2025年10月15日水曜日

原菜乃華「見える子ちゃん」(2025)

2025年6月6日公開の実写映画「見える子ちゃん」を見る。今年の夏公開なのに早くもアマプラ配信。
原作は泉朝樹「見える子ちゃん」(KADOKAWA)。監督・脚本は中村義洋。音楽は堤博明。主演は原菜乃華。制作はツインズジャパン。配給はKADOKAWA。

女子高生ヒロイン四谷みこ(原菜乃華)はある日を境に突然霊が見えるようになってしまう。文化祭でのクラス出し物決めの最中も、教室内で霊を目撃しビビる。
スマホでネット検索して得た情報から、見えている霊が見えていないようにふるまうことがベターだと知る。以後、霊を無視するようになる。
怖いものを見ている原菜乃華の「不味いものを喰った」かのような表情がとても良い。そんな表情ですらも可愛らしく美しく魅力的。原は今とても波に乗っているアイドル女優。

で、ヒロインの親友でクラス委員の百合川ハナ(久間田琳加)が葬式から帰って以来、何やら悪霊が憑りついている。それが視覚的に見えることがみこには恐怖だし圧迫感。ハナがやたら腹が減ってやたら菓子パンをむしゃむしゃ食べてる。

そんなみこのの変化に気づいているのが生徒会の二暮堂ユリア(なえなの)。この子もユニークな魅力的キャラ。除霊に挑む。
以上の主要JKトリオキャストがとても面白くて魅力的で良い。
新しい時代の新感覚ホラーコメディという評判に偽りなし!演出やテンポに新鮮な魅力を感じたし、まさに新時代Jホラーといって過言でない面白さ。そして青春映画としての爽やかな後味も感じた。

クラスメートや先生や家族の描き方にもムダがいっさいない。嫌だなという瞬間もない。ひたすら見ていて楽しかった。これはホラー映画とは言えないかもしれない。なにせ誰も死んでない。霊が憑りついても体調を崩す程度。
霊能力者生徒会の存在も楽しい。すごく頼もしく感じる。
だが、その驚愕の真相と仕掛けには驚いた。完全に騙された。鮮やかすぎてとても満足感。ホラー映画を見たはずなのに爽快感だけが残ったし自然と笑顔になっていたw

女子高生クラスメートたちですらも個性的で楽しかった。登場人物とキャラがで機材適所に輝ていた。文化祭でお化け屋敷とか、自分は経験しなかった。すごく楽しそうで羨ましい。
この映画に携わったすべてのスタッフと出演者たちに感謝。
主題歌はBABYMONSTER「Ghost」(Sony Music Labels Inc.)

PS. この映画を見たら即、あの悪霊を剥がしてくれる鳥居のある神社ロケ地へと向かった。友人と映画を一緒に見て、ロケ地に出かけ、そのへんにあったつけ麺屋で食事をして帰って来るという休日レジャー。

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