2024年6月11日火曜日

アーサー・C・クラーク「2061年宇宙の旅」(1987)

アーサー・C・クラーク「2061年宇宙の旅」(1987)山高昭訳1995年ハヤカワSF文庫で読む。
2061:ODYSSEY THREE by Arthur C. Clarke 1987
序文で作者が2010年も2061年も、「2001年」の続編のように思われるかもしれないが、同じ主題を元にする変奏曲とみなすべき…と前置きしてる。

「2010年」でディスカバリー号が最後に発した送信で「エウロパに着陸してはならない」という戒めは一体…という疑問を持ちながらページをめくっていくのだがヘイウッド・フロイド博士はハレー彗星に着陸(?!)。そして探検?ハレー彗星ってそんなにデカかったのか。

エウロパの海にハイジャックテロにより着水してしまった宇宙船の救助に向かう間、ヘイウッド老人(クラーク氏)による未来人のしてそうな会話の予測。本筋とあまり関係のない話が断章のように続く。
小説読んでたつもりだったのだが、終盤はほぼ自由な原稿を読まされれてる感じ。

木星と衛星エウロパに関して、そこまで素朴な空想イメージが広げられることは、それはそれで偉大かもしれない。エウロパの氷の下の海に鮫のような生物はいるんだろうか?
そして、ミューオン駆動宇宙船はいつできる?

0 件のコメント:

コメントを投稿