垣結衣最初のブレイクポイント。映画自体の評価は散々だが、この映画で新垣結衣の可愛さ、清楚で可憐な美しさ、スタイルの良さ、何から何まですばらしいということが世間に認められた。新垣結衣の存在はもう奇跡としかいいようがない。自分は新垣結衣のすばらしさを語りだすと何時間でも語れると思う。

その「恋空オフィシャルフォトブック 新垣結衣as美嘉」(2007 東京ニュース通信社)を手に入れた。今まで何度もこの本は見つけていたのだが、今回ようやく105円で手に入れた。

出演者、原作者、監督のインタビュー。フォトストーリー、メーキングで構成。ぶっちゃけ新垣結衣のページしか読んでない。全体の半分が新垣結衣のページ。

新垣結衣は波乱万丈過酷な運命に翻弄されるヒロインを演じた。撮影中は精神的に辛かったようだ。撮影終了後もヒロインの気持を引きずっていたらしく、「この先、これ以上のラブストーリーをやっちゃいけないと思っている」と語っている。

だが、その後の新垣結衣の女優としての仕事は順調すぎて、「恋空」以上のラブストーリーだってやってる。ガッキーはまだまだ女優として高いところへ行けると思う。限界なんてない。

フォトブックでありながら、それほどいい写真はない。だが、このガッキーの表情はあまり見ないものなので新鮮。
PS. 「リーガルハイ」での新垣結衣はすばらしい。清楚で可憐、凛々しく美しい。男であれば、この子のためなら死ねるって思う瞬間がたまになくはないが、新垣結衣だけは、俺はこの子のために死ななければならないとすら思わせる。それぐらい愛おしい……。

ドラマ最終回も素晴らしいかった。「正義」を振りかざさない法廷闘争喜劇。まったく予想外の展開。岡田将生、黒木華、そして各ゲスト出演者たち、ファーストシーズン以上にセカンドも堺雅人の怪演っぷりもあって、ドラマの持つ底力を感じた。

2013年12月26日木曜日

KONICA C35EF で撮る(2本目)

「KONICA C35EFで撮る」の2本目。前回の試写で遮光が不十分だったために、2箇所光線漏れを起していた問題を検討。遮光用フェルトの貼り方を改良して、フィルム2本目の撮影に臨んだ。もう紅葉も終わりの頃、方々へこのカメラを連れて行った。使用フィルムはフジ業務用100、現像&データ化はトイラボさん、データをそのまま縮小だけしたもの。

埼玉県東松山市正法寺
岩殿観音
埼玉県鳩山町地球観測センター
陣馬街道
朝7時30分ごろの陣馬山山頂
八王子市上恩方
東大和市 旧日立航空立川工場変電所跡

わお!完全に遮光に成功。それにしても315円でジャンク箱から救出したカメラとは到底思えない画質。もうこのカメラが手放せない。カシャーンというシャッター音と指先の感覚が、写真を撮ってる!という気にさせる。良いカメラだわ~。

このカメラ、315円か525円で発見する確率が高い。それだけたくさん売れたカメラ。これまでも何度も発見した。日本カメラ産業の輝ける遺産。こんなにも有難がって使ってるのは俺だけかもしれない。

2013年12月25日水曜日

Perfume @東京ドーム DAY2


そしてDAY2 Perfume 4th Tour in DOME LEVEL3 の東京ドーム2日目、ツアーファイナルだ。何も問題もなく、いい感じに酔って着席。今日はPTA経由で購入したバックネット裏の真ん中ぐらいの席。ま、東京ドームでコンサート見るならこの席がベストかなと思った。左右見て客の反応が直に伝わってくる。そして、「ワンルーム・ディスコ」では特等席になるし。

結局このドームツアーでセトリに変化はなかったようだ。これだけ精緻に作りこんだプロダクションでそう簡単に変更できようはずもない。だが、3人の自由自在の噺芸はその日その時の客との一期一会。今日のMCのみ以下、拾っていく

あ~ちゃん 「東京ドーム!広ーい!昨日立ったのに忘れとった」「みんな、クリスマスよ?ええの?ここにおって?」

そして今日もLEVEL3普及調査アンケートで多くの手が挙がる。あ~ちゃん「データでなく?盤?みんな盤なの?」「これで全部じゃん!」 いろいろ風刺が効いててワロタ。「東京ドーム、今日はウチらのもんよ!」「うれしいときは手を擦るんよ!」

のっち 「LEVEL3聴いてきてくれたんなら、最初から興奮したんじゃない?」「クリスマスですから、ひとり残らず記念日にしたい」

かしゆか恒例の「初めての人アンケート」に「昨日より減ってる!」そして「今日この中で、私が一番年上だっていう人~」で手を挙げた前方の女性が53歳と判明して、のっち「あー、じゃあうちのおばあちゃんのほうが年上!アタシが12のときおばあちゃん60だったから、73歳でした!なので、残念でした!」あ~ちゃん「なんで残念な気持ちを残すん?」

野球に関する知識がまったくないのがPerfumeの3人。今日は事前に調べてきたことがあった。「東京ドームの天井って、王さんのホームランの放物線が当たらないように作られてるんだって!」(のっち調べ)「へぇ~」「あのゴジラ松井さんがドームの天井のあそこにボールを入れたことがあるんだって!」「ゴジラ松井の最強の敵はドームの屋根!」(あ~ちゃん)

あ~ちゃん「アタシら青春時代の全てをダンスに捧げたもんで、高校時代、野球部が強くて応援しなきゃならんくて、でも八王子とかで遠くて、野球を勉強せんとならんかった」「その野球場がステージ!尊敬する人がつくったステージで楽しめる、サイコー!」

グループ分けは今日も3つ。だが、あ~ちゃんは何も考えて来なかった様子。「何にしよーかねぇ~、ハイ、決めました」そして「赤チーム!」「白チーム!」「黄色チーム!」のっち「なんか、すごいザワザワしてるw」「どの花みても~キレイだなー!」で幼稚園の先生になりたかったあ~ちゃんが4万5千人を相手に夢をかなえる。

この日、あ~ちゃんはクリスマスのプレゼント交換で得た、のっちの「クリスマス感演出券」を使用。のっちが一番早く楽屋に来て、クリスマスソングを流して待っていた話。この段階で「もうすぐ20分だって!」(のっち)と巻きが入る。

ポイントでは「夢の乗り物だよー!」「夢の架け橋を渡って参りました」「のっち、あなたは自分の足でたどり着いた!」(あ~ちゃん)

そして客いじり、「スタンドの人もよーく見えとるよー」「どう?黄色いTシャツは?」「サングラスのサンタの一段がいる!中田じゃねえな!中田さんの髪のタイプは柔らかい」「私の親友も広島からはるばる来てくれて、GoFesの1日しか着てない衣装で」

