3月30日放送のNHKスペシャル未解決事件 File.10「下山事件」第2部ドキュメンタリーも見る。
自分、もうよく覚えてないほど昔に常磐線と東武鉄道が交差する遺体発見現場へ行ってみたことがある。
今はこんな風になってるのか。当時はまだカメラ持ってなかった。それにSNSもなくてネットですぐ調べられなかった。
下山総裁(偽者?)が独りでやってきて休息した末広旅館の場所も当時はわからなくて行けなかった。
え、この人がおかみさんの長島フク?!この旅館の主人夫妻も謎の人物である。
下山総裁が運転手に最後に目撃された三越。今回のドキュメンタリーのおかげで、活字でしか知らない人物や場所が写真で見れた。
狸穴のソ連代表部。このあたりは人生で2回ほど通りかかっただけしかない。
小倉に収監されていたときに布施検事が調書を取った謎の韓国人・李中煥。ソ連とアメリカの間を行き来した二重スパイ。ソ連に嘘情報をつかませ、ソ連側の情報をアメリカへ。李の証言によれば、事件の5日前に共産党の情報を提供するとしてソ連の駐日幹部が下山総裁に接触。その夜にモスクワから下山暗殺の指示。いや、これは荒唐無稽。アメリカの作り話。
李の言ってることは嘘だ!と李と一緒に諜報活動に関わったことのある人物が忠告にやってくる。そもそも李はソ連代表部で働いたことすらない?
鑓水記者によれば、李はアメリカから真相の一部のみを知らされ、布施に嘘の情報を流しただけに利用された小物。横須賀から釜山へ強制送還後、李は行方不明。
下山事件かじってる人ならみんな知ってるビクター・マツイ。初めて顔写真を見た。
この人は晩年には米議会図書館にインタビュー映像を残してた。対ソ連工作を語ってた。
キャノン機関のジャック・キャノン少佐の顔写真も初めて見た。この人も1977年にNHKのインタビュー受けてた。下山事件とか覚えてないとすっとぼけてた。この人は1981年に自宅ガレージで射殺体となって発見されたことに番組は触れてなかった。(それって病苦による自殺?)
NHK取材班は日系退役軍人関係者に徹底的な聴きこみをし、アーサー・フジナミの家族の居場所を突き止めた。
フジナミは2020年に101歳で亡くなっていた。だが娘がフジナミが日本でしていたことを語ったのを詳細なメモに書き留めていた。父の任務は日本の共産化を防ぐこと。国鉄総裁が共産主義に加担してる疑いがあり尋問したことがあったらしい。そして「その後、総裁は暗殺された」と話したという。これが今回のNHKスペシャルが発掘してきたネタ。
下山事件は自殺説も強いのだが、加賀山副総裁は「殺されたんだと思う」と話してるし、児玉誉士夫も鑓水記者にアメリカ黒幕説を語ったという。
1949年5月4日のCIA報告書に「1952年までに米ソが開戦した場合、軍事拠点として日本が戦略的に重要になる」という分析が書かれてる。だが、国鉄を軍事利用するために米軍が下山総裁に圧力をかけたかどうかは書かれてなくて不明。
吉田茂はダレスに下山事件の犯人は韓国人よるもの」と話したそうだ。ということはそれが政府見解?警察は自殺説だったんじゃなかったか?
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