2017年11月30日木曜日

長濱ねるの自撮りアプリ

欅坂46の志田愛佳と長濱ねるが2人で表紙を飾った装苑 2017年7月号を手に入れた。そこに100円であったので連れ帰った。

ファッション業界は昔から写真というものに異常にこだわるので、一般的なグラビアよりもかなり質が高い。この表紙の2人が美しい。まるで観音菩薩。

「目次」ページから二人が登場するので、長濱と志田の写真が計10ページにおよぶ。50年代60年代70年代とワンピースの歴史を学ぶ。
え、長濱と志田は休日を一緒に古着店巡りをしてるって?
志田「私はずっと、既製服に物足りなさを感じていたんです。凝ったディテールが欲しくて。でも、1年ぐらい前に初めて古着店に連れて行ってもらったら、それまで頭に描いていた理想の服がたくさんあったんです!特に惹かれるのはシルエット。昔の服ってとっても形がきれい。撮影で着たワンピースみたいにウエストを絞った体のラインが美しく見える服が好きですね。」 
長濱「私は地元(長崎)にいた頃から、伊藤万理華さんのブログや装苑で古着を知りました。上京してまず向かったのは、憧れていた古着屋さん。知らない地をたっぷり使った服や、柔らかいチュールの服は、それだけでときめきます!」
この二人、おしゃれに大して意外に精力的で野心的。こうしてる今も二人は一緒に古着店を巡っているのかもしれない。
もっと欅ちゃんたちの私服が見れる機会があるといい。ま、握手会に行けばいいんだろうけど。
同じころにもう1冊、Mac Fan 2017年2月号も手に入れた。100円だったので連れて帰った。自分はスマホしかApple製品を持っていないけど。

表紙は平手友梨奈と長濱ねる。「二人セゾン」ワンピースが素晴らしくお似合い。

平手さんは「ダンスレッスン動画をスマホでよく見る」という程度の話しかしていないのだが、長濱ねるのインタビューはこのイシューが出た当時からちょっと話題になった。

アイドルは自身を可愛く見せることがすべて。とくに自撮りにはこだわりが強いものだが、なんと、ねるは食べ物撮影用アプリで自撮りをしている(!)というのだ。
長濱「ヘルスケアっていう、元々入っているアプリをよく使っています。歩数や上がった階数を計測してくれるので、その数値を1日の終わりに見るのが楽しみなんです。今日27階も上がってる!とか、数が大きいとテンション上がります。」 
「あとはブログに載せるために、自撮りをすることがおおいので、カメラアプリをよく使います。私のおすすめはFoodieというアプリです。本来は食べ物の撮影に特化したカメラアプリなんですけど、たまたまそれで自撮りをしてみたらすごくよくって。それに気づいてから、ずっと使っています。」 
「いくつか自撮りアプリも使ったんですが、極端に顔が小さくなったり、目が大きくなったりするものが多かったんです。Foodieは食べ物用なので、ナチュラルにキレイに撮れるのが気に入ってます。」
ねる、さすがだ。人とは違う着眼点だ。ねるが一番いろんなことを知っていて話が面白そうだな。
だが、以前メンバー間で流行っていたダイエットアプリはもう飽きたらしく、
「なかなか続けるのが難しかったですね。使わなくなったアプリはすぐに消すタイプなので、ダイエットアプリももう消してしまいました。きっちり整理したいんですよね。」
おそらくねるは今後の人生で出会っていくであろう男性たちもこんな感じでキチッと整理と仕分けをしていくに違いない。
握手に行く人も欠かさずに行かないと、ねるのほうで記憶が整理仕分けされるかもしれない…。

メンバーの体調やメンタル、ダイエットはしっかり管理栄養士とトレーナーをつけて管理してやってほしい。

ちなみに、長濱ねるは一度両親にアイドルへの道を阻まれたものの、両親によってふたたびアイドルの道を歩むことができている。厳しいながらに理解のある両親でよかった。

メンバーの間で一時期「お待たせぞーん」と言うのが流行った(平手談)らしいのだが、
長濱「私の父が未だに使ってきます!毎日メールが来るんですけど、いつも『おはよセゾン』って冒頭に入ってて(笑)。思わず既読無視しちゃいます…。」
ねる、意外に父に冷たい…。