あ~ちゃんとかしゆかの地声での呼びかけ。あ~ちゃん「のっちは、ばあちゃーんって叫びんさい」「のっちのばあちゃんは、のっちをあやのって呼ぶ」(低い声で)のっち「いいよ、ばあちゃんの話は」

次の曲はお気に入りの曲「ふりかえるといるよ」だが、その前にかなしばりについてのトーク。あ~ちゃん「昔はよくなったけど、いつしかなくなった」のっち「解除の仕方は指先から動かす」、場内アンケートで金縛りに一度もあったことがない人が多数。かしゆか「一度もなったことない!一度体験してみたいって言ったら怒られるんですよ~」あ~ちゃん「よだれまみれになるよ」

この日もParty Maker がすごい。「Party Maker で出て行ったら、手拍子がすごくて、できあがってる!」

Perfume号に乗ってバックスタンド側へ、「未来のミュージアム」コスの女をいじる。「買ったの?!ネットで?」「昔、恋人はサンタクロースで踊ったよね。ウチらバックダンサーだったけど」

今日はのっちがドラえもん喋り。「僕ドラえもんでーす」「ドラえもんがヨーイドンって言ったら競争だよ~」「嫌嫌来んなよ!早く乗れよ!」

「未来のミュージアム」の最後のポーズが定位置の中央まで到達できなかった…。サンタを呼んじゃうあ~ちゃんの「シャンシャンシャンシャン……」に続いて「Santa Claus is comin' to town」を思いつきで熱唱。歌詞がデタラメでも歌いきるってすごい。

「ドームツアーってすごい。毎回ドームなんだもん」「ポリリズムのとき『感謝!感激!ポリあらし』ってやったんですよ。スタジオのステージで、アクターズの発表会みたいで、ちょっと残念な感じもしたけど、アクターズの生徒たちも喜んで、場所じゃないんだなって」「それがドームのこんなすごいステージ組んで、ホンマにうれしい!」

「LEVEL3が大好きで、早くライブでしたくてしかたがなかった。こんな大切な日に集まってくれてうれしい!」「緊張したときは、わかったように目があったり、この3人はわかってくれる」 涙ぐむかしゆか。あ~ちゃん「妖怪人間みたいになってたらごめん」「鈴木福です」

のっち「打ちのめされたり、度胸がついた1年だった」「3年前はあんなに緊張してバキバキだった、今日はホームというか、自分のご褒美みたいにできた」「LEVEL3をもっと好きになってくれたらうれしい」 のっちのスピーチをあ~ちゃんが褒める。

「明日からまたがんばるけん、ちゃんと見とってね~」 また一時のお別れ。次のライブで会おう。

自分の席の右に母といっしょの10歳ぐらいの女の子がいた。後ろの席にはJKの一団がいた。おそらくPerfumeが初めてで大興奮していた。何が起こっても激しく反応。テンパって「すごい、すごい」言ってた。新鮮だった~。「あ~ちゃんと同じ空気を吸ってるだけで興奮する~」ってw Perfumeのコンサートはオタとは見たくない。

ドームシティホテルで「SEVENTH HEAVEN イイ気分」のときののっちコス女とすれ違った。すげえ、なんちゅうピンポイントなコスをしてくるんや……。

というわけで、今日も何もかも上手くいって楽しかった素晴らしい一夜だった。

今日ドームにキャロライン・ケネディ米国駐日大使が見に来てたってマジかーー?!

2013年12月24日火曜日

Perfume @東京ドーム DAY1

Perfumeの3年ぶりとなる東京ドーム公演へ行ってきた。もうPerfumeは巨大な存在過ぎて、FCに入会していたとしても、いい席にめぐり合えることはなくなっている。スタンド席かぁ…、しょうがない。ライブと云うよりは、パフュオタのDFO(大法要)。

開演1時間ほど前に着いて、寒いのでゲートから入場しようとしたとき、「これ、明日のチケットなんですけど」という事態に初めて遭遇、。いったいいつどのタイミングで自分の行く公演が24日だと勘違いしていたのか?

だが、せっかく来たので、見て帰るとするか。路上にチケを余らせて「チケットあります」という人が大量に居るので何も困難はなかった。しかも、思いのほかいい席にありつけた。

さすがにドームはデカい。しかし、自分は3年前も来たので前回ほどの驚きは感じなかった。2階席スタンドの上のほうまで人で埋まっている。前回はドーム中央部にステージがあって、放射状に花道があったりしたのだが、今回はわりと普通のアリーナ公演のようなステージ配置。

ステージ上に白い半球が設置してある。ははあ、これがスフィアというわけか。

1曲目、Enter the Sphere でスタート。球体にプロジェクションされるカッコイイ映像。そして、Spring of Life ~スフィアが開くと早くも衣装チェンジでMagic of Love だ。毎回のことだが、開始早々はぼーっとしてるためにどんな感じだったかほとんど覚えていない。

かしゆかの第一声「みなさん、こんばんわぁ~」 自分はこの箇所が「メリークリスマ~ス!」になるのではないかと予想していたのだが、みごとにはずれた。通常運転だった。「す、すご~い!東京ドーム!大阪とぜんぜん違がぁ~う!」と3人が驚くほど巨大な声援のドームの聴衆。

あ~ちゃん「今日、1年に1回しかないクリスマスイブ、こんな特別な日を私たちに捧げてくれてありがとう!うーれーしぃ~!」「ドームライブが先に決まっていて、LEVEL3を作ってもらいました」「買ってくれた人~」 はーい、とほとんどの手が上る。「これで(販売枚数の)全部じゃね」「全部歌える人~」の問いに「手が減ったわ…」「私たちなりの、チームPerfumeなりのLEVEL3を展開していきたいと思います」

のっち 「TOKYO!会いたかったですよ~!みなさんは会いたかったですか?」

かしゆか 「今日、初めてPerfumeを見るっていう人~」 かなりたくさんの手が挙がる。「今まで20回以上Perfumeを見ているっていう人~」という問いにも1割ぐらいの手が挙がって驚いていた。さらに「ヨーロッパ行ったっていう人~」でもチラホラ手が挙がっていて場内どよめいた。

そして、かしゆかの誕生日を5万人で祝う。踊るかしゆか。あ~ちゃんが指揮して「ハッピバースデ~トゥ~ユ~」の大合唱。「もう25歳になりましたぁ~!あ~ちゃんがよく言う25歳理論、私も最近変わってきたと思います!」「何が変わったん?」「ネコを飼い始めた!w 思いや考えが変わってきた……」 という話をのっちが聞いてなくて笑いが。

