2015年2月23日月曜日

YUI メジャーデビュー10周年

2015年2月23日という日はすべてのYUIファンにとってもっとも重要な記念日だ。2005年にYUI(17)が「feel my soul」でデビューした日からまる10年の記念日。とくに何か新しいこともないのだが、だらだら書くのがブログというもの。
自分は常にYUIの過去を振り返ってきたので、記念日だからといって特別な感慨もない。だが、2005年に突然福岡から現れたYUIが、日本の音楽業界で10年の間、変わらない尊敬と愛情を受け続けていることはすごい。
YUIが自分のペースで音楽をやりたいと言い出したとき、「川本真琴のようになる」と心配したのだが、実際のところ結局そうなってる。この2年ちょっとで出した円盤は2枚だが、メディア露出というものがまるっきりなくなった。歌声とコメントは伝わってくるものの、具体的に日々どんな生活を送っているのかなど、ファンとして知りたいことがなにもわからなくなった。
最近ファンになった人は知らないと思うけど、2009年ごろまでYUIと絢香、2011年以後はYUIとmiwa、双方のファンは互いに意識しあう間柄だった。自分はともに聴いてたし好意も持ってるけど。でもまさか今の絢香やmiwaの活躍ぶりをうらやましいと思うようになるとは思ってもみなかった。「望んでる答えも 見えるけど」「いい子にしてたら もっとうまくやれたのに」、YUIももうちょっと器用にできないものか?って思うこともある。
音楽ライター市川哲史氏はかつてYUIを「伝いたいメッセージや言葉があるというより、自身が音楽を気持ちよくやれればいいタイプ」と2011年に雑誌で書いた。80年代から多くの音楽アーティストと接して見てきた市川ならではの底意地の悪いするどい慧眼。一方ファンの大多数は「YUIはそれでいい」と認める。YUIもファンも達観してる。
YUIがテレビで紹介されるとき、今でも「同世代からの熱い支持」という一文がつくことが多い。YUIが経験して思って歌詞にしたことは聴き手の心を揺さぶった。YUIの強さとメンタルの弱さを想うと、YUIは憧れでもう1人の自分…だと多くの人が共感する。デビュー時の「尾崎豊の再来」「天使の琴声」というフレーズはすごい。YUI以後、YUIほどのカリスマは見出せなかった。YUIはもっと強気に何でもやってくれたらいいのに。
YUIの10周年を自分は数年前から勝手にいろいろと楽しい想像をしていた。だが、まったく何もないままこの日を迎えた。せいぜい私的にYUI&フラフラ全曲オールナイトカラオケマラソンとかするしかない……って。自分はしないけど。

yuiから何かコメントを待ってみたが、おそらく何もない。YUIにとっては大人たちが勝手に決めた日程のひとつにすぎないのかもしれないが、ファンにとっては心にYUIという不可侵の領域が誕生した建国の日だ。これからも大事にしたい。
何かこの10年を振り返った楽しい記事を書こうかとも思ったのだが、結局YUI時代になってしまうけど、最後にYUIの個人的にツボだった過去のワンフレーズを挙げたい。
  • 「来ちゃいました」 ステレオポニー解散ライブにゲスト出演したYUIの最初の一言。
  • 「見ちゃいました」 2011年に知恵の輪がマイブームに。テレビの音楽番組で解き方をインターネットで調べていることを暴露されて一言。
  • 「あ、GAP!」 YUIラジオで一番笑ったエピソード。これ、自分もたまにあるけど1年時間差はない。
  • 「リクガメですか?」 5thツアーで今年の抱負で客席から「カメ、飼う!」という声に対しての一言。
  • 「ザギンでチャンネーとシース!」 3rdツアーNHKホールでの「OH YEAH」ご当地コール&レスポンスでの一言。「美女木ジャンクション!」もツボ。
  • 「変態に古いも新しいもない」 最近のものから何かひとつ選ぶとしたら「空気」解説での一言。
YUI名言、YUI迷言はひとそれぞれたくさんあると思うけど、思い出そうと思って思い出せるものではない。日々日常でハッと思い出すYUIの歌詞がある。言葉がある。

女性シンガーの場合、aiko、中島みゆき、松任谷由実といった例外もあるけど、30歳を過ぎたり結婚したりした後は人気は長期安定低落傾向を示していく。だが、女子高生のさだまさしファンがいたりするように、YUIが好きという小学生もい続けると思う。そのためには定期的な配信や連載が必要だ。フラフララジオとか配信できないものか。

9 件のコメント:

  1. 祝!!メジャーデビュー10周年!!

