2025年9月17日水曜日

桜田ひより「交換ウソ日記」(2023)

2023年7月公開の映画「交換ウソ日記」を見る。原作は櫻いいよ。監督は竹村謙太郎で脚本は吉川菜美。主演は高橋文哉と桜田ひより。松竹撮影所制作で配給は松竹。

黒田希美(桜田ひより)は学校イチのモテ男子・瀬戸山潤(高橋文哉)から恋の告白をされたと誤解。交換日記のようなものが始まる。
だが瀬戸山の告白は黒田の親友で生徒会長の松本江里乃(茅島みずき)宛てだったことに気づく。こういう展開と事態は江戸の昔からあるやつ。

それを打ち明けられないまま希美は江里乃のふりをして日記のやり取りを続けていくのだが…というJKスウィーツ映画。
いつも通りのそれほど美人でもない私が学園一のモテ男子から愛されるというJKコミックにありがちなやつ。女子高生の三角関係。
大人が見るにはまあまあ退屈w 
部屋で事態の進展にパニック!という桜田の独り芝居は監督からかなり詰められ追い込まれたやつかもしれない。こういう演技が上手くできる人は人気女優になっていくことが確約されるが、桜田の演技には照れを感じた。憑依と振り切った感じが欲しかった。

しかし自分が注目したのは松本役の茅島みずき。そして優子役の齊藤なぎさ。え、「推しの子」の黒川とルビーじゃん。
茅島はこういう役のスペシャリスト。女子たちがキャーキャーさわぐ瀬戸山に無関心。孤高。声を聴くと瞬時に茅島だとわかる。見た目と雰囲気が佐藤江梨子に似ているかもしれない。桜田ひよりとふたり一緒に歩いていると質感が飛鳥と梅澤。
齊藤なぎさもヒロインの親友スペシャリスト。たまに可愛さがヒロインを上回る。見た目がきゃぴきゃぴ。

瀬戸山を演じた高橋文哉という若手俳優を自分はよく知らないのだが、2017年にミスターコンテストでグランプリだとか仮面ライダー俳優だとか大きなタイトルと肩書を持ったすでに人気俳優。
あと、今年の春に悲報を聞いた板垣瑞生が出演してる。桜田と板垣は自分の好きな映画版「映像研には手を出すな!」にも出演していた。非業の死を遂げる2年前だが心なしかメンタルを病んでいるような良くない人相になっている気がする。
ヒロインは放送部なのだがその選曲リストはとてもユニークで違和感。お昼の校内放送でマキシマムザホルモンをかけるとか不適切。この映画、BGMが映像とドラマの内容にまるで合っていなくて見ていて居心地悪い。

放送室での瀬戸山と希美のシーン。やりとりが全校に放送されてしまうとかベタ。あんなことになったら顧問の先生とか生徒たちがすっとんでくる。自分ならキスしようとしてるところに大勢がやって来て「校内でなにやってんの?」「けしからん!」と総ツッコミになる場面にしたい。

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