グループ分けは「チキン」「シチュー」「ビスケット!」、そして「クリスマスイブー!」 なんのこっちゃ。シチューの発音に迷いがあったあ~ちゃん。「NHKで司会やらせてもらって、発音を学ばせてもらっとる」 ここで既に15分経過の巻きが入る。

「1mm 」ではエヴァ明朝体フォントで歌詞が?!「Clockwork」では回転する歯車がバックに映し出される。「ポイント」では3人がクレーンでリフトアップ。「島にたどり着きました~」、ここで客いじりへ。pfmメガネ自作男とその妻、「なんで熊出したん?」、NHKディズニー特番での黒メイドコス女とその男、のっち「彼氏?」かしゆか「帰りとか気まずくならないで」あ~ちゃん「この子(のっち)空気とか読めないんで」 そして、「男の人の足の小指にはツメがない」というどうでもいいトーク。あ~ちゃんとかしゆかの三塁側から一塁側への地声呼びかけに、のっちの「いいな」。オーディエンスの「あ~ちゃ~ん!」の声援に「4万5千人が同じ単語を言うことってなくない?」

そしてあ~ちゃんがお気に入りの曲だという「ふりかえるといるよ」

3Dスキャンした客のデータを使用した、作りこんだ映像を流しての「Sleeping Beauty」はまさに最先端のテクノロジー。3Dデータが使われた客をカメラで抜くと「え、俺?」という表情。

そして、「Are you ready?」の文字に続いて「Party Maker」が!3階建て構造の可変式セットで踊るのは初の試みか?そして衣装チェンジして「Spending all my time 」のプロジェクションマッピングがセンターステージで展開。この2曲がこの日のクライマックスか?と思っていると、続いて「コンピューターシティ」が!これはまったくの予想外。

のっち 「みんながすごくLEVEL3を聴き込んでくれているのがわかる~」「コンピューターシティで振り付け間違えた~」「コンピューターシティはどう?みんな、どう?って気持ち」 あ~ちゃんがこの曲への思い入れを語る。「それまでは『愛し~さと~せつ~な~さと♪』みたいにやっていて、とまどっていた。この曲は『愛してる』とか詞がよくて、初めて聴いてもらいたいって思った。教室にポスターを貼ってもらった」という話を披露。初めての武道館公演での「絶対故障だ~」から「edge」に至る場面を3人で再現。あ~ちゃん「詳しくはブルーレイで(カメラ目線)」

そして「エレクトロ・ワールド」での場内の「オイ!オイ!」がハンパなかった。「ジェニーはご機嫌ななめ 」では天使のサンタコスの3人がPerfume号に乗ってバックスクリーン側から三塁側を回り、本塁側へ。「こっちに来たよー!」と「ワンルーム・ディスコ」、「今日結婚しました」アピールをしてるカップルをいじる。

ここでかしゆか豹変。「ぼくドラえもん」「早くパフューム号に乗ってください!それでは出発進行!(ドラえもんの口マネで)」、「未来のミュージアム」に乗って一塁側へ移動。元の定位置に戻って最後のキメポーズ。「4つ打ちカモン!」でPTAのコーナーへ突入。「上の歯、下の歯~」のあと、「サンタさん来て欲しいよね?ホントのサンタさんよんじゃった!」で「4つ打ちストップ!」 あ~ちゃんが口で鈴の音を「シャンシャンシャンシャン」言い始めるシュールな展開。「ジングルベル♪」を歌う。「メリークリスマース!」「サバイバルダンス」「ウルトラソウル!」の定番も。「手を振って」では「わぁ~、ナウシカの金のじゅうたん!」

続いて、「サンタの動き」「トナカイの動き」のランダムな繰り返しに、突然「雪だるまっ!」を組み合わせた謎の体操。「外内外!」「ぐるぐるぐるほい」という謎の動き。そして、「グツグツ煮込みハンバーグ♪」 これはかしゆかの考えた振り付けらしい。

「だいじょばない」「ポリリズム」と続いて「チョコレイト・ディスコ」では銀テープどっぱ~ん。「わしらの知らん音でリズムとっとる!こっち見てない!うれしい!」

あ~ちゃん「今日のライブは今年の集大成ということで、いろいろ詰め込んでみた」「3年前のドームは泣いたりしたけど、本当にウチら立ったんじゃろか?って、後で映像見て実感した」「確実にPerfumeは強くなってます!」

「虫がいっぱいいるステージ、コトバが通じないステージを経験してきて、こんな安心できるステージは久しぶり!ホンマにみんなが好き!」「ヨーロッパ行ったりしてきたけど、忘れんでくれてありがとう。これからもカッコイイ日本を伝えるけえ、よろしく!」

最後にヨーロッパでもひとつになれたという「MY COLOR」 

もう終わりと思わせて、ステージ上に天使の羽のような衣装を着けた3人で「Dream Land」

ここでライブ終了し、規制退場へ。その後、寒い物販列に並んでパンフと今回のツアーTシャツを買う。数万数千人が物販ブースに並び、5千円とか1万円とか使ってグッズを買い求めている。Perfumeの経済規模はすごい!と感じた東京ドーム公演だった。自分の周囲に父親と小さい女の子という二人連れの多さも目立った。お父さんはノリノリなのに隣の5歳ぐらいの女の子が退屈そうだったのも印象的。あと、Sweet Refrain をやらなかったのも予想外。

Perfume 4th Tour in DOME LEVEL3 12月24日東京ドーム セットリスト
01.Enter the Sphere
02.Spring of Life
03.Magic of Love
04.1mm
05.Clockwork
06.ポイント
07.ふりかえるといるよ
08.Sleeping Beauty
09.Party Maker
10.Spending all my time
11.コンピューターシティ
12.エレクトロ・ワールド
13.ジェニーはご機嫌ななめ
14.ワンルーム・ディスコ
15.未来のミュージアム
16.だいじょばない
17.ポリリズム
18.チョコレイト・ディスコ
19.MY COLOR
20.Dream Land

2013年12月23日月曜日

「新世紀エヴァンゲリオン」を初めて読んだ

自分がただの一度も触れたことのない「新世紀エヴァンゲリオン」(角川コミックス)を初めて買った。なんといきなり第7巻(笑)。

というのも、綾波レイフィギュアつき限定版が未開封でそこに死蔵してたから。300円でゲット。エヴァンゲリオンって、すごくブームだった気がしたのだが、それだけ関連商品が多くて今では安価で手に入るようだ。

一体いつごろ出たものなのか?見当もつかなかったが、奥付を見ると2001年12月に出版されたもの。月刊少年エースに連載されたものらしい。エヴァってもうそんな昔なのか……。