2017年11月29日水曜日

横溝正史「迷宮の扉」(昭和33年)

夏フェスで福島に行ったとき立ち寄ったBOでこいつを手に入れた。
横溝正史「迷宮の扉」角川文庫(昭和54年版の昭和57年第10刷)を100円でゲット。

どうやらこの作品は横溝先生のジュブナイル推理ものとして昭和33年に高校生向けの雑誌に掲載されたものらしい。

三浦半島を旅行していた金田一さん。嵐に遭い、城ヶ島の灯台の近くにあるという竜神館と呼ばれる屋敷へ逃げ込む。その直後に一発の銃声と共に倒れ込むようにやってきた男、そこで絶命。

そこにはシャム双生児として生まれ、後に分離された日奈児という15歳の少年がいた。その後見人の老人によれば、三浦半島の東京湾を挟んで対岸の、房総半島の先端の洲崎灯台の近くにあるという海神館という屋敷に、シャム双生児のもうひとりの少年・月奈児が住んでいる。

城ヶ島灯台も洲崎灯台も、自分は両方に行ったことがある。金田一さんは城ヶ島から洲崎へ行くのだが、昭和33年当時どうやって出かけていったのか、その経路が不明。

海神館で謎の火災。そして竜神館へ戻ると人々が消えていた…。
そして、舞台は吉祥寺。双生児の父・東海林竜太郎の莫大な遺産相続についての異常な遺言…。
これ、高校生むけということだが、がっつり大人向け。遺言状でその場の人々がギスギスする展開が犬神家。

日奈児少年が殺され、看護婦が首を絞められ殺されそうになり、今度は月奈児少年が殺され、竜太郎の甥までもが病院で殺される…という連続殺人。

ジャケットイラストからてっきり洞窟を探検するような古風な少年向けスリラーかと思った。だが、イメージと違っていた。完全に大人向け。

ラストは予想外のことが起こる。だが、面白かったか?と聴かれると微妙。
二人の少年が殺される原因をつくった父の言動が軽くて「え?!」って疑問に思った。自分の息子の命をなんだと思ってる?
それに爽やかに次の恋をしてる。こんなん、がっつり怒られていい。

余白に2本の短編も収録。
「片耳の男」(昭和25年)少女誌に掲載された短編。アイドル女優でドラマにできそう。
「動かぬ時計」(昭和2年)これも少女向け。横溝正史とは思えない作風。ミステリーではなくファンタジー。

2017年11月28日火曜日

「アシガール」ロケ地巡礼~深谷城址篇~

NHK土曜時代ドラマ「アシガール」は主に埼玉県深谷と茨城県つくばでロケをしてるらしいのだが、黒島結菜の平成女子高生シーンに登場する城跡は深谷だ。
もう行くべきロケ地もないし、深谷まで行ってみた。
ドラマでは「黒羽城公園」とされている場所は深谷城址。自分、深谷が城下町だったって知らなかった。
市民文化会館や体育館が集まった市民憩いの公園。
向こう側に見える立派な建物は図書館だ。
この公園も同じ場所
黒島結菜が座っていた同じ場所に座る喜び
最初は嫌な日本史の先生だったけど、郷土史に興味を持っているように見えるヒロインに協力するいい先生。この俳優、「TRICK」第1シーズンで阪急ブレーブスの帽子をかぶってた黒津弟だった人だ!「リーガルハイ」第1話で検事だった人だ!今回調べてみて正名僕蔵という大人計画の俳優だと初めて知った。まだ40代とはとても思えない老け方だ。
30分ほどの滞在ですることもなくなったので帰ることにした。

PS. 深谷といえば過去2回来ているのだが、初めて深谷駅周辺を歩いたとき、そこに伊勢屋食堂さんを見つけたときは、その昭和なたたずまいに思わず魅入られるように入ってしまった。
今回、3回目…と思いきや、なんと今年の夏に閉店していた…。カレーは食べたけど、カレーラーメンがまだだったのは悔やまれる。
この写真は2016年夏に行ったときフィルムに焼き付けたもの

