2023年11月に劇場公開された「翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜」が早くも地上波放送(2月8日土曜9時~)されるというので録画してチェック。
監督は武内英樹、脚本は徳永友一。制作はFILM、配給は東映。
たぶん原作者の魔夜峰央は何もタッチしてないと思うけど、映画の冒頭に本人登場。
主演は今回も麗(GACKT)だが、第1作で相棒だった百美(二階堂ふみ)はお留守番役であまり出番がなかった。
埼玉県民の東京への通行手形を勝ち取ったのが第1作。今回は横の連絡がしずらい埼玉に「武蔵野線」を通そうという計画で各路線がもめている間に、南紀白浜の美しい砂でビーチを作るために出航。だが、和歌山は大阪の苛烈な支配下にある…という。
出産間近という娘(朝日奈央)と両親が車で移動しながらラジオ朗読を聴く第1作と同じスタイル。何が衝撃って、90年代の美人女優だった和久井映見さんがかなり太ってたこと。
今回のほぼ主役は片岡愛之助さんだった。何この人?何でこんな役を引き受けた?
だが、この映画はほぼこの人のおかげで持っていた。すごい。この人は歌舞伎役者だとしか知らなかったけど、上方?大阪府堺市の出身らしい。神戸代表・藤原紀香さんと夫婦共演?
すごく登場人物が多い。杏、堀田真由、といった面々はすぐわかったけど、その他キャストがエンドロールを見て初めて分かった人が多い。白い着物にパナマ帽の京都人誰?って考えながら見てたけど、川﨑麻世さんだとはわからなかった。滋賀のジャンヌダルクが高橋メアリージュンさんだということもわからなかった。
第1作は埼玉県の各市という、東京民関東民にとって絶妙なイジリがいのあるネタだったのだが、今回は関西での大阪、京都、各県民の対抗意識と差別意識がネタ。
第1作でどんな感じかわかり切った状態で、ほぼ同じようなネタ。監督やプロデューサーは入念に準備と取材調査をしたらいいが、正直、これはスベリ倒して寒かったかもしれない。少なくとも関東民にはあまりなじみのない滋賀県がメイン。
もしかして、琵琶湖の水を止めるネタを実行した映画はこれが初?
ご当地出身芸能人自慢合戦が第1作とそのまま同じだった。だが、芸能人自慢してるときに「桓武天皇」は反則どころかゲームの趣旨を理解できてないだろ。
あと、埼玉にはタワーが行田にしかないとは知らなかった。
正直、ハチャメチャでカオスで長く感じた。自分としてはあまりというかほとんど笑えなかった。しかし、これほどまでにくだらなくバカバカしいことに全力になれる大人たちはうらやましい。
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