なんの予備知識もなく読み始めた。やはり予想できたことだが、なんのこっちゃさっぱり……。使徒?ゼーレ?アダム?ま、SFアニメを途中から見たらこんな感じになるか。残念ながらそれほどハマれそうにない。

だが、画はとても魅力的だと思う。貞本義行という人が漫画を書いている。こんなフィギュアがついていた
クリスマス仕様か?12年の時を経てメリークリスマス
エヴァにこんな場面があるのかは不明。なぜかペンギンの入った袋を担いだ綾波レイ。高さは10cmちょっと。やはりよく出来てるが、この袋がやや立て付けが悪い。パキッとはまってくれない
とりあえずマンガは第1巻から読むべきだと思った。これから探してみよう。

2013年12月22日日曜日

下北沢 12月22日

ひと月ちょっと前から気になっていたライブがあったのだが、予約を怠っていた。だが、午後2時過ぎになって急遽下北沢まで出かけることにした。以前ネット上で知り合った親切な方から「このライブ行ってみません?」的なお誘いを受けていたのだ。

会場に電話してみたものの誰もでない……。消防署のある通り、下北沢の中心をちょっと外れた会場のあたりを何となくうろついてみる。昼の部のイベント中で誰もいない……。
北風ぴーぷー寒いので、以前から行ってみようと思いながら一度も入ったことのないラーメン店に入ってみた。下北沢駅から近い「ラーメン頭(かしら)」だ。このラーメン店は「ドクツボ 2011年7月31日」に登場する。

おそらくYUIが食べていたものと同じラーメンを入り口の券売機で購入しカウンター席に座る。おそらくYUIご一行が座った席は奥の一角。

ほどなくどんぶりが目の前に置かれた。YUIのように白ゴマをグリグリしていただく。ああ、おいしい!

もう一度ライブ会場へ行って見る。今度は人がいた。「1時間後電話してみて」とのこと。下北沢をうろつく。多くの買い物客で大混雑。なぜかたまたま入った店で、ビンゴで景品のお菓子を当ててしまった。電話するとあっさり今日のライブの予約ができた。
開場時間を10分ほど過ぎたころに会場へ戻ると、階段に列ができていた。

人が流れ始めてから行列に合流。3階にある店内に入る。コンクリート打ちっ放しの、バーカウンターとグランドピアノが設置してあるそれほど広くないスペース。木製の丸椅子が30個ほど置いてある。どうやら当日券もあったらしい。男女幅広い年齢層の客が集まっていた。

1人目にピアノ弾き語りの女性シンガー、2人目に映像を流しながら「あるあるネタ」を歌って披露するピン芸人のステージが終わると、どこかで見た事のある30代のニット帽の男性がギターと譜面(大学ノート)をセッティング。前の列に陣取った男女たちがそわそわし始め、ギターの写真を撮ったりしていた。自分の位置からだと何とも判断しかねるが、マーティン?

「出た!金髪ショートの美少女!」 きっちり左右に分けた金髪のっちショートボブとでも言おうか、生え際は黒、全体は明るい金色のツートンカラー。柄のあるグレーの大きめの長袖シャツ?ニット?よくわからない。ひとりで客席後方から現れて、自己紹介もなく、いきなりギターをポロポロと弾き始める。「お笑い芸人さんの後で、雰囲気を変えてしまうかもしれません……」 そして、歌い始めた。

こ、これは、flower flower というバンドが「インコの群れ」ツアー4曲目に演奏した「咲いた花を折るように~」という曲の弾き語りだ。「インコの群れ」でPAに置いてあったセトリ目撃談によると「トイピアノ」と呼ばれている曲らしい(なんでこの仮タイトルなのか、自分にはまったくわからない)。しっとりと歌い上げ、50人に満たない聴衆を魅了する。

「……。」無言の笑顔で客と間合いを計りながら、「だいぶ前に(ライブの)話をもらって、その時は予定が立たなくて。一昨日になって『どう?』って言われて。」「なので練習してないんですけど。」「思い入れのある洋楽の曲を……。英語とかデタラメですけど。」 さて、どんな洋楽曲がくるんだろう…と思ってたら、2小節ほど聴いた段階で、自分の心臓が2段階ほどギアがあがって早鐘を打った。こ、この曲は……ミシェル・ブランチの「Goodbye To You」じゃないか!

この曲はかつてYUIというシンガーが2005年にカバーしてライブで歌っていた……と認識している。今この狭い部屋で、金髪の少女が「Goodbye To You」を弾き語りで歌っている!譜面も見ずにずっと目を閉じたまま、顔をやや上に向けて。ああ、YUIと同じだ。完全に暗記してるんだな。

つづいて、8小節ほどアルペジオを繰り返すと、ツチャツチャとストロークを始め、「東名高速~」と歌い始める。この曲は「バイバイ」と呼ばれている曲だ。間奏部分ではどうやら「YUI語」で歌っていたようだ。「バイバイ…」でパウゼしたのかと思ったら、わずかな残響とともに終わった。弾き語りだとこう演奏するのか。

「喋りは毎回反省。シーンとさせてしまうのが得意(笑)。」と語っていた。続いて、ツチャーチャーチャというシンコペーションのストロークで「スタートライン」

最後の曲、「ビミョーな空気のままユッキーにバトンタッチしたいと思います」と、ゆったりとした「おはようのキスを」という曲を歌い、「最後まで楽しんでいきましょぉー」と、どこかで聴いたイントネーションで言い残して、やはり自己紹介も無いまま、客の横を通って消えていった。このアクトは完全なシークレット出演者だった。

この日最後のアクトは、このライブを企画した宮崎出身のシンガーの石原有輝香。アコギとピアノ両方で弾き語った。

最後に、この日の出演者を呼び込んで、「来年の抱負は?」と一同に質問。金髪少女(石原はゆいのすけと呼んでいた)は「毎年思ってるんですけど。速く走れるようになりたいっ!」で、どかんと笑いをとる。何だそりゃ。

と、長々と遠まわしに書いてきたが、ようはつまり、YUIは今でもシークレットライブに出ている!ってこと。4月にバンド活動がメディアで公式発表になって、「これでもうシークレットはない」と安堵していたのだが。

自分がシークレットにありつけたのは、教えてくれた親切な方のおかげ。他力本願(笑)。自分に教えてくれたという事は、何か書けということだと解釈した。この場で感謝したい。アコギ弾き語り「Goodbye To You」には本当にたまげた。この曲は今でも重要な弾き語りレパートリーだと判明したことも収穫。いいものを見れた。万感だった。この日会場に居合わせた50人は幸せだ。
ライブが終わった後、下北沢のもう1軒気になるラーメン店へ。ドクツボ2011年5月26日に登場した「麺僧」という店だ。