2017年11月27日月曜日

Negicco「愛、かましたいの」(2016)

Negicco「愛、かましたいの」(2016 T-Palette Records)通常盤を手に入れた。
BOで未開封で200円だった。20%オフだったので160円でゲット。

こいつがNegiccoにとって何枚目のシングルなのか?自分にはよくわからないが、昨年12月にリリースされたこのシングルが現在のところNegicco最新シングルになっている。

「愛、かましたいの」はこれまでのNegicco曲とは違った新鮮さを感じた。

なんと、作詞作曲プロデュースは堂島孝平氏。NEGi FESでの共演がきっかけらしい。
自分、この人を前世紀から知ってる。この人がプロデュースした乙葉の曲には衝撃を受けたことがある。愛すべきPOPの才能。

今も公式特設サイトでほぼ全曲を聴ける。

MVもなかなかおしゃれ。もうちょっとNegiccoは世間から注目されていいと思う。
「私をネギーに連れてって」は、作詞・作曲・編曲をNegiccoプロデューサーconnie氏によるNegiccoらしさ全開POP。

2017年11月26日日曜日

魔夜峰央「美少年的大狂言(チェリーボーイ・スクランブル)」(1985)

魔夜峰央という漫画家は「パタリロ!」しか知らなかったのだが、先日この1冊を見つけてきまぐれで買ってしまった。「美少年的大狂言 チェリーボーイ・スクランブル」(白泉社文庫 2000年6月初版)だ。100円。
昭和59年から60年にかけて「コミコミ」というマンガ誌に連載されたものらしい。

修身教育を基本とし天皇制国家の再興を目指す子弟のみ集まるガチ右翼で硬派な青嵐高校を舞台に、生徒会長・寺限城太郎と押し掛け女房(歌舞伎の名家で女形見習い美少年)桜丸のドタバタギャグマンガ。
この二人が基本パタリロのバンコランとパタリロ。ひたすらすれ違う会話とボケ倒しに激怒という笑いのパターンを繰り返す。

魔夜峰央のギャグのテンポ感の心地よさとセンスの良さにひたすら感心。
それに海外短編ミステリを連想させる作風。文字数が多いので読み通すのにマンガとしては時間がかかる。だが、ギャグマンガとしてのドライブ感が素晴らしい。

連載途中から忍術を使う新聞部部長に人気が集まってしまったのか?だんだんと目立ってくる。部長と桜丸のまったくかみ合わない会話が数ページ続くとか狂気としかいいようがない。

とても楽しいマンガなのでオススメする。

2017年11月25日土曜日

「2588日。Documentary of 松井玲奈」を見る

HOでジャンクCDあさりをしていて、SKE48「コケティッシュ渋滞中」「前のめり」という、2015年発売のシングルCDを大量に見つけた。
すべて特典映像DVDが付いているようなので、暇つぶしに見ようと思い3枚買って帰った。1枚100円。

実は自分が乃木坂に興味を持つきっかけは、2016年の初めに「タモリ倶楽部」で松井玲奈を見たから。
「この人誰?→SKEのメンバーなのか!→乃木坂にも在籍してたのか!」と、次々とYOUTUBEで関連動画を見て行った。それまでは乃木坂の存在が自分にはまったく見えていなかった。

結果、SKEにはまったくハマらず、乃木坂の映像ばかり見るようになっていた。乃木坂を知る最初のきっかけは松井玲奈だった。
だが、世間の乃木オタたちの間での松井への評価が見えてこない。今でも自分にはよくわからない。誰も松井を乃木坂OBだとは認めていないようだし、本人も乃木坂メンバーだったとは思っていないかもしれない。

そもそも松井を美人だという意見をほとんど見たことがない。風貌も体型も声も、自分がまったく見たことがないタイプ。かなり個性的。それでいて面白い。
だからこそ「え!この人、何?」って興味を持ったんだと思う。自分、この人に好意しか持ってない。

