高橋源一郎「いつかソウル・トレインに乗る日まで」(集英社 2008)という本を無償で頂いたので読む。
自分、高橋源一郎(1951-)を読むの初めて。子どものころから顔と名前は知っていた。テレビとかメディアによく出てたから。オビに「著者初の、そして最後の超純愛小説。」とある。この作家がどんな本を書いてるのかよく知らない。
主人公ケンジは70年安保闘争時に左翼大学生だったという50代。新聞社に勤めているのだが閑職に追いやられている。妻がありながら浮気もしている。
かつてソウルの延世大学で知り合った恋人は今も大切な思い出。仕事で韓国へ行くと出迎えの女子大生ファソン。
そこから先は50代中年男の過去回想と韓国女子大生娘との甘い甘い韓流性愛ドラマ。中年男性のエロ妄想。
なんでこんな小説書くん?50代中ごろの男が二十歳そこそこの娘にそこまで夢中になれるものなん?
「超純愛小説」と言えばそうかもしれない。ラストのオチは切ない現実かもしれない。表紙の写真はこの小説の雰囲気をまったく表していない。爽やかなものを想像してたら思ってたのと違ってた。結果、あまり好きになれなかった。
「あなたには信仰がないのだ。ぼくが、ほんとうにあなたを信用しない理由は、それだ。信仰がない人間は、結局のところ、スメルジャコフになるしかない。そうでなければイワン・カラマーゾフに」
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