YUIが食べていたものが何か不明だったが、おそらくこれ「ネギチャーシュー」じゃなかったかと推測。

YUIが座った席は入り口を入ってすぐ左側のテーブル席。同じ席は今回は遠慮した。

このラーメンもとてもおいしかった。全てに満足して幸せな気分で帰路についた。

2013年12月21日土曜日

きゃりーぱみゅぱみゅ 「でもでもまだまだ」 (2012)

WOWOWのRIJF2013アーティスト特集「きゃりーぱみゅぱみゅ」を見た。ものすごかった。「インベーダーインベーダー」でグラスを埋めつくしたオーディエンスがすごい。

最近はもう完全にきゃりーが可愛く見える。ついついこのシングルCDがそこにあったので買ってしまった。2012年4月に出た「CANDY CANDY」(WARNER MUSIC JAPAN 2012)通常盤。200円でゲット。

「でもでもまだまだ」という曲は「ドキドキワクワク ぱみゅぱみゅレボリューションランド2012 in キラキラ武道館」のWOWOW放送で見たときに初めて知った曲。ずっと気になってたけど、これでようやく音源を手に入れた。

反復繰り返しってホントに心地いい。来年1月のきゃりーの横浜アリーナ公演行きたくなってきた。

2013年12月20日金曜日

POLYSICS / NEW WAVE JACKET (2001)

POLYSICS の2001年に出た「NEW WAVE JACKET」(Ki/oon)を見つけた。これ、中古で初めて見た。105円で即買い。

カヨの素っ頓狂な歌唱が聴ける初期の名曲。以前はよくライブで聴いた。

だが、このCDで「SPARK」が聴けるのがうれしい。この曲は自分は実演では聴いたことがない。昔の映像でだけ知ってた。いや~、SPARK いいわ~。

kattobase! は2分少々のインスト曲。

POLYSICSは初期から画期的なバンド。世界のポリシックス!どの曲を聴いても斬新なアイデアがあって新鮮!ハヤシ天才!

2013年12月19日木曜日

MY BLOODY VALENTINE / GLIDER (1990)

MY BLOODY VALENTINE は「Isn't Anything」と「Loveless」と「Ep's 1988-1991」を持っていればもう十分かと思っていた。今年の春に出た「MBV」はまだ買ってない。

洋楽の250円の棚からこれを発見。なんだこれ?このCDの存在を知らなかった。MY BLOODY VALENTINE / GLIDER (1990 SIRE/WARNER BROS.)
1.soon
2.glider
3.don't ask why
4.off your face
の4曲入りEP

ジャケットのペラ紙が劣化してたし、「Ep's 1988-1991」を持っていればぜんぜん必要のないものだが、まあCD棚にあってもいい1枚か。この4曲だけCDで聴きたいときに取り出すことがあるかもしれない。glider 大好き。

このジャケットが家に帰るまで、男女の接吻を描いていると気がつかなかった。

2013年12月18日水曜日

オリスタ 2010年7月19日号 うさこYUI

YUIをデビューからずっと大きく取り上げてくれた「オリスタ」はもう紹介しつくしたかと思っていたら、あと1冊これが残っていた。ニューアルバム「HOLIDAYS IN THE SUN」を発表、2年ぶりにYUIが登場したオリスタ 2010年7月19日号

この表紙のYUIはまるでアイドルのようにラブリー。ファンならぜひ手元に置いておきたい1冊だ。

このアルバムのインタビューは他誌でも多いので、今回は「おっ?!」と思った箇所だけ一部引用し紹介

(ドライブしながら作った曲もある?)
「それが、運転するのは好きなんですけど、意外と近所のスーパーくらいしか行ってないんですよね(笑)。だからどちらかというと、イメージしながら作った曲が多くて。」
(Paradeは実体験?)
「ドキッとする歌詞だったりするかもしれないんですけど、いまのところ、そういう恋愛をしてないです(笑)。ただ、サウンドがキラキラしてて、跳ねてる曲だったので、ウキウキしてるような恋の歌にしたいなっていう感じで作ってて。恋をするとパレードがしたくなる。そういうワクワク感を表現したかったんですよね。具体的に〈渋谷で会って〉っていう歌詞を書いたのは、風景が見えるような曲にしたいなって思ったからですね。」
(YUIさんの理想の恋愛は?)
「う~ん、一緒にいても集中を高められるのであれば、それはそれでいいと思いますけど、ライヴ前とか、仕事に集中できないって思うのであれば、うまい距離を保った方がいいと思うし……。結局は、まぁ、自分次第ってことなんですけど、どっちにしても、まずは音楽が軸にあるっていうのは変わらないですね。」
(相手に求めるものは?)
「ちゃんと自分の目標に向かってやってる人だったら、安心して見てられますよね。自分の仕事をひとつひとつ一生懸命にやってる人がいいなと思います。」
(Cinamonもラブソングですよね?)
「そうですね。夜、寝ようと思ったときに、好きな人に電話をかけたら出なくて、すごく心配しちゃうっていう曲はあるじゃないですか。でも、この曲は、どちらかというと、電話がかかってきた方の気持を歌ってて。そうやって心配してるかもしれないけど、こっちは案外、寝てるだけのときもあるよっていう、軽いメッセージというか……。」
「ほのぼのなメッセージですね(笑)。タイトルは、たまたま仮タイトルをつけるときに、シナモンのお菓子を差し入れていただいたんですよ。ふたりの時間軸のなかに、シナモンの香りが漂ってたら、その空気感が伝わるかなと思って、そのまま使っちゃいました。」
(最後の曲、Kiss me)
「終わりたいのに終わりきれないみたいなときですかね。変に優しくされるのなら、傷つけられたほうがいい、みたいな。これも恋愛の曲ではあるんですけど、私としては、信頼っていうのは、些細なことで壊れてしまうものよっていうメッセージを入れていて。で、そのまま1曲目の『to Mother』に戻って、ループして聴いてもらって、ホッとしてもらえたら嬉しいなって思いますね。」

そしてYUIはこのアルバムのレコーディングが「ホントにすごく楽しくできた」と語っている。
「今回は、いろんなことを試してみようっていう興味や、お休み中に受けた刺激もどんどん取り入れていった。全部、納得がいくところまでできたんで、もう思い残すことはないので、あとは、これから聴いてくれる人がハッピーになったり、元気になってもらえたりしたら嬉しいですね。」
もし、5thアルバムもこんな風に楽しく製作できていたら……、今でもYUIはYUIとして楽しく続けていただろうな…などと考えてしまった。

