2024年5月24日金曜日

倉阪鬼一郎「波上館の犯罪」(2014)

倉阪鬼一郎「波上館の犯罪」(2014 講談社NOVELS)という本がたまたまそこにあったので読み始めた。
初めて読む作家なのだが、1960年三重県伊賀生れ早大一文卒で1987年にデビューしてる作家。

とある半島の近海に浮かぶ小島に建てられた白亜の洋館「波上館」は接近も困難。館に住む波丘家の人々の許可がなければ上陸もできない。
波上館の当主が瞑想室で窒息死?!そして娘姉妹の姉が何者かによって刺殺。

世界を旅してる妹がチリから帰国。この娘が名探偵役か?と最初は思った。
そして姉と付き合いのあった男たちが相次いで殺害。当主の妻と再婚した元執事も磯で死んでいる。死因はやはり窒息死?
さらに、当主に拾われ館に執事として住んでいた若い波頭も絞殺。

これ、読んでいてぜんぜん状況が頭に入ってこない。幻想というか、ほぼポエムを読まされているよう。

何か最低限のどんでん返し的な驚きがあるのでは?と読み進めた。だが、最後まで読んでも何も驚きがなかった。
たまたまそこにあったので気まぐれで読み始めたのだが、こいつは読まないでもよかった。

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