    私のyui様の金言は「夢に純情じゃいられない」と「私の愛するモノは、お金なんかじゃ譲れないよ」でしょうかね。
    金言とは違いますが「キスって“約束”みたいなもので、それが偽りだったら、罪になる」「そんなあたしだったら、アナタきっと嫌うでしょ?」も好き。

    なんたってyui様は孤高のシンガー・ソング・ライター。「孤高」なんですから比較できるひとなど居りませんDEATH!!

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  2. Kiss me にはびっくりしたなぁ。
    miwa が「深い海に沈んでいく船から逃げてきたの」とか歌っても似合わないだろうなあ。

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  3. いまでも時々 YUIラジオを聴きます。リアルタイムで聴いていた頃が懐かしいです。ラジオのYUIさんの面白さと、テレビ出演時の固さのギャップが不思議でした。

    YUIさんは心の中に「深い海」を抱えているのだろうと思っていました。FLOWER FLOWER の音楽を聴くと理解出来るような気がします。

    yuiさんのこれからの活動について、私はかなり期待しています。
    (ブロガーさんが心配するのも分かりますが。)
    ヒットチャートを賑わすことに興味は無いのでしょうが、作曲家、作詞家として、ボーカリストとしての能力は進化していると思います。

    きっと衝撃を与える存在になると期待しています。

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  4. 追伸

    YUIさんの面白かったワンフレーズ No.1は
    「どっちのイメージがいいですか?なんなら洗濯機棄てますけど!」
    ですかね。最近ファンになった方はYUIラジオのこと知らないのかも?

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  5. 私が思い出した面白ワンフレーズは、
    「すみません、靴下迷っちゃいました。」ですかね。

    ブロガーさん、YUIは憧れでもう一人の自分。まさにそれです!共感します!
    YUIの初期の歌詞で好きなフレーズ。
    「逃げ出したい衝動から 逃げ出すまでの口実に迷う」
    「カンタンに 行かないから 生きていける」
    こんな歌詞をかける歌手が他のどこにいるでしょう。
    青春時代に彼女に出会えて本当によかったです。

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  6. YUIラジオはYUIが「寝起きか?!」ってぐらいやる気なかったり、キレ気味だったり、ボケたおしだったり…と、いろんな意味でミラクル。あれが定期的に更新されてた楽しさを知らないYUIファンはかわいそうだ。いまこそフラフララジオだ!
    「靴下迷っちゃいました」は実際に使ってそう。

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  7. らふあうぇい2015年3月5日 14:10

    絢香は絢香でバセドウ病で大変な時期があったし、miwaに至っては最近、半分の5周年を記念したばかりですから、一概にYUIだけ弱っちいとは言えません。パニック障害の時は大変だったと思いますし、良く音楽活動に復帰したなと改めて思います。川本真琴が出てきましたが、私は、YUIを大塚愛と照らし合わせています。一旦、別の形で経験して、その積み重ねをもって「大塚愛」として胸を張れるようになってから復活するということをいづれYUIにもして欲しいと密かに思ってます。

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  8. こんばんは。
    すごく遅れたコメントで失礼します。
    私もフラフララジオ切望します。彼らの普段しゃべっていることでもいいから
    知りたいです。
    私のYUIラヂオでの印象に残っている一言は、TSURUさんと同じで
    「どっちがいいですか?なんなら洗濯機棄てますけど」です。
    あと、一言ではないけど、リアクションでは、
    「YUIさんの誕生日は3月26日ですよね?」
    「ふぅ~ん」
    ですね。
    また、最近、YUIラヂオ聴いてます。

    せめてダイアリーをもっと更新してほしいです・・・。
    間が長くあくのは、今に始まったことではないですが(苦笑)

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  9. いつかYUIとして帰ってくる日が来ることを自分は疑っていない。

    フラフラのメンバーってたまにしか会ってない?ラジオのレギュラー番組とかあればなぁ。

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