2024年7月18日木曜日

与田祐希「量産型リコ 最後のプラモ女子の人生組み立て記」

与田祐希主演のテレ東ドラマ「量産型リコ」もついにシーズン3で最終章「最後のプラモ女子の人生組み立て記」が6月28日から放送中。
テレ東深夜アイドルドラマはどれも畑中プロデューサーによる原案脚本。
このドラマシリーズはすごい。そのシリーズすべてがキャストが変わらないのに設定と役回りと世界観が微妙に違うパラレルワールド。ある年代以上の人にわかりやすく説明すると市川崑の金田一耕助シリーズ。
今回は祖父が亡くなって葬式で実家に帰り、そのまま夏休みという設定。前作ではリコのベンチャー企業で同僚(元銀行員)会計係だった矢柴俊博が父に、同僚でつき合いにくいお姉さんだった市川由衣もそのままヒロインの姉に収まってる。
そして新レギュラーとして浅香唯ママが登場。
このドラマ、てかテレ東深夜ドラマはとくにストーリーがない。なので途中から見てもいいし、途中で離脱してもかまわない。説明できるような内容がない。今回はいなかでまったり過ごしてるのみ。ゆるキャンみたいなもの。

矢島模型店の田中要次は毎回変わらない質感でそこにいる。それは安心感。
あと、アルバイト店員石田悠佳(LINKL PLANET)もそこにいる。
ヒロイン璃子は派遣社員という設定らしいのだが、第3話でアイドル推し活にのめりこむ母を尾行するシーンでたすき掛けしていたカメラはフジフィルムX100Vという高級機で30万円ぐらいするやつで驚いた。なぜにこんな田舎中学生みたいな風貌でそんなプロユース機材を持っている?
で、第3話に登場する小向家行きつけの「スーパー ナカムラ」が東京西多摩の瑞穂町に実在するというので、友人とBBQ食材を買いに立ち寄った。地元密着の小規模なスーパー。
撮影当時とまったく変わらない風景がそこにあった。
店内には「ロケ地になりました!!」という告知ポスターまでも。
小向家で三姉妹が食べていたスイカを買い求めた。さらに、晩御飯のオカズ類と、地元東京瑞穂産のとうもろこし、スーパーナカムラオリジナルの今川焼と、鰻入りおいなり4個パックも買って帰った。「量産型リコ」視聴者で、ここまでどっぷりリコ世界を楽しんだ者は他にいない気がする。

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