まず「コケティッシュ渋滞中」Type-B盤のDVDを見る。こいつはジャケットが松井玲奈だからついでに買った感じ。

たぶん名古屋市内各地で撮影されたMVがなかなか良い感じに仕上がってる。冒頭の天上噴水公園のような場所は自分も行ったことある!東京へ戻るバスターミナルの近くだったから。

「今夜はJoin us !」というMVは劇場で撮影されたものか。ドルオタってこういったイケメン男子との恋愛MVは嫌うんじゃないかと思った。どうってことのないMVでとくにコメントもない。
「SKE48の神対測定 presented by BSフジ」はまったく面白くない。途中で見るのを止めた。
次に「前のめり」Type-C盤のDVDを見る。このシングルが松井玲奈のSKE48としての最後のシングルらしい。中に松井玲奈の写真が入ってた。
「前のめり」は松井が主役の、南の島での夏MV。制服姿で海をバックに踊ってる。松井が好きな人なら楽しめるんじゃなかろうか。
「長い夢のラビリンス」はSKE48という長い夢の終わりでの松井が在籍したチームE曲。
チームとかよく意味わからないけど。
松井のソロ歌唱をほぼ初めて聴いたけど、かなりクセと個性の強い歌唱だなと思った。

そして、このCDを求めた唯一の理由である「2588日。Documentary of 松井玲奈」を見る。自分はこの人のことを「乃木坂って、どこ?」「NOGIBINGO!」で少しだけしか見ていない。ほとんど何も知らない。

この松井玲奈ドキュメンタリーはType-C盤とType-D盤で前編と後編に分かれている。

後編の前に「2588日。」という松井ソロ曲のMVが収録されている。このMVも松井のSKE在籍2588日を扱った、ドキュメンタリーを撮りながらつくられたMVなので、見ていてつながりがよくわからなくなる。これはこれでファンは感動的。松井の声はかなり個性的。
自分としてはSKEに入る前と直後の松井ひとり散歩トークの聴ける前半が面白かった。幼少のころ遊んだ公園とか、名古屋まで通った電車とか、思い出話。

松井は最初から女優志望だったって初めて知った。
その道へ行くにはどうすれば?→高校なんかへは行かずに東京へ行こう!→親と口論→奇跡的に高校へ受かる→演劇部に入る→アイドルオーディションを受ける→目立てない→MCと握手に活路を見出す→SKEの大エース→演技の仕事でも頭角を現す…という流れ。

ぶっちゃけSKEに入ってからは暑苦しい内容。そこあんまり関心持てなかった。
自分には松井がかなり大人に見える。実際、メンバー全員からも「玲奈さん」と呼ばれ敬われていた。

このドキュメンタリーでは乃木坂への交換留学はほんの一瞬しか触れられていないw 松井が乃木坂で何も爪痕を残さなかったことはいいことなのか悪いことなのか…自分にはよくわからない。
2014年には主演映画、その後は舞台に映画にドラマに女優として大活躍。2017年も10月ドラマ「オトナ高校」では第3話にゲスト出演。この役が酷い女w

松井玲奈は特別美人でもかわいいわけでもないかもしれないが、この人はまだまだ当分長い間ノースキャンダルで過ごしてくれそうだ。あまり男に感心ない気がする。実際美少女アイドルに目がないw

少しでも男を感じると嫌がるドルオタには応援し甲斐がある若手女優と言えるだろうと思う。自分は静かに応援する。
PS. 松井玲奈はSKE時代に多くのグラビアも残したのだが、UTB2010年8月号がそこに100円で売られていたので連れ帰った。
「マジすか学園」ゲキカラ役で全国的人気に火が付き始めたころ。ズタボロセーラー服に機関銃というコスプレ感のする謎グラビア。
「あの役をやったおかげで今まであんまりいなかった女の子や、マッチョな男性のファンが増えました(笑)。」
それまでは一体どんなファンが握手会に来ていたんだろう?

