恩田陸「光の帝国 常野物語」(1997)の2000年集英社文庫をもらったので読む。
裏書を読むと、超能力ファンタジー連作短篇?たぶん自分とは合わないだろうと予想。
膨大な日本古典を暗唱している春田家の人々、未来を見通す力を持つ少女、神隠しが頻発する山、何かと戦っているキャリアウーマン、200年生きる老人、……。
常野一族をめぐる連作短篇ということだが、相互にあまり関連はないように想えた。
筒井康隆とか、そういう特殊能力ファンタジーSFか?
街を行く人に草が生えていてツタで覆われるイメージは新鮮だと感じた。この本を楽しめる人はイメージを楽しめる人。
だが、それ以外は「…」と無になっていた。とくに感想はない。
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