そして最後に読者からの質問コーナーがあるのだが、この号では恋愛に関する質問が多い。「恋愛って大変だなって思ったことは?」(茨城県・25歳女性)という質問には
「気を遣うこと。……気を遣うっていうのは、恋愛のいちばん初期の段階ですよね。どんだけ遠い距離なんだっていう(笑)。えらい遠い感じですけど、伝えたかったことがうまく伝わらないっていう切なさや寂しさをよく感じたりしますね。」
この回答もYUIらしい、答えているようで答えていないような感じだ。

そして、この号はYUI基礎知識的な質問への回答も用意されている。

アデューという言葉を使うようになったのは)
すごく昔、お世話になっていた事務所の女性スタッフの方が使っていたのを、「使っていいですか?」ってお願いして、そのままいただきました(笑)。
(友達とかから呼ばれるニックネームは?)
普通にYUIが多いですね。小学生のときは、シャワーズブラッピっていううさぎを飼っていたので、“うさこ”って呼ばれてました。シャワーズは、飼育委員をやっていたときに、ほかのうさぎからいじめられていたので、可哀想だと思って連れて帰ったうさぎで、名前はポケモン世代だったので、ポケモンから付けて。ブラッピは、ブラッド・ピットが好きだった知り合いのうさぎだったんですけど、「グアム旅行に行くから預かって」ってお願いされたまま、うちの子になりました。
(カラオケの十八番は?)
カラオケにはあんまり行かないですね。もし行ったら、ハナレグミ「家族の風景」を歌うかな。優しい感じのアコギもいっぱい入ってるし、歌っていて気持のいい曲だなと思いますね。「自分の曲を歌ってほしい」って言われたときは、みんなが知ってる曲じゃないと寂しい思いをするので(笑)、シングル曲を歌います。みんなが一緒に歌ってくれると安心する。良かった、みたいな(笑)。
(なぜ曲名、アルバムタイトルがすべて英語なのか?)
もともと、曲作りをするときに、でたらめ英語みたいなので作ってたりしてたんですね。最初は、英語の響きがすごく好きなので、英語のタイトルをつけるくらいの感じだったんですけど、途中からは、それが定番になってきて。統一感がある方がいいかなと思って、ずっとそうしてますね。
今回このインタビューを読み返してみて、え?!そうだったの?ってちょっとびっくりした忘れていた事実もあった。YUIがうさぎを飼うきっかけが面白い。うさぎを飼っていたから「うさこ」と呼ばれていた小学生YUI。「ポケモン世代だったので」という発言は意外すぎた。

2013年12月17日火曜日

世田谷区岡本の病院坂

世田谷区は北区から遠すぎて行くことがほとんどない。行かなきゃならない用もあまりない。渋谷にライブ見に行った日に、カメラ持って世田谷を歩いて回った。まだ行ったことのない場所を求めて。
金田一耕助という探偵に自分は高校生ぐらいのときにドハマりして、石坂浩二&市川崑による映画版だけを繰り返し見た。今見てもこの映画シリーズは面白い。石坂浩二という俳優は自分にとっては永遠に金田一のまま。シリーズ第5作「病院坂の首縊りの家」のロケ地が東京にあるという事は以前から知ってはいたのだが、なかなか行く機会もなかった。今回ムリをしてでもその場所へ立ち寄ってきた。ここだ
用賀駅から歩いて行ったのだが、遠い!日没との戦いだった。世田谷ってほんとに無限に住宅が続いている。

ここが法眼の屋敷のあった坂。映画のラスト、小林昭二の人力車がこのあたりに止まると佐久間良子は息絶える。
昭和54年(1979)の映画撮影時とはだいぶ様子が変わってる。坂の右側にある塀はなんとなく面影がある。望遠で撮っているからなのか坂が急に見える。
今見返すと映画の舞台である昭和20年代をそれほど感じない。坂を下る金田一の後方にカメラが回ると、三重県伊賀上野の街並みに風景が変わる。そこもいつか行ってみたいけど、もうあの街並みは残っていないだろうな。

山Pとちゃんえみ版金田一をテレビでやっていたのを少しだけ見た。独自の金田一を作っていた。もうこの映画シリーズのようなおどろおどろしい感じを表現するのは無理だ。昭和レトロ表現を使うしかない。

2013年12月16日月曜日

SWITCH 2006年7月号 十代の長澤まさみ

昨年、中野区立第九中学校が少子化のためにひっそりと閉校した。もとは九中の分校だった区立中央中学と統合して区立中野中学校となった。

九中は1950年の開校というからまさに団塊の世代が小学校入学するころに建てられた中学校なのだが、その団塊ジュニア以下の世代がまったく子供をつくらなかったためにこんなことになってしまった。時代は変わる。

その第九中学の卒業生(平成14年度)に長澤まさみがいる。

長澤まさみは広く知られた通り静岡県磐田市出身。中学2年で中野区立第九中へ転校した。

ここにSWITCH 2006年7月号「特集 十代のいま、十代のころ 長澤まさみ」という1冊がある。この号はよく売れたらしく中古でとてもよく見かける。運がよければ105円で手に入る。ほとんどすべてのまさみオタが持っていると想像される。先日、2冊目をゲット。

まさみはどのような学生生活をしていたのかあまり話さなかったのだが、この1冊は長澤の学生時代を知る上で最も詳しい貴重な資料だ。

仕事のあるとき母親同伴で東京まで通っていた長澤は中学2年のときに上京したのだが、正確な時期はオタの自分でも計りかねる。詳しくはしらない。以下、まさみの言葉を引用する
「でも当時はまだどこか遊び感覚でした。中学は公立に編入したんですけど、やっぱり最初はなかなか馴染めなくて。結構いっぱいいっぱいでしたね」
まさみが言う「いっぱいいっぱい」とは勉学のことよりも東京での新生活のことではなかったかと考える。静岡で育った14歳がいきなり東京で暮らし始めるのは相当なストレスだったかと想像される。

小学生時代から下級生にサインをせがまれたまさみが、転校生のよそ者で芸能人だった九中時代に容易に周囲と馴染めなかったことは想像される。ローティーンで芸能の仕事を始めた宮崎あおいも学校には馴染めなかったらしい。

だが、周囲も芸能の仕事と学業の「二足の草鞋」という堀越時代、長澤はわりと楽しくやっていたらしい。同級生鈴木杏の話(NHKプレミアムトーク)や、一学年下だったPerfumeの3人の証言(Mステ)は貴重。そしてこの雑誌から引用すると
「もう学園祭とか本当に楽しくて。模擬店なんかクラスにジャニーズの男子がいてくれたおかげで大繁盛で。あとは修学旅行とか」

「高校の時、中学の友達のライブを吉祥寺まで観に行って。中学で仲のよかった十四人ぐらいの女子で。そのグループって、べんじょ組って名付けられていて。何かにつけお手洗いに集まって話し込んでたから。あの頃の女子って、なんでああやってすぐお手洗いに集まったんだろ?」
まさみの九中編入は堀越進学を見越しての計らいだったのだろうか。事務所が借り上げたマンションが近くにあったはずだ。通学は距離が短いほうがリスクがない。やがて堀越へ進学する芸能組が一時的に身を置いていたのが堀越近くの九中だったのか?