2017年11月24日金曜日

立川文庫「猿飛佐助」雪花山人(大正3年)

ほるぷ出版の昭和49年「名著復刻日本児童文学館シリーズ」の6、雪花山人著「眞田三勇士忍術名人 猿飛佐助」(大正3年)という本を見つけた。
文庫本よりも小さいパスポートサイズの本。これは見た瞬間にヤバいと思ったw BOで250円でゲット。

大阪市東区博労町の立川文明堂による「立川文庫」というやつに自分は初めて接した。
「書き講談」というジャンルの文庫本。調べてみるまでその存在をまったく知らなかったのだが、大正時代に少年期を過ごした日本人なら誰でも知ってるらしい。
自分が手に入れた「猿飛佐助」は「立川文庫」の第40編。一番の人気作だったらしい。巻末には181作まで目録があるけど、ほとんどが戦国武将や武芸者や英雄。明治大正のこどもたちはこんな「講談」しか娯楽がなかった。発売当時の定価は「金弐拾五銭」。

雪花山人って誰?調べてみたらそんな作家はいなかったらしい。二代目玉田玉秀斎と、その妻・山田敬、その息子たち、弟子たちチームによる「講談を本に書き写したら売れるんじゃね」というアイデアによる出版起業。
なので音読するとそのまま講談w 文体に調子があって日本語として読みやすい。
だが、当時の印刷だとインクにムラがあってかろうじて読み取れるぐらいの薄いページもあれば、濃いページもある。ほとんど読み取れない活字もある。

猿飛佐助という人物はもちろん創作で歴史上存在しない。今も日本人に愛されるキャラクターだが、この「立川文庫」が猿飛佐助の決定的イメージを形作ったっぽい。

森武蔵守長可の家来だった鷲尾佐太夫は「忠臣は二君に仕えず」と信州・鳥居峠で郷氏として暮らしていた。その10才になる息子が佐助。

野山を駆け回って猪や鹿、猿と遊びまわっているが、摂州花隈の城主戸澤山城守の父で諸国を漫遊していた戸澤白雲斎に山の中で見いだされ、忍術を教え込まれる。夜も寝ていると「武術を心掛けて居る者が、前後を知らぬ程寝ると云うことがあるか」と叱られる。それはつらい修行だ。

やがて立派な忍術使いとなった佐助の元から白雲斎は姿を消す。そして眞田安房守の子・与三郎幸村と狩りの場で出会う。すばしっこい少年は幸村の家来になる。
三好清海入道、三好伊左入道、穴山小助、筧十蔵、海野六郎といった仲間たちとも出会う。全員あらくれ乱暴者。会話がもうまるで歌舞伎。

伊勢崎親子の件は非道すぎて哀れ。たいして殺されないといけない理由がないのに、「敵に殺させてやったわw」と幸村に話す佐助がむしろサイコパス犯罪者に見える。
それにしても鼠に変身出来たり透明人間になれる忍術は酷い。好き放題勝手放題できる。

三好清海入道がバカすぎる。現代なら東名あおり運転の犯人に相当する人物。こいつが怖い。

今日のNARUTOまで脈々と受け継がれる少年忍者成長の物語パターンを形作った作品かな?と思って読んだけど、猿飛佐助無双。だれも骨のある敵に出会わない。

山賊・由利鎌之助との対決もまったく難なく勝負がついて仲間に引き入れる。このいきさつが納得しがたい。
伊賀の忍者、百地三太夫の弟子・石川五右衛門の忍術合戦が最大のヤマ場かと思いきや、ここでも大した勝負にならない。佐助の魔法的忍術が無双。

塙団右衛門と知り合ったり、太閤殿下の御前で後藤又兵衛と鎌之助の槍試合などのエピソードを経て、霧隠才蔵との対決シーンが「石川五右衛門のときと似たものになるから」と、あっさり省略w バカなの?って思う。
「立川文庫」には「霧隠才蔵」という人気作もあるからそちらを読んでねという大人の都合か?
いや~、こいつは面白い。関ケ原の一大事にも佐助、才蔵、鎌之助はドタバタ西国漫遊記。毛利の城下でイタズラしてる場合か?!3人は昌幸・幸村親子のいる九度山へ向かう場面で唐突に終わる。
ツッコミ箇所だらけでバカバカしいけど、日々の辛い生活を忘れてスカッと爽快な気分になるための娯楽作。

