2023年7月公開の「1秒先の彼」を見る。台湾映画のリメイクらしい。監督は山下敦弘。脚本は宮藤官九郎。音楽は関口シンゴ。主演は岡田将生と清原果耶。制作はマッチポイントで配給はビターズ・エンド。
何でも1秒早い郵便局員・皇(すめらぎ)が岡田将生。クラス写真や記念写真ではすべて半目。京都の町家に妹とその彼氏と3人で住んでいる。「京都は洛中だけ!」これが京都人か!?
スピード違反で免停くらい窓口業務。そのへんの説明はずっと岡田ナレーション。
ラジオパーソナリティー役で笑福亭笑瓶さんが声の出演。
パピコ買いに出かけたまま父(加藤雅也)失踪の話を電話。失踪人の捜索願ってこんな感じなん。
高卒で郵便局で働き始めた主人公は大学生が苦手。京都はとくに大学生が多い。郵便局の番号札ぐらいでクレーマーになるじじいとか見苦しい。京都は変わった人も多い。
橋の下で歌うギタ女・桜子(福室莉音)が皇の目に留まる。皇はハンサムなので気に入られた様子。職場にCD持ってきたり、お弁当持ってきたり。
だが、弟が病気でお金が必要?!40万円必要?この女、何かのトラップか。
妹(片山友希)はガングロギャル。え、このドラマは90年代なの?
でもギタ女は楽曲を配信してるし、みんなスマホ持ってるし。
なんか、見てても全然面白くなってくれなくて困惑。しかも主人公はポケットに入れてる現金40万円を盗まれる?!話の筋がぜんぜん見えてこない。
え、昨日1日がまるまる消えて失われた?ギタ女はどこへ行った?見ていて困惑しかないしストレス。
パッとせえへんカメラ女子・長宗我部が清原果耶。冒頭から郵便局シーンで見切れるように何度も登場。毎日郵便局で切手を1枚買い手紙を送る。なんで?なんで色黒でカメラ首から下げてんの?
勤務時間中に何してんの?他人の私書箱勝手に開けていいのか?郵便局業務ってこんなにゆるいの?
意味のわからない行動ばかりする人しか出てこない映画を見るのはストレス。
映画開始50分あたりからやっと清原果耶サイドからの回想が始まる。
幼少時からテンポが遅れてる大学7回生。
ギタ女の正体はやっぱりか!性悪すぎる。そのお弁当を嬉々として食べてる岡田。思わず寒気したわ。
花火が打ち上がった後の不思議現象「世界停止」。こんなん誰でも一度憧れるシチュ。わりとアナログな表現で撮影。
ずっと呆然とした顔してるTシャツ短パン娘清原さんがかわいい。やっぱ女子大生ってこれぐらい素朴でいてほしい。
荒川良々のバスだけ動くという状況、「宇宙戦争」を思った。
山下敦弘で宮藤官九郎で、岡田将生と清原果耶が出てて、台湾のヒット作のリメイクだというから期待値は高かったのに、ありえない状況すぎて、予測のつかない展開過ぎて、だらだら長くて、笑える箇所もなくて淡々としててテンポも悪くて、面白く感じることができなかった。正直苦痛だった。なんでこんなリメイク映画撮った?
主題歌は幾田りら「P.S.」。
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