中野区の中学生には堀越は進学先候補のひとつだが、まさみは芸能コース以外の中学時代からの仲良したちとも遊んでいたんだなと推測。「なかなか馴染めなくて」というわりに、ちゃんと仲のいい友達も中学時代にできたいたんだな。
「プロポーズ大作戦」に「稲本すごかった~」って台詞があったけど、2002年日韓ワールドカップ時に実際のまさみは中学生だった。

学生時代のまさみは本当に真面目な生徒だったらしい。眉をひそめるような話がないらしい
「本当にないんですよ。そもそも人見知りだったし度胸もなかったから……」
しばらく思案してようやく思い出したエピソード
「高二の時、数学の先生がすごくお年を召された先生で、みんなが授業中に他の事をしてても気がつかなかったんです。で、隣に座ってる友達とセーターの袖にイヤホン通してお互い頭をぴったりとくっつけて、大好きだったバンプ・オブ・チキンを聴いて。そんな時はずっと友達と一緒にいたいから、仕事で早退しなきゃいけない日は、ちょっとだけ悲しくなりましたね」
この世代の女子にとってバンプ人気は絶大。セーターの袖にイヤホンを通す……、これはYUIも学生時代にやっていたことだ。

高校時代はもう長澤まさみ人気絶大のヤングスター。堀越下級生たちからも羨望の眼差しの憧れのアイドル。自分に自身が持てなかったとは言うけど、まさみは自分の可愛さがわかっていたはず。インタビュアーはまさみの学生時代の「恋愛」についても質問してみる
「中学のころ秘かに好きな先輩とか、普通にはいましたよ。でも多分私『ロボコン』あたりまで、ちょっと男性恐怖症っぽかったんです。そもそも女子の友達を作るのがヘタクソなぐらいだから、高校を卒業するまでにちゃんと会話した男子の数なんて、本当に数えられるほどだった。最近やっと男の人を観て自然に〝素敵だな〟とか、〝カッコいいな〟って思えるようになったんです。まだ憧れに近い感情かもしれませんけど」
こんなことを語っていたまさみだが、2012年に「ストライクTV」で中学のとき告白してつきあった先輩の話しをしていたのにはズコーっとなった。「秘かに好き」じゃなかったんかい!

中野サンプラザでの堀越卒業式後、鈴木杏といっしょに会見によばれたまさみは、高校時代に「恋の話」がまったくなかったことを杏と顔を見合わせて話していたことを思い出した。

そういえばPerfumeのっちも男性恐怖症じゃなかったかと思う。アクターズスクール時代、男子を嫌悪していた。そんなまさみも今ではすっかり社交的。
十代なかごろからまさみはず~っと映画にドラマにCMに、トップ女優で居続けている長澤はなにげにすごい。現在26歳、あと何年トップでいられる?

2013年12月15日日曜日

死亡遊戯(1978)

自分にとって長年謎だった映画を見た。ブルース・リー急逝後に代役をたてて完成させた「死亡遊戯」

これ、遠い昔にラストのアクションシーンだけ見た覚えがある。中華料理店を上へ上へと登ると各階に中ボスがいる。ひとりひとりやっつけて登っていく。少年ジャンプ的展開がこどもたちにはたまらない!「北斗の拳」だな。超巨大グラサン黒人バスケ選手が強烈な印象に残ってた。

代役?ちゃんとブルース・リー出てたじゃん。どうゆうこと?

今回これ見てようやく飲み込めた。

こんな映画のつくりかた、あり?!なるほど~、死亡遊戯かぁ~。
主人公のアップだけ映像があれば映画として仕立て上げられるんだな、って学んだ。

「怒りの鉄拳」見てから「死亡遊戯」を見ることをおすすめする。「怒りの鉄拳」ラストシーンが出てきたりするから。

2013年12月14日土曜日

Drop's 東京初ワンマン@CHELSEA HOTEL

12月の土曜の夜の渋谷の街は呆れるぐらいに人が多い。ハチ公口から渋谷交差点、センター街から井の頭通り、恐ろしいほどの路上人口密度でぜんぜん前へ進めない。東京に住んでいても毎回軽いショックを受ける若者だらけの欲望の街。札幌からやってきた少女たちはどう感じたか?

札幌の女子5人組バンドDrop'sの東京初ワンマンライブが渋谷のライブハウスCHELSEA HOTELであるというので、前売りを買っておいて出かけてきた。「DAWN SIGNALS (turned BLUE)」というタイトルがついている。自分にとっては夏フェス(JOIN ALIVE)以来の再会。

開演10分ほど前にいった。当日券もあった模様だが、なかなかの盛況ぶり。8割以上は男だった。やはり30代40代の人も多かったように感じた。

自分はまだDrop'sが2回目で知らない曲が多かった。客の反応を見る限り、他の人もほとんどがライブで見るのは初めてで、曲を知らなかったんじゃないかと予想。曲間もシーンとしていた。なぜかスローバラード系の曲が多かった気がする。

自分にはやはり中野ミホのボーカルが見ていて面白い。ソウルとブルースを、ロックandロールを感じる。隣のギター荒谷が革ジャン姿でThe Birthdayみたいなのに、中野はというとお嬢様校の制服みたいなワンピースでまるでJK。それでいてあの歌唱のギャップ。

今回自分は初めてMCというものを聞いた。札幌の不良娘たちというイメージだったけど、ずいぶんとおしとやかじゃねえか。中野は荒谷に「(革ジャンで)暑そう」「マイクで喋って」とツッこんでた。札幌にくらべたら東京は暖かいらしい。

この日はアンコールでキーボードとアコギの二人でやった曲があった。中野は弾き語りもするらしい。近く弾き語りのライブイベントにも出演する。中野のブルースハープも初めて聴いた。才人なのかもしれない。東京でまたワンマンを期待したい。その時はまた出かけたい。