角川ソフィア文庫2003年版が入手困難になってるのはもったいない。興味のある人はなんとか探し出して読め!って言いたい。「霧隠才蔵」も読みたい。

2017年11月23日木曜日

ガッキーの人気がすごい

新垣結衣の女優としてのキャリアハイが昨年から継続中。13歳で雑誌モデルとして活動を開始、17歳ごろから本格的に始めた女優業が28歳になってさらに人気爆発。

日経エンタテインメント誌でもタレントパワー女優部門で第1位。完全に今旬のナンバーワン女優。
ずっとガッキーウォッチャーだった自分も昨年来の勢いは予想できてなかった。初めてテレビで見るようになった当時、まさか29歳になっても女優を続けているとは。

ちなみに、二コラ時代からのガッキーオタを最古参オタと呼ぶ。自分はもちろん「ガッキーブック」も、初めて表紙巻頭グラビアを飾ったヤングジャンプも、2005年カレンダーも持っていないし、FCにも入っていないので「オタ」ではない。

ガッキーが表紙の二コラで唯一持っているのがこれ。「二コラ」2003年5月号。
これは3年ぐらい前にBOで100円で普通に売られているのを見つけた。そのときはテンション上がったw 本当に実物が存在するのかよ!と。
ちなみに、二コラ時代のガッキーよりも、今のガッキーのほうが可愛らしいっていう…。
そして同じころ、新垣結衣が表紙の老舗アイドル誌Up to boy 2007年2月号が100円でそこにあったのを見つけたときもテンション上がった。
しかも付録DVDが開封された状態だがそのまま入ってた。ちょっと傷が目立つけど、再生に影響はなかった。
ガッキーが忙しかった2005年を振り返りつつ2006年の展望を語るインタビュー映像。
たぶん初めて見たけど、ぶっちゃけこの映像自体はそれほど価値を見出せない。

だが、道重さゆみのグラビアメーキング映像とか、超絶かわいいw あと、個人的に平田薫が仙台の料理を作ってる映像も楽しく見れた。

11年前のアイドル誌なので、「ああ、こんな人もいたなあ」と懐かしい気分になる。そんな中でぶっちぎりの一番出世した新垣結衣は本当にすごい。
なぜ新垣結衣だけがこれほど人気が出たのか?自分は説明できるだけのものを持ち合わせていない。
顔と声質が日本人の好むタイプだった。スタイルがすごく良くて華があるのにマジメな性格でNOスキャンダルだった。理由はいろいろあるけど、大ヒットドラマに主演した。これが一番でかいと思う。

一時期中古でよく見かけた新垣結衣のCDとかも最近はあまり見かけない気がする。高校生とかも歌手新垣結衣を聴いてるのかもしれない。それはいいことだ。

あと、アイドルトレーディングカードに特化したアイドル誌「Girls! vol.17」(2006年1月16日)を1年ほど前に見つけた。表紙は堀北真希。100円。
残念ながら付属DVDは欠落。表紙も折れ曲がった跡があるのだが、これも新垣結衣のグラビア目当てで買う。
新垣結衣は2004年から2006年初めまでしか水着グラビア仕事をしていないのだが、おそらくこれが水着グラビアとして最後の時期。

画像自体はネットで見たことあったけど、実物を見るのは初めてだったので、貴重な資料として持ち帰った。
ガッキーのスタイルの良さと肉感に胸がときめく。
映画「ミックス。」が面白そうだが結局まだ見に行ってない。

2017年11月22日水曜日

OLYMPUS XA2 で撮る

1980年製OLYMPUS XA2のジャンク品を手に入れた。
もうこれ以上フィルムカメラを増やさないつもりだったのだが、今年の初め頃にこいつと出会ってしまった。
324円の値札シールが貼られていたのだが、さらに1割引きでゲット。

こういった小さいカプセルカメラは分解修理が難しいかもしれないなと、おそるおそる電池を入れてみた。LR44を2個使用。
カバーをスライドさせて開けると緑のランプが点灯する。フィルムを巻き取るダイヤルを親指で回転させる。とりあえずシャッターは切れるようだ。

ブライトフレームもそれほど劣化していない。とくに使用上の問題点も見つからない。
モルトはさすがにボロボロだがめんどくさいので張り替えない。
それにしてもデザインが素晴らしい。黒ピカプラスチックの衣を纏っているもののずっしりした質感。
ピント合わせは3点ゾーンフォーカス。前面にあるレバーで山・人全身・人ポートレートを選ぶ。こういうPoint&Shootingカメラはその程度のピント合わせで十分。
このレンズ周りのデザインもすばらしい。D-ZUIKO 1:35 f=35mmというレンズ。
このカメラは専用フラッシュを使用するのだが、フラッシュはそれほど必要性を感じないので要らない。フラッシュが付いていないときの形状が好き。

では試写の結果。今年2月から5月にかけて日本各地で撮ったもの。やっと現像に出した。
沼田
立川
鎌倉
葉山
九段
佐渡相川

これは何も問題なく使える1台だった。とても優秀な写りに思える。ラッキーな買い物。今後どんどん使い込んでいきたい。

2017年11月21日火曜日

本田翼は欅坂も好き

本田翼がまいやん(白石麻衣)推しなのは有名。本田翼は自身の目が小さいと思っているらしく、鈴木えみや白石麻衣のような目ぱっちり顔に憧れるようだ。これまで何度か白石とのツーショットを残している。

昨年秋に出たSPRiNG 2016年11月号のカルチャーページに「少女」公開中の本田翼のインタビューページが1ページ(にも満たない)だけあるのを発見した。
2016年秋の本田翼マイプレイリストが公開されている。「私的HITチャート」として
  1. RADWIMPS「前前前世」
  2. オアシス「Some Might Say」
  3. B'z「BLOWIN'」
  4. オフスプリング「Head Around You」
  5. 欅坂46「サイレントマジョリティー」
というリストを提示している。ラッド、オアシス、B'z、オフスプリングときて5番目に欅坂がある!欅坂に関する本田の解説だけ引用する
「乃木坂46のまいやん(白石麻衣)が好きで、去年のクリスマスライブにも行ったんですけど、今年はあえて欅坂で。歌って踊る姿がカッコいいんですよね。歌声もきれいで、踊ってる子たちも可愛くて清潔感がある。完璧です。」
どうやら昨年の今頃、本田翼は欅坂をよく聴いていたらしいw というわけで本田翼が欅坂についてコメントしてるのは貴重だと思ったので紹介した。欅坂ファン有名人著名人リストに本田翼も載せるべき。

ちなみに映画「少女」のヒロイン由紀の心情について語る本田は、自身の高校時代についても語っている。
私も高校時代は一匹狼だったんです。音楽の趣味も周りとは全然合わなくて。銀杏BOYZ、ハイスタ、ブラフマン、バンプ……。周りで何が流行っていたのかわからないくらい。 
自分の趣味に偏ってたけど、そのせいで疎外感を感じることはなかったんですよね。ちゃんと親友と呼べる子もいたし、お昼ご飯だけを一緒に食べるメンバーもいた。ご飯を食べ終わったらバイバイして、ひとりで図書館に行って、「スラムダンク」を読んだりしてて。ひとりだったけど居心地がよかったんですよね。 
由紀ちゃんほどではないですけど、私も高校時代は無表情で、ずっとロックを聴いてました。この仕事を初めてからよく笑うようになったので、その点はすごく感謝してますね。
このインタビューを読むと、本田がここ毎年ロックインジャパンフェスに行ってる理由がわかる。本田翼は銀杏、ハイスタ、ブラフマン、バンプ聴いてる女子高生だったのだ!w
「鋼の錬金術師」もいよいよ公開。見に行かないと思うけど。
本田翼がテレビに出るようになって6年。だいぶイイ女感が熟成されてきたな。パリでのLOEWEの仕事は世界的セレブ感が出てた。