2013年12月13日金曜日

綾波レイ と アスカ・ラングレー

これを衝動買いしてしまった。綾波レイのフィギュア。SEGAのゲーム機の景品(非売品)だったらしい。元箱がついていたのでわかった。今までアニメキャラのフィギュアとかまったく関心なかった。そもそも自分は「エヴァンゲリオン」について何もしらない。綾波レイはさすがに名前は知ってる。自分は今まで一度も「エヴァンゲリオン」を見たこともない。周囲がどんなに盛り上がろうとも関心を持てなかった。
けど、これを見つけたときになんだか見入ってしまった。315円で未開封品だったのだが、よく出来てるな~と思った。現実にこんな体型の女の子はいないわけだが、脚の感じとかスカートの風になびいてる感じとか、315円のクオリティじゃないなと思った。今、エヴァが人気がどうなのかとかまったく知らないし気にしたこともない。ただ、これを自分の机に飾ったら、その場が華やぐんじゃないかと期待して手に取った。18センチぐらいの高さ。
そして、アスカ・ラングレー。自分はこのキャラを、コスプレしてモノマネする芸人で知った。本当にそれだけの知識しかない。自分はまったくアニメを見ないで育ったのだが、俺のまさみがエヴァオタでエヴァモノマネもするので、ちょっとは関心を持ったのだが、結局それほどハマれなかった。最近ではばっさーがエヴァにマンガでハマってた。
自分はこういったものに何も目が利かないのだが、やはり315円にしてはよく出来てるな~と感じた。綾波は同じものがもう2つその店に置いてあったので、それほどめずらしいものでもないんだろう。どっちにするか迷い結局、綾波とアスカ両方を持ってレジへ。人生で初めてフィギュアというものを騒動買い。エヴァグッズも自分史上初めて。箱から出して机の上に置いて眺めている。

自分が東京で好きな場所のひとつが上野の国立博物館の法隆寺宝物館。白鳳時代の金属製の小さくてかわいらしい仏像がたくさん展示してある場所が大好き。ホビーオフのフィギュアを置いてあるスペースも同質なものを感じた。このフィギュアたちもまさに現代の仏師たちの手による名品だと思った。

綾波の脚はまさみに匹敵する。アスカの脚はガッキーと同等だと自分は感じた。異論は認める。これからこういった安価なフィギュアを集めてしまうかもしれない。

2013年12月12日木曜日

本田翼研究 不定期に再開

残念ながら「安堂ロイド」はやはり自分が見たいと思うようなドラマではなかった。第2話の途中で見るのを止めてしまった。録画しておいた本田翼のシーンのみ編集保存。出演シーンが少なくて助かる。では、いつものように本田資料を探していこう。本田翼研究を再開。
MEN'S NON-NO 2012年2月号の「美女さんぽ」に本田翼が掲載されている。「恋愛ニート」への出演が決まったころの本田翼19歳。えっ?!っていうぐらいに男前。「ブレんじゃねーぞ!老舗缶コーヒーの新CMでとびきりフレッシュなヒロインを演じてくれた話題のモデルがメンズノンノ初登場!初々しさがまぶしい美女の素顔は、意外にもいい感じに脱力した自然体。」と紹介されている。

本田はデビュー以来、終始一貫してゲームとマンガ。ブレてない。
「移動中はPSPで『ファイナルファンタジー』、家だとWiiで『ゼルダの伝説』の新作をするのが、今、ほんと楽しくて」
ずっと部屋でマンガとゲームしてて外で男と出会わないで欲しい。ちなみにこの時期の本田のお気に入りマンガは
「今の一番は『ハンター×ハンター』。でも『進撃の巨人』もいいし、『聖☆おにいさん』も面白いし…。」
自分はマンガをほとんど読まないので、ぜんぜんわからない。自分は本田となにひとつ会話が合わないと思う。少女マンガよりは少年向けマンガを好むようだが、それって女優としての今後にプラスになるだろうか?

最後に本田の好きなタイプは
「かわいいタイプの男の子。」
思想のデートは
「自然がいっぱいあって景色がきれいなトコに行きたいな。子供の頃からキャンプが好きなんです。もしもデートで男の子と一緒にキャンプに行ったら、一生懸命にテントを張ってる後ろ姿に、キュンキュンきちゃうんだろうな!」
かわいいタイプ……って意外。B'z稲葉がタイプとみせかけて実はジャ〇ーズ系が好きなのか?自分には過去の噂の真偽のほどがまだ計りかねてる。部屋でマンガ読んでゲームしてるほんだが恋愛に関心を見せたことがあっただろうか。モデル仲間経由で若い男子を紹介されることはあっただろうと考えられる。最近では家事と料理ができる「家庭的な人」と
言うようになった。

三鷹で育った少女本田翼は子供の頃から家族でキャンプにいっていたのかもしれない。学校行事だけだったのかもしれない。小学生のころは肌が浅黒く焼けていたのだが、モデルになってからはせっせと日焼け止めを塗って色白美人になった。理想的な育ち方だ。
プロフィール欄に好きな食べ物「ラーメン、塩辛、から揚げ」、嫌いな食べ物「わさび」と書かれている。

non-noとは違った、笑顔ばかりじゃないばっさーが見られる1冊。
だが、本来の本田翼はこう。JK時代のnon-no(2011年1月号)だと、こんなにも美少女。オレはこの子のためなら死ねる…と思う…。

ごくたまに本田翼のかわいさがわからないという人を見かけるけど、どうして?

女子高生時代の本田翼はカフェでバイトしていたという話は以前から知っていたのだが、最近になって、時給1,000円の張り紙を見て飛び込んだ近所のすし屋でもバイトしていたことをnon-no(8月号)で知った。

カフェはバイト代が安すぎて稼げなかったんだそうだ。すし屋では皿洗い、給仕などの雑用すべてを担当。大好きなイクラやサーモンを入れてくれた豪華な「まかない」も魅力的だったらしい。常連さんからお土産をもらうほどの美少女看板娘。意外にうまくやってたんだな。

しかし、モデルの仕事して、さらにバイトもするって、趣味がマンガとゲームとたまに音楽の、自宅に住んでる高校生本田がなぜそこまでお金が必要?高校生に1,000円払うようなバイトってなんだかキツそう…。モデルともなると私服に美容と化粧品にお金をかけないといけなかったのかも。所属事務所というものは意外にそういった経費を出してはくれない。売れっ子にならないかぎり。
新宿で高校に通い、放課後は三鷹でバイト。雑誌モデルとしての仕事はひと月に数日だけ撮影に行く程度だったのかもしれない。

受験勉強のためにバイトはやめたそうだが、ということは高校2年まで続けたってこと?JILLEやnon-noでモデルしてる時期とかぶってる。モデルってお金にならないのかも。

だが、あっという間に人気モデルになってしまった。そのために受験は手放した。

本田翼、まだまだこんなもんじゃないはず。

ミュージックドラゴンで「から揚げ」をつくってるときにタカトシと口論になってるシーンがとても興味深かった。「じゃあ、やってよぉ~(怒)!」 ばっさーは面倒なことは他人に任せて依存するタイプ。たぶん、本田翼が彼氏とケンカするときはあんな感じになるんだろうって、自分にはその姿がイメージできた貴重なシーンだった。